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更新日:2023年11月14日
絹本着色南渓瑞聞像
永禄十三年の自賛がある(浜松市浜名区引佐町井伊谷 龍潭寺)
けんぽんちゃくしょくなんけいずいもんぞう
えいろくじゅうさんねんのじさんがある
令和4年3月24日 市指定有形文化財(絵画)
図版リンク先 浜松市立中央図書館浜松市文化遺産デジタルアーカイブ「井伊直虎とその時代」(別ウィンドウが開きます)
絹本著色、1幅、作者不詳、制作年代 永禄13年(1570)
本作は、制作が室町時代にさかのぼる頂相(ちんそう)です。龍潭寺の基礎を築き、井伊家の存続に尽くした南渓の姿を伝えています。
南渓瑞聞(なんけいずいもん、~1589)は、井伊直平の子とされ、黙宗に学び龍潭寺の二世となった僧です。
法被(はっぴ)をかけた曲録(きょくろく)に坐し、手に竹箆(しっぺい)を持つ姿に描かれています。
画面上部に南渓の自賛があり、弟子の宗俊(のちに龍潭寺三世となった傑山宗俊)に求められて、永禄十三年(1570)十二月に賛が書かれたことが分かります。
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