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更新日:2014年11月10日
平成26年10月30日(木曜日)、日本都市センター会館(東京都千代田区平河町)にて『浜松市やらまいか大使の委嘱式』が行われました。その挨拶の中で、新たに大使に就任した俳人の高柳克弘氏が、3句の俳句を詠んでくださいました。その俳句を紹介します。
郷里を離れて暮らし、里帰りは「旅人」の気分。浜松のみかんを幼いころからよく食べたので、実家でみかんを剥いて食べていると、郷里に帰ってきたことをしみじみと思います。
外洋の荒々しさと異なり、浜名湖はとても穏やかだということをいつも思います。波は穏やかで、優しい青い色をした浜名湖のことを「慎ましき海」と表現しました。その海のほとりでよく浅利堀りをした思い出を再現しようと、「浅利籠」を配しました。
浜松市やらまいか大使委嘱式当日のことを詠みました。十月も末になると、立冬が近づき、だんだん命の衰えていく季節に入っていきます。そんな中でも青空を仰いで「やらまいか」とつぶやき、年末へ向けて発奮して事に当たるという決意を込めた句です。
俳人
浜松市出身
昭和55年7月1日生
1999年(平成11年)静岡県立浜松北高校卒業
2003年(平成15年)早稲田大学第一文学部卒業
2006年(平成18年)早稲田大学教育学研究科博士前期課程修了
2007年(平成19年)俳句雑誌「鷹」編集長(現在に至る)
浜松市中央区「俳句の里づくり事業」では、俳句大会の選考委員として初回から参加するほか、観光冊子の編集に携わるなど、浜松市の俳句文化振興に貢献している。
2004年 俳句作品50句「息吹」により第19回俳句研究賞(富士見書房主催)※史上最年少受賞
2004年 第19回俳句研究賞受賞により小野梓賞(早稲田大学主催)芸術賞
2008年 俳句評論集「凛然たる青春」により第22回俳人協会評論新人賞 ※史上最年少受賞
2010年 第一句集「未踏」により第1回田中裕明賞(ふらんす堂主催)
句集「未踏」
評論集「凛然たる青春」
鑑賞書「芭蕉の一句」
「芭蕉と歩く『おくのほそ道』」
読売新聞夕刊KODOMO俳句選者
角川ジュニア俳句選者
全国高等学校俳句選手権大会審査委員長等
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