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更新日:2017年10月19日

社長になって委員会

委員会発表、質疑応答、部長講評

 今から、社長になって委員会の発表を始めます。
 私たちは、「起業する人、集まれ!~新しい仕事“やらまいか”~」をテーマに、どうしたら若者がチャレンジできるまちになるのかを話し合いました。そして、浜松市で起業する人たちの課題や、それを解決するための提案、いまの私たちに何ができるかを議論しました。
 まずは浜松市の現状について、大きく3つにまとめました。
 1つ目は、浜松市の従業員数の減少についてです。浜松市の工業の歴史は古くから続いており、とても優れたものです。しかし、その勢いが衰えてきているため事業所数が減少し、それに伴い従業員数も減少傾向にあります。
 2つ目は、開業率が低いことについてです。「開業」と聞くと簡単だと思う人はほとんどいないと思います。確かに開業は決して簡単なことではありません。開業を考えている人で、経営知識の習得や家庭との両立に悩んでいる人は少なくありません。
 3つ目は、浜松市の創業支援についてです。起業する場所として一時的に貸し出してくれる「インキュベーション施設」や、起業の相談をしてくれる「はままつ起業家カフェ」、起業者に対する補助金制度などがあります。浜松市での起業にはこのようなメリットがありますが、あまり知られていないようです。
 次に、現在の浜松市における起業の課題について説明します。僕たちが話し合った中で大きく3つに分かれました。
 1つ目は、浜松市の長所を活かした起業ができていないということです。浜松市は日本の中心に位置していること、日照時間が長いことなど、長所が多くあります。
 2つ目は、学生の起業に対する知識不足。起業に関する知識がないまま大人になると、起業するのは難しいと思います。
 3つ目は、情報発信不足です。浜松市は「はままつ起業家カフェ」など、起業者に対して充実した支援制度がありますが、まだまだ多くの人に知られていないようです。
 現状と課題を踏まえて、私たちから3つの提案をさせていただきます。
 1つ目の課題にあった、浜松市の長所を生かした起業を、すべての提案の前提として考えることにしました。皆さんは浜松市の長所は何だと思いますか。私たちは浜松市の長所を3つにまとめました。
 1つ目は、浜松市は日本の中心に位置しているということです。日本のちょうど真ん中に位置していることは、輸送のサービスに利用できると考えました。東京、大阪、名古屋など、都市圏へのアクセスがよく、高速道路も通っています。ここ浜松が輸送業の中心になることは、間違いないと思います。
 2つ目は、日照時間が長いということです。浜松市は晴れの日が非常に多いため、この日照量をエネルギーに変換して活用します。地域全体で取り組むことで、地球に優しいエネルギーをつくり出せます。また、気候も安定していて住みやすいまちです。
 最後の3つ目は、浜松市が「ものづくりのまち」であるということです。「ものづくりのまち」であるということは、さまざまなものをつくっていく上で、とても有利になります。これまで培ってきた技術を元に、今までにないようなものをつくっていくことも可能です。「新しいものをつくりたい」という人にはぴったりなまちです。
 そして、山や海などの自然が多い一方で、工業ばかりではなく農業も盛んで、人口も多い浜松市は、住んでいる人はなかなか気づかないかもしれませんが、ほかの市と比べると、非常に起業しやすいまちであると言えると思います。だからこそこの特性を、浜松市民はもとより市外の人にも多く知ってもらい、起業する上で最大限に活かしてもらうことが大切だと考えています。
 そこで、提案1「起業しやすいまち、浜松市へ」について説明します。いかにしてより起業しやすい環境を浜松市で整えるのか。次の3つの事業を考えました。
 1つ目は、経済特区の設立です。この経済特区というのは、皆さんも聞いたり、知っていたりするかと思いますが、外国の企業が入ってくるようにするため、税金などを免除する地域のことです。浜松市の特性を広くPRすることと併せ、浜松市に経済特区を設けることによって、より多くの企業や会社が入ってきたり、起業したりすることで、市の活性化につながると思います。
 2つ目は、家族に対する起業説明会です。この家族というのは、起業を考えている人の家族です。なぜ家族に説明を行うのか。それは、本人が起業したいと思っていても、家族の理解を得られず諦めてしまうことがあるからです。起業には家族のサポートが不可欠です。家族にも説明会を行うことで、起業に対する考え方も少しは変わってくるのではないかと思います。
 3つ目は、試験的にものを売るトライアルイベントの開催です。起業する人は、自分の商品は売れるのかという不安があると思います。この不安を解消するために、一定期間特定の場所で、お試しで自分の商品を売るイベントを開催します。そこで起業を考えている人に、自分の商品がどれだけ売れるのか試すことで、今後に活かしてもらいます。
 次に、提案2「学生向けの創業支援を充実させよう!」について説明をします。起業者を育てるには、何より子どもからの教育が必要です。そこで、次の4つの事業を考えました。
 1つ目は、起業家体験です。浜松市には起業家を支援する場として「はままつ起業家カフェ」があります。そこで行う起業家になるまでの一連の流れを実際に学校で行い、起業を身近に感じて興味を持ってもらいます。
 2つ目は、起業家による体験談を聞くことです。起業した方に実際に来てもらい、さまざまな体験談を聞くという活動です。
 3つ目は、園児や小学生向けの絵本や動画を作成することです。幼稚園児や小学生にとっては、起業というのは難しいと感じるかもしれません。そこで、絵本やアニメなどにすることで、小さな子どもたちでも分かりやすく起業について知ることができます。絵本やアニメなら気軽に読んだり見たりすることができるはずです。
 4つ目は、大学の学部を増やすことです。浜松市の大学に起業専門の学部や学科をつくることで、市外や県外から若い人が集まり、浜松で独立して起業する人が増えていくと思います。
 次に、提案3「情報発信を強化しよう!」について説明をします。いかにして起業支援などの情報をより多くの人に届け、関心を持ってもらうかが、まずは第一歩です。そこで、次の2つの事業を考えました。
 1つ目は、浜松市の起業家に対する支援の紹介についてです。人目に付きやすいバスや電車に広告を貼ったり、アナウンスをしたりすることで、浜松市がどのような支援をしているのかを、少ない経費で多くの人に知ってもらうことができると思います。併せて浜松市の特性が、いかに起業に向いているまちであるのか、知ってもらうことも大切です。
 2つ目は、起業した人や起業内容の紹介についてです。浜松まつりで新しく起業した会社の凧揚げをすることで、その会社の発展を、みんなで応援するというのはどうでしょうか。凧揚げ会場で実際に商品をピーアールしたり、販売したりできると思います。また、起業フェスのようなイベントを開催して、起業したばかりの会社を、いろんな人に知ってもらう機会をつくったらいいと思います。
 大きく3つの提案をしましたが、これらははっきり言って、私たち中学生ができることではありません。経済特区のような地域をつくったり、大学に学部を設けたり、大規模なイベントを開催したりと、中学2年生が今すぐできることとは誰も考えられません。
 しかし、今からでも私たちができることはあります。それはたくさんの趣味や特技を持つこと。そして学生時代を充実させることです。たくさんの趣味や特技を持つことで、自分ができることが明確になります。
 私の学校で仕事について考えたとき、「自分が好きなことや得意なことを職にできたらよい」と考える人が多くいました。自分のできることがたくさんあれば、それを活かした会社や店を起こしたいと考える人が増えるはずです。また、学生時代にたくさんの経験を積んだり、何かをやり遂げる達成感を味わったりすることで自信がつきます。
 今ここで発表している私たち10人に限らず、ここにいる皆さんは生徒会に入っているなど、学校を担う立場にいると思います。生徒会活動や学校行事で、何かをつくり上げる喜びや大変さ、つくり上げる過程で学ぶこと感じることがこれからたくさんあります。これらを自分自身の経験とすることで起業する力が付きます。趣味や特技を持ったり、何かをつくり上げる経験を積極的にしたりすること。私たちがそうすることで、今後の浜松市の創業者の増加につながれば、素晴らしいことだと思います。
 以上で、私たち社長になって委員会の発表を終わります。

○司会
 それでは、社長になって委員会の発表について、意見や質問がある人は挙手をお願いします。

○質問1
 起業家による体験談を聞くとありますが、私自身、各学校で行うとより多くの学生に伝えることができると思いました。その点、どのような場所で行うとより多くの生徒に伝える効果が高いと思いますか。

○社長になって委員会
 学校など学生がたくさん集まるところで行うことで、より多くの人に聞いてもらえると思います。

○質問2
 学生たちによる起業家の体験は、あまり多くの人数ができないと思うのですが、それはどうですか。

○社長になって委員会
 起業家体験は実際に学校などで、起業をするまでの流れをやることで、多くの方が起業の体験をすることができると思います。学校などで行えば、多くの人が興味を持っていただけると思います。

○司会
 それでは、ただ今の社長になって委員会の発表について、佐藤産業部長さんからコメントをお願いします。

■佐藤産業部長
 社長になって委員会の皆さん、お疲れさまでした。大変難しいテーマであったかと思います。浜松市でも今産業政策の中で、起業・創業については非常に力を入れているテーマです。そのような意味では、皆さん方の斬新な提案やアイデアは大変参考になりました。
 少し内容について触れさせていただきます。まず現状の分析、これは非常に的を捉えていて、よかったなと思います。従業員数の減少や開業率、これはまさにご指摘のとおりで、私たちが子どもの頃は、クラスの中でサラリーマンの家庭というのは、おそらく2割もいかないぐらいではなかったかなと思います。おそらく今、皆さん方の学校のクラスの中で、サラリーマンでない方は2割もおられないのではないかと思います。まさに、産業構造が変わってきています。当然のことながら、自分で商売をしている人が少なくなり、組織の中にみんな組み込まれるため、従業員もだんだん減ってきているというのは、それらのことを如実に表しているのかなと思います。
 それから開業率が低いということ、リーマンショックの指摘がありました。確かにご指摘のとおりで、リーマンショックまではずっと、開業率が上回っている状況でした。平成26年になってようやく廃業率を上回るような状況になってきていますが、まだまだ低い状況です。これをなんとかしなければいけないというのが、今、市が取り組んでいる創業支援の起業家カフェの取り組みです。
 起業の課題ということで、浜松市の長所を生かす、あるいは情報発信というようなお話もありました。時間の都合もありますので、それぞれについてのコメントは控えさせていただきますが、最後に皆さん方からお話がありましたように、いわゆる取り組みを通じて、今現在、皆さんにできることは非常に限られています。将来に向けて今、何をするべきかという非常に示唆に富んだご提言がありました。まさにこのことが一番大事ではないかなと思います。
 特に皆さんがテーマに取り組むことで、どうすれば起業できるのか、あるいは企業者、代表者、経営者の視点に立って、いろいろ物事を考えられたのではないかと思います。この視点は、皆さんがこれから高校、大学、あるいは社会人になって、非常に大事な視点となって生きてくると思います。
 おそらく皆さんが卒業して、全員が起業するというのは現実的ではないと思います。社会人になって、浜松ではない場所で就職をされるかもしれません。しかし、いつかまた浜松に帰って浜松のために起業していただけるように、力を蓄えて戻って来ていただければと思います。以上が、私からのコメントです。ありがとうございました。

○司会
 それでは、社長になって委員会で発表のまとめをお願いします。

○社長になって委員会
 今回の学習をとおして、起業というものに対して理解を深めることができました。僕にはまだ具体的には夢がありませんが、今回の学習でまた一つ未来の選択が増えたと思います。そして、この浜松市をより多くの企業が活躍できるまちにするには、これからを担う僕たちがカギとなっていくと思います。自分たちが浜松の未来をつくる。そう考えてこれから生活していきたいです。以上で、社長になって委員会の発表を終わります。ありがとうございました。

 

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