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更新日:2021年4月15日
この計画では「障がいのある人」を身体障がい、知的障がい、精神障がい、発達障がいのある人や難病患者としています。発達障がいや高次脳機能障がい等、精神障がいに含まれるものの障害者手帳を所持していない人や難病患者の実数の把握は困難であるため、ここでは目安として、身体障がい、知的障がい、精神障がいの3区分の手帳所持者数による基本的な統計数値を掲載します。
浜松市の人口は、平成20(2008)年10月をピークとして減少傾向に転じ、その後も緩やかに減少を続けていますが、手帳所持者数は増加傾向にあります。重複して所持している人もいるため単純な合計数にはならないものの、浜松市民のおよそ4.7%が手帳を所持していることになります。
【障害者手帳所持者の推移(各年4月1日現在)】
単位:人
|
平成25年 |
平成26年 |
平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
(A)手帳所持者 |
36,425 |
37,043 |
37,427 |
37,866 |
38,266 |
|
|
身体障害者手帳 |
26,781 |
26,824 |
26,593 |
26,344 |
26,249 |
療育手帳 |
5,485 |
5,774 |
6,097 |
6,440 |
6,650 |
|
精神障害者保健福祉手帳 |
4,159 |
4,445 |
4,737 |
5,082 |
5,367 |
|
(B)浜松市人口 |
812,762 |
810,847 |
808,959 |
807,898 |
806,407 |
|
(A/B)対人口比 |
4.5% |
4.6% |
4.6% |
4.7% |
4.7% |
身体障害者手帳所持者は、平成26(2014)年まで増加傾向にありましたが、平成27(2015)年に減少に転じています。
手帳所持者を障がい別にみると「内部障がい」が年々増加傾向にあります。また、年齢区分別にみると手帳所持者のうち65歳以上の占める割合はおよそ71.4%(平成29(2017)年値)であり、平成25(2013)年以降上昇傾向にあります。
高齢化の進展に伴い、今後も65歳以上の手帳所持者が増加していくことが予測されます。
【障がい別身体障害者手帳所持者の推移(各年4月1日現在)】
単位:人
|
平成25年 |
平成26年 |
平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
(A)手帳所持者 |
26,781 |
26,824 |
26,593 |
26,344 |
26,249 |
|
|
視覚 |
1,729 |
1,688 |
1,653 |
1,620 |
1,581 |
聴覚・平衡 |
2,037 |
2,016 |
2,033 |
2,057 |
2,070 |
|
音声・言語、そしゃく |
286 |
292 |
297 |
300 |
300 |
|
肢体不自由 |
14,894 |
14,864 |
14,484 |
14,142 |
13,987 |
|
内部障がい |
7,835 |
7,964 |
8,126 |
8,225 |
8,311 |
|
(B)浜松市人口 |
812,762 |
810,847 |
808,959 |
807,898 |
806,407 |
|
(A/B)対人口比 |
3.3% |
3.3% |
3.3% |
3.3% |
3.3% |
【等級別身体障害者手帳所持者の推移(各年4月1日現在)】
単位:人
|
平成25年 |
平成26年 |
平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
---|---|---|---|---|---|
1級 |
6,744 |
6,802 |
6,973 |
7,057 |
8,961 |
2級 |
4,942 |
4,794 |
4,627 |
4,528 |
3,664 |
3級 |
5,536 |
5,571 |
5,433 |
5,258 |
4,423 |
4級 |
6,351 |
6,519 |
6,448 |
6,385 |
6,057 |
5級 |
1,811 |
1,754 |
1,752 |
1,756 |
1,678 |
6級 |
1,397 |
1,384 |
1,360 |
1,360 |
1,466 |
平成28(2016)年までは二つ以上の障がいがある場合は、主たる障害等級により集計。平成29(2017)年からは総合等級により集計。
総合等級とは・・・同一の等級について二つ以上の重複する障がいがある場合、一級上の級とする。異なる等級について二つ以上の重複する障がいがある場合については、障がいの程度を勘案して当該等級より上位の等級とすることができる。
【年齢別身体障害者手帳所持者の推移(各年4月1日現在)】
単位:人
|
平成25年 |
平成26年 |
平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
---|---|---|---|---|---|
18歳未満 |
545 |
542 |
549 |
548 |
533 |
18歳以上65歳未満 |
7,877 |
7,654 |
7,358 |
7,137 |
6,983 |
65歳以上 |
18,359 |
18,628 |
18,686 |
18,659 |
18,733 |
身体障害者手帳所持者計 |
26,781 |
26,824 |
26,593 |
26,344 |
26,249 |
【年齢別身体障害者手帳所持者の構成比推移(各年4月1日現在)】
療育手帳所持者は、平成25(2013)年から平成29(2017)年までの4年間でおよそ21.2%増加しています。
手帳所持者を等級別にみると、B(中軽度)の増加率が高くなっています。また、年齢別にみると、30%程度が18歳未満となっています。
知的障がいは発達期以降に新たに生じるものではないことから、知的障がいや発達障がいが社会的に認識されてきたことと、障がいの早期発見体制の整備により、知的障がいの判定を受ける機会が増えてきたこと等が要因として考えられます。
【等級別療育手帳所持者の推移(各年4月1日現在)】
単位:人
|
平成25年 |
平成26年 |
平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
(A)手帳所持者 |
5,485 |
5,774 |
6,097 |
6,440 |
6,650 |
|
|
A(重度) |
2,238 |
2,290 |
2,364 |
2,404 |
2,422 |
B(中軽度) |
3,247 |
3,484 |
3,733 |
4,036 |
4,228 |
|
(B)浜松市人口 |
812,762 |
810,847 |
808,959 |
807,898 |
806,407 |
|
(A/B)対人口比 |
0.7% |
0.7% |
0.8% |
0.8% |
0.8% |
【年齢別療育手帳所持者の推移(各年4月1日現在)】
単位:人
|
平成25年 |
平成26年 |
平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
---|---|---|---|---|---|
18歳未満 |
1,740 |
1,881 |
2,036 |
2,197 |
2,290 |
18歳以上65歳未満 |
3,457 |
3,581 |
3,725 |
3,883 |
3,994 |
65歳以上 |
288 |
312 |
336 |
360 |
366 |
療育手帳所持者計 |
5,485 |
5,774 |
6,097 |
6,440 |
6,650 |
【年齢別療育手帳所持者の構成比推移(各年4月1日現在)】
精神障がいのある人のうち、精神障害者保健福祉手帳を所持している人は、平成29(2017)年4月1日現在5,367人であり、自立支援医療(精神通院)受給者は10,861人です。自立支援医療(精神通院)は、手帳を所持していなくても受給できるため、現状を示す有効な指標となります。
受給者は、平成25(2013)年から平成29(2017)年までの4年間でおよそ22%増加しています。うつ病等の気分障がいや急性ストレス反応、適応障がい等のある人が増えており、これは生活不安等の社会的ストレスの増大が要因の一つと考えられます。
手帳所持者は、平成25(2013)年から平成29(2017)年までの4年間でおよそ29%増加しています。受給者及び手帳所持者ともに、統合失調症関連及びうつ病等の気分障がいの人が多数を占めています。
また、精神障がいには高次脳機能障がいや認知症等も含まれます。高次脳機能障がいは、交通事故や脳卒中等で脳が損傷され、記憶力の低下等、脳の認知機能に障がいが起こる状態をいい、認知症と同じく、精神障害者保健福祉手帳の交付対象であり、手帳所持による福祉制度やサービスを利用できます。
【自立支援医療(精神通院)受給者の推移(各年4月1日現在)】
単位:人
|
平成25年 |
平成26年 |
平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
---|---|---|---|---|---|
(A)受給者数 |
8,905 |
9,303 |
9,979 |
10,550 |
10,861 |
(B)浜松市人口 |
812,762 |
810,847 |
808,959 |
807,898 |
806,407 |
(A/B)対人口比 |
1.1% |
1.2% |
1.1% |
1.3% |
1.3% |
【等級別精神障害者保健福祉手帳所持者の推移(各年4月1日現在)】
単位:人
|
平成25年 |
平成26年 |
平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
(A)手帳所持者 |
4,159 |
4,445 |
4,737 |
5,082 |
5,367 |
|
|
1級 |
408 |
429 |
421 |
418 |
404 |
2級 |
2,745 |
2,959 |
3,175 |
3,377 |
3,532 |
|
3級 |
1,006 |
1,057 |
1,141 |
1,287 |
1,431 |
|
(B)浜松市人口 |
812,762 |
810,847 |
808,959 |
807,898 |
806,407 |
|
(A/B)対人口比 |
0.5% |
0.5% |
0.6% |
0.6% |
0.7% |
【年齢別精神障害者保健福祉手帳所持者の推移(各年4月1日現在)】
単位:人
|
平成25年 |
平成26年 |
平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
---|---|---|---|---|---|
18歳未満 |
49 |
48 |
53 |
94 |
84 |
18歳以上65歳未満 |
3,523 |
3,738 |
3,974 |
4,318 |
4,494 |
65歳以上 |
587 |
659 |
710 |
670 |
789 |
精神障害者保健福祉手帳 |
4,159 |
4,445 |
4,737 |
5,082 |
5,367 |
【年齢別精神障害者保健福祉手帳所持者の構成比推移(各年4月1日現在)】
発達障害者支援法では、発達障がいは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障がい、学習障がい、注意欠陥多動性障がいその他これに類する脳機能の障がいであってその症状が通常低年齢において発現するものと定義されています。
本市が平成28(2016)年に実施した調査では、市内公立小中学校の通常学級に在籍する発達障がいがあると思われる児童生徒の割合は、小学校が7.3%、中学校が4.3%であり、全体では6.3%となっています※。
教育委員会指導課教育総合支援センターによる浜松市の発達支援教育に関する調査
厚生労働省が指定する331疾患(発病の機構が明らかでなく、かつ、治療方法が確立していない希少な疾病であって、当該疾病にかかることにより長期にわたり療養を必要とするもの)に対し、良質かつ適切な医療の確保及び難病患者の療養生活の質の向上を図るために医療費助成等をしており、本市では、平成29(2017)年3月31日現在で5,897人が助成を受けています。
また、障害福祉サービスについては、平成25(2013)年4月から「制度の谷間」のない支援を提供する観点から難病患者も対象となり、平成29(2017)年4月1日現在で358疾患が対象となっています。
自閉症
対人関係の困難さ、言葉の発達障がい、物事への興味や関心が狭く、特定のものにこだわることを特徴とする障がい。
アスペルガー症候群
知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の特徴のうち、言葉の発達の遅れを伴わないもの。
学習障がい
全般的な知的発達に遅れはないものの、聞く、話す、読む等の習得に困難を示す障がい。
注意欠陥多動性障がい
年齢に不釣り合いな注意力、衝動性、多動性を特徴とする障がい。
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