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更新日:2011年9月6日

天然とらふぐ漁師 鈴木邦夫さん

毎日、“一生懸命”漁をするだけだよ
―日本一の天然とらふぐ、養殖モノとは全く違うその味をたくさんの人に知って欲しい―

鈴木 邦夫

鈴木 邦夫 / 天然とらふぐ漁師
浜松市西区舞阪町在住。
天然とらふぐ漁の道、33年。
若手の指導から資源確保の取り組み、市民啓発活動など、“遠州灘天然とらふぐ”をさまざまなところから支えています。

浜松市が誇る冬の高級食材“遠州灘天然とらふぐ”。天然モノならではのその身のしまりは、養殖モノでは味わえない格別のおいしさです。
遠州灘では、今年もいよいよ10月1日にとらふぐ漁が解禁になります。日本有数の天然とらふぐの産地“浜松市(舞阪町)”のとらふぐ漁の漁師たちは、今年もおいしいとらふぐを求めて海に出ていきます。
今回は、とらふぐ漁33年のキャリアを持つ舞阪町の鈴木邦夫さんに、浜松の天然とらふぐの魅力について伺いました。

とらふぐといえば下関では?

たしかに、とらふぐと言えば下関というイメージが強いですが、実は遠州灘産の天然とらふぐは国内で流通する天然モノの3~4割を占めています。最盛期は7割を占めることもありました。浜松市のとらふぐ漁は昭和45年ごろから始まりましたが、当時は10隻ほどが漁をしていたようです。それが最盛期(約20年前)には100隻もの船が操業し、まさに日本の天然とらふぐの多くは“遠州灘産”という状況でした。

しかしながら、浜松市には当時ふぐの解毒解体を行う大きな施設がなく、下関には大きな処理工場があったので、日本中のふぐが下関に集まり、浜松(遠州灘)の名前は知られることがなかったんですね。
それから漁獲量が高い理由の一つとして、浜松市を含む同地域(愛知県、三重県、静岡県)が、遠州灘で獲れる天然とらふぐの漁獲規制(資源確保:乱獲防止)をいち早くうっていたというのもあります。具体的には、延縄(はえなわ)漁の針数を減らす、漁の期間・時間を規制するなど、地域一丸となって取り組んだこともあり、現在でも日本一の水揚げ量を誇っているといえると思います。

浜松市(舞阪)の天然とらふぐのいいところは?

1番目は何と言っても“鮮度”です。舞阪漁港に水揚げされる天然とらふぐは、さっきまで海を泳いでいた新鮮なものばかり。ほかの地域では2泊3日で漁を行っているところもあるほどですので、その日に獲れた本当に新鮮なものという点では、自信をもって勧められます。
もう一つは“1匹1匹大切に扱っている”ということ。市場に出回っているとらふぐには、実は歯がありません。とらふぐの歯というのは固く、鋭いのが特徴で、目の前のものに噛みついてしまう習性があります。だから漁師は、とらふぐを釣りあげたら、まず一匹一匹、丁寧に歯を切り落とすんです。切り落とさないと、船倉の生簀で他のとらふぐに噛みついてしまい、キズになったり、場合によっては弱ってしまいますからね。漁師の中には、個別の生簀に入れている人もいますよ。

漁師たちが1匹1匹大切に扱っているからこそ、新鮮なとらふぐを生きのいいまま食べることができるんですね。

私たちは、毎日一生懸命漁をするだけですよ。漁師たちが1匹1匹大切に扱っている自慢の天然とらふぐですから、ぜひたくさんの人に食べてほしいですね。
漁は、10月から2月にかけて行われますが、12月ごろに獲れる2kg~3kg程の大きさの天然とらふぐが、“身質”も“味”も最高ですよ。

遠州灘天然とらふぐまつり

浜松最大の温泉地「浜名湖かんざんじ温泉」では、平成15年、待望のとらふぐの解毒解体を行う施設を整備しました。以来、毎年冬には“遠州灘天然とらふぐまつり”として、舞阪漁港で水揚げされる天然とらふぐを使った料理がセットになった地元ならではのリーズナブルな宿泊プランを各宿泊施設で提供しています。
毎日一生懸命、そして大切に獲られた舞阪の天然とらふぐ、今年もいよいよその時期がやってきます。

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浜松市役所産業部観光・シティプロモーション課

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