緊急情報
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更新日:2024年1月1日
開催日 |
令和元年9月20日(金曜日) |
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グループ名 |
浜松呉服専門店会 |
参加人数 |
7人 |
活動紹介 |
浜松市で長年に渡り営業している呉服専門店の任意組合です。現在、加盟店は14店で、呉服店の組合としては全国的にも大きい方です。主な事業として、年3回の呉服の共同販売会(クリエート浜松や楽器博物館内の会議室を利用)、8月と12月に一般消費者の参加による着物(浴衣)パーティ、不定期で行う産地等研修会があり、また浜松商工会議所主催の浜松七夕浴衣まつりでは着付等の協賛をしています。
呉服は、昔と違い、好きな人しか着ないという嗜好品になり、業界は縮小しましたが、日本の古き良き伝統を守るという一役を担い、浜松の産業にも微力ながら貢献したいとの思いで日々活動しています。 |
浜松呉服専門店会の皆さんが、着物姿で参加され、呉服業界の抱える課題についての考えや、成人年齢の引き下げによる成人式についての懸念などをお話されました。成人式の実施年齢についての提言に、市長は「早急に結論を出していきたい」と述べました。
参加者:
本日は、このような機会をいただきまして、ありがとうございます。当会は会員数が14名の任意団体です。14名というと非常に少ないと感じるのですが、静岡県でも一番多い数で、全国的に見ても、全国規模の大きな、きもの振興会とか、きもの会はあるのですが、地域の会としては、日本でもニーズが多くなってきています。
活動としては、年に3回、12月と1月と3月に、全員で合同の展示販売会を行っています。
きもの振興事業としては、今年8月3日に、商工会議所主催の七夕まつりと同じ日に、レストランで浴衣を着てもらって、食事をしながらイベントを楽しむという会を行いました。これは浜松市には、街中の夏のまつりがないものですから、街中で浴衣を着てもらうという趣旨で行っています。
今年は12月に、レストランで、やはり着物を着ていただいて、いろいろなショーや食事を楽しむという会を企画しています。
これは近年着物離れが激しいのですが、その原因の1つとして、着物を着る機会がないということが、挙げられます。ですから、その着物を着てもらう機会をつくるということで、両方とも30年ぐらい続けていますので、これからも続けていきたいと思っています。
着物というのは「着物」という字のごとく着る物ですから、着てもらわないと着物の良さはわからないものですから、小さい会でありますけど、これからも皆さんに着物を着ていただけるように、努力していきたいと思います。よろしくお願いします。
また今日は、私たちが一番心配というか、関心がある成人式のことで、市長や皆さんにお話を聞いていただければありがたいと思います。よろしくお願いします。
参加者:
会長をしています。着物は文化ですから、職人さんも減っているのですが、これからも着物を着ている方が、少しでも増えるようになったらいいと思っています。
参加者:
副会長です。着物の話も当然そうなのですけれど、日本の文化がちょっと今、廃れてきているのではないかと思います。着物をつくる人もどんどん減ってきているし、着る人は当然そうですけれども、そればかりではなく、日本の伝統的な文化を見直し、もうちょっと盛り上げていく方法はないだろうかと考えながらやっています。よろしくお願いします。
参加者:
今日はおかげさまで、このような素晴らしい席を設けていただきまして、ありがとうございます。よろしくお願いします。
参加者:
最近では、ほしの市さんとかが、サザンクロスと地域の活性化ということで、女性のパワーと若い学生さんの力を一緒に入れて頑張ってくれています。サザンクロス朝市というのもありまして、高校生や学生が協力してくれていて、それを見ていると、やはり若い力はすごいなと思います。そういう人たちに、これからも着物文化を分かっていただけたらいいなと思い、今回参加をさせていただきました。よろしくお願いします。
参加者:
一番古いお店は、大正5年創業です。
参加者:
うちは創業51年ぐらいになりますけど、親子二代でやっています。お客さまは親子三代、四代ぐらいの方がいらっしゃって、家族ぐるみで和装を着るお手伝いができたらという形でやらせていただいています。
参加者:
こんにちは。
浜松呉服専門店会は22、23歳の頃から入っていて、今年77歳になりますけれども、この活動が気に入って抜けられなくて、今まで来ています。
テレビではよく見るのですけれども、市長さんと直接お会いするのは初めてでして、とてもうれしく思っています。よろしくお願いします。
参加者:
私は元魚町で呉服屋をやっています。
普段、仕事も着物で過ごしているのですが、最近は、男性で着物を着るという方が増えていまして、そんな中で、昔は着物は道具の1つで、着なくても持つものでしたが、最近は着る人が買うという時代で、趣味の世界となっています。
遠州でも遠州木綿という産業があって、ただ、これが着物にあまり向いていない素材でして、シャツなどに向いています。遠州の綿織物がもうちょっと着物に向くようになってくれたらいいなと思っているのですが、メーカーと私たちは呉服屋は、あまりつながりがないものですから、そういう働きかけをしていく方法がなく難しいなと思っています。
参加者:
浜松呉服専門店会は、他にもメンバーがいっぱいいるのですが、同業者同士だからいがみ合うということもなく、割と仲良しで、年に1回釣り大会がありまして、浜名湖に朝集まって3時ぐらいまで釣りまくって、釣果を競い合うというのをやっています。
そういうことで、お互いお客さんを取り合うというよりも譲り合うという、そんなところがあるので、和気あいあいと活動しています。
着物屋さんは、調べると浜松市内には結構件数があるのですが、私たちはその中の本当にごく一部です。
例えば、京都織元産と書いてあっても、実は浜松でつくっていたりということがあるらしいものですから、実は結構着物をつくっているのではないかということで、着物振興に、地場産業に通じるのかなという話になっています。
参加者:
うちは浜松に店舗を構える昔からの呉服屋でして、東京からチェーン店も参入して来る中で、地元のお店として、「安心な着物で楽しく」みたいなものをモットーにやっています。
市長:
呉服屋さんは今何店舗ぐらいあるんですか。
参加者:
今ですね、浜松市内だと50件ぐらいはあると思います。チェーン店や廃業間近の店も含めて。
参加者:
1人でやっている人もいます。そういう人も電話帳を見ると、呉服商で載っているものですから、店舗を構えている人だけではないですね。
参加者:
あとは呉服屋だけが着物を売っているのではなくて、着付け教室とか、レンタル屋さんとか、写真館とかも扱っています。
参加者:
生産量は、ピークから比べると今4%しかない。びっくりですね。
市長:
4%ですか。
参加者:
単価が上がっていますから、売上げ自体は下がっていませんけど、生産量は4%です。
市長:
やはり京都の方が主なところなのですか。
参加者:
京都は今ホテルラッシュで、ちょっと聞いた話では、ホテルに改造してしまった方が利益が出るというか、どなたにしても一等地に店を持っていますから、だからホテルにしてしまったりというのが増えています。
市長:
やはり西陣の辺りですか。
参加者:
西陣もそうですけど、真ん中の室町とか。だから軒数も激減しています。
参加者:
話が全然違いますが、NHK教育で「駅ピアノ」という番組をやっていますね。プラハの駅にピアノを置いて、いろいろな人が弾いているのですが、浜松は駅の中にピアノがあるんですけど、プラハとか向こうは外にあって、いろいろな人が弾いています。
ヨーロッパから出稼ぎに来て、仕事がなくてホームレスになったけど、ピアノを弾くのが一番楽しいとか、いろいろな人が弾いているんですね。
浜松は音楽のまちだから、ああいうのもすごくいいかなという気がします。
市長:
駅の中にありますね。
ヤマハさんとカワイさんが展示しながら。
参加者:
中なんですね。プラハとか向こうは外だから、待合室じゃなくて。都庁にも今度ピアノを置いたとか、テレビでやっていました。
市長:
そうですか。
参加者:
だから浜松も音楽のまちだから、市役所のホールか何かにおいて、誰でも弾けるようにしたらいいかなという気がするんですけど。楽器のまちだけど、音楽のまちじゃないと言われる人がいますから。
市長:
知らないだけで、浜松はユネスコ創造都市ネットワークの音楽部門に、アジアで初めて認定されました。それは認定されて終わりではなくて、活動とかいろいろなことを全部評価されるんだけれども、全てエクセレントと非常に高く評価されています。
参加者:
ジャズウイークにしても何にしても、今はいろいろありますから。
市長:
それぞれジャンルもあるし、全体としてはかなり、音楽の文化というのは根付いていますし、浜松がいいのは、ヤマハさんとか、カワイさんとか、全国から音楽に精通した人たちがここに来ます。ですから、ヤマハあたりだとプロ並みの演奏する人が、ここに定着するものですから、そういう音楽に非常に精通した人たちがたくさんいらっしゃるので、そういう点では、浜松はやはり音楽のまちと言えると思います。
参加者:
会長は元バンドマンです。今でもやっています。
市長:
そうですか。
参加者:
趣味でやっていました。市長の前で昔、2回ぐらいやったような気がします。
参加者:
今日は、成人式についての話をさせていただきたいです。
成人式の2023年問題というのが、今私たちの業界の中で話題になっています。今年の1月に決定したと思いますが、2022年の4月から成人年齢が18歳に引き下げられるということです。
そうすると、2023年の1月の成人式に18歳、19歳、20歳が一斉に成人になり、2023年の1月の成人式はどうするんだということで、今業界では話題になっています。
私たちは着物を売ったりレンタルもあります。お母さんの着物やおばあさんの着物を着る方も最近増えていますので、そのお直しとかもありまして、例えば20歳の方について言いますと、この20歳の方はいつ着物を用意するのかとなると、10年くらい前は1年ぐらい前に用意していたのですが、最近は少子化とか、いろいろと競争が激しくなって、今は18歳ぐらいで用意する方が多いです。もっと早くという方もいらっしゃいます。
今現在、2019年4月から、成人式に向けたお着物をご提案していくお客さまはどこかと言うと、18歳の今高校3年生の方にシフトしていくので、2022年の1月の成人式に着る着物を、今年ご提案していく状況にあります。
なぜこんなに早いんだというと、仕立てる時間もあるのですが、当日、お着物をレンタルする方は、いいものを早く押さえたいとか、美容院の時間を早く押さえたいということで、私たちの販売の提案に乗ってきていただいて、だんだん早くなっているというのが実情です。
なので、来年になりますと、これが一段下がるものですから、2020年の4月からは、私たちの販売対象者が2023年の1月の成人式の方に移っていくのですけれども、その時にこの方ではなく、3学年分が対象になるのか、それとも1学年だけになるのかというのが今、間近に迫ってきているので、2023年問題という形で現状をご説明させていただいています。
今はいいですが、前倒しでもっと早くお着物を決めたいという、おじいちゃん、おばあちゃんは気が早いものですから、そういうことで、メンバーの方にもお問い合わせがあると思います。皆さん、どうですか。
参加者:
うちはあまり青田買いと言うか、そういうのをしていませんが、ただ、だんだん早くなってきているのは確かですね。もう買ってしまったという会員の方もありますけど、うちは「まあええか」って、そういう感じです。
参加者:
うちも経営者の年齢に応じた、顧客になってますね。この道60年やっていますが、非常に今は厳しい状況が続いています。畳屋さんのようにならないように、私たちも頑張っているのですが、日本の文化の洋風化ですか。そういういろいろな問題があります。
ただ、私たちの第一の商戦は振り袖、成人式ですから、今後も今までのような20歳の成人式を、という意見を会全体として持っています。
市長:
早く決めないといけないですね。
参加者:
インターネットで、20歳で成人式をするのと、18歳で成人式をするのはどうなんだという、アンケート調査がありました。肯定的意見と否定的意見がそれぞれありますが、18歳で成人になっても、お酒は20歳からというのがあるものですから、20歳の場合はお酒が飲めるよとか、一回ここから会場へ行って、もう一回同窓会みたいな形で、旧友との再会、旧交を温めるということができる。あとは単純に騒いでみたい。こういう意見がありました。
18歳の方になれば、おじいちゃん、おばあちゃんが、早く晴れ着を用意したいので、早くやってもらうのはいいとか、参加率が高いかどうかは、まだ実施されていないのでわからないですけど、高校生がみんな行けば高くなるのかなと。お酒がないものですから、穏やかに会が進行するのではないか。これは肯定的意見です。
あと否定的意見は、20歳の場合は地元にいないから、アルバイトもあるし参加できないという意見があり、18歳の方は受験と重なるものですから、それどころじゃないということです。
市長:
ちょうど受験の前ですね。
参加者:
センター試験とほぼ数日しか違わないということです。あと保護者の経済的負担、振り袖も用意しなければいけない、受験もやらなければいけないということで、ダブルでお金がかかるということです。
それと、これは2023年1月に特化したことですけど、3学年同時にするというのは無理ではないかと。会場とか、振り袖の数も限りがあります。これは1年だけのことなのですが。
このように、20歳か18歳かというのは、いろいろな意見があるのではないかということで聞いています。
参加者:
うちには、16歳と18歳の娘がいて、その同級生の親御さんとかにも、どうなってるの、どうするの、どうしたらいいのという話を聞かれています。
市長:
早く決めておかないといけないですね。
参加者:
政令指定都市で決まっているのは京都だけです。京都は今までどおりするというのが決まっていて、早くやるという地方団体はまだ1つもなくて、新聞での親御さんのアンケートでは、70%以上が「今までどおりやってほしい」と。
市長:
そうですね。法律年齢と儀式は別でもいいかもしれないですね。
参加者:
これは国からこうしなさいというのは、一切ないんですか。
市長:
ないでしょうね。
参加者:
地方自治体が決めるということですか。
市長:
自治体と国でしょう。
浜松の場合は、集中ではなくて地域でという形で、特に実行委員会のようなものをつくるのですが、一応ベースは自治会なので、自治会の皆さんとも相談しないといけませんね。
参加者:
その問題ですが、自治会で決めるということは、各地域割り、今は学校区でやっていますか。
市長:
中学校区ですね。
参加者:
それが多いですね。そうしますと、皆さんタクシーか何かで行ってしまって、振り袖姿でまちの中を歩く人がほとんどないですね。今日は何だろうなという、そんな状況です。
市長:
終わってからみんな、まちへ繰り出さないですか。
参加者:
出ないんですよ。車で両親とか祖父母が送り迎えしてしまって。うちの地区はグランドホテルでやるのですが、振り袖を着て歩いている対象者を、今年は1人か2人しか見ないですね。どのお店に聞いても、街中はさみしいと言っています。特に街中へ若い人が出てこない。
そんな状況でも、街中をもう少し活性化するためにも、今まで中学校区でやっているのをまた再考するということはできないですか。大変なことですか。
市長:
そういう見方もあると同時に、非常に今の方が好評なんです。
参加者:
それもあるでしょうね。
市長:
地域の皆さんでお祝いするというのと、それぞれの地域の皆さんが来るので、みんな顔見知りの人たちで、意外とこれが好評なんです。ちょっと戻すのは難しいかもしれないです。
参加者:
なるほど。
市長:
成人を迎える子たちが主役なので、彼や彼女たちがどういう思いでということも大切ですね。
参加者:
ただ、イコール街の活性化につながっていないと思っているんです。
市長:
それは1日だけのことですから。わりと最近は、街中は夜は元気なんです。飲食店は頑張っています。
いまの街中の客引きが問題になっています。それくらい人が出ているということです。すごいです。客引き禁止条例というのをつくったぐらいです。
参加者:
年内に国から指針が出るという噂がありますが、そんなことはないですか。今までどおりにするのか、18歳にするのか。
担当職員:
一時そういう話がありましたが、今は自治体のやりように任せることとなっています。
市長:
今までどおりという所が多いのではないですか。
参加者:
楽ですよね、お互いに。
参加者:
いろいろな組織も運営が大変ですからね。
参加者:
文科省の方も、親御さんたちが一番いい方法で、楽しむ方法でやってくれたらというような案もあったみたいですけど。
参加者:
具体的には何かあるんですか。自治会との会合を持つとか。
担当職員:
会合は随時やっています。
市長:
話は何か出ていますか。
担当職員:
今のところ出ていないです。ただ早く決めないと予約に影響が出てしまいますね。
市長:
それなら早く決めないといけませんね。
参加者:
スケジュールは早く決めていただけるのではないかと安心したのですが。
市長:
はい。混乱しないようにしないといけないですね。
参加者:
成人式はぜひとも継続していただきたいとは思いますが、アンケートを採りますと、浜松市の成人式の出席率はわからないですけど、都市部では50%代、地方だと多い所で70%代というデータが出ていますけれども、これは20代の選挙の投票率よりは、ずいぶん高いので、それだけ成人式は支持されていると思います。ぜひ継続してほしいです。
何か成人式の否定的な意見とかありますか。
市長:
それはないでしょう。ただ、一時ぐちゃぐちゃ荒れた成人式、あれはかなり問題になっていますが、浜松は、そういう問題は今のところ全くないです。
参加者:
高校でやった所もあります。私学が。中高一貫校になったために、西遠と学芸高校では、全然違う日にやっています。
参加者:
それは中学校区でやっているから、そこの中学校の先生が来るから同窓会みたいになって、他の私学へ行った子がそこへ入れないので、そういうことで私立の学校は独自にやっているようで、本当は中学校区をもう少し大きめにして、市内で何か所かにしてやれば、街の中も歩くのではないかと。
それと、今言った私学と公立の学校の同窓会みたくならないように、みんなが一緒になって、小学校はみんな一緒ですから、そういうのがいいのではないかと思っています。
参加者:
今、市長は、成人式であいさつはしないですか。
市長:
毎年順番に行きますよ。
参加者:
市長のメッセージを一斉に流すとか、そういう所もありますよ。浜松市は直接行っているんですか。
市長:
もちろん私が行くのと同時に、部長とかみんなで手分けしています。
参加者:
今中学校区で何カ所ぐらいになるんですか。
担当職員:
40いくつですかね。
参加者:
そうするとばらばらです。一時ひどいときは、アクトでどんちゃん騒ぎやってました。法被着てわっしょい、わっしょいやってた人がいましたけど。
参加者:
決定までのスケジュールというのは具体的にありますか。
担当職員:
決まっているものはないですが、年度内ぐらいには決められたらと思っています。
ちなみに、浜松の成人式は毎年79%ぐらいの参加率です。
参加者:
子供達の中からも実行委員長みたいなのを決めてやっていますからね。
市長:
あれが結構いいですね。
参加者:
私の手元の資料では平成30年度は埼玉市がトップで76%ですが、それを上回って。
担当職員:
その同じ年、浜松は78.5%でした。
市長:
トップ、素晴らしいですね。
参加者:
あと浜松は浴衣の需要が結構多いんですけど、成人式の振り袖を買った年に、浴衣もそろえるという人が結構あります。成人式の着物は、浴衣とか、そういうものの入り口でもありますから、ぜひ盛り上げていきたいと思います。
参加者:
着る人も、先に浴衣を着てもらってから成人式の着物を着てもらった方が、ちょっと慣れてるというか、初めて成人式ではなくて、先に浴衣を着てもらった方が、着物に対する慣れがあると思います。
参加者:
トイレ1つ困りますから。洋服と同じようには、いかない場合があるので。
市長:
着付けも大変ですね。
参加者:
ちなみに市長さんは成人式の思い出とかありますか。
市長:
私は出られなかったんです。東京へ進学しましたし、いろいろ都合があって、浜松へ戻れませんでした。
参加者:
私も成人式の日は、山でスキーをしていました。成人式は関心なかったです。男性の視点と女性の視点は違うので、ぜひ女性の担当者の方も付けていただいて。
市長:
当時は、私のときは浜松市体育館です。
参加者:
私も体育館です。世代によって違いますね。
市長:
今は、だいたい大学の試験と重なるんですね。結構忙しい時期ですね。
参加者:
そうですね。浪人生も1浪だとまだ出られますが、2浪していると出られないですから。最近は進学が、結構浪人も多いので。
着物を20歳過ぎてそろえるという方も、中にはいらっしゃいました。
参加者:
これだけ成人式の準備が早くなった原因の1つは、大型店があります。大型店がどんどん参入して来ると、攻める対象が決まっているものですから、なるべく早く早くとなってしまって。だから振り袖の専門店が、東京とか大阪はいっぱいあるんですけど、浜松でも、もう10社ぐらい入ってるかな。
市長:
大きな専門店ですか。
参加者:
そうなんです。全国チェーンの。それは対象が決まっているものですから、なるべく早く早くと言って、昔は1年ぐらい前か、半年ぐらいだったですが、年々早くなって、今みたいに高校生を相手にしてしまっていますね。
参加者:
そうですね。レンタル屋さんも多いですが、私たちはあまりレンタルはやらないですから。そういう方々も団体がないものですから、心配していると思いますけど。
参加者:
お母さんやおばあちゃんの振り袖を着るという話も聞きますね。付き合いが疎遠になっている方でも、振り袖を通してまた仲が良くなってくるとか、おばあちゃんが着た着物をお孫さんが着るため、仕立て直しにおばあちゃんも連れて来る人もいるので、家族の輪が感じられていいなと思っています。
市長:
みんな美容院とかで着付けしてもらうのですか。
参加者:
各お店でやったり、リサーチされたりとかいろいろですね。
参加者:
去年、きものサミットというイベントが、メーカーと商社と問屋さんの大きなグループで行われて、その時に、成人式を今までどおりやってほしいということを、各自治体に要望書を出しましょうというのはありました。
各自治体で要望書を出した所はありますが、私たちは市長とお話しした方が良いと思っています。
参加者:
今私が住んでいる所が、浜商さんとか常葉さんとか、静大さんとか、文芸大さんとか、いろいろな学校がすごいパワーで頑張ってくれています。今その学生という価値ある名札があるときに、こういう日本の文化を知ってもらって、自分たちで広げようというようなことをやってくれたらいいなとつくづく思っています。
なので、今度も、江之島高校さんがやっている、注染の手ぬぐいなどで協力して和文化を広げて、振り袖も、自分たちも着たいなというきっかけにしてほしいなというのを考えたりしています。どうかよろしくお願いします。
市長:
着物は着るのも大変ですからね。妻もお茶会のたびに着ています。
参加者:
私たちはもう慣れていますね。
市長:
着物を着る時は、「あなたちょっとここ持ってなさい」とか言われて、手伝ったりします。結構あれ時間がかかるんですよね。
参加者:
でも着物姿を見ていいと思うでしょう。
参加者:
絶対思いますよ。日本人は着物合ってるんですね。帯を着けると足が長く見えたり、寸胴の方がきれいになったり。襟は優しくなるんですね。だから絶対に着物姿の方がいいと思います。
参加者:
私はささっと着られますので、市長もよかったら。
市長:
茶道でも続けてたら着る機会もあったのですが。
参加者:
お茶会以外でもぜひ、普段着として着物を着ていただければと思います。
参加者:
今日は市長さん、ありがとうございました。
着物をやっているものとしていろいろ感じるところで、特に数年後、少し困ることが起こるのかなというようなこともあって、今日はこうやって、市長さんと直接お話ができてよかったと思います。
今日はどうもありがとうございました。
市長:
今日は「チャット!やらまいか」にご参加いただきまして、ありがとうございました。
皆さまから和装を取り巻く今の状況等、いろいろとお話をいただきまして、本当にありがとうございました。直近の問題として、成人式はどうなるのかというのが、業界にとっての課題だということもよく理解しましたので、早急に結論を出していきたいと思います。
また、いろいろ皆さんのお仕事も応援できるような取り組みもしてまいりますので、よろしくお願いを申し上げます。
ありがとうございました。
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