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更新日:2014年6月2日
平成26年2月21日(金曜日)、天竜区二俣町の鳥羽山城跡が浜松市の史跡に指定されました。鳥羽山城跡の指定により、浜松市内の指定史跡は79件(国指定2件、県指定10件、市指定67件)を数えます。
鳥羽山城が、隣接する二俣城と対照をなす居館的な造りであること、土つくりの中世的な城郭から近世的な石つくりの城郭へと姿を転換する安土桃山時代の城郭の姿を良好に伝えていることが、高く評価されました。
鳥羽山城は、天正3年(1575年)、徳川家康公が当時武田方にあった二俣城を攻めるために陣を置いた地として知られています。その後、天正18年(1590年)に堀尾吉晴が大改修を行い、隣接する二俣城とともに鳥羽山城の整備を進め、土つくりの城から、石垣をもつ城へ改修したと考えられます。対岸の二俣城には天守や瓦葺きの建物などが備えられ戦時用の機能を高めていったことに対し、鳥羽山城は解放的な空間が志向され、領主が日常生活を送る場として整えられたとみられます。
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