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更新日:2013年9月1日

No.1 浜名湖の面白いこと・すごいこと3つ以上言えますか?

vol.8 2013年04月号 表紙へ

浜名湖の面白いこと・すごいこと3つ以上言えますか?

その昔、京に近い琵琶湖が近淡海(ちかつおうみ)と呼ばれ近江国(おうみのくに)のもととなったのに対し、京から遠く離れ遠淡海(とおつおうみ)と呼ばれた浜名湖は遠江国(とおとうみのくに)の語源となった歴史の湖です。
さらにたどれば、ナウマンゾウなどの古代、それ以前の時代にまでさかのぼることができます。時には人に寄り添いながら、時には容赦ない力を見せつけながら、その時代、時代の姿を呈して来ました。
さて、現在、私たちの浜名湖に対する認識はどうでしょう。例えば、他の地域からの訪問者に浜名湖についてどれだけ多くを語れるでしょうか。
長い時間をかけて形成された浜名湖の構造や生物の生態は、実に不思議で豊かなものです。近くにありながら、見過ごしがちな浜名湖を見直してみませんか。私たちの生活や地域の未来が見えてきます。

日本の湖沼の面積比較

※原則として面積4平方キロメートル以上、あるいは最大深度30m以上の湖。

1位 滋賀県 琵琶湖 670.3平方キロメートル

2位 茨城県 霞ヶ浦 167.6平方キロメートル

3位 北海道 サロマ湖 151.8平方キロメートル

10位 浜名湖 70.4平方キロメートル 70以上ある日本の湖沼(原則として面積4平方キロメートル以上、あるいは最大深度30メートル以上の湖)の中で10番目の大きさ。東京山手線内側 63平方キロメートル 浜名湖は東京山手線内側がすっぽり収まる大きさ 24位 長野県 諏訪湖12.9平方キロメートル

[平成25年第86冊 理科年表/国立天文台]

浜名湖の履歴書

浜名湖の付属湖の位置図

(付属湖:細江湖、猪鼻湖、松見ヶ浦、庄内湖)

3つの顔を持っている。

浜名湖は地理上は「」と呼ばれているが、都田川水系都田川(猪鼻湖は釣橋川)として指定されていて、じつは河川法上では「」、浜名湖の漁業の実態から漁業法では「」として扱われている。

JR浜松駅から歩いたらJR沼津駅に到着できる距離。

周囲128キロメートル

(平成25年第86冊 理科年表/国立天文台)

日本の湖の中で2番目の長さ

汽水湖では1位。入り組んだ地形が湖の沿線を長くしている。浜名湖は、都田川および周辺の河川から注がれる淡水と遠州灘の海水がまじり合う汽水湖。
《汽水湖》湖水に海水が混入している湖

1位

琵琶湖 241km(滋賀県)

2位

浜名湖 128km(静岡県)

3位

霞ヶ浦 120km(茨城県)

4位

中海 105km(島根・鳥取県)

湖なのに顕著な潮位変化!

水位変化 1日2回、干満差126センチメートル

(舞阪での平成25年予測の平均)[気象庁平成25年潮汐表からの平均値]

1日に今切口を4,000万トン以上の海水量が出入りする

競技用プール
(縦50m×横25m×深さ3m=375万ℓ)

10,667杯分

50mプールを並べるとおよそ533kmで浜松市役所から福島市役所間程度の距離となる。

浜名湖の変遷

図A:6~12万年前の浜名湖と現在の違い
図A:6~12万年前の浜名湖と現在の違い

図B:1~2万年前の浜名湖と現在の違い
図B:1~2万年前の浜名湖と現在の違い

図C:6,000年前の浜名湖と現在の違い
図C:6,000年前の浜名湖と現在の違い

※図A・B・C上のは現在の浜名湖と天竜川を表記しています。

時代

当時のすがた

1~2億年前

[中生代のころ]この時代に形成された堆積物からなる地層が浜名湖の基盤となっている。

6~12万年前

[後期更新世のころ]現在の浜名湖一帯は浅く広がった「古浜名湾」の中央部にあった。
湾岸に広がる低湿地ではナウマンゾウが草を食べ、水辺には体長3mのワニが生息していた。[図A]

1~2万年前

[最終氷期]当時の海岸線は現在よりも10数km沖合にあったと推定される。
このころ、現在の浜名湖付近にはいくつかの支流をもった古浜名川が流れていた。
気候が寒冷化し始めたころ、古浜名川上流では浜北人が住みつき、
ナウマンゾウに代わって現れたアオモリゾウやオオツノジカを追いかけていた。[図B]

1万年前ごろ

最終氷期が終わり地球全体が温暖化に向かうと海水準は急激に上昇。
現在の浜名湖の中心部あたりまで達し、小さな湾として浜名湖が誕生した。

6,000年前ごろ

海水準はおよそ5m高に達し、湾の南半分の堆積作用がほとんど停止。
湾央部の砂のバリアーによって湾奥部はますます閉鎖的な環境となる。[図C]

3,000年前ごろ

内湾化が進行し淡水に近くなる。
湾口が閉塞(へいそく)し、砂州(さす)により浜名湖は湖となる。

1,800年前ごろ

海水面は現在よりも低い水準で安定し、淡水湖に近くなる。

1,000年前ごろ

海水面は再び上昇し始め、現在とほぼ同じ水準に達した。

1498年ごろ
(明応7年)

明応の大地震に代表される津波と台風災害により、今切が生じる。
海水が浜名湖に流入するようになる。

江戸末期

干拓の歴史始まる。
浜名湖の地形、面積が変化。

1972年
(昭和47年)

昭和28(1953)年の台風13号の時、800mまで広がった今切口の固定化工事完成。
幅200mとなる。

[静岡地学第81号~浜名湖の生い立ち/池谷仙之]

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