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更新日:2016年7月4日
井伊谷を一望できる丘陵に、井伊家によって築かれたといわれる井伊谷城。そして南北朝時代、井伊谷城の東方およそ3キロの三岳山(みたけやま)山頂付近を中心に、井伊家により築かれたとされ、遠江における南朝方の拠点となっていたのが、三岳城です。井伊家は、南北朝の争乱などによる落城や奪還を経て、井伊谷城とその山麓付近を平時の居館(きょかん)として、また三岳城を戦時の拠点として、この地を治めました。
現在、井伊谷城は城山公園(浜名区引佐町井伊谷)として整備され、土塁(どるい)(敵の侵入を防ぐため築かれた土壁)などの遺構を見学することができます。(今後、安全対策工事を予定しています)。また三岳城跡は、1944(昭和19)年に国指定史跡に指定。天気の良い日には、山頂から浜名湖や浜松市街を望むことができます。
※山頂(標高466.8m)までは登山道となりますので、訪れる際は歩きやすい格好でお越しください。
井の国会代表 石原正美(いしはらまさみ)さん
井伊谷を巡るガイドツアーや、井伊家に関係のある地域との交流などを行っている井の国会。その代表を務める石原さんは、子供のころから郷土や歴史が好きで、現在も郷土史研究や地域の情報発信、小学校への訪問などを行っています。
井伊谷城や三岳城のほかにも、井伊谷には、寺院や神社、井伊谷城の麓の居館跡など、井伊家や関係人物にゆかりの地や遺構が数多くあります。今回の大河ドラマ放送決定をきっかけに、この地域や、これまでいろいろな人が行ってきた郷土史研究の成果が、多くの皆さんに注目されるようになったことは、大変うれしく思っています。これからも、市や地域の皆さん、他の団体の皆さんと連携しながら活動を行い、この地域や歴史、そして井伊家のことについて、多くの人に興味を持ってもらえるとうれしいですね。
現在の井伊谷城跡
(広報はままつ2016年7月号)
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