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更新日:2024年3月28日
本市では、浸水被害から市民の生命・財産を守るため、これまでも河川や下水道の整備のほか、校庭や公園などへの貯留施設や水田の保全、湛水の防除など、各管理者が個々に対策を実施してきました。
しかしながら、これらの雨水排水施設の整備には時間を要し、また、相次ぐ大型台風の襲来や集中豪雨の増加、更には宅地化の進行に伴う地盤の保水能力の低下などにより、依然として市内各地で浸水被害が発生し、令和4年9月23日台風第15号により甚大な浸水被害が市内全域で発生しました。
また、IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)では「気候システムの温暖化には疑う余地はない」とし、将来においては豪雨の発生件数と降雨量の増大を予想するなど、被害拡大のリスク増大を懸念しています。
国土交通省は、「施設では防ぎきれない大洪水は必ず発生するもの」との考えに立ち、社会全体でこれに備えるため、ハード・ソフト一体となった「水防災意識社会再構築ビジョン」の取組みを進めており、流域に対して、より効果的かつ戦略的な雨水対策を求めています。
さらに、「これまでに経験したことのない集中豪雨は発生する」との認識の下、河川対策だけでなく、浸水被害の実態や原因、対策の目標について認識を共有しながら、流域のあらゆる関係者が協働して流域全体で行う持続可能な「流域治水」へ転換する必要があります。
これより、本市では、整備の優先度が高いエリアを選択し、県及び市の関係部局が連携して事業を集中することで、効果的かつ戦略的な雨水対策を進めていくこととしました。
このような本市を取り巻く課題や全国的な治水行政の動向も踏まえ、本市では、令和2年2月に策定した「浜松市総合雨水対策計画」を改訂し、短期的な視点だけでなく将来を見据えた雨水対策の対策方針をまとめました。
この計画は、長期的な視点で将来の気候変動や計画規模を大きく上回る豪雨が発生した際、被害の軽減を図ること、浸水被害からの早期復旧を図ることを最終目標として掲げ、その目標を達成するために当面10年の短期的な取組方針を位置づけるものです。
また今回の改訂では、令和4年度の豪雨災害を受け、エリア評価を再度実施し、重点対策エリアを12エリアから15エリアへ増やし、今後実施する対策やさらなる対策実施に向けた検討を位置づけ雨水対策の具体化を図りました。
浜松市総合雨水対策計画2024(概要版)(PDF:1,004KB)
浜松市総合雨水対策計画2024(本編)
重点対策エリア別浸水対策計画(15エリア)(PDF:6,883KB)
対策名称 |
担当部局 |
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浜松市 |
河川、排水路の整備・維持管理 (中央区)
(浜名区)
(天竜区) |
土木部中央土木整備事務所 TEL:(053)457-1012 |
土木部浜名土木整備事務所 TEL:(053)523-2970 |
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土木部天竜土木整備事務所 TEL:(053)926-1561 |
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農業用施設に関する整備 |
産業部農地整備課 TEL:(053)457-2315 |
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公共下水道(雨水)の雨水きょ等整備 |
上下水道部下水道工事課 TEL:(053)474-7514 |
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雨水流出抑制施設の設置
(校庭貯留等)
(公園貯留等) |
土木部河川課 TEL:(053)457-2451 |
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学校教育部教育施設課 TEL:(053)457-2403 |
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都市整備部公園管理事務所 TEL:(053)473-1829 |
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河川カメラ・水位計の情報提供 |
土木部河川課 TEL:(053)457-2452 |
|
水害ハザードマップの周知・活用 |
危機監理監危機管理課 TEL:(053)457-2537 |
|
開発許可制度の見直し |
都市整備部土地政策課 TEL:(053)457-2373 |
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静岡県 |
県管理河川の整備・維持管理 (安間川、馬込川、芳川、堀留川等) |
交通基盤部浜松土木事務所企画検査課 TEL:(053)458-7266 |
田尻排水機場の更新 |
経済産業部西部農林事務所農地整備課 TEL:(053)458-7227 |
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