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更新日:2012年2月8日

アートの力でまちを元気に!橋口論さんにインタビュー


(株)スプレーアートEXIN(イグジン)
代表取締役 橋口 論(りん)さん
「時代をリードする総合月刊誌『WEDGE』」で連載されている『にっぽんの100人の青年』に、浜松在住のスプレーアーティスト・橋口論さん(29)が選ばれました。

 橋口さんの活躍は、以前にも市が発行する情報誌「HAMA流」第6号で紹介しています。建物や外観に大きく描かれた「スプレーアート」は、誰でも一度は目にしたことがあるはず。橋口さんは、独学で習得したスプレーアートを原点に、“アートを通して社会問題を解決したい”という思いから浜松で初めて「アートの工業化」を目指し、絵画の製作工程を分業化し複数で共同製作する生産システムを持たせた「(株)スプレーアートEXIN(イグジン)」を立ち上げました。

「HAMA流」第6号

橋口論さんインタビュー(2011年3月15日取材)

橋口さんは、昨年より介護医療業界に目を向けた新たな事業に取り組んできました。それは、四季折々の風景画を介護施設や病院にレンタルすることで外に出られない高齢者なども施設の中で楽しんでもらうというものです。さらに橋口さんは、その絵の中に遊び心で小さな動物などを隠し入れました。絵を見た人に“探させる”というゲーム性を取り入れたのです。橋口さんは語ります。「介護施設や病院に足を運ぶうちに、“高齢者の意欲低下”が課題になっていることが分かりました。こうしたゲーム性ある絵を描いたのは、“探す”という行為がお年寄りの脳の活性化につながり、“何かをやりたい”という好奇心を呼び起こすきっかけになればと思ったからです。」
橋口さんが考案したこの絵は、『ミッケル(見っける)アート』と名付けられ、市内の老人福祉施設はじめ、東京都や宮崎県などの施設で導入されるなど、全国的な広がりを見せています。

桜満開の浜松城を描いた「ミッケルアート」。「出世大名家康くん」が隠された特別バージョン

そんな橋口さんが、今また新たな企画を打ち出し、県内の老人福祉施設で話題になっています。それが、作業療法士や理学療法士と共同で制作したという「地域の塗り絵」です。
見るだけのミッケルアートにアクションをプラスして、地元のまつりや名所を題材にした塗り絵を考案しました。 

「この塗り絵は、社会福祉法人『浜松十字の園』の介護専門職員の方と共同で作りました。題材に地域性を取り入れたのは、回想法という心理療法の観点からです。塗り絵をきっかけに、お年寄りが子どものころに遊んだ思い出の場所や参加したまつりなどを思い出し、そうした思い出を語り合うことで脳が活性化され、認知症の予防や意欲向上の効果を狙ったんです。」と、橋口さんは語ります。
実際に十字の園や社会福祉法人『天竜厚生会』で使ってもらうと、お年寄りの皆さんからは“懐かしい”と好評で、互いに昔話に花を咲かせて場が盛り上がったそうです。橋口さんは、塗り絵をレベル別に作成。現在、商品化して店頭販売も行っています。

「これからは、地域性を中心に絵を作っていきたいと考えています。まちの良さを塗り絵という一つのツールに落とし込んで、将来的には子どもの教育材料にも発展させたいですね。」
独学で始めたスプレーアートが原点となり、アートから創造するまちづくり、そして介護・医療という社会問題の解決へ。橋口さんのさらなる挑戦は続きます。

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