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更新日:2019年3月15日

第7章 地域別計画(2)

7-2 地域別計画

(1)天竜川中流・都田川上流地域

1)地域特性

位置
静岡県内での天竜川本流の流域および天竜川支流の水窪川と気田川の流域及び都田川の上流に位置します。
【天竜区(天竜、佐久間、春野、水窪、龍山)、北区(引佐)】

位置


地域の特性

地域の課題

自然環境

  • 天竜川の秋葉ダムより上流部は、全域が急峻な山地地域であり、秋葉ダムより下流域及び都田川上流地域は、比較的起伏の緩やかな丘陵地が広がっています。
  • 植生は最北部の市界付近(天竜区の水窪町や春野町)に残るブナを主体とした自然林を除いて、スギ・ヒノキ植林が広がっています。金原明善翁が私財を投じた治水事業・植林事業から続く天竜美林と呼ばれる植林地を持つ地域でもあります。
  • 適切に手入れされた森林は、木材生産だけでなく、水資源の確保や山地災害の防止、景観や教育などの文化、環境保全などの公益的な機能を有しています。持続可能な森林経営・管理を実現するためのFSC森林認証取得を進めています。しかし、手入れがいきとどかないため荒廃し、機能が低下しつつある森林もあり、鳥獣被害の増加などの問題を引き起こす原因の一つとなっています。
  • 動物は、渓流のアマゴ、イワナなどの魚類やニホンカモシカなどのほ乳類、オオタカなどの猛禽類が生息しています。貴重なギフチョウも見られます。
  • 適切な森林管理
  • 鳥獣被害への対策(「特定鳥獣保護管理計画」と連携)
  • 生物の生息・生育空間の確保

社会環境

  • 豊かな自然環境を活かした、ハイキング、釣り、キャンプなどの観光レクリエーションが盛んです。
  • 神楽や田楽、花の舞、ひよんどり、農村歌舞伎などの伝統芸能が継承され、民俗文化財の宝庫です。
  • 棚田の保全活動や企業の社会貢献活動が行われています。
  • グリーン・ツーリズムの推進
  • 地域コミュニティの再生

生産環境

  • 傾斜地には比較的小規模な茶畑が点在する他、一部の河川低地に水田が広がる場所も見られます。棚田や段々茶畑など山地特有の良好な農業景観があります。
  • 農村景観の保全

天竜美林(天竜区龍山町)
天竜美林(天竜区龍山町)

しいたけの菌打ち体験(天竜区)
しいたけの菌打ち体験(天竜区)

2)環境配慮の視点(整備目標)

【山地の豊かな自然環境と山の暮らしの保全・活用】

森林資源の循環活用を目指します。

自然、歴史、農林業など山の暮らしを感じる地域資源を再発見し、交流促進に活用します。

3)今後検討すべきプロジェクト

木質バイオマスの利用促進プロジェクト

森林資源の有効活用や地球温暖化対策として、採算性がないために放置されたままの間伐材から木質ペレットを製造し、使用する施設の整備を進め、間伐材の利用促進による資源循環社会の形成を目指します。特に、木質ペレットによる温室暖房等の農業施設への利用拡大を図ります。また、林地残材の搬出は、適正な森林環境の管理につながり、生物多様性の保全にも寄与します。

  • 実施区域 ⇒ 天竜区龍山地域の一部
  • 関連部署 ⇒ 農林業振興課

グリーン・ツーリズム交流促進プロジェクト

変化に富んだ北遠の山々、阿多古川、気田川、水窪川などの清流、大栗安や久留女木の棚田、遠州山のお茶など、豊かな自然環境に育まれた農山村ならではの景観や伝統的な民俗芸能など魅力的な資源が数多くあります。それらの資源を有機的に結び付けて、その魅力を積極的にアピールすることで、都市と農村の交流を促進し、地域の農林漁業の振興及び活性化を図ります。

  • 関連部署 ⇒ 農林水産政策課

天竜川中流・都田川上流地域 ゾーニング図
図7-2 天竜川中流・都田川上流地域 ゾーニング図

(2)天竜川扇状地地域

1)地域特性

位置
天竜川扇状地地域は、天竜川の侵食作用による河岸段丘と天竜川からの土砂等の堆積により形成された扇状地地形が見られる地域です。
【浜北区(浜名、北浜、中瀬、赤佐、麁玉)、東区(積志、長上、笠井、中ノ町、和田)、南区(白脇、新津、飯田、芳川、河輪、五島)、中区(江西)】

位置


地域の特性

地域の課題

自然環境

  • 河川は、天竜川、安間川、馬込川などがあり、浜北区の丘陵地にはため池が点在しています。
  • 河岸段丘沿いには二次林である斜面樹林が帯状につながり、崖線からの湧水が見られる場所もあります。管理が不十分で荒廃した樹林も見られます。
  • 県立自然公園は、広大な丘陵地にアカマツ林が広がっています。下草として暖地性植物が見られます。シラタマホシクサなどの湿性植生も見られます。
  • 扇状地には馬込川が流れ、細い水路が多く存在します。天竜川河畔には水辺植生が多く見られます。
  • 天竜川下流域の魚類相が見られます。天竜川の河畔林には、鳥類や昆虫類(コムラサキ等)が生息しています。しかし、これらの生息場所はヤナギ林の伐採等により、減少しています。
  • 水と緑のネットワークの形成
  • 天竜川河岸段丘の斜面樹林の保全
  • 天竜川河畔林の保全

社会環境

  • 馬込川中下流部沿いは中心市街地となっており、中心市街地から遠州灘、天竜川にかけて連坦した住宅地や田畑が見られますが、農地と宅地の混住化も見られます。
  • 身近な水辺や緑の創出、農業にふれあう空間が求められています。
  • 身近な水辺や緑の創出
  • 農とのふれあい空間の整備

生産環境

  • 農地は、浜北区北部に植木畑、なし、みかんなどの樹園地が広がり、低地には水田やセルリーなどの畑地が見られます。
  • 特徴的な景観としては、マキ囲いの屋敷林や島畑、条里制跡などがありますが、ほ場整備や区画整理により減少しています。
  • 地域を特徴づける農村景観の保全

天竜川扇状地の水田・みかん畑と河岸段丘の斜面緑地(浜北区)
天竜川扇状地の水田・みかん畑と河岸段丘の斜面緑地(浜北区)

水田とマキ囲いの屋敷林(東区)
水田とマキ囲いの屋敷林(東区)

2)環境配慮の視点(整備目標)

【天竜川扇状地に広がる水と緑のネットワークの形成】

天竜川、安間川、馬込川などの河川や水路網、天竜川河岸段丘の斜面樹林、農地等を有機的につなぎ、生物多様性に配慮した水と緑のネットワークを形成します。

自然条件のもとに形成されたマキ囲いや島畑などが残る地域の特徴的な農村景観を保全します。

3)今後検討すべきプロジェクト

天竜川河岸段丘の斜面樹林の保全・育成プロジェクト

天竜川河岸段丘沿いに残る斜面樹林は、市の中心部を南北につなぐ緑の軸であり、斜面沿いの湿地は様々な生物が生息・生育する場所です。さらに、扇状地に広がる農地の背後に斜面樹林が連なる景観は、天竜川が作り出した本地域固有の農村景観です。
しかし、こうした斜面樹林は、開発による減少や、管理不足による荒廃が見られることから、斜面樹林周辺を一体的に保全するとともに、斜面樹林を背景にした良好な農村景観の形成を図ります。また、浜北区で推進している「遠州山辺の道構想*」の取組と協調して地域資源のネットワークの形成を行っていきます。

  • 実施区域(環境創造区域) ⇒ 浜北区三方原台地東縁沿い
  • 関連部署 ⇒ 浜北区まちづくり推進課

*遠州山辺の道構想:三方原台地東縁沿いの河岸段丘地帯(内野・平口地区)から浜北北部丘陵地帯(宮口・根堅地区)を経て、天竜二俣地区に至るまでの一帯を対象に、「根堅まいり」と呼ばれる信仰ルートを下地とし、歴史遺産や自然景観、地場産業、公共施設など様々な要素を結び付けた散策コースを「遠州山辺の道」として設定し、整備・運用しようとするものです。

天竜川扇状地地域 ゾーニング図
図7-3 天竜川扇状地地域 ゾーニング図

(3)三方原台地地域

1)地域特性

位置
三方原台地地域は、天竜川の扇状地が隆起した洪積台地地域であり、赤土で形成された平坦な台地が広がる地域です。
【北区(都田、三方原)、中区(富塚、萩丘、花川)、西区(入野、篠原、和地、伊佐見、神久呂、雄踏)】

位置


地域の特性

地域の課題

自然環境

  • 台地から佐鳴湖を経て浜名湖に注ぐ新川や伊佐地川などが流れ、これに台地が削られ、谷津が形成されています。この崖線に沿ってクヌギ・コナラの二次林が残っており、市街地近郊において希少な里山環境が残されている地域です。しかし、管理不足による樹林の荒廃が進んでいます。
  • 谷津周辺は、谷、台地、斜面、水辺からなり、そこには水田(谷津田)、畑、斜面樹林、水路、ため池、畦、湧き水など、様々な自然環境が見られ、特有の貴重な生物が生息・生育しています。
  • 谷津地形の保全
  • 三方原台地の斜面樹林の保全
  • 放置竹林への対策

社会環境

  • 市街地近郊において、農とのふれあい空間が求められています。
  • 農とのふれあい空間の整備

生産環境

  • 台地上の防風林としてアカマツが南北、東西にグリッド状に植林され、背後に畑地が広がる特徴的な農村景観を形成しています。
  • 台地上は水系に乏しいため天竜川から三方原用水が引かれており、この用水を利用して本市を代表する農地が広がっており、みかん、茶や赤土を活かした馬鈴薯、大根等が生産されています。
  • 農業遺産としては、円筒分水工が残っています。
  • 耕作放棄された谷津田が見られます。
  • 施設栽培が盛んで、洋菜(セルリー、チンゲンサイ、サラダ菜)、花きなどが栽培され、一大産地となっています。
  • 三方原防風林がある原風景の保全
  • 谷津田の再生
  • 施設栽培における自然エネルギーへの転換

三方原台地上の赤土の畑と背後の防風林(北区三方原町)
三方原台地上の赤土の畑と背後の防風林(北区三方原町)

樹林地と谷津田の耕作放棄地(西区大久保町)
樹林地と谷津田の耕作放棄地(西区大久保町)

2)環境配慮の視点(整備目標)

【市街地近郊の里山環境の保全・活用】

三方原台地を刻む谷斜面樹林群、低地の水田といった谷津地形を保全し、市街地近郊の希少な里山環境を身近な農とのふれあいの場として活用します。

三方原台地上の防風林と畑地の原風景を保全します。

環境保全型農業の推進により、水辺環境を保全します。

谷津の土地利用のイメージ
谷津の土地利用のイメージ

3)今後検討すべきプロジェクト

谷津再生プロジェクト

谷津を構成する台地上の畑・二次林の斜面樹林・ため池・谷津田・水路・湧水等を一体的に保全・再生し、地域の人と関わりによって、多様な生物の生息・生育環境を創出します。

  • 実施区域(環境創造区域)⇒神ヶ谷地区の一部、大久保地区の一部
  • 関連部署 ⇒ 産業部

浜名湖への環境負荷軽減プロジェクト

浜名湖のうち、閉鎖性の強い水域(庄内湖、引佐細江、猪鼻湖)の全窒素が高濃度となっています。これには、耕作土や農薬・肥料の流出などの農業による影響が一因に挙げられます。そこで、浜名湖への環境負荷を軽減するため、農薬散布量の軽減や施肥量の軽減を図ります。

  • 実施区域 ⇒ 庄内湖、佐鳴湖へ排水を流出する農地
  • 関連部署 ⇒ 環境保全課

三方原台地地域 ゾーニング図
図7-4 三方原台地地域 ゾーニング図

(4)浜名湖東岸地域

1)地域特性

位置
浜名湖東岸地域は、三方原台地西端部から庄内半島を含み、浜名湖東岸に面する地域です。
【西区(庄内、和地、伊佐見、雄踏)】

位置


地域の特性

地域の課題

自然環境

  • 三方原台地から浜名湖へ注ぐ河川に沿って起伏のある谷津が形成されています。谷津の崖線上にはクヌギ・コナラの二次林が残っています。しかし、管理不足による樹林の荒廃が進んでいます。
  • 汽水湖である浜名湖は、多くの魚類、甲殻類、貝類や水鳥などが生息する豊かな自然環境となっています。
  • 静岡県の名勝に指定されている浜名湖は、出入りの多い湖岸線をもち、周辺の森林、田園景観を背景に美しい景観が見られます。
  • 谷津地形の保全
  • 三方原台地の斜面樹林の保全
  • 放置竹林への対策
  • 湖岸樹林の保全

社会環境

  • 市街地近郊において、農とのふれあい空間が求められています。
  • 浜名湖を生かしたマリンスポーツ、収穫体験、温泉、釣り、潮干狩りなどの体験型の観光レクリエーションが展開されています。
  • グリーン・ツーリズムの推進

生産環境

  • 低地には水田が広がっています。台地上の畑では、花きやイチゴなどのハウス栽培が行われています。
  • 浜名湖を活用したあさり漁やたきや漁、海苔や牡蠣、養鰻などの水産業が盛んです。
  • かつては浜名湖のアオサ等の海藻を堆肥化し畑の肥料に利用したり、大量に獲れた小魚や貝殻を畑の土壌改良材として再利用していました。
  • 施設栽培における自然エネルギーへの転換
  • 谷津田の再生
  • 浜名湖の水辺環境と周辺の農村環境とのつながりの再生
  • 未利用バイオマスの活用

浜名湖と水田(西区)
浜名湖と水田(西区)

フラワーツーリズム(生産地の見学)(西区呉松町)
フラワーツーリズム(生産地の見学)(西区呉松町)

2)環境配慮の視点(整備目標)

【浜名湖と共生する農地・農業の再生】

浜名湖の豊かな水辺環境と背後の農地との資源循環を図ります。

三方原台地から伸びる斜面樹林・ため池・谷津田・水路・湧水等で構成される谷津を一体的に保全・再生します。

環境保全型農業の推進により、水辺環境を保全します。

3)今後検討すべきプロジェクト

浜名湖への環境負荷軽減プロジェクト

浜名湖のうち、閉鎖性の強い水域(庄内湖、引佐細江、猪鼻湖)の全窒素が高濃度となっています。これには、耕作土や農薬・肥料の流出などの農業による影響が一因に挙げられます。そこで、浜名湖への環境負荷を軽減するため、農薬散布量の軽減や施肥量の軽減を図ります。

  • 実施区域 ⇒ 庄内半島の農地
  • 関連部署 ⇒ 環境保全課

浜名湖東岸地域 ゾーニング図
図7-5 浜名湖東岸地域 ゾーニング図

(5)奥浜名湖地域

1)地域特性

位置
奥浜名湖地域は、都田川水系内に位置し、静岡県の名勝に指定された浜名湖に面する地域です。浜名湖に付属する猪鼻湖、引佐細江を含みます。
【北区(都田、細江、引佐、三ヶ日)】

位置


地域の特性

地域の課題

自然環境

  • 浜名湖及びその支湖である猪鼻湖、引佐細江があり、丘陵地にはため池も点在しています。
  • 汽水湖である浜名湖は、多くの魚類、甲殻類、貝類や水鳥などが生息する豊かな自然環境となっています。
  • 静岡県の名勝に指定されている浜名湖は、出入りの多い湖岸線をもち、周辺の森林、田園を背景に美しい景観が見られます。
  • 山地にはスギ・ヒノキの人工林や竹林が小規模に存在していますが、概して照葉樹からなる自然林となっています。
  • 都田川は流域内に山地が多く、河口にはヒヌマイトトンボ等の貴重種が確認されています。猪鼻湖、引佐細江は野鳥の飛来地です。
  • 湖岸樹林の保全
  • 奥浜名湖の自然林の保全
  • 貴重種の生息場所の保全・創出とネットワークの形成

社会環境

  • 歴史的な資源が豊富な場所でもあり、姫街道、気賀関所などがあります。伝統芸能は、ひよんどりなどの祭礼や農村歌舞伎が伝承されています。
  • 浜名湖を生かしたマリンスポーツ、収穫体験、温泉、釣り、潮干狩りなどの体験型の観光レクリエーションが展開されています。
  • グリーン・ツーリズムの推進

生産環境

  • 都田川をはじめとする河川沿いの低地には水田が広がり、集落が点在しています。
  • 低地の背景にはなだらかな低山地やみかん園が広がっています。特に三ヶ日町では、まとまった樹園地でみかん栽培が盛んに行われています。
  • 農村景観の保全・形成

水田地帯と背後地の斜面緑地(北区細江町)
水田地帯と背後地の斜面緑地(北区細江町)

猪鼻湖(北区三ヶ日町)
猪鼻湖(北区三ヶ日町)

2)環境配慮の視点(整備目標)

【都田川流域の豊かな生態系の保全と育成】

浜名湖や広大な森林など都田川流域の自然環境を保全し、都田川沿いに見られる動植物の生息・生育環境を保全・創出します。

環境保全型農業の推進により、水辺環境を保全します。

3)今後検討すべきプロジェクト

都田川の生きもの再生プロジェクト

都田川流域に見られる様々な生物の生息・生育場所を再生します。休耕田の一部に冬季にも水が溜まる「どんぶち」をつくったり、貴重種の生息空間を保全・復元するなどして、生物の供給源を創出します。また、それらをつなぐ水田と河川のネットワークを形成します。

  • 実施区域(環境創造区域)⇒ 細江町中川地区の一部、引佐地区の一部、都田川親水公園
  • 関連部署 ⇒ 産業部

浜名湖への環境負荷軽減プロジェクト

浜名湖のうち、閉鎖性の強い水域(猪鼻湖、引佐細江、庄内湖)の全窒素が高濃度となっています。これには、耕作土や農薬・肥料の流出などの農業による影響が一因に挙げられます。そこで、浜名湖への環境負荷を軽減するため、農薬散布量の軽減や施肥量の軽減を図ります。

  • 実施区域 ⇒ 猪鼻湖、引佐細江へ排水を流出する農地
  • 関連部署 ⇒ 環境保全課

奥浜名湖地域 ゾーニング図
図7-6 奥浜名湖地域 ゾーニング図

(6)遠州灘沿岸地域

1)地域特性

位置
天竜川扇状地及び海食崖から遠州灘へとつながる低地が広がり、南側は、遠州灘と中田島砂丘等を持つ海岸線となっている地域です。
【南区(白脇、新津、河輪、五島)、西区(篠原、舞阪)】

位置


地域の特性

地域の課題

自然環境

  • 遠州灘沿岸の砂丘には砂丘植生が見られます。遠州灘には海岸侵食が見られます。
  • 天竜川河口に点在する池や湿地には、コアジサシなどの貴重な動物がみられます。野鳥の憩いの場であり、干潟特有の魚類が生息しています。
  • 砂浜は、アカウミガメやコアジサシの繁殖地となっています。
  • 貴重種の生息場所の保全・創出とネットワークの形成

社会環境

  • 市民やNPO等による海岸の保全活動が行われています。
  • 江戸時代には東海道が通り、松並木や舞坂宿などの歴史的資源が残っています。
  • 協働による海岸林保全活動の促進
  • 歴史的景観の活用

生産環境

  • 遠州灘海岸沿いのクロマツの防風林や砂丘列は、先人たちの努力により守り育てられてきましたが、近年、松枯れが深刻化しています。かつては、燃料や肥料とするため松の落ち葉かきにより管理が行き届いていましたが、定期的に人の手が加えられなくなったことによる生育の阻害や松くい虫の発生が原因だと考えられます。
  • 海岸林の背後には、堆砂垣を持つ砂地の畑が見られ、エシャレットやタマネギ、かんしょ等が栽培されています。
  • 海岸防風林がある原風景の保全・育成

遠州灘海岸林を守る活動(南区中田島町)
遠州灘海岸林を守る活動(南区中田島町)

松林の砂丘列に守られた砂地の畑(南区倉松町)
松林の砂丘列に守られた砂地の畑(南区倉松町)

2)環境配慮の視点(整備目標)

【遠州灘沿岸の原風景の保全・育成】

地域住民の生活・文化に根付く遠州灘海岸林と畑地を保全・育成し、浜松の代表的な海辺の景観を維持します。

3)今後検討すべきプロジェクト

遠州灘海岸林再生プロジェクト

遠州灘海岸沿いのクロマツの防風林や砂丘列は、先人たちの努力により守り育てられ、海辺の景観を構成する重要な要素です。行政による管理や市民やNPOによる海岸の保全運動が行われていますが、近年、松枯れが深刻化しています。したがって、海岸林を管理する静岡県が実施する松くい虫対策事業との連携・調整を図りながら、海岸林の保全に取り組みます。

  • 実施区域(環境創造区域) ⇒ 遠州灘海岸林
  • 関連部署 ⇒ 農林業振興課、静岡県西部農林事務所

遠州灘沿岸地域 ゾーニング図
図7-7 遠州灘沿岸地域 ゾーニング図

 

 

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浜松市役所産業部農業水産課

〒430-8652 浜松市中区元城町103-2

電話番号:053-457-2333

ファクス番号:053-457-2214

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