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生きていく

No.1706
小学校5年生 女子

 「いのち」それは、いつなくなるか分からないものでありながら、強くて明るい光をはなっているものだと、私は、いつも思っています。私の家族は、私の前で「いのち」をなくしたことはなく、私は「いのち」の、強くて明るい光ばかりを見て、育ってきました。私の友達が家族をなくし、悲しみながらも自分の生きる道をつき進んでいく姿を見て、そういう経験が何もない私は、これからこういうことがあった時にやっていけるのだろうか、ちゃんと道をつき進んでいくことができるのだろうかと心配になったこともあります。
 私は、小さいころから、『「いのち」は、一つしかない大切なものなんだよ。だから大切にしなさい。』と教えられてきました。そして、そのたびに、「死」がとてもこわくなり、「いのち」(生きるということ)について、考えることをやめてしまっていました。それから、何年かたち、「いのち」(生きる)ということについて、考えることができるようになり、この手紙を書くにあたって、「生きる」ということについて改めて考えてみました。
 私は今まで、「生きている」というのは、「死んでいない状態」だと思っていました。死んでいないものはすべて生きていると。しかし、それはまちがっていると、今の私なら言うことができます。「生きている」というのは、愛してくれている人がいて、困難の中に喜びを見つけ道を切り開き、進んでいくことだと今の私は思います。
 これから私はいろいろな困難にぶつかることでしょう。もう何もしたくなくなるという時もあるでしょう。でもその中でも喜びを見いだし、道を切り開き、つき進んでいくことで、けんめいに「生きて」いきたいと思います。

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