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更新日:2017年4月1日

第1章 『はままつ産業イノベーション構想』の改訂に当たって

1.構想改訂の趣旨

本市は、2011年10月に、ものづくり産業振興の指針として「はままつ産業イノベーション構想」を策定し、「産業イノベーション都市・はままつ」の実現を目標に掲げるとともに、既存産業の高度化・高付加価値化、成長市場・新産業の創出などを目指し、諸施策に取り組んできた。

構想策定から5年が経過し、少子高齢化の進展などにより、本格的な人口減少社会を迎える中、多国間のFTA(自由貿易協定)(※)など、経済のグローバル化が進展している一方、新興国経済の成長鈍化、IT技術の進歩によるインダストリー4.0(第4次産業革命)(※)など、本市を取り巻く経済環境は大きく変化してきている。

これらの環境の変化を踏まえ、時代の進展に対応した構想とするため、産学金の有識者による「はままつ産業イノベーション構想改訂検討会議」を設置し、本構想の見直しに取り組んできたところである。

2.これまでの主な取り組み

2012年に地域の中核的・総合的な産業支援機関として、公益財団法人浜松地域イノベーション推進機構(以下「イノベーション推進機構」)を設立し、本構想の実現に向けてさまざまな産業支援策に取り組んできた。

2014年には、リーマン・ショックを契機とした生産拠点の海外移転の進展を踏まえ、ジェトロ浜松貿易情報センターを誘致するとともに、海外拠点の支援機関として、浜松市アセアンビジネスサポートデスクを設置し、市内中小企業の海外ビジネス展開の総合的な支援に取り組んできた。また、2015年には、起業・創業の拠点となる「はままつ起業家カフェ」を開設し、地域の産学官金が一体となった創業支援体制を構築するとともに、2016年には、「はままつ首都圏ビジネス情報センター」を設置し、市外からベンチャー企業や工場・研究所などの誘致強化に取り組んできた。さらに、成長分野を中心とした新産業の集積を促進するため、北区都田町川山地区に新・産業集積エリアを整備し、企業立地の受け皿づくりを進めてきたところである。

このほか、産学官金連携プロジェクトとして、2011年から文部科学省の地域イノベーション戦略支援プログラム「浜松・東三河ライフフォトニクスイノベーション」の採択を受け、多くの研究開発プロジェクトを創出するとともに、2016年には、文部科学省の地域イノベーション・エコシステム形成プログラムの採択を受け、「光の尖端(せんたん)都市『浜松』が創成するメディカルフォトニクスの新技術」をテーマに、新たなプロジェクトを立ち上げたところである。

〔浜松市を取り巻く現状と課題〕 … 詳細は資料編

(1)人口の推移

本市の人口は、2010年の国勢調査で初めて減少に転じ、2015年には797,980人と、80万人を割り込んだ。本市の将来推計人口によれば、今後も人口は減少が続き、2015年の本市の将来推計人口によると25年後には、約69万人にまで減少する。特に産業に大きく関わる生産年齢人口(15歳以上65歳未満)の総人口に占める割合は、6割(約48万人)から5割(約37万人)程度まで減ることが予測される。
また、産業別就業人口構成比は、第1次産業が4.2%、第2次産業が32.2%、第3次産業が63.6%となっており、第3次産業の就業人口が6割を超えているものの、全国の政令指定都市の中では、最も低い比率である。人口減少とともに、就労を支える生産年齢人口の減少が就業構造に大きな影響を及ぼすことが懸念される。

(2)本市の産業構造の特性

本市の産業は、相対的に輸送用機器産業の占めるウェイトが高く、同産業の生産拡大によって関連企業群が形成され、地域経済全体の発展をけん引してきた。また、メーカー企業を頂点とするピラミッド型の企業系列は、関連する中小企業の加工技術等を磨き、技術や経営の高度化に貢献した。
しかし、経済・生産活動のグローバル化が進み、輸送用機器産業においては、“現地調達・現地生産”へのシフトが加速する中、従来の企業系列にも影響が及んでいる。工業統計の製造品出荷額等の内訳をみると、輸送用機械器具の割合が圧倒的に高く、全体の40.4%を占める。さらに、製造品出荷額等は、2007年の3兆2,257億円をピークに、2008年秋に発生したリーマン・ショックを境に激減。その後の円高や調達の最適化等による現地生産化の流れを受けて海外への生産移転が加速し、2014年時点で2兆58億円と、リーマン・ショック前に比べ1兆円以上も減少している。こうしたことから、既存のものづくり技術を核に、光・電子技術やIT技術との融合など、輸送用機器に次ぐ新たな産業を創出し、複合的な産業構造への転換を図ることが喫緊の課題となっている。

3.都市の未来ビジョン

本市の30年後の理想の姿を展望する浜松市総合計画では、都市の将来像として、市民協働で築く「未来へかがやく創造都市・浜松」を掲げており、はままつ産業イノベーション構想は、この将来像を具現化する産業分野の個別計画として位置付けられるものである。

◎浜松市総合計画(浜松市未来ビジョン・第1次推進プラン)
■都市の将来像
市民協働で築く「未来へかがやく創造都市・浜松」

■30年後の理想の姿(産業経済)
創造性と安定性を兼ね備えた浜松の産業が、世界経済を支えている。

■10年後の目標(政策の柱)
輸送用機器関連産業に次ぐ新たなリーディング産業が集積し、持続可能な地域経済が確立している。

 

(※)は用語解説を参照

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