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更新日:2013年2月6日
ものづくりのまちで発展してきた浜松には、多くのブラジル人や、ペルー人が住んでおり、工場で働いている人達もたくさんいます。
多文化共生をすすめる浜松では、こうした子供たちの教育にも力をいれています。
「ムンド・デ・アレグリア学校」は、2003年2月6日に松本校長を中心とするスタッフ4名と13名の生徒とでスタートした無認可のペルー人学校です。
最初は、資金がなく、空き事務所を学校にするなど、苦労の連続。存続の危機にも直面・・。
松本校長が諦めかけたとき、スズキをはじめとするたくさんの地元企業の寄付金やボランティアのおかげで、なんとかここまで続けてきたそうです。
今では全国初の準学校法人格を取得した南米系外国人学校として成長。
現在、ペルー、ブラジル、ボリビア、パラグアイ、インドと多様な国籍の生徒たちが通い、全校生徒は200名を超え、教職員も20名を超えています。
今回、学校創立10周年を記念する式典が行われ、鈴木市長や「出世大名家康くん」、駐日ペルー共和国大使館特命全権大使や、ブラジルの関係者などが招待されました。
松本校長は「皆様の支えでここまでやってきた。一人欠けてもここまで成功できなかった。今後も一歩一歩前進していきたい」と挨拶。
浜松の鈴木市長は、「苦労を重ねてきた関係者の皆様に感謝します。これを節目にもっともっといい学校にしてほしい。浜松市では多文化共生をすすめている。子供の教育は大切、市でも外国人の子供就学率をあげるよう取り組んでいる」とお祝いを述べました。
式典では、「10年間を振り返るVTR」を放映し、子どもたちの合唱(中高生)を行いました。
最後に、生徒代表感謝の言葉があり、「ありがとうございます。少しでも皆様に恩返しできるように勉強を頑張りたいです。」と挨拶しました。
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