更新日：2020年3月26日

12月14日、まちむらリレーション市民交流会議が開催されました

12月14日(水曜日)、静岡文化芸術大学にて、「2016まちむらリレーション市民交流会議」が開催されました。

第一部では中山間地域研究の第一人者である、島根県立大学連携大学院教授の藤山浩氏による講演がありました。

この講演では、人口が密集する都市部から中山間地域への「回帰」を促進することで

過疎地域の安定化を図る「田園回帰1％戦略」について、中山間地域をよく知る研究者の視点からお話いただきました。

第二部では「大学・大学生・若者と浜松市の中山間地域の再生」をテーマとしたシンポジウムが行われました。

シンポジウムでは、中山間地域で活動している学生の皆さんや、龍山地域で活躍する浜松山里いきいき応援隊の

川道光司隊員、浜松市移住コーディネーターの土田哲也さんをパネリストとして、中山間地域の抱える課題や

今後の展望について発表していただきました。

第三部では、総務省による過疎地域の自立促進の取り組みにおける優良事例として、

「平成28年度過疎地域自立促進連盟会長賞」を受賞したNPO法人「がんばらまいか佐久間」の

和田光弘理事長より、活動状況の発表がありました。

その後のトークセッションでは、現在天竜区内で取り組みが進んでいる「中山間地域における陸上養殖の可能性」

について、春野町でチョウザメの養殖に取り組む金子コード（株）食料部長の中村秀憲氏から、また、佐久間町での

アワビの養殖の事例について、浜松市・市民部、市民協働・地域政策課の北嶋秀明専門監よりお話がありました。

最後に、川嶋朗夫市民部長より「中山間地域は浜松市の宝である宣言」が行われ、閉会となりました。