緊急情報

サイト内を検索
ホーム > 市政 > 行政区 > 天竜区 > 天竜区協議会 > 令和2年度第4回天竜区協議会会議記録 > 令和2年度第4回天竜区協議会議事要点

ここから本文です。

更新日:2020年10月28日

令和2年度第4回天竜区協議会議事要点

  • 日時令和2年8月27日(木曜日)午後2時00分~4時03分
  • 会場天竜区役所21・22会議室
  • 次第
  1. 開会
  2. 会長あいさつ
  3. 区長あいさつ
  4. 議事
    (1)協議事項
    ア浜松市都市計画マスタープラン改定版(案)のパブリック・コメント実施について
    イ浜松市総合交通計画中間年(2020)改定版(案)、浜松市地域公共交通網形成計画(案)のパブリック・コメント実施について
    ウ浜松市緑の基本計画改定版(案)のパブリック・コメント実施について
    (2)その他

    地域課題について

  5. その他
  6. 閉会

1.開会

本会議は、浜松市区及び区協議会の設置等に関する条例第13条第3項の規定に基づき、委員の過半数が出席し、会議が成立したことを確認。

2.会長あいさつ

3.区長あいさつ

4.議事

(会議録署名人の指名)

会議録署名人に内山豊委員、片桐滋人委員を指名。

(1)協議事項

ア浜松市都市計画マスタープラン改定版(案)のパブリック・コメント実施について

≪都市計画課が資料に基づき説明≫

(村瀬純子委員)
都市計画マスタープラン改定版(案)を読んだが、天竜区など中山間地域に触れておらず、驚いた。現在の計画を見ると、第3章に区別構想の記載があり、天竜区についても細かく掲載があった。改定版(案)では、天竜区の記載が一切無い理由を教えてほしい。

(都市計画課)
地域別構想は、その前の全体構想で示される方針を地域に応じてその内容を示したものである。現計画は、市町村合併や政令市への移行などを踏まえ、平成22年に1つの浜松を形成するため、当時の総合計画に基づき、7つの行政区ごとにまちづくりの方針を示している。
その後10年経過し、今後はコンパクトなまちづくりが求められていることから、戦略的にまちづくりを進めるため、本計画では拠点ごとに地域構想を作った。
区別構想の記載は無くなっているが、全体構想の中で示している。

(村瀬純子委員)
もう少し詳しく説明してほしい。

(都市計画課)
都市計画マスタープランは、都市計画の基本的な方針として、大きな視点で定めている。
今後は区ごとではなく、市全体でコンパクトなまちづくりを進めていく必要があり、重要な拠点を取り上げて、地域別構想として記載している。

(村瀬純子委員)
現在、7つの区があり、それぞれに活動している。計画は大事であるので、区別構想を掲載してほしい。

(都市計画課)
行政区ごとというのも1つの地域の考え方である。しかし、必ずしも行政区が都市計画を考える基準ではないと考えている。今回は、行政区ではなく、都市全体を考えた中で地域としての捉え方をした。

(村瀬純子委員)
私は、現在の計画通り、区ごとの構想を記載してほしいと考える。他の委員はどう考えているか、意見を聞きたい。

(髙氏秀佳委員)
本計画ではコンパクトとメリハリという言葉がよく使われている。その中で、都市計画マスタープラン本編16ページには、コンパクトとメリハリに加え、コンパクトシティと記載されている。近年、コンパクトシティは概念化されており、実践例も紹介されている。計画の中でコンパクトシティと記載することには大きな意味があると考えているが、中でも都心や拠点への都市機能や居住の誘導と記載がある。住居を誘導してもよいという意味である。
コンパクトシティによって、中山間地域の今後の暮らしはどうなるのか。浜北区や天竜地域に住めばよいということか。私は、コンパクトシティについて賛成であるが、中山間地域は荒れ野原になることが予想され、その管理や対策をしてくれれば良いとは思うがどのように考えているか。

(都市計画課)
昨年、都市機能や居住を一定の区域に誘導するための計画として、立地適正化計画を策定した。
概要版6ページに記載の将来都市構造図の中に、土地利用や拠点、軸などを示しているが、その中の拠点について、都心、副都心、地域拠点などに都市機能を誘導していくというのが1つである。
さらにもう1つが、土地利用の基本区分に記載のある、歩いて暮らせる居住地に居住を誘導することである。公共交通の利便性が高いところに居住を誘導していくという考えのもと計画を策定し推進している。
一方で、市民全員に対して居住を誘導するものではない。例えば、引越しの際には記載のエリアに居住を自らの意思で選んでくださいというものであり、長い時間をかけて、誘導を進めていくものである。
よって、現在、農業や林業に従事している方には今まで通り暮らしていただけば良いと考えている。

(髙氏秀佳委員)
誘導という言葉はどのように捉えたら良いか。

(都市計画課)
誘導は、市から強制的にそこに移り住んでください、または住んではいけないと規制するものではない。住んでほしいと考える所の魅力を高め、居住を促進していくものである。

(髙氏秀佳委員)
無秩序な拡散を防ぐとあるが、中山間地域も無秩序な拡散が懸念される。その対策はどう考えるか。

(都市計画課)
本計画は、都市計画の基本的方針であり、都市計画法に基づいている。その対象は都市計画区域が主となる。浜松市の都市計画区域は、天竜区では船明から南側を指す。都市計画マスタープランにおいては、中山間地域の内容はあまり記載されていないが、中山間地域振興計画の中で、取り組み事項などが記載されており、計画のすみ分けをしていることをご理解いただきたい。

(吉林久会長)
都市計画マスタープランは、中山間地域がおろそかにされがちである。中山間地には史跡などがあり、魅力的であるのに残念である。
コンパクトシティが推進されると行政の効率化が想定される。市の財政的な効果はどのように捉えているか。

(都市計画課)
道路などのインフラや公共施設は老朽化が顕著であり、維持管理や更新などの費用は年々増えている状況である。また、高齢化により医療費などの社会保障費は必要になってくる一方で、人口減少により市の税収は少なくなることが想定される。このような中で、都市のコンパクトによって合理化を図ることが出来る。
また、歩いて暮らせる地域に住んでいただくというような取り組みを推進しているが、歩くと健康の増進が図られることも分かってきており、社会保障費の抑制も期待できる。

(吉林久会長)
実現目標として2045年までを見据えた計画である。5年、10年と経過すれば社会情勢などが変わる。ぜひ、市民とコンタクトを取りながら状況に合わせて計画の見直しをお願いしたい。

(進藤博行委員)
先ほどの村瀬委員や髙氏委員の質問は、皆の意見を代弁してくれたものだと考えている。
パブリック・コメントでは、どのような機会を利用して市民の声を反映しているのか。

(都市計画課)
パブリック・コメントについては資料1-1の表紙に意見募集の概要が記載されている。市全域に関わるような計画策定などを行う場合に市民の声を広く聞くために行うものである。各区役所、協働センター、図書館などで本編を配布しており、メールなどで意見をいただくことで反映できる。今回の区協議会でいただいた意見もパブリック・コメントに反映することにしている。

(進藤博行委員)
中山間地域の役割なども考慮した計画作りをしてほしい。天竜区役所の職員は日頃尽力いただいており、計画作りや意見などを聞いてほしかったと考えている。

(都市計画課)
意見として承る。

(鈴木勝夫委員)
コンパクトシティについて、将来人口が減ることにより、市の税収も減収が予想される。中心市街地に人を誘導することで、税収が増えれば、中山間地域のインフラ整備などにお金をかけることが出来ると市長が以前話していた。今後は、都市部の誘導を図り、税収の増加を図ることで、中山間地域の整備などをお願いしたい。

(都市計画課)
意見として承る。

イ浜松市総合交通計画中間年(2020)改定版(案)、浜松市地域公共交通網形成計画(案)のパブリック・コメント実施について

≪交通政策課が資料に基づき説明≫

(鈴木勝夫委員)
遠州鉄道西鹿島駅周辺の将来的な整備構想について教えてほしい。

(都市計画課)
西鹿島駅周辺の整備計画については、合併当時から課題として検討してきた。現在は、交通事業者である遠州鉄道と協議しながら、駅舎や駅前広場などの整備計画を検討している。

(鈴木芳治委員)
地域バスの運行維持について、ICT技術による運行管理システムとはどのようなものか。

(交通政策課)
電話に加えて、スマートフォンを使って予約などが出来るシステムである。
また、複数の予約があった場合、ICTを活用して、最短経路を設定し、効率的な運行を提供することが出来る。バス停が複数あっても、効率的な運行経路を設定することが出来るものである。

(吉林久会長)
JR飯田線などについて、パークアンドライドの拡充をどのように考えているか。

(交通政策課)
本計画では、計画の概要版6ページに記載のように、乗り継ぎとなる拠点などを交通結節点と位置付け、JR飯田線では水窪駅、中部天竜駅が乗り継ぎターミナルに位置付けられている。
現在、JR飯田線の駅でサイクルアンドライド用の駐輪場が設置されている駅もあるが、多くは駅周辺に駐車、駐輪するスペースはあるものの、整備に多額の費用と時間を要するため、パークアンドライドやサイクルアンドライドの整備は行われていないのが現状である。本日いただいた意見を踏まえ、交通事業者とも協議しながら、検討を進めていきたいと考えている。

ウ浜松市緑の基本計画改定版(案)のパブリック・コメント実施について

≪緑政課が資料に基づき説明≫

(小橋志穂委員)
公園の中には、雑草がかなり生い茂っているところがある。また、天竜二俣駅周辺や春野地域の公園については、木材の遊具が使われているため、老朽化が早い。点検や補修など、身近な公園の整備を検討してほしい。

(緑政課)
公園を安全に利用していただけるよう、定期的な巡回を行っている。その際、遊具の不具合を発見した場合は、使用を一時的に中止し、修繕を行う。また、草が繁茂していれば、後日草刈りを実施している。ただ、タイムラグによりご迷惑をおかけする現状もある。
資料3-2計画案の71ページには、都市公園等の管理の考え方を掲載している。この項目は、現行計画には無く、今回新たに項目として設定した。
一つ目の項目、「施設の配置及び維持管理」の一つ目、後半部分に「誰もが安全に利用できるよう計画的な施設の改修・更新を行い、持続可能な公園の維持管理を目指す」としている。
また、二つ目に「業務の効率化を図るため、施設管理システムの導入を検討」すると記載している。遊具の不具合等の発見から修繕まで、より迅速に行うための検討もこの中に含んでいる。
三つ目の項目、「公園施設の長寿命化」は、老朽化に対する安全対策の強化や、補修・更新に要する費用の削減と平準化を図る観点から、適切な施設点検、維持補修等の予防保全的な管理を行い、長寿命化を図るよう取り組んでいくため新たに設けた項目である。
四つ目の項目、「官民連携による公園の活性化」は多様な主体で公園の維持管理、活用に取組んでいくための項目である。多様な主体とは、公園愛護会をはじめ企業など地域のさまざまな主体のことであり、多様な主体で取り組むことで、より魅力的な公園ができると考えている。草刈なども、多様な主体で取り組むことで、みんなで対応することでき、より魅力的な公園になると考えている。

(鈴木勝夫委員)
森林は木材としての利用以外にも二酸化炭素の吸収など多様な機能がある。天竜区には多くの森林があるため、アピールしていくべきだと考える。また、およそいくらくらいの二酸化炭素吸収効果があるのかなどを記載するのはいかがか。

(緑政課)
森林には多様な機能があり、二酸化炭素の吸収について本編26ページに記載している。
緑の機能について体系化しており、環境面の基本目標、施策方針の中でまとめている。
施策の適切な管理をする中で二酸化炭素の吸収についても展開できればと考えている。
金額の記載については、説得力が増すという意見であり、今後検討する。

(村井教子委員)
学びの環境の充実と次世代を担う人づくりの内容であるが、天竜区には全国的に珍しい森林を学べる天竜高校がある。高校との連携について、計画の中で検討してほしいがどうか。

(緑政課)
今回は施策の方向性を示したものである。具体的な取組みとしては、このあと推進プログラムの中で検討していきたい。

(2)その他

地域課題について

(吉林久会長)
前回の会議において要望した、光ファイバに関する内容の勉強会について、情報政策課から9月開催の区協議会において開催するとの回答があったため、報告する。
前回の会議において、髙氏委員から「長期間の休校への対応について」発言があったので担当課から回答をお願いする。

(区振興課)
1点目、臨時休園中の就労家庭などへの対応について説明する。園児の保護者が仕事を休めない場合や、保護者の心労等による体調不良など、自宅等において過ごすことができない園児については、幼稚園において保育を実施した。また、預かり保育実施園については、通常どおりの時間帯で預かり保育を実施した。
2点目、小・中学校における休校中の学習について説明する。臨時休校中の児童生徒の学習の状況については、学校再開後に適切に確認をしている。各学校では、授業時数が削減されても指導内容を確実に指導できるように指導方法を工夫したり、学習時間確保のために、児童生徒や教職員の負担にならない範囲で、夏休み期間の短縮や、学校行事の開催方法や内容を見直したり、行事にかかる準備の時間を減らすなど、教育課程の見直しをしている。
3点目、ICT環境整備状況について説明する。家庭のパソコンやスマートフォンなどを活用し、各小中学校から児童生徒への動画配信や双方向によるオンライン学習の実施が可能な環境を整備していることから、髙氏委員から前回質問があった、リモートの学習が可能な環境が整っている。上阿多古小では、7月の大雨による休校中にオンライン授業を試行している。
なお、児童生徒が使用するタブレットの学校への配備は、現在準備中であり、来年2月ごろから市内の学校に順次配備する予定。令和4年度末までに1人1台タブレットの配備完了を予定している。
また、児童生徒が利用できるパソコンなどのない家庭向けに、タブレットの貸出の運用方法を今後構築していく。インターネット環境がない家庭の児童生徒については、学校に登校して学校のパソコンを使用してもらう予定。

(松本常志委員)
春野町の地籍調査の実施状況と今後の計画について質問する。将来のためにも重要な事業であると考えているため、順次進めていただきたい。

(区振興課)
地籍調査は、昭和26年に制定された国土調査法に基づき、一筆ごとの土地について、所有者、地番、地目の調査並びに境界及び地籍について測量を行い、地籍の明確化を図ることを目的とした事業である。浜松市では昭和28年から実施している。
春野地域の地籍調査については、合併前の平成17年度から事業が開始され、合併後、宅地農地等を浜松市が、森林部については、静岡県森林組合連合会が実施主体となって地籍調査を行っている。
現在の天竜区における状況は、宮川の一部と気田の一部、計0.56㎢を調査している。今後は、気田の調査済み隣接区域を調査する予定であるが、着手時期は未定。また、令和2年4月1日現在の浜松市全体の状況は、市全体の面積1,558.04㎢のうち国有林、天然湖沼等を除く計画面積1,267.92㎢、調査済面積270.70㎢、進捗率は21.35%である。

(松本常志委員)
区から道路保全課へ、継続的に実施してもらうよう要望していただきたい。

5.その他

次回開催予定
日時:令和2年9月24日(木曜日)午後2時00分
会場:天竜区役所21・22会議室

6.閉会

令和2年度第4回天竜区協議会会議記録へ▲

このページのよくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所天竜区区振興課

〒431-3392 浜松市天竜区二俣町二俣481

電話番号:053-922-0011

ファクス番号:053-922-0049

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?