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更新日:2019年9月3日
―平安から江戸へつながる悠久のあしあと、国の重要文化財をめぐる時代旅行―
遠州の奥座敷である奥浜名湖は、東海道のほぼ中央に位置し、“東西文化・歴史の橋渡し”として重要な役割を果たしてきた場所であり、歴史に名をなした芸術家や武将がその一帯に足跡を残している歴史深い地です。
奈良時代から江戸時代に開創・建立されたこれらの名所・旧跡は、当時のまま大切に現代に引き継がれ、四季折々の風景が堪能できる奥浜名湖の自然の中で大切に守られ、特に美しい庭園や秋の紅葉は必見です。
平安から江戸へつながる悠久のあしあとを堪能し、国指定の重要文化財をめぐる時代旅行をお楽しみください。
国指定重要文化財―木造千手観音像、木造不動明王像
奈良時代開基の真言宗の古寺です。鎌倉時代の庭園は、平安時代の様式を用い、池と築山と石だけで構成された珍しいもので、京都の西芳寺(苔寺)と並び賞されています。また、国の重要文化財に指定されている木造千手観音像と木造不動明王像は必見です。
国指定重要文化財―普賢十羅刹女像(ふげんじゅうらせつにょぞう)、金銅装笈(こんどうそうおい)、瑠璃山年録残篇(るりさんねんろくざんぺん)
875(貞観17)年、名僧教侍上人が開創した古寺です。裏山の斜面を利用して前面に池を配した回遊式の庭園(静岡県指定名勝)、や宝物館などが見所です。ここで作られる大福寺納豆は、足利や徳川将軍家に献上された歴史を持ち、三ヶ日町を代表する特産品です。10月から翌年3月までに境内に咲く冬咲きの「半蔵桜」も有名です。
国指定重要文化財―七尊菩薩堂
1371(建徳2)年、後醍醐天皇の皇子によって開創された、東海屈指の名刹です。老杉に囲まれた境内に鎮座する五百羅漢がやさしく参拝者を迎えてくれます。また、国指定重要文化財の七尊菩提堂も必見です。
国指定文化財―小堀遠州作庭園、宋版錦繍万花谷(そうはんきんしゅうばんかこく)金沢文庫
733(天平5)年、行基菩薩が開山した古刹です。小堀遠州作の国指定名勝庭園や左甚五郎作の龍の彫刻、鶯張りの廊下など、数々の文化財を有しています。井伊直政公、直弼公など井伊家の菩提寺でもあります。
国指定重要文化財―中国明朝風建築仏殿、方丈
1664(寛文4)年、独湛禅師(どくだんぜんじ)によって、開創された黄檗宗(おうばくしゅう)の寺院です。仏殿、方丈は中国明朝風の建築様式で、国の重要文化財に指定されています。
叩くと澄んだ音が鳴る「金鳴石」は、金がなる“金運成就”の石として有名です。
車利用の場合、浜松西IC・東名三ヶ日IC・いなさICから、各々約15分から45分で移動可能なエリアにあります。
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