緊急情報

サイト内を検索

ここから本文です。

更新日:2023年12月1日

浜松の交通について【道(ロード)】

質問

私たち「道(ロード)」から質問をします。

私たちは、令和時代の幸せを考えたときに、交通安全への取り組みや公共交通を充実させることで、交通事故を減らすことが大切だと考えました。

最近、高齢者ドライバーによる痛ましい事故についてのニュースをよく目にします。私たちのグループのメンバーの中にも、家族や親族が交通事故にあったことがある人が何人かいました。自分が交通ルールを守っていても車に追突されることもあります。スピードの出しすぎや、よそ見をすることで電柱にぶつかったり、川に落ちたりする事故も起こってしまいます。

こうした事故を減らすためには、ガードレールを設置することも効果的だと思いますが、何より「一人一人の意識」を高めることが大切だと思います。そのために、ポスターやSNSでもっと啓発をすることや、高校生や高齢者など事故が多い世代を対象に、危険を身近に実感できる交通安全教室を実施することが効果的ではないでしょうか。

また、交通事故を減らすためには、高齢者が自動車を運転せずに移動できるよう公共交通を充実させることも必要だと考えます。浜松駅周辺や街中はバスルートが充実しているのに、メンバーの近所のバスは1時間に2本しかなく、また別のメンバーがよく訪れる場所までは、バスで移動してもバス停から結局歩いて20分以上かかるなど、公共交通については高齢者だけでなく、私たち中学生も不便に感じることがあります。

バスの本数を増やせたら良いという意見もありましたが、母親がバスの運転手をしているメンバーからは、運転手が少なく運行時間に余裕がないという意見もありました。

こうした現状から、バスの運転手が増えるようにもっとPRすることや、都市部だけではなく地域同士を結ぶバスを走らせることが良いと思いました。地域同士を結ぶバスについては、バスが走るルートを決め、バス停を設けずに利用者は道端で手を挙げて乗車し、運賃はICTを活用して走行距離に応じて計算するような仕組みができたら良いと考えました。

そこで、私たちのグループからは、次の2点を質問させていただきます。

  1. 市内の交通事故の減少に向けてどのような取り組みをしていますか。
  2. これからの公共交通についてどのような取り組みをしていきますか。

以上、2点についてご答弁をお願いします。

答弁 柴山土木部長

「道(ロード)」のご質問の1点目、市内の交通事故の減少に向けた取り組みについてお答えします。

浜松市内で発生した人身交通事故は、平成30年に7,570件起きており、亡くなられた方が18名います。一日平均およそ20件起きていることになります。これまでも、交通事故を防止するため、警察、交通安全協会、学校、市などが連携、協力して対策に取り組んでいます。

市では、ソフト、ハード両面で交通事故対策を実施しています。ハード対策としては、人身交通事故の約半数が交差点および交差点付近で起きていることから、より安全な交差点や道路とするため、ドライバーから歩行者を確認しやすい形状に改良したり、注意を促す看板などを設置したりしています。また、人身交通事故の4割を占めている追突事故を防止するために、道路面に追突注意やスピード落とせなどの文字を標示し、注意喚起を行っています。

ソフト事業としては、交通安全運動期間における街頭広報の実施や、広報車や浜松市防災ホッとメールを活用した情報発信や注意喚起、また児童、中高校生、高齢者等年代別の交通安全教室の開催など、即時的な取り組みと中長期的な視点に立った取り組みを実施しています。

交通事故を減らすことは、けがをする人、亡くなる人、悲しむ人を無くすことですので、年齢に関係なく、市民一人一人が交通安全の大切さを強く認識し、当事者として行動してもらう必要があります。しかし、自身で気付くのはとても難しいことですので、交通安全の大切さに気付いてもらえるよう、命の大切さや、交通事故がもたらす生活への影響などを伝え続ける必要があると考えています。

今後も、ここにいる中学生の皆さんをはじめ、市民の皆さん、警察、関係団体等と連携、協力して、事故のない明るい浜松市を実現するため、交通事故の防止対策に取り組んでいきます。

答弁 大村都市整備部長

次にご質問の2点目、これからの公共交通の取り組みについてお答えします。

路線バスの利用者数は、皆さんが生まれた平成16年頃には年間およそ3,500万人でしたが、平成29年には、およそ2,700万人と2割以上も減少してしまいました。それにより運行本数の減便など、路線バスを取り巻く環境は、道(ロード)の皆さんも感じているとおり、厳しい状況にあります。

このような状況下でICTを活用した仕組みづくりのご提案をいただき、ありがとうございました。現在、市では浜名区引佐町と細江町の一部地域を結ぶ路線バスにおいて、これまで決められていたバスルートを廃止し、利用者が乗り場と目的地を事前予約してもらい、その予約状況をICTで自動検索して、それぞれの利用者が乗り合わせながら目的地までバス移動してもらう実験的な運行を行っています。この運行を通じて課題を整理し、新たな仕組みづくりにつなげたいと考えています。

バス運転手が少ないことについては、浜松市も含め全国的な課題となっていますので、バス会社も、運転手を増やすために、社員がバスの運転免許証を取りやすい環境づくりに努めていると聞いています。

来年開催される東京オリンピック・パラリンピックの選手村などでは、自動運転によるバス運行が予定されていますので、運転手が減少している浜松市でも、こうした新しい技術を取り入れた公共交通を構築していきたいと考えています。

公共交通は、それぞれの地域の大切な財産であり、多くの皆さんに利用していただくことで、守り・育てることができます。皆さんも、ぜひ利用していただき、ご家族やお友達などにも、公共交通の利用を呼び掛けていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

感想

お忙しい中、私たちの質問にお答えくださり、誠にありがとうございました。

答弁をお聞きして、現在の浜松市の現状や課題、それに対する解決策について学ばせていただきました。令和の幸せを実現するためにも、さまざまな面での交通事故を減らし、一人一人がそのことについて強い意識を持つことが大切だということをこの身で感じることができました。

また、これからの浜松市がより良いまちになっていくためにも、令和時代を担う私たちが、浜松市に貢献することができるよう努めていきたいと思っています。

そして、今後の浜松市について話し合う、このような機会に参加させていただいたことをとても光栄に思い、二度と訪れることのない貴重な経験を得ることができ幸甚です。

以上で、「道(ロード)」からの質問を終了させていただきます。本日は誠にありがとうございました。

このページのよくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2021

ファクス番号:053-457-2028

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?