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更新日:2019年3月15日

浜松市水産業振興基本計画

浜松市水産業振興基本計画 平成21年度~平成30年度

浜松市水産業振興基本計画概念

1.基本理念

浜松市水産業の置かれている情勢と浜松市の特性を考え合わせて、水産業振興の基本理念を以下のように定めました。

“やらまいか!元気でにぎわいのある浜松の水産業”

これは、浜松の気質である「やらまいか精神」で新しい水産業に挑戦しよう、元気でにぎわいのある地域に根ざした夢のある水産業を目指そう、みんなが知恵を集め、みんなの手で、自分たち独自の水産業を作ろうという意気込みを込めています。

2.浜松市が目指すべき10年後の水産業の将来像と数値目標

基本理念に従い、浜松市の水産業を振興し、実現しようとする『浜松市が目指すべき10年後の水産業の将来像』を以下のように定めました。

  1. 安全に、安心して、安定的に市民の食生活を支えられる水産業。
  2. 地域の水産資源を最大限に活用し、次世代に資源と環境を継承する水産業。
  3. 水産業が持っている地域特性や自然環境、食文化の情報を市民に提供する。
  4. 地域の産業と連携し、新たな水産業に取り組み、全国に浜松産と浜松の水産業を発信する。

近年の浜松市の主要な水産業協同組合の年間取扱高の推移から今後の伸び率を1.1%と推定しました。
このことから、浜松市水産業振興基本計画における数値目標は、年1.1%増とします。なお、数値目標は、計画期間中の動向に応じて見直しを図ることとします。

グラフ:計画期間の取り扱い高の推定
計画期間の取り扱い高の推定

3.浜松市水産業振興戦略

基本計画の構成は、骨格となる4本の柱として水産業振興戦略を掲げました。
各戦略には、各戦略ごとの趣旨と方向性を表したリーディングプロジェクトを配し、その下には課題を解決するための重点プロジェクトが位置づけられています。

  • (1)水産業経営の安定化戦略
    水産業振興の基礎となる、水産業経営を安定して、強固なものにするための戦略です。
    戦略の方向性を示すリーディングプロジェクトとして、『水産業経営の基盤整備』と『水産物価値の向上・安定』の二つをあげました。
  • (2)水産資源の持続的利活用戦略
    水産業の振興、発展はとりもなおさず水産資源の存続に依存しています。すなわち海や川、湖にいつまでも魚介類が生育していないと水産業は成り立たないのです。
    ここではリーディングプロジェクトとして『持続的な資源管理』、『水産資源の背景としての環境保全』の二つをあげました。
  • (3)水産業の情報戦略
    経営の安定のためにも、資源の利活用にとっても、水産業だけの内輪の対策では対応しきれません。
    広く異なる業種間であったり、異なる地域であったり、消費者、一般市民との間であったり情報のやりとり、コミュニケーションを取ることが大変重要なポイントとなります。
    リーディングプロジェクトとして『水産業情報の提供と活用』をあげました。
  • (4)水産業クラスター形成戦略
    “クラスター”とは、都市計画や新産業形成の計画に用いられる用語で、いろいろな要素が結びついて一つの固まり、集団を作っていく様子を表します。
    ここでは、水産業が目指す新たな形として、他の産業と結びついて新たな水産業を形成してゆくこと、浜松の地域産業、観光、サービス業と結びついて新たなビジネスを生み出してゆくことを目指す戦略です。新たな結びつきに挑戦する、まさに“やらまいか”精神の発揮のしどころと言えます。
    リーディングプロジェクトとして産業間の連携の機会づくりや運営面の支援を重点として『水産業と地域産業の連携促進』をあげました。

浜松市水産業振興基本計画 全体版(PDF:3,935KB)

浜松市水産業振興基本計画 概要版(PDF:512KB)

 

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浜松市役所産業部農業水産課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2333

ファクス番号:050-3606-6171

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