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更新日:2014年6月20日
2014年6月6日(金曜日)、第7回浜松市茶品評会が開催され、今年生産された荒茶の中から浜松一のお茶が決定しました。この品評会は、浜松市内で生産されるお茶の特性を明らかにするとともに、市内茶農家による消費者に好まれる茶づくりの技術及び品質の向上に貢献することを目的としています。
審査は「普通煎茶の部」と「深蒸し煎茶の部」の2部門で行われ、「普通煎茶の部」28点と「深蒸し煎茶の部」25点が出品されました。県西部農林事務所の職員など4名による審査の結果、「普通煎茶の部」は栗崎園(天竜区春野町)の栗崎貴史さんが、また「深蒸し煎茶の部」はカネタ太田園(天竜区西藤平)の太田勝則さんが、それぞれ最高賞である一等一席に輝きました。
煎茶は摘んできた葉を蒸気で蒸して製造しますが、その蒸し時間の違いが、「普通煎茶」と「深蒸し煎茶」の違いとなります。
「普通煎茶」の作り方が発明されたのは1700年代のことです。それに対し、「深蒸し煎茶」は昭和30年代に発明された、まだ歴史の浅い製造法で、「普通煎茶」に比べ「蒸しが深い、蒸し時間が長い」という意味で「深蒸し煎茶」と呼ばれています。
|
「普通煎茶」 |
「深蒸し煎茶」 |
---|---|---|
蒸し時間 |
25から40秒程度 |
60から120秒程度 |
特徴 |
香り高い、黄金色 |
きれいな緑色 |
外観 形状と色沢をほかの茶と比べながら相対評価で審査します。
<評価基準>
形状
色沢
ほかの茶と見比べて審査します
香気 茶碗に3gの葉を入れ、熱湯を注いで審査します。一般的には少し冷ました湯を入れますが、審査では欠点を見つけやすくするため、熱湯を入れます。
<評価基準>
(普通煎茶)
(深蒸し煎茶)
開いた葉の香りをかいで審査します
水色 茶碗に3gの葉を入れ熱湯を注ぎ、普通煎茶で5分、深蒸し煎茶で4分待った後、葉を取り除いてから審査します。
<評価基準>
評価の高い葉は、色が透き通っています
渋み 水色と同様に、茶碗に3gの葉を入れ熱湯を注ぎ、普通煎茶で5分、深蒸し煎茶で4分待った後、葉を取り除いてから審査します。
<評価基準>
茶を口に含み、舌全体で味わって審査します
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