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更新日:2019年3月11日

第6章 全体計画(2)

6-2 良好な景観の保全と形成

(1) 自然景観の保全・育成・活用

地形や植生等の自然的要素は、農村景観を形作る最も基礎的な条件です。本市には、山間地、扇状地、台地、川、海があり、農地や集落が自然の地形を活かすことによって特色ある農村景観を形成しており、中山間地の棚田や段々茶畑、三ヶ日のみかん山、三方原台地上の防風林と畑、三方原台地南端部の谷津田・ため池、浜北の植木畑、浜名湖周辺の花き畑、遠州灘海岸沿いの砂地の畑などが重要な景観資源となっています。
良好な農村景観は、農地が積極的に活用、管理されていること、農地が一定のまとまりを持って確保されていること等が基本となりますが、現在では宅地などの混在化によるこれまでの農村景観が変貌し、中には森林の荒廃や耕作放棄地の増加が見られます。
そのため、育林活動や農地の流動化の促進などによる集団農地の確保、耕作放棄地の利活用等を推進します。また、農村景観の保全を目指して、景観法の規定による景観農業振興地域整備計画の策定をはじめとした農村景観保全に関連する方策を総合的に進めていくことが必要です。
さらに、農地の周辺にある水辺、森林などの自然環境を保全し、維持される良好な農村景観を活かし、エコツーリズムやグリーン・ツーリズム等による都市部との交流促進のためのプログラムを推進します。

農村集落の断面構成(三ヶ日町の例)

図6-3 農村集落の断面構成(三ヶ日町の例)

(2) 歴史的・文化的景観の保全・育成

農村地域における生産や生活の場に生き続ける歴史的・文化的景観資源を再評価し、保全することが重要です。本市には、水害と戦った島畑景観、開拓の歴史を伝える遠州灘海岸の堤防や防風林、三方原台地の防風林などの景観、マキ囲いの集落景観、条里制跡、神社・寺院がある集落景観が点在しています。また、分水工、棚田、石垣などの農業用施設も農業生産の歴史を伝える貴重な産業遺産だといえます。
そのため、農業農村整備事業の実施にあたっては、これらの集落や農業用施設が作り出す景観を保全するとともに、育成を図ります。また、残存する貴重な歴史的農業用施設は、地域の魅力的な景観資源として、資源周辺の景観も含め、良好な景観形成に努めます。

中山間地の棚田
中山間地の棚田

浜北の植木生産地
浜北の植木生産地

松林に守られた砂地の畑
松林に守られた砂地の畑

水田と天竜川河岸段丘の斜面緑地
水田と天竜川河岸段丘の斜面緑地

円筒分水工(北区三幸町)
円筒分水工(北区三幸町)

空っ風を防ぐホソバ(イヌマキ)の生垣
空っ風を防ぐホソバ(イヌマキ)の生垣

本市の歴史的・文化的な農村景観

(3) 景観づくり活動の促進

良好な農村景観を形成するため、景観条例や集落ごとの景観協定等の活用による農村景観の保全・形成を永続的、総合的に推進します。また、景観づくりの組織となる景観法の規定による景観整備機構の創設や屋外広告物条例による規制区域の設定により、良好な農村景観を維持していくことも重要です。

 

 

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