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更新日:2021年5月13日

令和2年度第11回北区協議会 議事要点

開催日時 令和3年3月24(水曜日)午前10時00分~11時50分

開催場所 北区役所 3階31・32会議室

1 開会

2 あいさつ

3 議事

 (1) 協議

 ア 子どもの未来サポートプロジェクト(浜松市子どもの貧困対策計画)(案)のパブリック・コメントの実施について

 (2) 報告

 ア 令和3年度北区役所費の当初予算案及び主要事業の概要について

4 その他

 (1) 地域の情報等について

 (2) 次回の開催について

 開催日時(案):令和3年4月28日(水曜日)10時00分から

 開催場所(案):北区役所 3階 31・32会議室

5 閉会

2 あいさつ

3 議事

(戸田会長)

本日の議事録署名人に22番 松井 清 委員、24番 森島恵美子 委員を指名する。

(1)議事

ア 子どもの未来サポートプロジェクト(浜松市子どもの貧困対策計画)(案)のパブリック・コメントの実施について

【子育て支援課より説明を行った】

(松井委員)

 ダイジェスト版の生活困窮群について、本文の57ページ以降にアンケート調査があるが、どのような状態でアンケートを取ったのか。

(子育て支援課)

困窮群は、調査対象となった方々を所得の高い順に並べ、その中央の方の所得の1月2日に満たない方を困窮群として捉えている。額は平成30年の国民生活基礎調査時の所得中央値の253万円を基準値として使っている。アンケートの実施については、小学校5年生、中学校2年生を対象として無作為に抽出し、郵送によって実施した結果である。本書の11ページに概要が記してある、3000世帯を対象として実施している。有効回収率が51.8%とかなり高い回収率と認識している。

(神間委員)

 誰一人として取り残してはいけないという中で、行政は一生懸命やられていると思う。今、浜松市は何人に一人が貧困なのか。そして貧困の家庭は情報収集能力が低いと思われる。それはパソコンを持っていないとか、ホームページが見られないとか、そういう家庭をどうケアしていくのか。

(子育て支援課)

 浜松市における貧困率は8.6%で、11~12人に一人が貧困と思われる。あくまでもアンケート調査の結果であり、それが全てではない。ひとり親家庭の支援やケアについて、ひとり親世帯には定例的に児童扶養手当を支給している。毎年1回必ず現況届といった、実際に状況を確認する機会がある。少なくとも年に1回は情報を交換する機会がある。浜松市全体の事業としてひとり親世帯に向けた相談事業も実施している。こちらについては、ホームページやチラシ等で案内している。その場所に来ていただく事が基本になるが、相談に来ていただいて自分の置かれた状況を相談していただき、解決策を相談員と共に見つけていくというような機会を設けている。

(神間委員)

家庭によっては、ホームページを見る手段が無い。パソコンが買えないという家庭もある。私は、学校運営協議会の委員の立場にある。協議会の時に話が出たのが家庭学習について、パソコンが無い人はどうするのか議論になった。他の子ども達にそういう子供の家庭環境を気付かせないことも大切ではないのか。

(子育て支援課)

 学校の事については教育委員会が担当部署となるため私達が回答はできないが、子育て支援課が実施している事業では、困窮世帯の子どもを対象とした学習支援事業がある。困窮世帯の子どもを対象にしているため、広く皆さんに声掛けすることは差し控えている。子どもへの影響も考え、地域の方の口コミや子どもへ個別に話をしている状況である。

(鈴木委員)

 学習支援事業の会場数について、北区は平成28年には0件であった。市委託が2件、民間委託が1件と北区で3つ開催されているが、どこにあるのかわからない。この3つはどこにあるのか教えていただきたい。また、子ども食堂は0件だが居場所は1件となっている。これもどこにあるのか教えていただきたい。そのほか、学習支援コーディネーターを市社会福祉協議会に配置した事で、かなり成果が上がっている。学習支援コーディネーターの活躍がかなり期待されている事が読み取れる。学習支援コーディネーターは、市社会福祉協議会のどこの社協へ何人ぐらい配置されたのか教えていただきたい。また、子ども貧困対策コーディネーターについて、何人ぐらいいて今後何人程度まで拡大しようとしているのか教えていただきたい。また、北区内では何人配置されているのか併せて教えていただきたい。

(子育て支援課)

 学習支援について。市の委託と、民間が独自に実施していているものがある。民間の紹介については、承諾を得ている所ばかりではないため、市の委託事業のみお答えする。

北区の2か所について実施している場所は三方原協働センター、引佐にある聖隷ケアセンターである。居場所についての実施場所は気賀小学校である。実施事業者は浜松市社会福祉協議会の北地区センターである。貧困対策コーディネーターについて、委託先は浜松市社会福祉協議会である。主なものは各支援機関の連携を促進するためのコーディネート役である。人数については2人である。この2人の方は他の業務にも携わる事があるため、2人工ではない。1人工程度と理解していただきたい。

(鈴木委員)

 子ども第一主義を市長が掲げているので、専任を置いて欲しい。もうちょっと人的に厚くした方がいい。

(子育て支援課)

 2人で浜松市全体の貧困対策を全てやっている訳ではなく、あくまでも貧困対策コーディネーターなので、実際に支援している団体の支援、連携づくりに携わっている。

(成瀬委員)

 取り組み一覧を見ると膨大な、やらなければならない事がある。その中で、子育て支援課自体はどのくらいの規模でやっているのか。

(子育て支援課)

 会計年度職員を含んで26名である。貧困、虐待対策について4月から1名増員で、専任は2名である。その他にも様々な関連事業を担当しており、それぞれ担当者がいるので、27人全員で貧困対策を進めていく体制を組んでいる。

(野澤委員)

 5年間はこの計画で進めると考えてよいか。

(子育て支援課)

 関連する計画として子ども若者支援プランというのがある。貧困だけでなく、もうちょっと広く捉えた計画があるため、終わりの時期が令和7年になっている。そちらと合わせるため、まず今回については令和7年3月までの計画期間としている。 

その後については子ども若者支援プランと合わせ、概ね5年ぐらいの期間で進めていく事になると思う。

(野澤委員)

 それから本書5ページの子どもの貧困と現状の課題について。貧困率の推移がある。こういったグラフに対してあるべき姿、目標値は無いのか。

(子育て支援課)

 貧困率については0%を目指すのがよろしいかと思うが、なかなか実現するのは難しい。貧困率については捉える指標という訳ではなく、現状を表す数字として捉えている。あくまでも貧困率というのは事業を実施した結果として改善していくべきものと考えている。

(辻村委員)

 子供の貧困について、育てる親によっては生活費とか教育費などをその親の世代の援助を受けている人達もいる。金銭面だけではなく幼稚園の送迎とか保育園に入れない人の面倒を見るとか、人工の面でもいろいろ面倒を見てもらって生活が成り立つという話を聞く。ここに表されているデータは、実際そのような家庭も含んだものか聞きたい。

(子育て支援課)

 アンケート調査の結果であるので、答えた方がその部分も加味して答えたのか、全く加味せずに自分の日常だけを考えて書いたのかの把握は出来ていない。アンケートとして答えていただいたものが集計されていろいろなデータとしてお示ししたものになっている。

(野澤委員)

 市の貧困のレベルと市民の生活の困窮はイコールか。市民のレベルと市の統計値からもってきたレベルはどうか。

(子育て支援課)

 貧困の感じ方は感覚的なところが大きいと思う。100万円で生活するにあたってある方は苦しいと思っている。一方、不自由を感じていない方もいると思う。感じ方が人それぞれ違うと思う。国で示したのが一般的な捉え方として、所得の中央値の方の半分以下の所得を困窮の目安とし、貧困群という設定をしている。8.6%の方が該当するが、全員が感覚として自分は貧困だ、苦しいと思っている方ばかりではないと思われる。8.6%に入っていなくても、大変苦しいと思っている方もいるので、その点について市民の感覚がこの数値とイコールか把握しきれていない。

(野澤委員)

 わかりました。本当に困っている方から手を上げて下さいとは市も言えない事は重々わかります。

(戸田会長)

 各部署との連携も含めて対応していかないとなかなか出来ない所が多々ある。各部署との連携体制を構築していただいて、幅広くて問題点も見え隠れ、見えない所が多いと思うので、なるべく吸い上げてもらって十分な体制をもってこの事業に当たっていただければ一番ありがたいと思う。個人情報の問題とか絡んでくるので、そこら辺も含めてお願いします。

 (2) 報告

 ア 令和3年度北区役所費の当初予算案及び主要事業の概要について

 【北区・区振興課より説明を行った】

(冨永委員)

 前回の時は要求額の欄があったと思ったが、要求額を見ると非常に少なくなっているが、通常こういうものなのかどうか教えて頂きたい。

次のページの協働センター管理運営事業の中に都田、三方原協働センターが載っているが、前回の予算案の説明の時に管理費用については都田、三方原協働センターは本庁経費になるので含まれませんという説明を受けていた。それが何故またここに入ってきたのか。

もうひとつは行政連絡文書配布事業について、令和2年度当初予算額からは増えているが、要求額から見ると196万円減っている。要求額で計算されている金額よりも下がっている。

もうひとつは自治会集会所整備助成事業について195万円が計上されている。これは改修2件となっているが詳細な金額を教えて欲しい。

(区振興課長補佐)

 諮問をかけた際、令和3年度の予算を北区役所費としてどれだけ要求するかという事に対しての諮問であった。今回については令和3年度の当初予算がどのような規模になったかという報告である。要求は要求額として存在するが、そこから予算の査定などの作業があり、最終的に予算が付くのはこういった形になる。

 都田と三方原協働センターの基本的な経費については、冨永委員のご指摘の通り本課予算で賄われる経費である。ただ、その内の一部、電気料、ガス代とか一般的な経費はこの中に入っている。

行政文書配布事業についての予算要求は9月~10月にかけて行ったが、そこから世帯の数、配布する戸数も月ごとに変わってきているので、変動を加味した金額になっている。

自治会集会所整備助成事業について、自治会要望による只木自治会と川名自治会の改修を計上している。令和元年度に自治会要望があり、令和2年度に予算要求、その部分が令和3年度に反映されてくるという流れになっている。自治会で取りまとめた改修の要求から、一年遅れで予算に反映する流れになっている。

(まちづくり推進課長)

 協働センターの経費の内訳について、本課予算には協働センターの施設整備については、市民協働地域政策課から予算を配当いただく。日常的な光熱費、維持管理にかかる経費については、区役所費で対応となる。施設の修繕については本課からの配当になる。冨永委員は自治会集会所の三方原会館の関係でご意見を言われたと思われるが、それは本課予算となる。

(冨永委員)

 ありがとうございました。

4 その他

(1) 地域の情報等について

(前原委員)

 今日の新聞に浜松市の地域遺産がたくさん承認されたという記事が載っていた。北区の中にもいくつあるのか、わかる範囲で教えていただきたい。

(まちづくり推進課長)

 北区で8件の登録があったと思う。平成28年度から令和2年度までやってきた中で、北区としては46件が認定を受けている。今年度は滝沢町の石垣集落の景観、三ヶ日の日野屋、長楽寺等が認定を受けている。

(神間委員)

 天浜線について、362号線に沿って走っているが、踏切を渡って362に出る場所があり、交通に危険を伴う場所がある。都田で言うと、勘四郎というお豆腐屋さんの所から362に出る所が、踏み切りの上で止まらないと安全確認が出来ない。ガードレールが2段になっていて、車が来ているかわからない状況である。細江町で言うと、気賀高の先の踏切も非常に怖い。1台でも車が停車するスペースがあればいいが、そうじゃないと非常に怖い。過去には死亡事故があった。北区協議会発で言及して、天浜線に対して改善提案ができたらいいと思う。

(戸田会長)

 安心安全に関する事項は関係部署が出てくるので事務局と調整してお答えできればと思う。

(神間委員)

 よろしくお願いします。

(北区長)

 ありがとうございました。そういう危険な状況があるという事で意見をいただいたので、まずは状況把握から入りたい。状況把握の方法を事務局で預かりたい。

(2) 次回の開催について

次回の開催について、4月28日水曜日10時00分より、北区役所3階 31・32会議室で開催することで了承された。

5 閉会

(峰野副会長)
以上で、令和2年度第11回北区協議会を終了する。

令和2年度第11回北区協議会会議記録

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浜松市役所浜名区北行政センター (地域振興担当)

〒431-1395 浜松市浜名区細江町気賀305

電話番号:053-523-1168

ファクス番号:053-523-1907

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