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お父さんの病気

No.1882
小学校6年生 女子

 5年前、私が小学校1年生の時にある日とつぜんお父さんがたおれました。私とお母さんはとつぜんおこった事にすごくあわてていたけれど救急車にすぐきてもらいました。私はお父さんっ子なので救急車の中でも病院の中でも何も考えられなくて、ただ、お父さんが無事でいる事をねがっていました。
 いろいろな検査をして1時間ぐらいがたった時、お医者さんによばれました。私もお母さんもすごくきんちょうしながらお医者さんに話をきいたところ、お父さんは脳梗塞だという事を知りました。お母さんはショックで泣きはじめて、私は頭の中が真っ白で何が何だか分かりませんでした。それからお父さんは入院する事になり、1ヶ月後に退院することができました。でも、それでも脳は完全に回復していなかったので、物を落としたり考えるのがおそかったりして、1人では食事をすることもできなかったので、私か姉がお父さんの口もとにはこぶしかありませんでした。
 それから5年もたった今ではもうすっかり元気になってすごく楽しい日をすごしました。しかし今年の夏休みの中ごろにお父さんはまたたおれてしまいました。原因は同じく脳梗塞でしたが弱めだったので一応1週間入院することになっていました。5年前の脳梗塞の原因は分かりませんでしたが、今度は心ぞうの血管の一つがつまっていたからでした。それでカテーテルという手術を2週間やりました。入院も延長していつ退院できるのか分からないと言われました。そしてある日、お医者さんであと3日で退院ができると言われました。でも、その次の日にお父さんが高ねつをだしてしまい血圧もあがって、胃がものすごくはれてしまいました。入院はまた延長されて、いつ退院できるかわからないとまた言われました。今はもう血圧もねつもさがっているのでだいじょうぶだけど、胃がまだはれているので退院はできません。もう1ヶ月たっているにまだ治らないので私はいつも考えてしまいます。もしお父さんの心ぞうの血管もまたつまってしまえば、お父さんは死んでしまうのではないのかと思います。
 そんな体験をして私は、親や身の回りで自分のことを支えている人の命になにかがおこるとすごく心配してしまって、やっぱりその人がいなくなったらどんなにショックなのかと思い、人の命も自分の命も大事な物なんだなと思いました。これからは今以上に人や自分を大切にしていきたいと思います。

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