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更新日:2022年7月15日

平成28年度 第4回浜北区協議会 議事要点

開催日時:平成28年7月21日(木曜日) 午後1時30分~3時05分
開催場所:浜北区役所 3階 大会議室

次第

  • 開会
  • 議事
    (1)協議事項
    遠州灘海浜公園について
  • その他
    (1)その他
    (2)次回の開催予定
  • 閉会

1 開会

2 議事

(1) 協議事項

遠州灘海浜公園について

≪スポーツ振興課、公園課から説明≫

~静岡県が策定した遠州灘海浜公園基本構想を受け、本市でも大型スポーツ施設調査特別委員会を立ち上げて検討を始めていること、また、篠原地区へは県西部地区に不足している野球場の導入が望ましいとされたことなどを説明~

 

(土田一仁 委員)

 野球場については、資料の中で避難場所としても記載されていますが、基本的には、スポーツ施設としての機能がメインになるということでいいですか。

 

(公園課)

 本市としては、野球場の要望がメインとなります。野球場が完成すれば大きな施設となり、そちらへ公園利用者などが逃げ込むことができるため、防災施設としても機能すると考えています。

 

(新村香代子 委員)

 浜松球場の代替施設として位置づけられていると思いますが、浜松球場の利用者の多くは学生で、公共交通機関を利用して行くことができるため多くの人に利用されていると思います。大型にするためには、土地の確保が大変だということはわかりますが、南側にいきすぎてしまい、市の北部地域の人たちにとっては利用がしにくい場所になるのではないでしょうか。学生にとっては交通費がかかったり、親などの送迎がないと行けなくなったりと不便になります。また、防災機能が付加されるということでしたが、沿岸部に近いところで果たして津波対策になるのかが疑問です。

 

(スポーツ振興課)

 浜松球場がある四ツ池公園についてですが、野球場のほかに陸上競技場も併設されています。野球場の利用者については、年間およそ8万5千人程度で、主に高校野球の試合が行われています。陸上競技場の利用者については、年間およそ20万人で、小・中・高校生の練習が主です。現在の場所で野球場を改修しようとすると、解体して建て替えが完了するまでに3~4年かかり、その間、施設を休場する必要が出てきます。市内には代替施設がないため、結果として野球場か陸上競技場のいずれかを移転することが一番望ましいと考えられます。陸上競技場に比べ、野球場は自動車での利用が多いため、野球場を移転することができればというのが案としてあります。

 津波対策についてですが、現在、防潮堤が整備されており、その高さは13メートルになります。第4次津波被害想定において、100年に1度の確率で起こるとされるレベル1の地震では、防潮堤ができることにより、浸水区域には該当しない想定となります。また、1000年に1度の確率で起こるとされるレベル2の地震については、2メートル以下の浸水区域の想定となります。ただ、海岸から少し離れていることもあり、浸水想定は1.5メートルくらいであろうと考えられます。また、建物を建設する際には盛土をしますので、1.5メートルもある程度はクリアできると考えています。

 

(鈴木隆幸 委員)

 この話には野球場のほかに、陸上競技場の話も関係していると思います。陸上競技場を国際的な競技場にするためにはサブトラックが必要となりますが、それを作るためには野球場を移転する必要があるということが根っこにあると思います。

 県営の野球場が県西部にはないということで、ぜひ建設はしていただきたいのですが、縦に長い浜松市の中で、一番南の中田島方面へもっていくのは少し問題があるのではないかと思います。津波の被害が出る可能性があることや、強い風が吹くという問題もあると思います。およそ300億円かかるということですから、どこか別の場所で山を崩したり土地を開発したりして、プロ野球の試合もできるようなものを作っていただきたいと思います。皆さんの意見を尊重しながら、県や市議会も賛成できるようなものを作ってください。

 

(播磨良泉 委員)

 篠原地区に野球場を建設するというのは決定事項なのですか。

 

(スポーツ振興課)

 建設をするには予算が必要ですが、予算について議会の議決を得ているわけではないので、建設が決まったということではありません。

 

(播磨良泉 委員)

 過日の新聞に、いろいろなところから要望が出ているとの記事がありました。反対意見として、篠原地区ではなく、浜松市の中心部に作るべきだという意見がある一方で、篠原地区の自治会は全員が今の計画に賛成しているとのことです。 

 資料の中に、浜松市自治会連合会からも野球場建設の要望が出ているという記載がありましたが、私は自治会連合会に所属していますが、そういう話は現在のところ伝わってきていません。また、駒澤大学野球部の元監督である太田先生からの要望書の中でも、篠原地区は野球場に適していないと結論づけられています。そういった意見を受けて、市民にどのように納得してもらうかという手立ては考えているのでしょうか。

 

(スポーツ振興課)

 自治会への説明については、各区協議会への説明が終了した後に行うという段取りになっています。ただ、浜松市自治会連合会の会長および各区自治会連合会長にはすでに一報を入れています。今後は、浜松市自治会連合会の総務部会および理事会へ順次、説明を行います。篠原の自治会については、個別に対応をしていきます。

 

(公園課)

 場所の選定についてですが、公園として都市計画決定されていることが前提条件で、直径210~300メートルほどの野球場と駐車場が入る10ヘクタールほどの面積がある市有地は4箇所の候補地がありました。その中でアクセスや周辺の状況を考慮した上で、篠原地区が適地であると県では判断しています。本市としても篠原地区が適地だと考えていますが、様々な意見があるため、今後は市議会の特別委員会において議論をしていく予定です。

 

(村松弘彦 委員)

 1点目、篠原地区は地盤が砂地であるということで液状化する可能性が非常に高いと思います。また、潮風や潮を含んだ雨によって建設及び維持コストが通常よりも倍以上かかるのではないかと考えられます。

 2点目、野球場を避難施設として考えているということですが、周辺の地域においてこちらへ避難する対象の人数はどれくらいいるのでしょうか。

 3点目にToBiOや江ノ島水泳場もそうですが、交通アクセスが非常に悪い場所だと思います。駐車場についても、野球場が3万人程度の収容人数として考えれば相当なスペースが必要だと思いますし、公共交通機関についても現在はJRの高塚駅か舞阪駅が最寄になるかと思いますが、そこから歩いてくるのはとても大変です。シャトルバスの利用等は考えているのでしょうか。

 

(公園課)

 1点目の液状化の問題ですが、今年度に県で公園の地質調査を行う予定です。その中で液状化の調査を行いますので、その結果を注視していきたいと思います。ただ、ToBiOや西部清掃工場の建設の際にもボーリング調査を行っており、砂地でもかなりしまった地盤であるため、少し改良をすれば液状化は起こりにくいという判定でした。

 

(スポーツ振興課)

 建設費や維持コストですが、説明の中で示した150~180億円という金額については、沿岸部に位置している千葉マリンスタジアムを参考に物価上昇率などを加味して算出したものです。今後、基本設計や実施設計などの段階を踏みながら詳細を決定していきますので、今の段階でどれくらいかかるかというのは、申し上げることはできません。

 避難施設の考え方ですが、公園の利用者と国道1号の通過車両の緊急的避難場所として考えいます。特に国道1号で西進している車両については北に行くためには右折しなければならず、混雑が予想されます。そのため、緊急時には一時的に野球場の駐車場に車両を停め、高いところへ逃げていただくことを想定しています。

 交通アクセスについてですが、現在の計画では駐車場は2500台となっています。3人ずつ乗り合わせても7500人しか自動車でお越しいただけないため、アクセスの手段として公共交通機関についても検討を行っています。特にバスを取り扱っている業者に相談をしてきましたが、浜松駅、高塚駅、舞阪駅からシャトルバスの増発が可能だということです。

 

(市川孝雄 委員)

 3月14日の市議会で、2770万円の調査費を削った案が可決されました。これは調査費が認められなかったということですが、その理由としては市民のコンセンサスが得られていないということをおっしゃっていました。コンセンサスが得られない一番の問題は、津波が心配されている地区になぜ建てるのかということだと思います。東日本大震災を経験し、そして今は南海トラフ巨大地震が心配され、遠州灘は地震の巣とも言われています。高さ13メートルの防潮堤があるといっても、自然の驚異の前にして「絶対に大丈夫」ということは言えず、なぜあえてそんな場所に作るのかという疑問があるのだと思います。

 市民の税金を使って作るわけですから、より多くの市民の意見に耳を傾け、検討をしていただきたいと思います。

 

(渡邊健一 委員)

 先ほど千葉マリンスタジアムの話が出ましたが、調べてみると風の影響がとても強く、ホームランが外野フライに戻ってしまうこともあるそうです。篠原地区に野球場を作ることで、千葉マリンスタジアムと同程度の対策をして同程度のことしか起きないということならば恥ずかしいことだと思いますので、どうしても篠原地区に作るならばドームにするべきだと思います。

 また、風の影響がプレーにどの程度影響があるか検討をしているとのことですが、この点に関しては野球関係者に聞き取りを行っているのでしょうか。野球場ができたときに、高校野球の重要な試合を風の影響が出るような場所で行うのは非常に気の毒なので、その点は十分に調査し、検討していただきたいと思います。

 

(スポーツ振興課)

 資料の19ページにある参考資料を見ていただくと、三組町にあった浜松特別地域気象観測所の数値と篠原地区の西部清掃工場の数値は、年間を通して1メートル以上の差がないということが読み取れますし、千葉マリンスタジアムと同じような地形に位置している千葉特別地域気象観測所の数値に比べ、篠原地区の数値の方が野球シーズンについては風が弱いという状況です。

 野球関係者への聞き取りですが、軟式野球については静岡県軟式野球連盟と浜松軟式野球連盟に行っており、先日は野球場の建設推進という立場で、市長へ要望書を提出していただきました。硬式野球については、リトルとシニアがあり、リトルについては浜松リトル、浜松南リトル、リーグとしてはヤングリーグ、ボーイズリーグに聞き取りをしました。西島ベースボールクラブにも聞き取りを行いましたが、どの団体からも、普段は沿岸部で活動しているため、風の強い弱いというのは大きな問題にはならないだろうというのが一般的な意見でした。これ以外に、静岡県高等学校野球連盟や静岡県中学校体育連盟にも話を伺いました。

 

(播磨良泉 委員)

 資料の風速については、どの地点で計測したものですか。

 

(スポーツ振興課)

 平成15年の西部清掃工場を建設する際に、現地で計測したものです。

 

(播磨良泉 委員)

 計測してから随分年数が経っていますが、風の変化については計測していないということでしょうか。

 

(スポーツ振興課)

 計測していません。

 

(播磨良泉 委員)

 わかりました。

 各野球連盟等に話をしたということですが、専門家である駒澤大学野球部の元監督である太田先生は、風が強くて野球には適さないという結論が出ています。野球場が仮にできたとしても、すり鉢状になるために、風が巻いてはいってくると考えられます。その影響がどの程度あるのかを検討していただきたいですし、個人的には篠原地区に建設するべきではないと思います。

 

(佐藤真琴 委員)

 浜松球場がある四ツ池公園はすごくアクセスがいいので、母親が働いていて送迎が難しいときでも、子供たちが自分たちだけで行くことができます。だからこそ、母親が働きに出ている家庭でも、子供がそういったところで野球をすることができているのだと思います。これがもし、送迎が必要な場所になったら、子供を迎えに行かなければならず、時間が制限されるため周りと同じように働くことができなくなります。そういったことは計画の中の数値等には表れないかもしれませんが、本当の意味でのマーケットニーズだと思います。そこが満たされなければ、どんないい場所があっても、スポーツ人口は増えないのではないでしょうか。野球関係者に話を聞くことはもちろん必要ですが、その他にも実際に野球場を使用している生活者の方たちがどうやってアクセスしているかなどの実態調査をしていただき、どうしても篠原地区に建てるならば、子供専用のバスなど子供たちを安心して行かせることができるような交通手段を検討していただきたいと思います。

 質問ですが、野球場を作るのに3~4年かかるという話でしたが、その3~4年の間、浜松球場の利用者が浜松市内の同じような規模の野球場をみんなで融通しながら使用することができるならば、今の場所で建て替えるということは可能でしょうか。

 

(スポーツ振興課)

 今の場所に建て替えることは可能かということですが、予定している野球場の広さは草薙球場と同程度となります。直径210~300メートルの土地が必要となりますので、今の浜松球場の面積では足りません。現在、市が政策的に土地を活用することができ、かつ十分な土地があるのは篠原地区しかないということで、候補地として挙げています。

 

(佐藤真琴 委員)

 本当にその規模の野球場が必要なのでしょうか。これから人口が縮小し、子供の数も減っていきます。そうすれば野球をする人も減ります。それでもその規模の野球場が必要だという結論が出ているということでよろしいですか。

 今後、水道や橋などの修繕がどんどん必要になっていき、人口減により収入も減る中で、こんなにお金がかかるものをつくって、本当に償却ができるのかどうか心配です。

 

(スポーツ振興課)

 現時点では、そういった整理になっています。今後、外部に委託をしていき、利用者ニーズがどういうところにあるのかを含めて調査していくことになりますが、その段階で変更になる可能性もあります。

 

(村松弘彦 委員)

 この地区はかつて、うなぎの養殖場が点在していた場所ですか。

 

(スポーツ振興課)

 この地区はほとんどが畑となっています。

 

(村松弘彦 委員)

 私の認識では、この付近は昔、うなぎの養殖場があり、養殖場が廃止になった後はそこに産業廃棄物などを埋めていたと思います。非常に地盤が悪いし、環境的にも良くないと思うのですが、そういった点についての調査はこれから行うのでしょうか。

 

(公園課)

 17ページの構想図の中で「自由広場ゾーン」がありますが、こちらについてはコンクリートなどの産業廃棄物の埋立地であるということは把握しています。その他については畑ということは把握していますが、詳細についてはまだ調査はしていません。

 

(川上正芳 会長)

 この辺で意見、質問を打ち切ります。

 委員の皆さんから出た意見を参考にしていただき、いろいろな面での検討を進めていただきたいと思います。

 

3 その他

(1) その他

(2)次回の開催日程について

~次回の会議について、平成28年8月25日(木曜日)の午後1時30分から浜北区役所3階大会議室にて開催することを確認~

 

4 閉会

 

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