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更新日:2022年8月3日

平成28年度 第5回浜北区協議会 議事要点

開催日時:平成28年8月25日(木曜日) 午後1時30分~3時20分
開催場所:浜北区役所 3階 大会議室

次第

  • 開会
  • 議事
    (1)協議事項
     ア 浜松市立地適正化計画の基本方針(案)について
     イ 区制度の検討状況について
     ウ 平成28年度浜北区地域力向上事業の提案について
  • その他
    (1)その他
    (2)次回の開催予定
  • 閉会

1 開会

2 議事

(1) 協議事項

ア 浜松市立地適正化計画の基本方針(案)について

≪都市計画課から説明≫

~総合計画で示すまちづくりの基本的な考え方“コンパクトでメリハリの効いたまちづくり”に基づき、拠点ネットワーク型都市構造の実現を目指すため策定していく「立地適正化計画」の基本方針(案)について説明~

 

(渡邊健一 委員)

 居住誘導区域について、具体的にどの辺りかという見込みはあるのでしょうか。

 

(都市計画課)

 具体的な場所については平成29年度に検討を行う予定です。本市の場合、自動車を利用する方が多いですが、高齢者や自動車を利用できない方についても生活がしやすいよう、公共交通機関や徒歩圏内で十分に生活していける場所を想定して区域設定をしていきたいと考えています。

 

(渡邊健一 委員)

 仮に居住誘導区域を設定した場合、どのような方法で誘導を行いますか。

 

 

 

(都市計画課)

 誘導の仕方についても、区域設定をしていきながらそれに合わせて検討をしていきます。制度的に言いますと、誘導すべき区域に住むことで得られるメリットを示していくなどを検討していきます。

 

(渡邊健一 委員)

 10年ほど前に、浜松市が農地の転用についての方針を出し、住宅エリア、工場エリア、商業エリアなどが設定され、農地が順に切り替わりつつあります。

 このエリア設定により、将来的に転売できるような土地は、農地として貸してもらえなくなり、農業を手広くやりたい人にとっては非常にやりづらい状態となっています。また、エリア設定された場所は農業の盛んなところであり、浜北区で言えば、植木のメインの産地です。都田地区はみかんの産地が工業エリアに設定され、現在では工業地域になり、産業を潰す結果になっています。私の地域も工業地域に設定されていますが、実際に農業に力を入れてやっているかどうかという点で見ていただけていないと思います。

 今後、新しく農地を居住誘導区域に設定する場合は、決定をする前に、市民に対して是非を問うことをしていただきたいと思います。

 

(都市計画課)

 居住誘導区域については、市街化区域内に設定することとなっていますので、今後、新たに市街化区域外の農地を居住誘導地域に設定するということは想定していません。

 

(鈴木和代 委員)

 具体的にどの地域をどうするかといったことを示していただけないと、今回の資料だけではイメージがしづらく、意見も言えないので、まず叩き台をもってきていただければと思います。

 

(都市計画課)

 本日につきましては、計画の基本方針ということでのご案内でしたが、今後具体的に区域設定を検討していく中で、再度、区協議会においてもご意見をいただきに伺いたいと思います。

 

(長谷喜代治 委員)

 3年程前に西鹿島駅周辺まちづくり計画案というのが作られましたが、それは担当が変わってから話が全然進まなくなりました。せっかく計画を作っても、その後、何もやらないという事態にならないか心配です。

 

(都市計画課)

 今回の計画につきましては、来年、再来年にかけて策定をしていきます。策定をした以上は、計画に基づき、居住や都市の誘導を図る施策も設定していき、運用を行っていきます。

 

(新村香代子 委員)

 居住誘導区域を設定するときに、重要となるのが病院や郵便局などの生活サービスを伴う施設だと思います。これらの施設が身近にある場所にどんどん家が建っていくのだと思いますが、老朽化や耐震化などで施設を建替える必要が出てくると思います。病院や郵便局などはサービス提供を止めて建替工事を行うということはできないので、移転することになると思いますが、その時に周りに家が多すぎて離れた場所へ移転するということになれば、かえって不便になると思います。そうならないように、区域の設定の際には配慮をしていただきたいと思います。

 

(都市計画課)

 この計画では、都市機能と居住の2種類の誘導区域を設定していくことになりますが、想定では居住誘導区域の一部に都市機能誘導区域を設定していきます。都市機能誘導区域については、区域外への施設の移転については届出を必要とするなど、なるべく外へ出ないようにすることも含めて、区域設定をしていきたいと考えています。

 

(市川孝雄 委員)

 今回の計画では、市街化調整区域については特に触れないということでよろしいですか。

 

(都市計画課)

 今回の立地適正化計画の誘導区域については、市街化区域の中に設定するものであり、市街化調整区域に居住誘導区域を設定するということはありません。今までは市街化区域と市街化調整区域を設定し、無秩序な市街化の抑制をしてきましたが、今後、人口がさらに減少していくという状況の中で、現在の市街化区域の中でもさらにもう少し狭いエリアに人口や都市機能を集め、人口密度を高めることで、持続可能な都市構造にしていきたいと考えています。

 

(市川孝雄 委員)

 全体像を示して、ここはどうなるといった具体的なものを提案するというのが本来だと思います。今回のものは、国の出した立地適正化計画制度をそのまま焼直ししたように思えます。次回は、具体的な提案をお願いします。

 

(村松弘彦 委員)

 資料13ページの立地適正化計画の対象区域について、北側のラインは浜北区と天竜区の境目あたりですか。

 

(都市計画課)

 対象区域として都市計画区域が対象となりますが、都市計画区域は天竜区の船明あたりが境となっています。北区は引佐町の一部が都市計画区域外となっています。

 

(村松弘彦 委員)

 かつて夕張市が人口10万人から8~9千人にまで減少してしまい、住宅が点在している状況になったためコンパクトシティ化を進めていました。地区ごとに住宅地を一箇所にまとめて、その周りに商業施設などをもってくるというものですが、これが何年経っても進まないという理由のひとつに、一度住んでしまったら、そこから動くことは簡単ではないということがあると思います。居住地域を移動させようということですが、30年ではとても無理な話だと思います。この計画は、ある程度実現の可能性があって出してきているのでしょうか。

 

(都市計画課)

 確かに、30年でこの計画を達成するのは難しいと考えています。どういった状態になれば100%達成したと言えるのかということも難しいところですが、市民の皆さんの事情もありますので、非常に長い期間をかけて進めていきたいと考えています。

 また、居住や都市機能の誘導区域を設定していきますが、住民全員が区域内に住むということを目指しているのではありません。あくまでも、居住地選択の際になるべく区域内に集まっていただけるようにしていきたいという風に考えています。

 

(渡邊健一 委員)

 資料の「2 浜松市の現状と将来動向より抽出される課題」の中で市街地の拡大の抑制と人口密度の維持が必要とあり、全体的に人口密度が高い方がコストが安いということでうたっていますが、私の印象としては人口密度が高い程、住民は自分中心になっていき、例えば、目の前のごみを拾わなかったり、近くの草刈をしなくなったりする傾向があるように思います。また、街中では町内会長を引き受ける人がいなくて、町内会長になれば月額20万円くらい出しているところもあるようですが、結果的にそれも税金で賄わなくてはいけなくなるのではと心配です。果たして人口密度を維持するほうが豊かで低コストな生活ができるのか、価値観も変わってきていますから、しっかりと検証していただきたいと思います。

 

(都市計画課)

 統計上の話ですが、例えば人口密度と行政コストを比較したときに、人口密度が高い都市のほうが一人あたりの行政コストが低くなります。利用者が少ない場所よりも利用者が多い場所で施設を作ったり、維持管理したりするほうが成り立つということもあります。そういう考えのもと、施策を検討しています。

 

(渡邊健一 委員)

 身近な例では、染地台ができたことで内野小学校の児童数が増加し、結果的に浜名中学校は移転をすることになりました。その一方で、大平小学校は児童数の減少により閉校となりました。人口が減っているところに居住誘導をしていれば、建物を無駄にすることも、新しく建てる必要もなかったと思います。

 人口が多い都市で、人数割りすればコストは低くなるということはわかりますが、実際にその先に何が隠れているかをしっかりと考えていただきたいです。

 

(都市計画課)

 そういった事例があることは承知しています。資料の3のところで、公共施設の統廃合や再配置と保有財産の利活用についてまちづくりと連携しながら更に進める必要があるということを書いています。本市においても施設の統廃合は今までも進めてきましたが、今後はまちづくりとも密に連携をしながら進めていきたいと考えています。

 

(川上正芳 会長)

 この辺で意見を打ち切ります。

 委員の皆さんから出た意見を参考に、実効性がある計画の策定を進めていただき、具体的な案ができた段階で区協議会へ提案をお願いします。

 

イ 区制度の検討状況について

≪市民協働・地域政策課、人事課から説明≫

~平成28年3月に策定した「区制度検討に係る工程表」および「これまでの行政区制度、サービス提供体制の検証・総括」について説明~

 

(鈴木隆幸 委員)

 浜北区役所がなゆた・浜北へ移転しますが、区の再編とは何か関連があるのでしょうか。

 また、現在は機能を本庁へ集約していて、教育委員会もその例外ではなく、結果として教育の低下につながるのではないかと危惧しています。もし、区の再編が行われ、3~4区になった時には、各区に教育委員会の分室を設置していただきたいと思います。

 

(市民協働・地域政策課)

 区の再編の決定は平成31年2月で、現在は過去を振り返り、将来どのようなサービス提供体制をつくっていくべきかを検討しているところであり、区役所の移転とは関係ありません。新たにコストをかけてつくられたものであるということを視野に入れ、総合的に判断していくべきだと考えています。

 現在、行政サービスは本庁と、例えば土木事務所のような事業所、教育委員会のような他の執行機関、そして協働センターを機能強化し、サービスの提供体制を整えていますが、合併後10年が経過し、そのサービス提供体制を見直す時期にきています。区の再編ありきというわけではなく、市民の皆さんの意見を聞きながら、議論していく必要があると考えています。教育委員会についても、いただいた意見を参考に、どこでサービスを提供していくほうがいいのかを協議していきたいと思います。

 

(市川孝雄 委員)

 区の再編ありきではないということですが、区の再編を必ずやるとは決まっていないと理解していいですか。

 

(市民協働・地域政策課)

 工程表のステップ2の一番最後のところで区の再編をするかどうかの決定を行います。そのために、現在は過去を振り返り、今後はどういったサービス提供体制にしていくことがいいかを議論し、市民の皆さんの意見を伺いながら、その上で再編の必要について決定していきますので、現在において区の再編を行うと決めているわけではありません。

 

(市川孝雄 委員)

 区の再編については、私の周りでも話題になっていて、いろいろな憶測が飛び交っています。しかし、私は今の7区で何か問題があるのか疑問に思います。総括からは、7区は多すぎてこういうデメリットがあるので解消するために再編を議論するといったようなことが一切読み取れません。再編しなければならない大きな課題はないし、むしろ再編によって区が少なくなれば住民サービスが低下するのは目に見えています。再編の必要性が、総括からどうやって導き出されるのかを明確に教えていただきたいです。

 

(市民協働・地域政策課)

 なぜ区の再編が必要かということですが、将来的に再編を行うために今回の工程表を策定したのではなく、今後、人口減少が進む中で、協働センターのあり方や、本庁および事業所と区役所の役割について、将来を見据えて検討しなければならないと考えています。サービス提供体制を検討した先に、区の再編が必要であるということになれば、再編をしていくことになります。その点については、ステップ2のところでいろいろな案を示し、ご意見を伺っていきたいと考えています。

 

(播磨良泉 委員)

 市川委員の意見にもありましたが、区を再編して3~4区になれば、行政サービスが低下していくと思います。7区のままで何が問題なのか、私も疑問に思います。再編は反対であるという意見を多く耳にしますが、浜松市全体では、区の再編に対して賛成と反対の意見、どちらが多いのでしょうか。それについては、これから集約していくのでしょうか。

 

(市民協働・地域政策課)

 地域の皆さんの意見についてですが、ステップ2で、市議会と議論して作成した新たな行政区および行政サービス提供体制の案を平成29年の10月以降に区政だよりで公表し、区協議会や自治会、市民活動団体の皆さんの意見を伺います。また、パブリック・コメントも行い、意見を集約します。

 

(竹内佐織 委員)

 先ほどの立地適正化計画と区の再編は密接に絡み合っていると思います。課が違うということなので、お互いに話合いをしながら連携していただきたいと思います。

 

(市民協働・地域政策課)

 区の再編については、現在、私ども市民部と市総合計画をまとめている企画調整部、職員や組織を所管する総務部、そして財務部を中心に議論を進めています。これから案を作っていく中で、サービス提供体制は各課に影響していきますので、協議を行っていきますし、まちづくりに係る立地適正化計画にも関連していきますので、連携および調整をしていきます。

 

(川上正芳 会長)

 この辺で意見を打ち切ります。

 委員から出た意見を参考に、事業を進めていただきたいと思います。

 

ウ 平成28年度浜北区地域力向上事業の提案について

≪区振興課から説明≫

~平成28年度浜北区地域力向上事業として提案された「三遠南信特産市『マルシェ・ド・ソラモ』inなゆた浜北」について、提案者、事業目的・効果、提案内容、予算内容、行政推進会議検討結果などを説明~

 

(鈴木隆幸 委員)

 この時期には産業祭やふれあい広場がありますが、将来的にそれらをなくしてこの事業に一本化していくといった可能性はあるのでしょうか。

 

(区振興課)

 この事業の提案団体は産業祭などと関係がない団体ですので、今のところそういったことは考えていません。

 

(土田一仁 委員)

 浜北区は梨やぶどう、温室みかんも盛んで、秋になれば次郎柿もあります。浜北区に住んでいるけれども、そういったことを知らない人や、他の区の人へアピールするいい機会になると思います。まずやってみて、改善点があれば次に改善していくということが大切だと思うので、ぜひやっていただきたいと思います。

 

(川上正芳 会長)

 事業名ですが、マルシェ・ド・ソラモというのはソラモでやっているからそういう名前になると思うので、例えばマルシェ・ド・なゆたとか、名前を検討していただけたらと思います。

 

(区振興課)

ご意見については、団体へ伝えさせていただきます。

 

(播磨良泉 委員)

 各地域が年々活性化を失っていく中で、浜北区の活性化を取り戻そうといった意思が、この提案の内容で伝わってきます。年に1回ではなく、月に1~2回行っていただいて、他地域からも電車などを使って来ていただけるようなものを考えているのならば素晴らしい事業内容だと思います。

ただ、会長からも意見があったように、事業名がもう少し、高齢者にもわかるようなものにしていただけるといいなと思いました。

 

(鶴田則子 委員)

 産業祭とは別で行っていくということでしたが、やっている内容は同じだと思います。むしろ、この方たちに産業祭へも参加していただけたらと思います。浜北区の産業の活性化という目的も同じですから、もっとお互いに交流しあって、もっと大きなものにしていくことはできないでしょうか。

 

(渡邊健一 委員)

 私はマルシェ・ド・ソラモの会員で、それとは別に産業祭へも毎年出店しています。マルシェ・ド・ソラモは、もともとは浜松駅の高架下で物品販売を行う任意団体で、農家の人やお菓子やパンを作って持ってくる人、自分の手作りの作品を持ってくる人などがいます。イメージ的には軽トラ市のような、ちょっとしたお店を開くというような感じです。月に1回程度、定期的に行っています。私は参加して20年程になりますが、その間、開催場所や団体名も変わっています。今回、それを浜北区で行うのはとてもおもしろいと思います。

 産業祭に来るお客さんと少し違って、マルシェ・ド・ソラモへ来るお客さんは普段の買い物をするような感覚で来ています。旬の果物が欲しいとか、お茶がなくなったので買いに来たとか、そういったイメージです。産業祭は年に1回のお祭りという感じで、大盤振る舞いでいろいろなものを無料で配るイベントもあり、宣伝に力を入れているものですので、できれば産業祭もマルシェ・ド・ソラモもそれぞれ行っていただきたいと思います。

 

(鶴田則子 委員)

 産業祭が年々活気を失っている中で、マルシェ・ド・ソラモの出店内容は目玉商品になるような気がしますので、年に1回の産業祭を盛り上げる意味でも、ぜひ参加していただけたらと思います。

 

(川上正芳 会長)

 他に何かご意見はありますか。

 特にご異議ないようですので、この事業について原案どおり了承することとします。

 

3 その他

(1) その他

(2) 次回の開催日程について

~次回の会議について、平成28年9月29日(木曜日)の午後1時30分から浜北区役所3階大会議室にて開催することを確認~

 

4 閉会

 

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