緊急情報
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更新日:2021年9月2日
開催日時平成28年5月26日(木曜日)午後3時30分~5時13分
開催場所北区役所3階31・32会議室
次第
(佐藤会長)
本日の会議の議事録署名人に3番伊藤委員、4番大西委員を指名する。
ア第10次浜松市交通安全計画策定に係るパブリックコメントの実施について
【道路企画課から、資料に基づき説明を行った。】
(大野委員)
本市における5年後の年間死者数の目標値は17人以下であるが、年次毎の目標値はどうか。また、第9次浜松市交通安全計画の年間死者数に関する目標は未達成であったが、これまでに取り組んだ施策の検証結果の、第10次計画に対する反映の状況はどうか。
(谷高道路企画課副主幹)
浜松市交通安全計画の計画期間は5年であるため、年次毎の目標値は設定していない。
(加藤道路企画課副技監)
これまでに取り組んだ施策としてはハード事業に力を入れているが、その一部を紹介する。
平成27年度の交差点改良実績は年間20か所であるが、これまでの改良実績と比較し倍増している。また、平成28年度においては公共施設や学校周辺など交通量が多い場所に区画線表示を強化する等いくつかの即効性のある取り組みを合わせながら、交通安全対策の拡充を進める計画である。
(大野委員)
計画の策定にあたっては施策の検証が必要で、その頻度は年度毎に行うべきである。また、検証した事故の傾向や防止策を、市民に正確に提示するべきである。
(鈴木義男委員)
平成27年度において、各自治会長に交通安全対策に係る誓約書への署名捺印を求められたが、その効果は疑問である。ハード事業の施策の検証に加えて、市民の交通マナーや法令順守の意識の分析も必要であると思われる。
(谷高道路企画課副主幹)
浜松市交通安全計画は長期的な施策の大綱であるため、個別の施策の検証結果は示していないが、下部計画では関連する意識調査の実施も検討している。
(鈴木義男委員)
交通事故の要因として、個人の意識によるものも大きいと思われるが、浜松市民の法令順守意識の程度はどうか。
(谷高道路企画課副主幹)
統計はないが、個人的には低いと思われる。
(田中委員)
計画案に示された道路交通事故件数について、高速道路における事故件数の扱いはどうか。
(谷高道路企画課副主幹)
高速道路における事故件数は、計画案に示した事故件数に算入していない。
(小枝委員)
幹線道路が多い浜松北地域は交通事故の起きやすい環境にあると思われ、今後予想される工場立地により、この状況は更に悪化する懸念がある。本計画の目標達成のためには、総論だけでなく個別の地域の現状を把握したうえでの施策の展開が必要である。
(大西委員)
沢上地区で長年、交通指導に携わっているが、国道362号線の大型車両の交通量が年々増加しており、今後の工場立地が進んだ後の交通環境に不安がある。このような地域事情を把握したうえでのパブリックコメントの実施を望む。
(細田委員)
市民に交通の現状を示す観点から、単に高齢者の死亡事故が多いというだけではなく、交通量と世代構成の割合からみた事故発生率や、具体的な事故の事例を提示してはどうか。また、警察が持つ事故統計資料等の活用も検討されたい。
(谷高道路企画課副主幹)
交通量と世代構成の割合からみた事故発生率や、具体的な事故の事例の提示については今後検討する。また、警察が持つ事故統計資料等の扱いについては、警察署と協議する。
(山下委員)
北区は観光地が多く交通の拠点であることから、他地域から訪れた方が事故にあう例が多いものと思われる。単に交通事故の削減の手段を提示するのではなく、住民や警察との連携強化や、より安全な交通インフラ整備を検討するための仕組みを整えるべきである。
(青山委員)
地域の交通危険箇所の整備について、自治会を通じて要望するよう求められているが、単に地域の要望を待つだけでなく、市が積極的に危険箇所を把握し整備するべきである。
(柴田信行委員)
交通安全計画の策定にあたっては、パブリックコメントにより市民の意見を得る一方で、自治会や警察等の関連団体と協議するなかで、その意見も反映されたい。
(谷高道路企画課副主幹)
意見として伺う。なお、個別事業の実施にあたっては関連団体との連携に努める。
(山本委員)
高齢者事故の抑制策の一つとして、高齢者自身が交通安全について考え直すことができるような安全教育を行ってはどうか。
(田中委員)
平成27年中の政令指定都市における人口10万人当たりの事故件数をみると、浜松市の数値は他都市と比較し突出して多いが、数値の算出方法等に違いはないか。
(加藤道路企画課副技監)
警察のデータを基に算出している値で、算出方法の違いはない。
(佐藤会長)
担当課においては、本日の意見を真摯に受けとめていただき、交通安全計画や今後実施する施策等への可能な範囲での反映を期待する。
イ平成27年度地域力向上事業の事後評価について
【北区区振興課から、資料に基づき説明を行った。】
(山本健司委員)
浜松市北地域まちづくり協議会の会員として地域力向上事業に関わってきたが、今後も自主事業として継続していく予定である。
(黒柳区振興課課長補佐)
地域力向上事業の取り組みを経て自主事業として自立した事業についても、実施団体と情報を共有するなかで、必要な支援を行いたい。
(土井委員)
市民団体が地域力向上事業への取り組みを契機に、その活動を継続・拡充していくことは評価できる。区としても、可能な範囲での支援や助言を継続されたい。
(佐藤会長)
事業の事後評価を行ううえで、必要に応じて実施事業の内容や収支状況を実施団体から直接聴取できるような仕立ても必要である。
【地域の情報等について、意見交換を行った。】
(鈴木義男委員)
NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の放送が決定したことを受け、観光客の受入のための環境が整備されつつあるが、よりスピード感のある取り組みを望む。
(佐藤会長)
大河ドラマに関連する取り組みについて、地域により温度差があったり、市の動きが見えなかったりするように感じる。北区協議会の活動の一環として、情報共有のための取り組みも必要と思われる。
次回の開催について6月23日木曜日に、三ヶ日協働センター2階201会議室で開催することで了承された。
(山本副会長)
以上で平成28年度第2回北区協議会を終了する。
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