緊急情報
ここから本文です。
更新日:2021年3月25日
人生100年時代も視野に入る現在、65歳以上を一律に「高齢者」と見ることは現実的なものではなくなりつつあり、国では全ての年代の人が希望に応じて活躍できるエイジレス社会となるよう、制度のあり方を検討しています。
本市も、およそ4人に1人が65歳以上という超高齢社会となっていますが、高齢者の体力や運動能力は年々向上傾向で元気な方が増えています。
これからの価値観として、健康で長生きできること、生涯社会参加の機会があること、希望すればいつまでも働けることなど、量的豊かさを維持しつつ、より質の高い生活を送ることができるプラチナ社会を目指し、年齢だけでなく役割に着目した施策を推進することが重要だと考えています。
今回策定した「はままつ友愛の高齢者プラン」の基本理念は、「地域で共に支え合い安心していきいきと暮らすことのできるまち 浜松」とし、できる限り住み慣れた地域で、最期まで尊厳をもって自分らしく生活を送ることができるよう取り組むものです。
人口減少・少子高齢化が進展し、ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯の増加が見込まれる中、身近な地域で気軽に相談に応じられるよう地域包括支援センターにおける相談支援体制や、高齢期の大きな不安となっている認知症対策の充実、さらには介護人材の確保についても総合的に施策を推進してまいります。
また、高齢者を含めた地域のあらゆる人々が役割を持ち、いきいきと活躍し支え合う「地域共生社会」を実現するため、生活支援体制づくり協議体を通じたボランティア団体やNPO法人など、多様な主体による生活支援・介護予防サービスの提供体制づくりを支援してまいります。
さらに、政令指定都市トップクラスの健康寿命のさらなる延伸を目指し、運動・栄養・社会参加を3つのポイントとし、ロコモーショントレーニングの普及拡大、健康づくりや介護予防の知識の普及啓発、ささえあいポイント事業の拡充などに取り組んでまいります。
これらの施策の展開により、予防・介護・医療・生活支援サービス・住まいの確保などが一体的に提供できるよう、地域包括ケアシステムの深化・推進を図ってまいります。
結びに、このプランの策定にあたりご尽力いただきました浜松市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会及び浜松市介護保険運営協議会の委員をはじめ、保健・医療・福祉・介護などの関係機関の皆さまに心から感謝申し上げますとともに、市民の皆さまには、今後ともなお一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
平成30年3月
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください