緊急情報
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更新日:2024年3月26日
私たちの生活に彩りを与えてくれる「香り」。
最近はお香やアロマオイルなどで手軽にいろいろな香りを楽しむ事が可能となりました。
今回は天然香木だけを使った匂い袋を作りました。
香木を自分で調合するので世界に一つだけ、自分の好みに合わせて作れるとあってたくさんの方から応募がありました。
講師には岩渕康至先生をお迎えしました。岩渕先生は志野流香道の師範もされていらっしゃるので、香木の由来や特徴を詳しく教えていただきました。
匂い袋の歴史は、奈良の東大寺で防虫剤として使われたものが最初と言われています。
江戸時代になってから、香りを楽しむものとして広がりました。
今回調合する香木は、白檀(ビャクダン)や沈香(ジンコウ)といった香りのよいものや、
龍脳(リュウノウ)や丁字(チョウジ 別名:クローブ)といった防虫効果が期待できるもの、
桂皮(ケイヒ 別名:シナモン)や大茴香(ダイウイキョウ 別名:八角)といった香りのアクセントになるものなど全部で9種類を用意していただきました。
最初は一通りすべての香木を容器に入れ、その後自分の好みに合わせて気に入った香りの香木を選んで調合していきました。
自分で調合した香木を不織布の内袋に詰め、遠州綿紬の生地の外袋に入れて紐を結んだら出来上がりです。
出来上がった匂い袋は、香りも違いますが香木の詰め方や紐の縛り方によってひとつずつ形や雰囲気が違っていました。
正に世界で一つだけの自分の匂い袋の完成です!
受講者の方からは「太古の香りがする」とか「お気に入りの洋服の防虫に使う」といった声があがっていました。
今回で今年度の講座はすべて終了となりました。
来年度もわくわくするような講座を企画して、みなさんのお越しをお待ちしております!
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