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更新日:2018年4月16日

校長会挨拶・講話(平成30年4月13日)

挨拶

 新年度がスタートしました。新たな仲間を迎え、今日ここに先生方と再びお会いできることをうれしく思っています。
 新年度初日が日曜日だったこともあって、教職員のみなさんは、6日の入学式、始業式に向けてあわただしい時間を過ごされたのではないかと思っています。先生方の取組に感謝申し上げるとともに、管理職の皆様には、職員の心身の健康の把握について、御配慮いただけるとありがたく思います。
 さて、今年も新任・昇任の校長先生が多数いらっしゃいます。小学校で22名、中学校で9名の方が新しく校長となりました。浜松市立の小中学校には141名の校長先生が配置されています。つまり、校長先生の22%が新しく校長となられた方ということになります。世代交代が進む近年はこうした傾向が続いております。
 こうした中、これからの教育界を担う人材育成が急務となっており、浜松市教育委員会では、昨年度、「浜松市教員育成指標」、そして「校長育成指標」を作成しました。これまでも、教育委員会として資質向上を図るための研修等を行ってきたわけですが、この「育成指標」は、大学における教員養成も含め、教員のライフステージに応じた育成の基準を明文化して示したものです。
 この「浜松市校長育成指標」では、校長に求められる専門的力量として、4つの資質能力をあげました。1つ目は学校の実態を的確に把握した上で、ビジョンを構築し、共有するなどの「学校経営力」、2つ目は教職員を管理・監督し、業務改善や危機管理体制を推進するなどの「管理運営力」、3つ目は教職員一人一人の資質能力の現状を的確に把握し、指導助言をするなどの「人材育成力」、4つ目は教育活動の成果と課題を発信することにより、家庭や地域社会と連携を図り、「地域とともにある学校」づくりを推進するなどの「連携協働力」です。
 私は、こうした専門的力量と共に、管理職である校長にもっとも望まれるのは、リーダーとしてふさわしい指導力と優れた見識を備えるとともに、「人間力」、つまり、「人間味あふれる人物であること」であると考えております。ぜひ、御自身の「人間力」を高めるために「たゆまぬ自己改革」に努めていただきたいと思います。
 昨年度は、県費負担教職員の給与負担等の権限移譲と、教育委員会事務局の組織改編が実施されました。まさに「改」の年でした。平成30年度は、「改」で改まった様々な組織や仕組みがよりよく効果的に機能していく「改善」の年となるようにしていきたいと思っております。
 各校長先生方はもちろん浜松市の全教職員、教育委員会事務局職員等、浜松市の子供にかかわるすべての職員が、「夢と希望を持ち続ける子供」「これからの社会を生き抜くための資質や能力を育む子供」「自分らしさを大切にする子供」の育成を目指して確かな歩みを始めることを期待して、私のあいさつといたします。

講話

1 はじめに

 本日の会の冒頭のあいさつでは、「校長に望む資質・能力」についての話をしました。それに関連して2つの話題について触れたいと思います。
 1つは古代中国の兵法書「孫子の兵法」についてです。この書物の中に、将軍として備えるべき条件について書かれている所があります。「将軍とは、五つの条件を満たす人物でなければならない。」と孫子は述べています。将軍は現代でいえばリーダーのことです。校長である皆さんも、もちろんリーダーですので、自身に当てはめて五つの条件をお聞きください。
 1つ目は、「智」です。「智」とは、「状況を読む力」や「先見力」のことです。校長としては、これからの社会の変化に対応した教育の在り方を構想する力、保護者や地域の潜在的なニーズを読み解く力などが必要とされると思います。
 2つ目は、「信」です。「信」とは、「うそをつかない」、「約束を守る」ということです。これは校長だけではなく、教育公務員としてすべての教職員が当然のように身に付けておくべき資質です。
 3つ目は、「仁」です。「仁」とは、「思いやり」です。組織を束ねるリーダーとして、どんな局面であれ、部下を思いやる心を持ち続けることが求められます。
 4つ目は、「勇」です。「勇」とは、「勇気」、あるいは「決断力」のことです。校長として、判断を下す場合には、確かな情報や経験知も必要ですが、最後は勇気ある決断力を発揮することになります。
 5つ目は、「厳」です。「厳」とは、「厳しい態度」、つまり「信賞必罰をもって部下に臨む」ということです。組織人を育てる、個々の力量を伸ばすためには、リーダーとして部下に接する際、「優しさ」「思いやり」だけでは十分ではありません。厳しい態度で臨む場面も時には必要です。
 孫子は、この五つの条件を備えた者が優れた将軍であると言っています。特に、この5つの条件の内、「仁」と「厳」をどのように使い分けるか、個人の中でどのようにバランスを取るのかが、部下を統率するカギとなるのではないでしょうか。先ほど、冒頭のあいさつの中で、校長に必要な資質・能力として最も望まれるのが「人間力」と申し上げましたが、この「仁」と「厳」のバランスのとれた校長は、「人間力」に優れた校長ということが言えると思います。
 2つ目の話題は、長野県にある会社の話題です。
 この会社の考える「いい会社」とは、「社員が精神的にも物質的にも、より一層の幸せを感じるような会社」であり、「様々な分野で社会に貢献できる会社」だそうです。もちろん前提として「経営が安定している会社」ということはありますが、それについても、「会社経営が永続するために、適正な成長は不可欠ですが、急成長をいましめ、環境と人との調和を図りながら、末広がりな成長を目指します。」と謳っています。
 経済活動、つまり「利益を上げる」ことが至上命題である一般的な企業とは異なり、この会社は、「社員はファミリー、公私にわたって常に助け合おう」、「いい会社は、自分たち社員も含め、すべての人をハッピーにする」というメッセージを常に発信し、実践している会社です。「会社」を「学校」に、「社員」を「教職員」に置き換えて考えてみるとよいと思います。
 「孫子の兵法」が述べるところの「仁」と「厳」のバランス、そして、長野県にある会社が発信している「今の時代における、よい会社とはどんな会社か」というメッセージ、この2つを紹介いたしました。これらを参考に、「校長として人間力をより高めていっていただくと共に、所属する教職員一人一人が幸せだと感じる学校経営に努めていただきたい」という願いから、この話題に触れました。

2 第3次浜松市教育総合計画の4年目にあたって

 平成30年度は、本市の第3次浜松市教育総合計画「はままつ人づくり未来プラン」の実施4年目となります。1年目の平成27年度に蒔いた種が、2年目には芽を出し、昨年度は伸びていく方向を定め、より強く根付かせた年となりました。そして、本年度、平成30年度は、伸びていく方向や根付きの様子を確認しながら修正を図っていく年となります。
 こうした位置づけと捉えている平成30年度のスタートにあたって、所属長の皆さんに、大きく5点、私の思いを伝えさせていただきます。

(1)平成29年度評価・検証報告書より

まず、第1点目でございます。今年の3月に、浜松市教育委員会では「第3次浜松市教育総合計画 はままつ人づくり未来プラン評価・検証報告書」をまとめました。各学校にもお届けしていますので、また手に取って確認していただけたらと思います。
 この場で、報告書の内容についてその詳細を述べることはできませんが、本市の子供たちのよい面として、「将来の夢や目標を持っている」子供や、自己肯定感につながる「自分にはよいところがあると思う」と答えた子供の割合が、全国平均と比べて高いという傾向にあります。これはまさに、各学校での指導の成果であるととらえております。
 また、後で触れますが、本市の重点である「キャリア教育の充実」、「市民協働の推進」、「教育の情報化の推進」についても、成果と課題が明らかになっています。
 第3次教育総合計画につきましては、今年度と来年度の2年間で、後期5年間の計画策定を進めていくことになります。今一度、本市教育総合計画の7つの政策と27の施策について、伸びていく方向や根付きの様子を確認しながら修正を図っていきたいと思っております。各学校での取組状況についても参考にさせていただきながら、後期計画の策定を進めてまいります。

(2)新学習指導要領への対応について

 2点目は、新学習指導要領への対応についてです。
 私は、これまでも申してきましたが、今回の改訂の趣旨を端的に表しているのが、これまでの学習指導要領には無かった「前文」であるととらえています。
 その「前文」には、教育基本法第1条に定める「人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期す」という教育の目的と、同法第2条に定める教育の目標が述べられています。
 さらに、「自分のよさや可能性を認識すること」、「他者を価値ある存在として尊重すること」、「多様な人々と協働すること」ができる子供を育てることを通して、未来を担う子供たちが将来、「社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の作り手となる」ことを求めています。これが、新学習指導要領が目指す教育の姿を端的に表すものであると考えております。
 この新学習指導要領が目指している教育の姿は、本市が策定している第3次教育総合計画の理念として掲げている「未来創造への人づくり」「市民協働による人づくり」を通して描かれる教育の姿と相通じるものです。
 新学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」というキーワードは、全国的に浸透しているわけですが、このことについて、本市では、各校が工夫をこらして進めてきた授業改善の延長線上にあるものととらえています。昨年度の指定研究発表校の授業を見ていても、まさに子供たちがアクティブかつインタラクティブ(双方向的)に学習する姿が増えてきていると実感しています。小学校では平成32年度、中学校では平成33年度からの新学習指導要領の完全実施に向けて、より一層の授業改善をお願いします。
 特に、小学校においては、小学校5、6年生の外国語科、小学校3、4年生の外国語活動の開始について、時数の確保が最大の懸案事項だと思われます。時間割の週1コマを増加させる、コマを増加させずに授業日数で調整する等、色々な対応があろうかと思いますが、各校の実態に合った工夫をお願いします。「総合的な学習の時間」の授業時数の内の15時間分を用いて実施する小学校はないと聞いていますが、「総合的な学習の時間」の内容や学校行事の精選も含めて、教育課程全体を見直さなくてはならない時期にきています。各校の実態に応じ、ある意味、校長が勇気を持って学校経営をしなくてはならない時代が到来したとも言えるでしょう。これは、今求められている「カリキュラム・マネジメント」にも関連することでもあります。
 外国語科に関する国の動向や、評価・評定等の情報に関しては、入手次第、指導課より各校に提供したいと思っています。

(3)本年度の重点について

1.キャリア教育の充実

 まず、1つ目は、「キャリア教育の充実」についてです。昨年度の「評価・検証報告書」によれば、各学校では「キャリア教育」に対する意識の高まりが見られます。その一方で、取組状況に目を向けると、学校間で温度差が見られ、「キャリア教育をどのように進めればよいのか」「どんな力を育てればよいのか」を、依然として模索している学校もあることがわかります。
 本年度、教育委員会では、保護者向けに「はままつ人づくり未来プラン」リーフレットを作成しました。これは、校長会の御意見も参考にしながら作成したものです。保護者向けに分かり易い言葉で作成されていますが、先ほど申しました「評価・検証報告書」から見られた課題のうち、1つ目の「キャリア教育をどのように進めればよいのか」については、「各教科・領域の学習と体験活動を通して行うこと」と示しています。そして、2つ目の「どんな力を育てればよいのか」については、国が示す「キャリア教育」で育てる資質・能力として「基礎的・汎用的能力」と押さえられている4つの能力である、「人間関係形成・社会形成能力」、「自己理解・自己管理能力」「課題対応能力」「キャリアプラニング能力」の中から、「夢を実現する力」などを例示しています。これらの力を参考にして、地域や子供の実態をしっかりととらえながら、自校の子供に育てたい資質や能力を明確にしていただきたいと思います。
 また、「平成30年度はままつの教育(保護者用)」でも、「キャリア教育の推進」を取り上げています。「キャリア教育の推進」のために、学校の教育活動の核となる授業の場で、教員はどんなことを意識して子供を指導・支援していけばよいのかについて示しています。授業改善という観点から補足しますと、学校の授業では、教科には教科の、領域には領域の目標やねらいがあります。それらを縦軸に置き、さらに横軸に、キャリア教育で育てたい資質・能力を位置づけ、「主体的・対話的で深い学び」を通して、教科・領域の目標やねらいをブレさせることなく授業改善を進めていってください。
 これに加えて、「キャリア教育で育てる力」である「基礎的・汎用的能力」の育成を図ることで、夢と希望を持ち続け、これからの社会を生き抜くための資質・能力を育みながら、自分らしさを大切にする子供の育成を目指していただきたいと思います。

2.市民協働の推進

 次に、重点の2つ目は「市民協働の推進」についてです。昨年度、学校の先生方に調査した結果、「教員が社会とのつながりや結び付きを意識した授業を行うこと」の大切さについて、高い意識があることが分かりました。しかし、その反面、「保護者や地域の方を招いたり、サポートしていただいたりする授業を行っている」という回答が低いということも分かりました。一方、地域の方からは「学校は地域の人材等を積極的に活用している」という評価をいただいています。
 これらを検証した結果、「地域人材等の活用は進んでいる一方で、教員の評価のレベルが高くなっている」こと、「さらに活用を進めていきたいが、調整に要する時間を生みだすことが困難な職場の状況である」ことが明らかになりました。
 そこで、教育委員会として、CSモデル校の取り組みを進め、望ましい学校と地域との連携のあり方を検証いたします。それとともに、多くの市民に学校の教育活動等に参画していただけるよう「はままつ人づくりネットワークセンター」の内容の充実とPR活動を積極的に行う等、地域との連携・協働を強化する取り組みを進めていきます。

3.教育の情報化の推進

 重点の3つ目は、「教育の情報化の推進」についてです。今後、ますますICT環境が変化・発展し、社会のあらゆる業務に活用されていくことが予想されています。これからの時代を担う子供たちにとって、情報活用能力の育成は必須のものとなっています。また、一方で技術の発展の速度が目まぐるしいのもICT機器の特徴です。
 「評価・検証報告書」では、「情報活用能力を育成する授業を行っている」教員や、「ICT機器を効果的に活用した授業を行っている」教員の割合は前年度より低下していました。このことから、「ICT機器活用に対する意識は高いが、実際には授業での効果的な活用があまりできていない」という実態があると考えられます。
 昨年7月「第3次浜松市教育総合計画~教育の情報化編~」でも示したように、今後は、タブレット端末の効果検証等を通して、効果的かつ効率的なICT機器の導入を進めてまいります。また、ICT機器を有効に活用した授業の実施など、教員が指導しやすい環境の整備を行うと同時に、研修を充実させ、教員自身のスキルアップも図っていきたいと考えています。さらに、ICT環境での個人情報保護など、セキュリティ対策についても環境整備を進めていきます。 

(4)学校における働き方改革の取組推進

 4点目は、「学校における働き方改革の推進」についてです。
 教職員の業務の考え方について、今、まさに大きな「転換点」を迎えています。これまで、言葉は悪いのですがマスコミに教職員が登場するのは、どちらかというと「学校たたき」「教職員バッシング」の色が強かったと思います。
 昨年4月、文部科学省は平成27年に実施した「教員勤務実態調査」の結果を公表しました。それによると、1週間当たりの総勤務時間が「過労死ライン」とされる60時間を超えていた教員の割合が、小学校で33.5%、中学校で57.6%でした。本市でも、超過勤務が月80時間を超えた教職員は増加傾向にあります。こうした実態を受け、現在、教職員の「働き方改革」推進の機運が高まっています。「教職員の働き方改革」が経済誌など一般の雑誌にも特集されるなど、「教職員の労働環境が厳しい。改善すべきである。」という考えは、国民全体の共通認識となっています。学校の業務改善に向けて、追い風が吹いています。まさにこうした状況が、「転換点」であると思います。
 かつては、「何でも学校へ」という流れがあり、様々な課題が学校教育の場に持ち込まれてきました。しかし、最近は、「教職員の本来業務は何か」という視点を持ち、業務を精査していく視点が確立されつつあります。ぜひ、各学校でも「既存の考え方にとらわれない」業務の見直しをしていただきたいと思います。昨年末の12月26日には、文部科学省より「学校における働き方改革に関する緊急対策」が示されました。それを受け、本市でも先月、「はままつ人づくり未来プラン 学校における働き方改革のための業務改善方針 平成30年度版」をまとめ、各学校に送付いたしました。
 その「業務改善方針」にもお示ししているように、浜松市教育委員会として、今年度から、「校務アシスタントや部活動指導員の配置」、「タイムレコーダーの試行設置」、「長期休業中の学校閉庁日の設定」など、具体策を取っていきます。この中で、「長期休業中の学校閉庁日の設定」につきましては、近日中に各学校長あてに通知いたします。内容は、本年度から学校の実情に合わせ、長期休業期間のうち3日間程度の学校閉庁日の設定をお願いするものです。各学校での教育計画については、すでに保護者や地域に知らせていることは承知しているところですが、比較的影響の少ない長期休業期間の中での実施を実現し、管理職も含めた教職員の休暇が取得しやすい環境を促進したいと考えておりますので、御対応をお願いいたします。また、併せて浜松市教育委員会から保護者に宛てた文書「教育の質の向上に向けた取り組みへの理解と協力について~教職員の負担軽減と子供と向き合う時間を確保するために」を発出いたします。広く保護者、市民の方々の理解と協力を得るために、今後も具体策についての情報発信に積極的に努めてまいります。
 「教職員の働き方改革」を進めるためには、こうした具体策と併せ、教職員一人一人の意識改革が必要であることは言うまでもありません。みなさんと共に、「あの手、この手」と工夫した取組を進めていきたいと思います。「子供にとって本当に必要なことか」、「特定の個人の特性によりかかった取組ではなく、今後の学校教育全体にとって、持続可能な取組であるか」という視点から、大胆な業務の「見直し」を行っていきましょう。
 また、「部活動指導員配置」に関連し、この度、まとめました「浜松市中学校部活動運営方針」について、少し触れたいと思います。この方針は、国が示したガイドラインを受け、生徒にとって望ましい部活動のあり方の具現を目指して作成いたしました。内容として、部活動への自主参加制の提唱や休養日の設定、活動時間の基準等々、様々な方針を示しています。生徒のために策定された「浜松市立中学校部活動運営方針」ではありますが、結果的に中学校教員の働き方改革につながる部分も多かろうと思っています。方針徹底及び激変緩和のための周知・試行期間が示されますが、実行可能な内容については、できるだけ早く取り入れ、スムーズな運用ができるようにお願いいたします。
 なお、小学校における部活動についても、働き方改革の一環として、子供にとっても教員にとっても過重な負担となっていないか各学校において見直しを進めていただくとともに、全体に共通する課題については教育委員会としても改善に向けて働きかけてまいります。

(5)教員育成のための取組推進

 5点目は、人材育成の推進に関する取り組みについてです。
 この会のはじめのあいさつでも触れましたが、昨年、「浜松市教員育成指標」、「浜松市校長育成指標」を策定し、教職員のみなさんに示しました。これは、教職員のキャリアステージを、浜松市が求める着任時の教職員の姿を理解する「(大学における)養成期」から、教職員としての集大成の段階である「深化・貢献期」までの5つの段階に分け、それぞれの段階で身に付けるべき資質や能力を明確化したものです。言わば、浜松市の教職員として、成長していく「道筋(みちすじ)」を示したものです。
 浜松市が目指す教職員の姿は2つあります。「愛情と情熱を持ち続ける教職員」、そして、「専門性と指導力を磨き続ける教職員」です。浜松市のすべての教職員がこうした姿となるよう、こうした姿であり続けるように導いていくのが、ここにいる校長先生の大切な役割です。各校長先生におきましては、この教員育成指標に照らして、キャリアプランニングの視点から、それぞれの学校の教職員に対して指導・助言をお願いしたいと思います。

3 むすび

 私は、教育長就任以来、校長先生方をはじめ教職員の皆さんに言い続けてきたことは、「初心を忘れない」と、「たゆまぬ自己改革」です。この2つの言葉は、私自身の座右の銘でもあります。
 新年度を迎え、今年も多くの新しい校長先生とお会いすることができました。経験豊かな校長先生も、新たに校長先生となられた方も、どうかぜひ、この平成30年度を迎えた日の思いや決意を忘れずにいただきたい。校長としての「初心」を忘れずにいただきたい。そして、日々、子供たちの健やかな成長を願って、自校の教職員の皆さんが安心して働けることを願って、組織の長として自己改革に努めていただきたいと強く願っています。
 結びになりますが、校長職は最高責任者、後ろ盾のない神経をすり減らす仕事です。リフレッシュする時間を十分とりながら、健康第一でお仕事をしていただければと思っています。
 また、心配なことがあれば、遠慮せずに早めに連絡をしていただければと思います。担当課の職員がお話をじっくり伺います。教育委員会として適切な対応への助言も可能になると思っています。
 浜松の子供たち一人一人のために、各小中学校の充実した教育活動をお願いし、年度始めの話といたします。

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