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更新日:2016年7月4日
龍潭寺は、平安時代から井伊家の菩提寺であったとされており、井伊直虎が出家し、井伊家跡継ぎの証である「次郎」を冠した「次郎法師」の名を与えられた場所です。寺伝によると、行基(ぎょうき)が天平5(733)年に開山。戦国時代の住職・南渓(なんけい)和尚が、断絶の危機に瀕していた井伊家を再興させるため、直虎を“女領主"に登用し、その活躍を支えました。龍潭寺では、井伊家歴代の墓やゆかりの品々をはじめ、江戸初期に小堀遠州が手がけた国指定名勝「龍潭寺庭園(池泉観賞式庭園)」など、貴重な文化財があり、井伊家を知るうえで欠かすことができない名刹です。
龍潭寺は、井伊家の菩提寺であり、直虎が出家後、修行や勉強をして多くの月日を過ごした場所でもあります。還俗※1(げんぞく)後も龍潭寺内の庵(いおり)※2で暮らしていたとされています。戦国の動乱の中、その聡明さでさまざまな危機を乗り越えた直虎。そんな素晴らしい女性がこの井伊谷にいたのです。龍潭寺には深い歴史や美しい庭などもあり、以前から多くの人に親しまれてきた寺ですが、これを機に、もっと多くの人に知っていただきたいです。
昨年夏、大河ドラマの決定を知りとても驚いたという武藤さん。龍潭寺への参拝者が増える中、直虎を多くの人に知ってもらうための資料を作ったり、さまざまな取材に応じたりと多忙ですが、今回は直虎と龍潭寺について丁寧にお話をしてくれました。
※1 還俗…出家した人が、再び俗人にかえること
※2 庵…質素な小屋
龍潭寺 【電話番号:053-542-0480】
浜松市北区引佐町井伊谷1989
時間:午前9時~午後4時30分
休:8月15日、12月22日~27日
料金:大人500円、小中学生200円
(広報はままつ2016年6月号)
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