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更新日:2019年3月15日

第6章 全体計画(5)

6-5 農村コミュニティの再生

(1)農地・農業用水等の資源保全

環境保全の取組が将来にわたって持続的に確保されるためには、わたしたちが地域の環境を自らのものとして認識し、行動することが重要です。
本市では、若年層の都市への流出等による過疎化や高齢化が進む中山間地域や、農業が盛んな都市周辺の農業地域、農業者が少ない都市的地域と様々ですが、それぞれの地域の実情に応じて、地域ぐるみでの農地・農業用水等の資源の適切な保全管理、農村環境の保全を目指す「農地・水・環境保全向上対策(ふじのくに美農里プロジェクト)」が行われています。
また、地域外の多様な人々を加えた活動としては、市民、学校などのボランティアによる「しずおか棚田・里地くらぶ」や、企業の社会貢献活動と連携する「一社一村しずおか運動」が行われ、様々な主体間や都市と農村の交流が図られています。さらに、近年の農業・農村環境への関心の高まりから、環境保全活動や自然とふれあうイベントへの参加の意向を持っている市民が見られ、市内では市民活動団体による環境保全活動が多く見られます。
今後も、わたしたちは、農地・農業用水等を将来にわたって良好な状態で継承していくため、様々な取組を促進していくことが重要です。それによって、地域に愛着を持つとともに、都市と農村との交流の機会を創出し、農村地域の活性化につながっていきます。また、中山間地で深刻になっている鳥獣被害の拡大防止のためには、人と鳥獣の生活の場を分けることが重要であり、集落ぐるみの里山の管理、緩衝帯の設置等による生息環境の管理や、侵入防止柵の設置等による被害の防除等を総合的に実施していきます。
一方、都市的地域においては、休耕田などの耕作放棄地を体験型、学習型の観光農園や、自由に参加できる市民農園等として活用していきます。また、耕作放棄地を対象として、農業に参画する企業の誘致を図ります。

大谷地区の農村環境保全活動
大谷地区の農村環境保全活動

(2)新たな農村コミュニティづくり

都市と農村の交流は、農村地域の活性化、担い手づくりにとって重要な要素となります。農村地域でのイベントや観光・保養地としての一過性の利用はあっても、一定の季節に滞在したり、移住したりするといった交流や定住は進んでいません。しかし、都市部においては、田舎暮らしやスローライフにあこがれる人々が増加しています。
そこで、新たな農村コミュニティづくりとして、交流・定住の促進を図ります。本市の中山間地域などの暮らしに関わる情報提供、受け入れ態勢や交流施設の整備などにより、多くの都市住民に農山村地域を訪れる機会を提供し、農山村地域での交流を図っていきます。また、持続可能な地域運営を行うためには、地域のリーダーを中心として、生産・加工・販売を連携させたコミュニティビジネスの活用など、農村地域での新たなコミュニティづくりも促進していきます。

【都市と農山村の交流】
関連計画である「浜松市農業振興基本計画」では、魅力ある農山村づくり、グリーン・ツーリズム、農山村への移住の推進により、都市と農村の交流を生み、新たなコミュニティの形成を図り、地域の活性化を図ることとしています。
1 魅力ある農山村づくりの推進

  • (1)浜松型田舎ぐらしの推進
    豊かな自然環境や心安らぐ生活・伝統文化など、この地域ならではの資源を活用し、浜松の農山村の魅力をアピールするとともに、都市居住者を農山村へ受け入れるための体験型のプログラムを構築する「浜松型田舎ぐらし推進事業」を推進します。
  • (2)滞在型余暇活動の推進
    滞在型余暇活動に資するための機能の整備等は、「浜松市農山漁村滞在型余暇活動機能整備計画」により、農村景観の形成、地域資源の活用、人材の育成などを図り、魅力ある農山村づくりにつなげるため、滞在型余暇活動を推進します。

2 グリーン・ツーリズムの推進

  • (1)関係組織の連携による取り組みの推進
    グリーン・ツーリズム関係者の連携による取り組みを推進するため、「浜松市グリーン・ツーリズム交流会」と協力し、情報発信や施設間の交流・連携を図り、地域の農林漁業の振興や活性化を推進します。
  • (2)各種のプログラムの企画・開発促進
    農山村体験等各種のプログラムの企画・開発を促進します。
  • (3)インストラクターや名人登録制度
    農山村体験活動を担うインストラクターや名人登録制度を推進します。
  • (4)オーナー制度
    苗木や棚田のオーナー制度などへの取り組みを推進します。
  • (5)農家民宿
    都市部の子どもたちを対象とした農林業体験、帰農や農的暮らしを求める若者や中高年を対象とした農林業体験など、農家の生活が体験できる農家民泊の開設を支援します。

3 農山村への移住の推進

  • (1)空き家や農地の情報のデータベース化
    農山村地域での移住希望者に、空き家や農地の情報を提供するデータベース化を促進します。

出典:浜松市農業振興基本計画 平成21年3月

 

 

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浜松市役所産業部農業水産課

〒430-8652 浜松市中区元城町103-2

電話番号:053-457-2333

ファクス番号:053-457-2214

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