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後かいしないように

No.3703
小学校5年生

 人の命はいつ終わるか分からない。だから生きているうちにしてあげられる事をしてあげないといけない。お母さんの経験から、ぼくはそう思った。
 ぼくが7才の時、おじいちゃんが亡くなった。おじいちゃんが亡くなる数時間前に、おじいちゃんがお母さんに、あるお願いをした。でもお母さんは、テレビを見たかったので、「あとで。」と言った。その後、またお願いされた時には、いないふりをした。その数時間後におじいちゃんは亡くなってしまった。お母さんはものすごく泣いていた。悲しいという気持ちよりも、たのまれた事をやってあげなかった事がとてもくやしくてたまらないという後かいの気持ちのほうが強くて涙が出た、とお母さんは言った。おじいちゃんは、ふだん遠くに住んでいて、めったに会えないからよけいにくやしかったのだと思う。
 毎年、たん生日に電話をかけてきてくれたり、遊びに行くとあく手して出むかえてくれたり、ハンバーグを食べに連れて行ってくれたり、当たり前だった事が今はなくなってしまい、とてもさみしい。おじいちゃんがいなくなってから、はじめておじいちゃんがいた時がとても楽しくて大切だった事に気がついた。ちゃんと、ありがとうって言っておけば良かった。
 おじいちゃんはよく、「おかあさんの言うことをちゃんときけよ。」と、ぼくの手をにぎりながら言っていた。おじいちゃんに見てもらうことができないけれど、この約束を守りたいと思う。
 ぼくは、お母さんのように後かいしないように、日ごろから家族や周りの人にやさしくしたり、いやな事でも気持ちよくやってあげたりしたいと思う。みんなも、大切な人とお別れをする時に、後かいしないように、やさしい気持ちで生きてほしいと思う。

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