更新日：2015年3月30日

平成27年度浜松市食品衛生監視指導計画 ご意見・考え方

平成27年度浜松市食品衛生監視指導計画（案）に対する市民からの提出意見とその意見に対する市の考え方について

平成27年1月16日から2月14日にかけて実施しました平成27年度浜松市食品衛生監視指導計画（案）に対する意見募集に貴重なご意見をいただきましてありがとうございました。
意見募集を行った結果、寄せられたご意見について、それらのご意見と、ご意見に対する市の考え方で主なものを公表いたします。なお、寄せられたご意見については要約して掲載し、ご意見に対する市の考え方については以下の3つに分類しております。

• 今後の参考意見…今後運用実施していく上で参考としていく場合
• すでに盛込済み…寄せられた意見がすでに案に盛込まれている場合
• その他…案に直接影響を及ぼさない場合または案に反映しない場合

また、寄せられたご意見を参考にして、「平成26年度浜松市食品衛生監視指導計画」を策定し、平成27年4月から実施していきます。今後とも、食品衛生業務に対するご理解とご協力をお願いいたします。

意見1　意見募集方法について

食品衛生監視指導計画案への意見募集ホームページ上に過去の計画と結果、そして今年度の計画の途中経過まで載せられていることに、意見提出促進に向けての努力を感じます。

【市の考え方】その他

今後におきましても、ホームページを活用した積極的なリスクコミュニケーションの促進を図ってまいります。

意見2　監視指導の実施について

昨年、静岡市で冷やしキュウリによるO-157食中毒が発生しました。露店においては、漬物類など簡易な加工食品については、保健所への届け出の義務はないとのことに驚きでした。届け出だけでも義務化して、注意喚起を図ることを希望します。

【市の考え方】今後の参考意見

浜松市では「浜松市食品衛生法の施行に関する条例(以下、条例)」において漬物製造業等の届出が定められています。届出があった食品等事業者に対しては検便の実施等、衛生面での指導を実施しております。また、一斉監視指導時に移動式店舗に対する注意喚起を図ってまいります。

なお、冷やしキュウリによる食中毒事件を受け、静岡県衛生課より露店における冷やしキュウリ(浅漬け)の加工販売を自粛するよう通知がありました。また、露店で提供できる食品は営業施設の基準等に係りますので、冷やしキュウリ以外の簡易な加工食品の取り扱いについても静岡県衛生課と協議し、今後の対応を検討してまいります。

意見3　食品等事業者に対する自主的な衛生管理の推進について

(1)トレーサビリティの推進について

消費者が食に安心を感じる要因に、食品の安全管理とともにトレーレビリティが挙げられます。より高い食品衛生の監視をすすめるため、食品等事業者にトレーサビリティの推進をすすめていただきたいと希望します。

(2)危機管理対応の制定について

食品等事業者に、万一事故が起きた時の対応の仕方や情報公開等についてのマニュアルを整備するよう働きかけることを希望します。

【市の考え方】今後の参考意見

浜松市では条例において、食品等に係る記録の作成・保存は努力義務として規定されています。また、食品等に起因する食品衛生上の問題が発生した場合、関係者への連絡体制、食品等の回収方法及び保健所長への報告の手順を定めておくことも努力義務として規定されています。問題発生時には速やかな流通ルートの特定と迅速な回収が求められることから、より一層の自主的な衛生管理の推進が重要と考えており、特に健康被害拡大が懸念される大量調理施設及び広域流通食品等製造施設を中心に、記録の作成・保存及び危機管理対応等の監視指導方法を検討してまいります。

提案4　意見交換(リスクコミュニケーション)について

食品事故報道などの断片的な情報で不安を感じることがあります。しかし設定されたリスクコミュニケーションの場だけでは、不安や疑問を払拭できないこともあります。消費者自身が求める内容でリスクコミュニケーションの場を設定していただけるよう希望します。

【市の考え方】すでに盛込済み

保健所生活衛生課及び保健所浜北支所では「食の安全について」をテーマとして出前講座を実施しております。食の安全に関する内容として食中毒・食品表示・残留農薬等、依頼に応じた出前講座を実施しており、その内容に合わせて参加者との意見交換も実施しております。

平成27年度浜松市食品衛生監視指導計画　目次

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