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更新日:2022年1月4日

令和3年度第6回北区協議会議事要点

開催日時令和3年11月24日(水曜日)午前10時00分~11時07分

開催場所北区役所3階31・32会議室

次第

  1. 開会
  2. あいさつ
  3. 議事
    (1)協議事項
    ア浜松市人権を尊重し多様性を認め合う差別のない社会づくり推進条例(案)のパブリック・コメントの実施について
  4. その他
    (1)地域の情報等について
    ・市民活動団体表彰北区長賞を受賞された「ぴおーねくらぶ」の活動発表
    ・その他
    (2)次回の開催
  5. 閉会

2あいさつ

3議事

(戸田会長)

本日の議事録署名人に11番鈴木利尚委員、12番立岩惠子委員を指名する。

(1)協議事項

ア浜松市人権を尊重し多様性を認め合う差別のない社会づくり推進条例(案)のパブリック・コメントの実施について

【白柳福祉総務課専門監が説明を行った】

(冨永委員)

コロナウイルスに特化して質問させていただく。例えばワクチンを打つ、打たない、これは自由だと思う。マスクをしている、していない、これも自由だと思う。例えば会社やお店が予防接種をおこなっていない方、マスクをされていない方の入店を断るのもそれも不当な扱いになるのか。どこで線引きがされるのかお聞ききしたい。

(白柳福祉総務課専門監)

ワクチンハラスメントについて、ワクチンを打っている方は集会に参加できるとか、そういう事例は聞いている。市の立場も国の立場もワクチンを打つ打たないの差別は基本的に認めないという事が原則である。市、国のホームページでも掲載している。実際は現場のお店においてはマスクを着けない方の扱いはお店の判断という所もあるかと思うが、こちらの立場としてはワクチンを打っている方、自分の意志で打たない方、アレルギー等で打てない方の差別をしないように周知をしている。

(冨永委員)

差別の線引きが、今のお答えだとわかりません。接種するしないは個々の自由だと思うし、それぞれの体調の問題だと理解できる。しかし、会社や店側にとったら他の方への感染拡大防止もしなければいけない。それを全て差別してはいけないという事になると、感染拡大防止措置が出来ない事になる。それはそれで仕方がないと考えなければならないのか教えて欲しい。

(白柳福祉総務課専門監)

市、国の立場としては差別をしてはならないが、条例が施行されたにより差別の線引きをしたり、きっちり店の対策をしてもらうという事までは考えていない。確かに不当な差別という曖昧な表現が条例全般にあり、不当な差別とは何かと突き詰められると、こちらとしても説明が難しい。現場としてはマスクをしていない方の入店を認める、認めないとか、今後ワクチンパスポートの話が進んできた時に接種した方の入店だけを認めるとか、そういう事は先の話になってくる。この条例で何か縛りをかける意図は無い。今後、国の動向を見ながら進めていかなければならない事と考えている。

(冨永委員)

現実的な話になると、そこが一番大切な部分になる。基本的な理念は理解できるし、当然人種や肌の色で差別をしてはいけないというのは当たり前だと思っているが、現実にどういう行動をしたら差別に相当するのか、という所がはっきりわかるような内容にしてもらわないと、意味のない条例になってしまう。資料を全部読んできたが、現場に立った時にどういう行動を取ったらいいのかが分かる内容にしていただきたい。そこまでいかないとわかりづらい。

(白柳福祉総務課専門監)

ありがとうございます。ご意見として承り対応を考えたいと思う。

(神間委員)

最近は学生もSDGsとかLGBTに加えてQと、いろいろな言葉が出ている。資料を読んできた中で、ここにはLGBTQという言葉は掲載されていない。使わなかったのはどういう事か。皆さんの認識でLGBTまではわかっていると思うが、Qというのがわかりにくく、クエスチョニングとかクィアという言葉だと思う。最近はそれにも分類されない、LGBTQプラスまである。いち早く浜松市は人権について発表した市であるのでLGBTQプラスまで表示し、しっかりと市民に分かってもらえるようにしていただきたい。

(白柳福祉総務課専門監)

LBGTについては、単語として条文にも逐条解説にも出てこないが、10ページの一番上の性的指向の例としてレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、ここはLGBになる。Tはトランスジェンダー、Qはクエスチョニングという説明を頂いたが、いずれにも属さない、性的指向が無い、性愛を持たない方もいらっしゃる。そういう方も含めてLGBTQというような区別をしている。条例で作っているので、きめ細かく規定を載せるのは難しいと思っている。逐条解説を膨らめて、載せていければいいと思う。ご意見として承ります。

(神間委員)

Qの後に何か出てくるかもしれないので、プラスを付けていただければ範囲を網羅できるのではと思う。

(白柳福祉総務課専門監)

LGBTQプラスという表現で逐条解説に反映させる形で検討していきたい。

(野澤委員)

制定された場合、浜松市民に対してどのような形で周知されるのか。

(白柳福祉総務課専門監)

通常条例というのは政策的な課題があり、課題を解決する為に制定するのが一般的である。市民の皆さんに負担をして頂いたりする条例もあるが、今回の条例は人権的な施策を体系的に統合したもので、今行っているものをまとめる形を取っている。この条例を作ったから、すぐ市民の皆様にどうこうお願いするものではない。この条例は広報はままつや、パンフレットを使って周知する。また、ホームページで紹介する等もやっていく。現実に人権啓発の計画というものがあり、それに伴って進めているので施策を進めて行く中で、この条例の事も触れていきながら周知していきたいと考えている。

(野澤委員)

ありがとうございました。

(増田委員)

浜松市が令和2年にパートナーシップ宣言をしたが、全国的に見ても浜松はパートナーシップに登録した方が22、23組ある。民間的な立場から言うと、こういう方達に対する対処の仕方は、本人達が公表してもいいよと言えばオープンになるが、知られたくない方もいると思う。一般社会の中で、現実的な問題として考えると、トイレの問題だとか、小学校で子どもが自分は男の子だけど、どうしても女の子のスタイルで生活したいと、男の子がスカートを履いて学校に行きたいという場面も出てくるかもしれない。そういう時の学校の対処だとか、現実的に対処する時の問題など付帯事項では整備されているのか。その他、パートナーシップ宣言をされている方が倒れて、救急車を呼び「男か女か」と聞かれた時の対処の仕方などいろんな問題があると思う。確かに条例である程度の部分の考え方とか理念とかをやっても、具体的な所の対処の部分もブレイクダウンしないと、いざとなった時にかなり対応が曖昧になってくると思うがどうだろうか。

(白柳福祉総務課専門監)

パートナーシップ制度はUD男女共同参画課という所でやっている。こちらは条例ではなく、要綱でパートナーシップの宣誓制度をやっている。例えばパートナーの手術が必要になった時に、手術には家族の同意書が欲しいが、そういう方達は家族ではないので同意書を書くことができない。そういう所をパートナーシップ宣誓制度で宣誓書受領証を市で発行し、救うことができるようにと考えている。今後は、各企業や病院でその制度を認めてもらいながらやっていっていただく事になろうと思う。学校の制服の問題も男女共通で使える制服を考えている学校が全国的にあり、浜松でもこういった動きが出てくると思う。教育委員会が所管になるが進めて行くと思う。

(川出委員)

人権尊重は憲法でも基本的人権という事で認められているので、問題ないと思うが、今回の場合コロナ禍の問題で、こういった事が出てきたと思う。ただ、一般市民が不安を抱くような条例は、制限をかけすぎて、一般市民が不安がるという事がないようにしていただきたい。判断は難しいと思うが、多くの方々がコロナについては、自分の身の回りの中でコロナに感染した人がいるのではないか、という事も最初に考える。それから身内にいるのではないかとか、あるいは、あそこの家の人がかかったんだよと、様々な噂が飛び交う。コロナ感染者の情報は、最小限に市民が不安にならない程度に情報提供するのは、行政サイドとしてしっかりしていただきたい。この条例案を作るのは結構だが、実践面においての対処方法をしっかり作っていただきたい。よろしくお願いします。

(白柳福祉総務課専門監)

ありがとうございます。昨年7月に浜松市内でも新型コロナに感染された方が実名報道されたという事で誹謗中傷があった。自分と子どもが写った写真を勝手にSNSに上げられたり、会社にも1日30件ほど無言電話がかかってきたり、そういう事があったと聞いている。最近はSNSを使った拡散が非常に多くなってくると思うので、市のホームページでも市長メッセージで誹謗中傷はやめましょうとか、人権啓発センターのホームページでもそのような対応についてご案内している。そういう発信もどんどんやっていきたいと思っている。ありがとうございました。

(戸田会長)

条例についてパブコメがあるが、関連した各部署どのような説明をしているのか教えて欲しい。

(白柳福祉総務課専門監)

この条例案は全般的な人権に対しての人権条例であるが、中の条文で特出している部分が国籍等による差別の解消と性的指向、性自認の差別扱いの禁止という事で、具体的には市役所の国際課とUD男女共同参画課がこの条文の条例案を作る時に一緒にワーキングで考えている。今後のパブコメ等の対応についても主に人権啓発センターと国際課とUD・男女共同参画課が一緒にパブコメの内容を考え、その対応を検討していく形になると思うのでよろしくお願いします。

(戸田会長)

ありがとうございます。これを反映して頂いて、より良い方向に行ってもらいたい。よろしくお願いします。

 

4その他

(1)地域の情報等について

市民活動団体表彰北区長賞を受賞された「ぴおーねくらぶ」の活動発表

【びおーねくらぶ代表の山本氏より説明した】

(神間委員)

自分の子供も大変お世話になった。素晴らしい活動だと感謝している。今、その活動を行う担い手が少ない、少子化によって子供も減っているという話を聞いた。今のお母さんの情報取得ツールはSNSだと思う。自分も都田南小学校の学校協議会の委員である。ぴおーねくらぶは最初は都田、新都田というのがあったかもしれないけど、今はそれ以外の所からもいらっしゃるという話も聞いた。コミュニティスクールをもっと有効活用したらいいのではないかと思う。あとは常葉大学のサンダーバードというサークルもあるし、都田南小学校のコミュニティスクールで開発している地域を連携するソフトが、市のソフトを開発するコンテストで賞を取った。そういうのをうまくすればもっと繋がるのではないかと思う。

(ぴおーねくらぶ藤野氏)

ありがとうございます。地域のつながりであるとか情報発信については悩んでいて、これからも何か考えていかなければいけないと思っていた。ただ、いろんな地域の事がわからず、情報発信が出来なかった。チラシなどは総合公園であるとか、新都田市民サービスセンターにも置かせて頂いた。SNSもそうだが、地域で孤立しているお母さんがいると耳にしたり、昔からそういう人とのコミュニケーションが出来ないような、他地域からきたお母さんを主として、繋がりがなかなか持てないような方達がいるという事はあった。保健師さんとかそういう方でないと、私達が実際に自分達で動く事が出来ないという難しい問題もあり、出来れば今日来て頂いている地域で孤立してそうなお母さんや、子供を抱えて散歩しているお母さんを見かけた時に、声掛けをして頂けたらありがたいと思う。細江から浜北、有玉南からもお子さんを連れていらっしゃる方がいる。いろんな子育ての広場があるが、会費、参加費用がかかる。ピラティスひとつにしても1回いくらという、高額で経済的に無理だと言うお母さん達、おうちもある。都田は買い物ついでに車で来るとか、そういう事も出来るので、広範囲のお母さん達でわざわざ出向いてくれる方もいる。もっと北区の方で参加していただける若いお母さんがいるのではないかと思う。この機会はありがたいと思う。

(戸田会長)

地域でこういった活動をしている団体は、諸問題を抱えているので、皆さんで支えて今後も継続的な活動が出来るように支援してもらいたい。よろしくお願いします。

(2)次回の開催について

次回の開催について12月22日水曜日10時00分より、北区役所3階31・32会議室で開催することで了承された。

5閉会

(峰野副会長)
以上で、令和3年度第6回北区協議会を終了する。

令和3年度第6回北区協議会会議記録

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