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更新日:2023年8月10日

浜松市中山間地域振興計画(1.はじめに)

中山間地域って何?

中山間地域とは「平地の周辺部から山間地までの、まとまった平坦な耕地の少ない地域」をいいます。

一般的に、地形は、平野から山に向かって、平地→中間地→山間地と変化していきます。この中間地と山間地を合わせて中山間地域と呼んでいます。

浜松市の中山間地域

浜松市の中山間地域は、天竜区と北区引佐町の北部(旧鎮玉村(しずたまむら)及び旧伊平村(いだいらむら))と定めます。

過疎地域自立促進特別措置法(過疎法)で指定された春野・佐久間・水窪・龍山の旧4町村を含む天竜区は、人口流出、少子化、高齢化が著しく、市の中心部から遠距離にあり、都市部に比べて生活条件に格差がある地域であることから、区を一体として対象地域としました。また、北区引佐町の北部(旧鎮玉村及び旧伊平村)は、人口流出、少子化、高齢化が天竜区と同様の状況にあり、山村振興法に基づく地域に指定されていることから対象地域としました。

中山間地域の魅力と役割

浜松市の中山間地域は、面積の約9割が森林です。森林から産出される木材は、住宅等の建築材料になるほか、近年ではクリーンエネルギーである、木質バイオマス燃料等としても注目されています。豊かな森林は山が持つ水源の涵養(かんよう)機能にも貢献し、山に深く根を張った木々は土砂災害などを防いでくれます。

浜松市の中山間地域は、浜松全域に必要な水を供給しています。飲料水、工業用水、農業用水など、市民の生活や産業に欠かすことのできない水は、この地域から供給されているのです。また、豊富な水資源を生かした水力発電により、電力も供給しています。

浜松市の中山間地域は、豊富な養分を蓄えた土があります。山の土に含まれる栄養素は、川を通じて浜名湖や遠州灘に流れ込み、魚をはじめとする水生生物を育て豊かな海をつくります。平地に広がる肥沃な土地も、海に広がる砂浜も、かつては山の土だったのです。現在進めている防潮堤整備にも、中山間地域の土が役立っています。

浜松市の中山間地域は、二酸化炭素を吸収し酸素を供給し続けています。また、心の豊かさが薄れがちな現代社会において、恵まれた自然環境など癒しの場を提供し、都市住民のふるさと回帰の求めに応えるなど、都市にはない、ゆったりとした空気感を提供しています。

浜松市の中山間地域は、人の生活の原点があります。人の手が入った里山にあっても、日々の生活は常に自然と共にあります。豊かな自然の恵みを享受する生活の中では、深く温かい人間関係が育まれ、田楽や神楽など農村生活から生まれた、様々な伝統文化が継承されています。

 

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お問い合わせ

浜松市役所市民部市民協働・地域政策課 中山間地域振興担当

〒431-3392 浜松市天竜区二俣町二俣481

電話番号:053-922-0200

ファクス番号:053-922-0049

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