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更新日:2024年1月1日

目指せ浜松バレー!未来の浜松委員会 【目指すは浜松バレーだ!~起業のまち浜松に~】

委員会発表、質疑応答、部長講評

 私たちは、目指せ浜松バレー!未来の浜松委員会です。「目指すは浜松バレーだ!起業のまち浜松に」をテーマに、どうしたら浜松バレーを実現できるかを考えました。

 まずは、浜松市の現状について説明します。私たちは浜松バレーを実現する上で、浜松市の強みについて考えました。

 1つ目は、大企業が集まっていることです。二輪、軽四輪の生産などが盛んで、大企業から仕事を請け負う技術力の高い中小企業がたくさん集まっています。実際に、浜松からはたくさんの世界初や日本初のものが生まれており、たくさんの世界一や日本一のものがあります。

 2つ目は、さまざまな地域の特色があることです。私たちの住んでいる浜松市は全国で2番目に面積が広い市です。北に山、南に海、東に天竜川、西に浜名湖があり自然が豊かです。そして地域ごとに特色があります。それぞれの地域でその特色を生かした産業があるという意見が出ました。

 次に、課題について考えました。議論する中で浜松にはいろいろな課題があることが分かりました。その中で私たちは3つの課題に注目しました。

 1つ目は、起業して開業する人よりも、会社を閉め廃業する人の方が多いことです。

 2つ目は、浜松の強みである地域の特色を生かしきれていないことです。例えば、浜松にはたくさんの特色のある土地があるのに、観光できる場所や若い人が興味を持つようなところが少ないことです。

 3つ目は、PR不足です。浜松にはたくさんの強みがありますが、このことを余りPRできていないからだと思います。起業する人や、新しい人を浜松に呼び込むためには、浜松のよいところをもっとPRしなければならないと思います。

 これらの強みや課題を受けて、私たちが目指す浜松バレーとはどんなところか考えました。私たちが目指す浜松バレーは4つあります。

 1つ目は、「企業や人が集まる場所」です。アメリカのシリコンバレーのように、たくさんの企業、高い技術を持った人が集まっている場所です。

 2つ目は、「自然に触れ合いながら仕事が出来る場所」です。浜松は浜名湖や山が多いので、自然に癒されながら仕事をすることができます。

 3つ目は、「海外の企業を誘致してグローバル化する」ことです。今まで日本になかった海外の企業を呼び込んで、新しい産業をつくるという事です。

 4つ目は、「起業するなら浜松!」というイメージをたくさんの人に持ってもらうことです。

 その私たちが目指す浜松バレーを実現するためには、起業家を増やすこと、そして起業家を呼び込むことが必要だと分かりました。

 まず、起業家を増やすために、私たちは3つの提案をします。

 1つ目は、「起業家村」をつくることです。起業家が集い、会社をおこすことが盛んな村にします。また、同じ職種ごとに組織をつくり、コミュニケーションをとっていきます。そうすることで企業や人が集まりやすくなります。

 2つ目は、「起業家専門学校」の設立です。この学校で人材を育成し、若いうちから体験や経験を積んでおくことが目的です。自分に合った仕事を見つけることで、今後起業をするために役立てます。また、起業家専門学校を浜松に設立することで人も集まり、「起業するなら浜松!」というイメージも広まると思います。

 3つ目は資金を支援する制度です。起業を考えている人たちが直面する課題の1つに、資金調達というものがあります。起業するための費用を、少しでも浜松市に負担していただこうと思います。

 この3つの提案で起業家を増やそうと考えました。

 次に、起業家を市外から呼び込むために、2つの提案をします。

 1つ目は、浜松のいいところをPRすることです。先ほど発表した、市内に企業が多く高い技術力があるところや、自然豊かで地域にいろいろな特色があるところを中心に、PR動画を作成し、それをフェイスブックなどのSNSを利用して拡散させるのが効果的ではないかとの意見が多く出ました。また、その記事の英語版をつくることで、浜松のよさを海外に発信することができると思います。

 2つ目は、空き家を活用した「サテライトオフィス」を造ったり、研究施設などを安く借りられたりすることです。新しく拠点をつくるのには、資金が足りないことが予想されます。そんな人たちのために施設を整備し、浜松に来てもらいやすくすることが大切だと思います。

 この話し合いを通じ、起業家を呼び込むためには、起業をしたい人が少しでも起業しやすい環境を整えPRしていくことが重要だとの結論に至りました。

 最後に、今の自分たちが「起業」をテーマに何ができるかを考えてみました。

どうしたら浜松バレーの実現に近づくことができるのか、3つ考えました。

 まず1つ目に、実際に起業した人のお店に行って買物をしたり、サービスを使ったりするという意見が出ました。私たちが実際に利用することで、起業した人を応援することができますし、起業を身近に感じることができます。

 2つ目は、私たち中学生が、自ら浜松をPRする動画を作ってみることもできると思います。中学生の目線でのPRで、若い人たちにPRできます。

 3つ目は、今回この会議に参加して学んだことを、家族や友達などの他の人に話して共有することです。私たちにもたくさんできることが見つかりました。「中学生である私たちには、未来の浜松をよりよいものにできる」そんな気がしました。

 以上で「目指せ浜松バレー!未来の浜松委員会」の発表を終わります。ご清聴、ありがとうございました。

 

 

〇司会
 目指せ浜松バレー!未来の浜松委員会の発表の発表について、意見や質問がある人は挙手をお願いします。

 

〇質問1
 「起業家を呼び込もう」の説明のところで、空き家をサテライトオフィスにとありますが、サテライトオフィスの「サテライト」という部分はどういう意味なのでしょうか。

〇目指せ浜松バレー!未来の浜松委員会

 そこまでは調べていませんでした。(下記の※1で回答内容の説明有り)

〇質問2

 「起業家を増やそう」のところで、起業家村と起業家専門学校の二つがありますが、起業家村、起業家専門学校にどう人を呼び込むかと、起業家専門学校でどのようなことを教えるのかが気になったので、教えてください。

〇目指せ浜松バレー!未来の浜松委員会

 起業家村と起業家専門学校ですが、この2つは連携して行いたいと考えています。起業家村と起業家専門学校、2つとも皆さんあまり聞いたことがないと思いますので、浜松につくると唯一のものみたいな感じで、注目を浴びることができると思います。

 また、起業家専門学校では、起業家村は実際に起業した方が多く集まる場所にしたいと考えています。起業家専門学校では、実際に起業をした方の話を聞けたらいいと思います。

〇質問3

 私たちが目指す浜松バレーの自然と仕事を両立させる部分で出された提案のなかで、自然を生かしながら行うとは、どのようにしていきますか。

〇目指せ浜松バレー!未来の浜松委員会

 自然の中にサテライトオフィスのようなものをつくって、自然に囲まれた場所で仕事をすることができるような場所をつくるのが目標です。

〇司会

 それでは、ただ今の目指せ浜松バレー!未来の浜松委員会の発表について、佐藤産業部長さんからコメントをお願いします。

 

 

〇佐藤産業部長

 

 目指せ浜松バレー!未来の浜松委員会の皆さん、お疲れさまでした。まず、産業都市浜松の現状の把握、ものづくりのまちとして、現在、開業率が落ち込んでいて、なかなか大変な状況にあるということ。それに対する課題を明確に分析されています。

 方向性の確認ということで、特にベンチャー(起業家)の環境づくりとして「ヒト・モノ・カネ・情報」が、ベンチャーには必要だと言われておりますが、それぞれについて、例えば、先ほどもお話しがあった起業家村、起業家専門学校のような人材の育成の視点からも重要なことと言えます。

 それから、サテライトオフィスの整備についてです。(※1)先ほどご質問がありましたサテライトとは、本部に対する衛星拠点、いわゆる営業拠点のようなイメージを言います。本店機能はなくても、例えば、中山間地域にも一つの拠点をつくる、そのようなイメージでとらえればいいと思います。

 また、情報については、SNSを使ったさまざまな情報の拡散し、浜松のより良い点をPRしていこうとするものです。さらには資金についての提案もあり、非常にしっかりと組み立てられた提案だったと思います。

 加えて、皆さん方の中学生の視点から、具体的に何ができるのかという提案もいただきました。私どもとしても大変参考になった内容でした。

 もう一つの視点からお話をさせていただきます。今回皆さんが非常に難しいテーマ、あるいは夢会議を通じて、これからの皆さんに期待をしたいことを、少し紹介をさせていただきます。

 おそらくテーマを聞いたときに、浜松バレーって何だろうと疑問を持ったことと思います。シリコンバレーというカリフォルニアにある世界的なベンチャーのまち、それを目指すんだということで、その辺は、ある程度分かったのかなと思います。

 次に、なぜバレーを目指すのかというところは、全員疑問にあったかと思います。先ほど話があったように、どんどん掘り下げて調べていくと、開業率が減って、このままでは、浜松の産業はなかなか立ち行かなくなるかもしれないという課題も見えてきたと思います。

 今回のように、通常は学校では学ばないような、社会勉強や時間外実習などの体験が大事だと思います。まず、自分たちには何ができるのだろうか、そしてこのまちのために、将来何をする必要があるのだろうかなどを、実践的に考えることは、とても貴重な経験だったと思います。今回の経験を皆さんが将来社会人になった時に、ぜひ生かしていただければと、切に希望しています。お疲れさまでした。ありがとうございました。

 

 

〇司会

 

 それでは、目指せ浜松バレー!未来の浜松委員会のまとめをお願いします。

〇目指せ浜松バレー!未来の浜松委員会

 今回このテーマを学んできましたが、分科会の時よく分からない用語がたくさん出てきて、私は意見を出すことがなかなかできませんでした。それでも全員で楽しくたくさん話し合いをしていくことで、今回の発表につながるようなまとめができました。

 それと同時に、中学生は無限の可能性を秘めていることを知りました。2日間で最高の仲間となった私たち9人を中心に、未来のより良い浜松がつくられるように、身近なところから働きかけていきたいです。以上で、目指せ浜松バレー!未来の浜松委員会の発表を終わります。

 

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