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更新日:2017年10月22日
奥浜名湖にある湖北五山の一つに数えられる方広寺は、井伊直政の実母の出身である奥山家ゆかりの寺でもあり、臨済宗方広寺派の大本山です。徳川家康公が井伊谷三人衆を味方につけ、陣座峠を越えて遠江へ進軍する際、方広寺に滞在したとも伝えられています。
方広寺では大河ドラマのロケも行われ、幼少期の井伊直虎・おとわが、龍潭寺で出家し、修行のためにお経を学ぶシーンが撮影されました。またエキストラとして、方広寺の住職も修行僧役として参加しました。ロケ地となった「禅堂」は、方広寺特別展「井伊家・奥山家と方広寺」にあわせ、期間限定(12月24日まで。禅堂の公開は土日祝のみ)で公開中です。
境内には国指定重要文化財の釈迦三尊、七尊菩薩堂のほか五百羅漢など、見どころが満載です。秋の行楽シーズンには紅葉狩りも楽しめます。
方広寺 TEL 543-0003
浜名区引佐町奥山1577-1
時間:午前9時~午後4時(無休)
料金:大人400円、小中学生200円
※未就学児は無料
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
横尾歌舞伎は、役者だけでなく、振り付けや三味線、太夫、衣装から道具に至るまで全て自前で行うのが特徴の農村歌舞伎で、200年以上の歴史があり、県指定無形民俗文化財に指定されています。
江戸時代、金指街道(金指ー鳳来寺間)の脇街道で、井伊谷から続く「半僧坊道」には、方広寺への参詣客のほか、各種の興行集団の往来もありました。この街道交流を通じて当時芸能が盛んな三河から地芝居が伝えられたといわれています。
横尾歌舞伎が演じられる農村舞台「開明座」をはじめ、旧引佐町にあった18カ所の舞台が、半僧坊道が芸能を伝えた道としてにぎわっていたことをあらわしています。現在、横尾歌舞伎は、保存会が結成され伝承活動が行われています。
静岡市は、古くは駿河国の国府が置かれたことから駿府と呼ばれ、戦国時代には、駿河から遠江、三河に至るまでの広大な領地を治めていた今川氏の本拠地でした。また、江戸時代のはじめには徳川家康公による大御所政治の中心としても栄えた街です。市内には、今川氏にゆかりの深い静岡浅間神社や臨済寺をはじめ、徳川家康公を祭る久能山東照宮など、歴史ある名所・旧跡が数多く残ります。
2019年は今川義元公生誕500年の節目の年。来年2月に今川氏をテーマにした講演会を開催するなど、今川氏の顕彰に取り組んでいます。
静岡浅間神社
(広報はままつ2017年10月号)
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