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更新日:2011年1月4日

天浜線の31施設が、新たに国の有形文化財 に登録へ

鉄道施設の一括登録は、全国3例目

天竜浜名湖鉄道(本社:浜松市天竜区)は、掛川駅(静岡県掛川市)から新所原駅(静岡県湖西市)を結ぶ全長67.7kmのローカル線で、地元では「天浜線」と呼ばれ、親しまれています。
12月10日(金曜日)、国の文化審議会が天竜浜名湖鉄道の駅舎や鉄橋など31施設について、新たに国の有形文化財へ登録をするよう文部科学相に答申しました。正式な登録は、平成23年2月に予定されています。
全線に及ぶ多数の施設を国有形文化財として一括登録した鉄道は、平成20年の「若桜鉄道」(鳥取県)、平成21年の「わたらせ渓谷鉄道」(群馬県・栃木県)の2例しかなく、天竜浜名湖鉄道が登録されると全国で3例目となります。
また、天竜浜名湖鉄道では、平成10年に転車台や扇形車庫など5件が国有形文化財に登録されていて、今回と合わせ計36件の登録となり、37件の「わたらせ渓谷鉄道」に次ぎ、2番目の規模となります。

国有形文化財へ新たに登録される施設(浜松市内分)

天竜二俣駅(本屋、上下線上屋及びプラットホーム)
―日本の原風景に出会う文化財ステーション―

天竜浜名湖鉄道本社が置かれている天浜線の中心駅。広い待合室は屋根の形をそのまま生かした高い天井で開放感にあふれています。改札を抜けた先の上屋には、柱や梁の一部に古レールが使われていて、最も古いものは、1911年にアメリカのカーネギー製鋼会社が作ったものです。材料の工夫等、昭和初期の建設技術を今に伝える貴重な建造物です。

二俣川橋梁
―市街地を流れる二俣川に架かる橋梁―

天竜市の市街地中心を流れ、天竜川に注ぐ二俣川に架かる、全長58mの橋梁で、半径600mで左へ緩やかにカーブしています。
列車が橋梁を通過する際、市街地の街並みを眺めることができます。

天竜川橋梁
―天浜線のシンボル的橋梁―

一級河川である天竜川に架かる、天浜線の路線中最長(橋長403m)の橋梁で、列車で通過する際、眼下に天竜川の絶景を一望できます。
また、橋梁上を列車が走る景観は、沿線でも有数の撮影ポイントでもあります。

岩水寺駅(待合所及びプラットホーム)
―単式ホームのみの簡素なたたずまい―

安産・子育てに功徳がある寺として有名な岩水寺への最寄駅。単式ホームのみの簡素なたたずまいです。上屋に特徴があり、5本の単立柱を利用して、変形トラスで屋根を支えています。

宮口駅(本屋、待合所及び上下線プラットホーム)
―昭和の郷愁を誘う素朴なたたずまい―

延長90mの対面式プラットホームには、開放的な待合所が建てられています。駅の前後は直線で見通しが良く、周囲の風景に溶け込むように立つ待合所とホームに河列車が進入する景観が郷愁を誘います。

都田川橋梁
―天浜線一の高さを誇る橋梁―

都田川に架かり、フルーツパーク駅から西へ100mのところに位置する全長123mの橋梁。川面から線路面までは、最大14平方メートル0cmもあり、天浜線で一番の高さがあります。
夏には、橋梁下でバーベキューを楽しむ家族連れの風景を眺めることができます。

金指駅(上屋、プラットホーム及び高架貯水槽)
―かつての終着駅を象徴する蒸気機関車の香りを残す遺産―

金指駅が終着駅となった国鉄二俣線西線延伸時の昭和13年に建設されました。蒸気機関車に給水するために設置された高架貯水槽は、現状高6.8mで容量約18tの水槽が載っています。

気賀町高架橋
―いにしえの道「姫街道」を跨ぐ高架橋―

気賀駅の400m東に位置し、姫街道(県道261号磐田細江線)や市道を跨ぐ、全長89m68cmの一連の高架橋です。江戸時代、姫街道の関所が置かれていた気賀町を横断する近代化遺産として、市街地の景観に調和しています。

気賀駅(本屋、上屋及びプラットホーム)
―往時の賑わいを伝える―

浜松市北区役所の北側に位置し、かつては奥浜名湖観光の玄関口となった駅です。使いこまれた木製の改札口と長く続く木造上屋が往時の賑わいを今に伝えています。

西気賀駅(本屋及び待合所)
―「姫街道」散策の最寄駅―

浜名湖北端のほとりに位置し、昭和13年に建造された当時、駅から浜名湖が一望できる素晴らしい景色でした。待合所の壁には木製のガラス戸がはめ込まれ、その下には、木製ベンチが造り付けされています。駅構内には、地元の食材を活かしたフランス料理が食べられるレストランがあります。「姫街道」散策の最寄駅です。

三ヶ日駅(本屋)
―みかんが香る湖畔の木造駅舎―

国鉄二俣線の西線開通にあわせ、昭和11年に建設された最初期の駅舎の一つです。浜名湖(猪鼻湖)の北岸に位置し、周辺の山々にはみかん畑が広がっています。駅舎西側に配置される待合室の板張り床、天井、西面いっぱいに付けられた木製ベンチ、窓の木製建具が昭和初期の雰囲気を伝えています。

※新たに国有形文化財に登録予定の施設の一覧はこちら(PDF:53KB)(別ウィンドウが開きます)

天竜浜名湖線市町会議会長(浜松市長)コメント

今回、天竜浜名湖鉄道の全線にわたる31施設が、国の有形文化財に登録されることは、天浜線が文化財として評価されたもので、沿線住民から、天浜線が愛され、守られてきた結果であると、大変うれしく思います。
また、今年で70周年を迎える天浜線にとって、記念すべき年となりました。
これを契機に、文化財としての天浜線を全国にPRし、全国の皆さんに天浜線にご乗車いただき、文化財めぐりの旅を楽しんでいただければと思います。
また、今回の登録が、地域住民のマイレール意識の向上に寄与することを期待します。

http://www.tenhama.co.jp/(別ウィンドウが開きます)

文化財登録プレートを市長に伝達

平成23年1月26日に、天竜浜名湖鉄道の31施設が正式に国有形文化財に登録され、文化庁から登録プレートが交付されました。
そして、2月10日(木曜日)には、天竜浜名湖鉄道株式会社の名倉健三取締役社長から、天竜浜名湖線市町会議会長である浜松市長に登録プレートの伝達が行われました。
今後、天竜浜名湖鉄道では、国有形文化財登録を記念した「文化財列車」の運行を企画しています。
また、4月以降、駅舎にモニュメントを置きプレートを公開していく予定です。

天竜浜名湖鉄道取締役社長コメント

今回の国有形文化財の登録は、非常にありがたいことでうれしいです。我々が培ってきたものがこのプレートに凝縮されています。プレートは登録駅に設置するので、ぜひ地元の人に知ってもらい、来て見て触っていただきたいと思います。特に、地元の幼稚園や小学校の遠足に利用していただけることを期待しています。今までは、天浜線沿線に観光名所がいっぱいありましたが、これからは自らの施設が観光名所になり得るということで、今後は国内のみならず海外からも観光客に足を運んでいただきたいと思います。

関連リンク

天竜浜名湖鉄道株式会社

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