緊急情報
ここから本文です。
更新日:2014年9月30日
―浜松市出身の木下惠介監督の貴重な写真とともに、その作品を紹介―
1912年(大正元年)に浜松市に生まれ、幼少期から青春を過ごした木下惠介監督は、「二十四の瞳」「楢山節考」など生涯49本の映画作品を遺しました。故郷浜松を愛した監督は、生前浜松文芸館の名誉館長を務めるなど、浜松に残された功績は大変大きなものがあります。
そこで、その功績を称えるとともに、寄贈を受けた監督ゆかりの資料を多くの方々に紹介し、あわせて浜松の地に映画文化が花開くことを願い、2001年(平成13年)に木下惠介記念館が開館しました。
1912年(大正元年)12月5日 現在の浜松市中央区伝馬町に生まれる
1933年(昭和8年) 松竹蒲田撮影所に入社
1936年(昭和18年) 「花咲く港」でデビュー
1951年(昭和26年) 日本初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」公開
1954年(昭和29年) 「二十四の瞳」がゴールデングローブ賞を獲得
1958年(昭和33年) 「楢山節考」がキネマ旬報ベスト1を獲得
1961年(昭和36年) 「永遠の人」がアカデミー賞外国語映画賞にノミネート
1977年(昭和52年) 紫綬褒章を受章
1984年(昭和59年) 秋の叙勲で、勲四等旭日小綬章を受章
1988年(平成3年) 国の文化功労者に選ばれる
1998年(平成10年) 12月30日逝去 86歳
1999年(平成11年) 長年の功績により「エランドール特別賞」を贈られる
49作品は木下惠介記念館ホームページをご覧ください。
http://www.hcf.or.jp/facilities/kinoshita/(別ウィンドウが開きます)
【木下惠介記念館】
木下惠介監督の書斎(再現)や、監督のコレクションのひとつであった灰皿、映画作品のポスターなどを展示しています。また、作品上映会を開催するなど、監督の映画づくりへの思い、メッセージ、遊び心が散りばめられた木下ワールドが広がっています。
館内の様子
再現された書斎
記念館が入居している建物は浜松銀行協会集会所として、浜松市出身の建築家中村與資平氏の手により1930年に建造されました。1998年には国の登録有形文化財となった後、現在は「旧浜松銀行協会」として浜松市指定有形文化財に指定されています。
【国登録有形文化財に指定された中村與資平氏の主な作品】
国立天文台三鷹キャンパス天文台歴史館(1926年 東京都三鷹市)
静岡銀行本店(1931年 静岡県静岡市)
豊橋市公会堂(1931年 愛知県豊橋市)
静岡市役所(1934年 静岡県静岡市)
静岡県庁 本館(1937年 静岡県静岡市)
【場所】浜松市中央区栄町3-1
【TEL】053-457-3450
【開館時間】9時00分から17時00分
【休館日】月曜日、祝日の翌日、年末年始
【観覧料】大人100円 70歳以上、障害者手帳をお持ちの方、高校生以下は無料
記念館が入居している「旧浜松銀行協会」
お問い合わせ