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更新日:2013年3月7日

浜松市内で初めて古代の銅印が出土しました

浜松市東区天龍川町(JR天竜川駅北側)にある松東遺跡で、古代(奈良・平安時代前半、8~9世紀前半)の銅印が出土しました。古代の銅印は今までに静岡県内で4例ほど知られていましたが、浜松市では初めての出土です。出土した銅印は青銅製で、一辺2.7cm、高さ2.9cmの大きさです。正方形の印面には「吉人(よしひと)」という人名がみられます。

 

銅印は、奈良時代から平安時代にかけての土地を区画する溝の中から出土しました。縦横2.7cm、高さ2.9cmの大きさで、重さは30gです。出土した地点の周囲には、建物の柱穴や、鍛冶の痕跡がみられ、古代の集落が広がっていたとみられます。銅印の印面には「吉人」(よしひと)という人名が鋳出されています。一緒に見つかった土器や、銅印の形態、「吉人」という人名の特徴から、奈良時代から平安時代前期(8~9世紀前半、約1200年前)のものとみられます。

古代の銅印は、文書等の内容確認のために使われました。大きく、役所で用いられた公印と、個人的に使用する私印に分けられます。本例は人名を示すことから、私印と判断できます。古代においては、印を用いること自体が極めて希で、印の使用には役所との深いつながりが想定できます。松東遺跡周囲の一帯は、和田遺跡群と総称される古代の遺跡が集中しており、古代には遠江国長上郡の郡役所(長上郡家、ながかみぐうけ)があったと想定されています。その中心は、東区大蒲町から和田町一帯とみられますが、そこから東に700mほど離れた松東遺跡に、役所にかかわる人物が居住していたと捉えられます。「吉人」氏の記録は探し当てることができませんが、長上郡の郡司一族であった可能性も十分考えられるでしょう。

  • 遺跡名 松東遺跡(まつひがしいせき)
  • 所在地 浜松市東区天龍川町(JR天竜川駅北側)
  • 概要 銅印(2.7×2.7×高2.9cm、重さ30g)
    奈良時代~平安時代の私印、浜松では初出土
  • 公開情報 浜松市博物館で速報展示
  • 日時 平成25年3月6日(水曜日)~4月7日(日曜日)
  • 会場 浜松市博物館、常設展示室(入館料が必要)          

 

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