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更新日:2017年8月30日

平成27年度「チャット!やらまいか」開催記録1

開催日

平成27年8月26日(水曜日)

グループ名

浜松女性議員の会

参加人数

9人

活動紹介

 2015年の統一地方選挙において浜松市議会では46人中9人の女性議員が誕生し、女性議員の占める比率は19.6%となり、20政令指定都市中、上位から5番目になりました。
住民と政治の距離を縮め、地方議会での民主的運営や、議員の多様性という視点からも今後の女性議員の活躍が注目されています。
そこで、超党派の議員が集まりお互いの価値観を尊重しながら、自らの学習を深めるとともに議会の活性化や、市民の声を聴取し市政に反映させることなど、さまざまな発信ができる会として発足しました。

1.懇談の様子

産業政策や雇用の問題、団体の今後の取り組みなどについて意見交換をしました。今後は、積極的に情報交換会や勉強会を開きながら、女性の声を市政に反映させることを目指していくとのことです。「女性議員が増えたのは雰囲気が変わり、頼もしい。」と、市長も期待を寄せていました。

 

2.自己紹介

馬塚 彩矢香議員:

私は南区から選出されました。今回、初めての選挙で、前任者の小沢さんがいらっしゃって、バトンタッチという形で市政に挑戦することができました。
私は、先月の誕生日で28歳になりました。年齢のこととか、女性という観点から、若い人たちにも政治のことを知ってもらいたいです。もっと若い世代も、例えば出産したあとに、政治には関わってくるものではなく、出産する前から政治を学んで、いざ必要となったときに使ってもらったり、身近に感じるというのも必要だと思います。若い人たちと年が近いという意味でも、いろいろな話を屈託なくして、親しみを持ってもらいながら、市政にも関心を持っていただきたいと思います。
自分がまだ結婚していないというのもあるんですけれども、結婚する予定の方、結婚したいと思っている方、まだされていない方、出産をされる方のサポートとか、若い人と女性の意見をどんどん取り入れて、市政を活性化させていきたいと思います。
少子高齢化も進んでおりますので、少子高齢化に歯止めをかけるべく、自分も頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

北野谷 富子議員:

私は馬塚さんよりも少し年齢が上なので、馬塚さんは結婚される前の方とかの支援というお話がありましたが、私はこれから、まだ出産していく年齢で、浜松の出生率を、これから上げなければいけないと思っています。自分自身も出産をして、さらに働いていけるんだよという体現者として、同世代を引っ張っていけたらなという思いがあります。
また、政治離れしている世代を、どうにか引っ張っていけたらいいなというような意味合いで、待機児童の問題をはじめ、子ども第一主義の中、子育てを大事に考えながらやっていけたらいいなと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。

鈴木 唯記子議員:

この会は、20代から60代まで各世代がそろっているという素晴らしい会です。
議員になってから、すごく教えていただくことが多かったり、優しくいろんな相談も聞いていただいたりして、私もとてもうれしく思っています。
年代的にも不妊治療だったりとか、子育て世代のお母さんたちの声とか、お父さんたちの声とかを、しっかり通していきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

須藤 京子議員(司会):

私はもう子育てが終わって、孫育てをやっているところです。私は教員の資格もありませんし、教育の現場ではなく、PTA活動とか教育委員として、浜松の教育を外から応援しながら、ずっと活動し続けているものですから、子供が健やかに育つためには、大人が何をしなければいけないのか、何が必要なのかということを、ずっと考えてきていますし、これからもこの立場で、何ができるのかということを考えていきたいと思っております。
子育て、子ども第一主義、子供が育つために、大人がゆったりとした時間を持つということを考えていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

平野 岳子議員:

私は行政経験の中と民生児童委員といった経験の中から、福祉政策に対して、とても重点を置いていきたいと思っております。
子供はもう大学生になりましたので、市長が掲げる若者が戻ってきたい町、魅力あるふるさとにやっぱり戻りたいんだということを、本当に実現したいと、心から思っています。常日頃から息子世代に、帰って来てくれる?って聞くわけなんですけど、やはり自分の地元だから帰りたいと思っています。
そのために、やはり雇用の問題、もっと若者が戻りたいって、そこは「魅力がないじゃん」ていうところなんですけれども、そこは真剣に考えていきたいなと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

鈴木 恵議員:

昨日のニュースで、NHKの大河ドラマで井伊直虎が主人公になると。あるいはNHKの朝ドラも主人公がここ浜松の出身だということで、それが両方とも女性だということが、意味深だなというふうに思っているんです。
本当に浜松の女性たちは元気で、いろいろと活躍しているけれども、やはり政治の場も、3人とか4人とか少なかったですし、今部長さんも、女性が管理職にいないとか、経営者のほうもまだまだ少ないとか、本当は女性たち、すごく力があるんだけど埋もれているという状況を、私たちも政治の世界に出てきているので、それも含めて一緒になって、女性が輝いていけるようなかたちも、一つ作っていきたいなと。
それともう一つは、その中でも、格差が広がっている貧困の女性たちというのも増えているので、両方の視点を忘れずにやっていきたいと思っています。
また4年間、議場では厳しいことを言うと思いますが、またよろしくお願いいたします。

小黒 啓子議員:

実はですね、女性議員の会をつくりたいねというお話を、須藤さんのほうからいただいたり、また地域から非常にそういう声が出てまいりまして、私も所属しております萩丘自治連の会長さん、副会長さん皆さんから、「女性で何か集まってやれないの」という声をいただきまして、ずっと模索をしていたんですね。若い世代の方たちが増えましたので、一番年季があるということらしいので、そういう点では、皆さんと一緒に玉になって、頑張っていきたいと思います。実は私自身のことを言わせていただきますと、息子が2人おりまして、それぞれ子どもが2人ずつですから、孫が4人おります。
私自身の父親、母親、夫の父親は戦死ですが、母親をそれぞれ自宅で介護をしながら見送りました。そういう経験がありまして、その中には、自分のところでものづくりの仕事を、製造現場で鉄工場をやっておりましたので、夫と2人で旋盤を回したり、そういう仕事をしてものを作っていたんですね。
ですから、浜松のものづくりの城下町の、そこが一番のモットーのところ、産業政策をどうしていくのかという、そういうところにすごく、これからも力を入れてやっていただきたいところだなと思いながら、皆さんが頑張ってご商売をやれて、そこで暮らしていけるという、そういう政治になるといいなというふうに思っています。
今回はとにかく、うまく今日のこの会が進むということと、今後、やっぱり自分たちがもっと勉強を重ねて、地方自治法や浜松市の議会基本条例もできましたし、例規集も少し変わってきていますので、そういうことも含めて、勉強を進めながらみんなでパワーアップをして、議会の中で頑張っていけたらということを思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

幸田 惠里子議員:

私は4年前に初めて一般質問をしたときに市長から、答弁の前にエールをいただいてまして、非常に私の中では糧となっております。市長さんは素晴らしい方だと、ほんとに思いました。
実は私自身も福祉というところで、子供に障がいがあるということもありまして、その中で福祉を充実させていきたいという中、4年前に始まったんですけれども、やはり福祉っていろんなパターンが、数々いろんなことをやらなければいけないということを感じながら、今4年たってみて、浜松というのは、相談事業が非常に充実していると私は思います。
どこかに行けば、必ず相談に乗っていただけるようなところがあるとか、外国人の方もそうですし、障がいのある方々も、相談支援事業所も各所できて、そういうところで非常に充実してきたなと思いました。
あとは人かなと。やはり人の充実という部分で、それを末永く皆さんを支えていける。ほんとに「寄り添う福祉」という部分を、私は今回目標に立てて、4年間しっかりと取り組んでいきたいと今思っています。
女性議員の方々、3人から、4年前はほんとに寂しかったですよね。そういう中、今は7人の方が新しく誕生したということは、非常にうれしく思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

渡邊 眞弓議員:

私は生まれが高知県宿毛市、四万十川近くで生まれ育っています。
初めて議員になったのが、15年前の細江町のときが始まりなんですけれども、その時、3番目の子供は小学校の2年生でした。やはり女性が議員として子育てしながらやるのは、ほんとに大変だなというのを思っていますし、死に物狂いで駆け出して来た15年だったなと思うのですが、おまけと言ってはいけないですが、今90歳になる義理の母も同居をしていまして、高齢者を看ながら、また今孫も一緒にいるものですから、小さい子も見ながら、ずっと続いているなというところで、それはそれでこの議会活動にプラスになるように、頑張っていきたいと思っています。
昨年、私の地元の西気賀幼稚園が、突如として閉園計画が出されて、地元もほんとに「どうして」ということで大慌てをしたんですが、その中に私も一緒に入りまして、教育委員会の方が地元に来て幼稚園で説明をされたときに、小さなお子さんを連れたお母さんたちが、その会議に夜出てきてくれまして、この園をなくさないでほしいということを、教育委員会の方の説明を聞きながら訴えられた。
やはりお母さんという女性の立場で見ると、命を産み育てる立場では、力がこういうところで発揮されるんだなという底力をすごく感じました。そういうお母さんたちに寄り添っていける女性議員であれたらなということで、また奮起して頑張りたいと思いますので、市長さん、どうぞよろしくお願いいたします。

3.意見交換

須藤議員(司会):

市長さんのほうから、女性議員が増えたことで、何か感じていらっしゃること、何か思いがありましたらお願いします。

市長:

女性議員が増えてきて、議会の雰囲気、体質というか、そういうものもたぶん変わっていくでしょうし、とてもいいことだなと思います。
今回もう一つ、女性が増えたことと、かなり若い議員さんも増えたことで、非常に期待をしていますし、ご承知のとおり、これから日本は、決して楽な時代を迎えるわけではなくて、人口が減っていく。これは当分の間耐えていかなければいけない。もちろん国も今、人口減少対策を本格的に取り組み始めましたが、これはある程度の一定の時間が必要ですので、その中では、そういう人口が減っていっても、地域の活力を保ちながら、いずれはもっと地域を元気に活性化をさせていくということで、今年は地方創生元年と言われていますが、われわれも国の方針の下に、今総合戦略などをつくっています。結局、その中でキーポイントになってくるのは、やはり女性の活躍ということだろうと思います。人口が減っていく中で、いかに女性の社会参画を増やしていくか。女性の力で、もっと社会を元気にしていくということが、多分これは浜松だけではなく、全国的な課題になってくると思いますし、われわれの総合戦略の中でも、そういうことは随所にキーとして挙がってきていまして、そういう中で、それをけん引する女性議員の方が増えたということは、非常に頼もしいことであるし、いいことだなと思っています。

 

産業政策について

須藤議員(司会):

先ほど、皆さん自己紹介の中でも、女性の視点とか、女性が関わる分野が大きかったと思います。

市長:

さっきの産業の視点というのは、実に大事だと思っていまして、最近はいろいろなところでこの話をしますが、政令市が20市あって、15は県庁所在地なんですね。
なはり県庁所在地というのは非常に恵まれていまして、黙っていても人・もの・金が集まりますので、一定の発展が約束されるわけです。
あと県庁所在地ではない都市が5つあるんですが、そのうちの3つは川崎市、堺市、相模原市という東京近郊、大阪近郊で、その都市の発展をけん引する大都市が周りにあったというのは、大変に恵まれた環境ですが、県庁所在地でもなく、周りに大都市もないという一地方都市で、自立的に発展をして政令市にまでなったというのは、北九州と浜松の2つなんですね。
両者に共通しているのは、産業で発展したということ。ただ、これも北九州市に申し訳ないのですが、北九州というのは明治以降、官営八幡製鉄所という政府の富国強兵や殖産興業の方針の下で、いわゆる政府の力でできた鉄工所を中心に、鉄のまちとして発展をしてきているので、じゃあ浜松に官営工場があったかというとないわけです。
まさに民間の力だけで、ここまで発展をしてきた地方都市というのは、全国広しといえども、そんなにありません。
私はこの発展の歴史に誇りを持つべきだと思っています。道州制なんていうと、実は県庁所在地の都市は、意外と反対なんですね。県がなくなって、大きな広域自治体になって、自分のところから県庁が消えたら大変だということですが、浜松は全然困らないわけです。もともと県庁がないわけですから。
それくらい自立した都市なんですが、逆に見れば、このまちから産業が消えたらどうなるのか。一発で衰退をする。だからどうしても私は、産業だけじゃなくて、今、農林水産業も含めて、非常に多様化した産業の力を駆使して、浜松を発展をさせていかなければいけないと思っています。
先ほど小黒議員も言われましたが、産業の力というのは、浜松にとっては最も重要な力ではないかと思っていまして、最近よくこの話をいろいろなところでしています。『広報はままつ』にも書かせていただきました。

鈴木 恵議員:

その中でも女性も働いているわけで、育休とかが整備されてきたので、この間、1,000人規模の大きな会社さんの女性の社員とお話をしたら、「私たちも育休を取って、もう辞めないよ。だってここまで頑張ってきた。この今の仕事は30年間出てこないから。」
つまり、今までは育児のために辞めて、その次に高校卒業の人が入るというサイクルがあったけど、もうそれがなくなってくると。そうすると女性の働く場というのを、少し職域拡大をしないとなくなってしまうと。
先ほど、若者に戻ってきてもらいたいときに、男性ももちろんだけれども、女性も戻ってきてもらって、働く場、それも職域を拡大をしないとないですよと。その辺を考えないといけないかなと、この間感じたところです。

雇用について

須藤議員(司会):

人が戻ってくるためには、働く場所がないといけない。それも安定した仕事がないといけないということになっていくと思います。そういう面について、また皆さんの、女性議員としてではなく、個人としての、ただの人として意見を言えることが一番いいので、まだまだ女性が集まらないと、女性に声が届かないこともある。
そういう多様性を、なかなか認めてもらえないという風潮があるものですから、こういう女性の集まりとかで、皆さんもそういう、今おっしゃったような雇用の安定とか、そういうことについてご意見をいただければ。

幸田議員:

最近、私は病院へ検診とか行きますけど、どこを見ても女性が働いています。今はレントゲン(診療放射線)技師も女性だし、どこへ行っても女性の方がすごく大勢、男性の方を探すのが難しいくらい、病院の中なんかもそうで、ああいうところとかのサービス業が、女性の場所として非常に重要な場であり、おじいちゃんとかも、女の人のほうが優しくていいよという、介護の現場もそうだと思うんですけど、そういうところを今後増やしていくことが大切です。
それから観光のサービス業の中で、非常に浜松は産業が発展して今になったけれども、これからは観光という部分に、力を入れなければいけないということで、非常に女性の力を必要としているんじゃないかと思っています。

小黒議員:

市民の中に、いろいろ市政にこうしてほしい、ああしてほしいという思いは、ほんとにたくさんあるんだけれども、それをどこへどうやって伝えてやっていこうかというところで、ここで女性議員の果たす役割がすごく大きいと思います。
女性議員は結構、PTAで一緒だったじゃないとか、お祭りも一緒にやってたりとか、NPOもそうだったりとか、女性議員がほんとに身近にいるんです。だからそういう女性の議員に声をかけてもらって、いろいろなところの問題点がこうだねって、一緒に共有しながら、市政をよくしていこうねっていう、そういうつなぎの役、それは女性議員ならではって、12年間議員をやってきて、13年目に入りますけど、本当にそこは感じています。多くの方から声をかけていただきやすい立場にある。
それからいろんなことを吸収しながら発信する。いろんな議会質問であったり、それぞれの立場の行動で発信して、市政をよくしていく。目指す目的は一緒だと思うんですよ。浜松市をいい市にしたいと。そういう点では、女性議員にこれから課せられた役割は多いし、いろんな場面で吸収していくことが必要かなと、そんなことも感じています。

鈴木(唯)議員:

個人的な考えとしては、世間的に女性が輝けるというキーワードというのは、うれしいし、ありがたいです。でもやっぱり、そこには男性もいたりとか、ほんとに女性だけが働きやすいとかではなくて、私なんかも選挙に出て、支えてくれてるのは主人だったりとか、やっぱり男性の力も大いにあるので、女性は女性の役割とか、男性は男性の役割というか、そういうのがあって、それをうまく活かしていける社会がいいなって思うんですね。
先ほど幸田さんがおっしゃっていましたけど、私も街頭に立っていると、障がいがある方とか子供とかが、ものすごく声をかけてくれて、たぶん話しかけやすいと思うんですね。だから、間口が例えば女性議員であって、先をだんだん男性と一緒に通していくとか、目指すところは住みやすいまちなので、それに向かってやっていけたらいいなというのが、今ちょっと「女性が女性が」って、なりつつある傾向にあるのかなっていうのもすごくあって、もちろんそれは素晴らしいんだけれども、やっぱりそれに、今勢いが乗ってきたので、バランスも必要なのかなというのは、すごく感じています。

平野議員:

一緒で、「女性、女性」って、ほんとに私たちも、その言葉に甘んじてはいけないと思っていますし、やはり男性がいての女性かなというところもあり、また女性があっての男性に、やはりお互いに助けあうというその部分というのは、本当に大事だな思います。

北野谷議員:

私がこういう市議会議員にチャレンジしようと思ったのには、女性という立場で、もうちょっと間口を広げてほしいという意味合いもあったんですけど、子育てをしながらも働いていくという、本当にそういうのを、率先して見せてほしいというも、皆さんの1つの意見でした。今育休といっても実際は取りにくかったり、不妊治療で悩んでる方も休みを取りにくかったり、そういったいろんな意味合いで、それをこれからやって行く年代の人たちが、自分がつまずいたときに、こうやって困ってたんだって体現できるというか、そういったものを実際に、同じ世代の人たちが考えてくれたりだとか、女性がいたら、女性の立場のことを考えてくれたりだとか、そういう立場立場のことを代弁してほしいからこそ、頑張ってほしいという思いが、たぶん皆さんの声であったのだと思います。私もほんとに何ができるか、自分でも分からない中、そういった代表者と言ったらちょっとおこがましいですけど、皆さんの声を、少しでも市政に上げられるんだったら頑張ろうかなと思って、こういった立場を選んだわけです。そういうのももっと身近に感じていただけるように、私たちも市民の皆様の中に紛れているわけですけど、もっともっと皆さんが話しかけやすいという立場を、こっちも利用させてもらって、皆さんの声を取り上げられたらなというのはありますね。

渡邊議員:

私は女性、男性とかじゃなくて、今地方が、地域がどんどん人口減が進んでいますし、Uターンとか、そういう話も出ています。「戻ってきてもらいたい、若者には」というのもあ
りますけれども、やはり働く場所ということで、先ほど産業の関係が出ていましたけれども、浜松は広域で、産業っていうと第1次産業が、もっと活かせないかなって思います。
そこに働く意欲、農・林・水で、できるところをやらないと、浜松がどんどん衰退していく。都市部だけ賑わえば、人口が集中すれば、それでいいかと言うと、そうではないと思いますね。
だから工業も大事だけれども、第1次産業をもっと生かして、そこに若者たちが定住していく。だから小学校や幼稚園を、大事にしていかないと、若者は戻って来ないかなということで。
先日、県内の町村議会の議員の研修がありまして、第1次産業的なところでのお話があったものですから、これは浜松にも当てはまるなと思いましてね。
 ういう意味で、人口というか、産みたくなる。仕事もいろんな仕事で頑張れるということが、地域をもっと豊かにしていくんじゃないかなと、すごく思いましたので、ぜひ。

市長:

おっしゃるとおりですね。でも、結局、稼げれば就業者は増えるんですよね。
浜松は、農業をしっかりやっているところは、付加価値の高いものをやっていますので、意外と所得も高いんですが、それをさらに6次産業化とか、海外の輸出の展開とかいろいろな取り組みをやっていきます。林業は、今「FSC」という森林認証が、これはもうバンクーバーオリンピックからずっと、ほとんどのオリンピックの施設、あるいは紙なんかも、FSCの認証材なんかが使われていまして、東京オリンピックは環境オリンピックと言われています。ですから、FSC材を使わなかったら、国際社会から笑いものになる、ということを今、国の機関に伝えています。かなり認識は出てきまして、おそらくオリンピック施設は国産材、特に認証材を使うということが、発注方針の中に入ってくると思いますので、そうすると浜松の天竜材というのは、非常に優位性が出てくるんですね。
FSCを取るだけではなくて、結局、加工まで含めた一連の体制が整って、FSC材を取り扱うためには、製材屋さんはCOCという加工・流通の認証を取らなければいけないんですね。 浜松はCOCの認証を取っている木材関連企業が、非常にたくさんあり、FSCを使う流通が、ちゃんと整っているので、これはもしオリンピックの施設で使えるということになれば、非常に優位性が出て来ます。
私はこれは知事に感謝しなきゃいけないですけど、知事が草薙の体育館をFSC材で造ってくれたんですね。これが今、非常に注目されていまして、この前も自民党の先生方が見に来られましたけれども、百聞は一見にしかずで、木材でこんな施設ができるんだよということを、いろいろな関係者に、まさに物でアピールできますので、これは、2020年は最大のチャンスかなと考えています。
イギリスなんかもロンドンオリンピックを契機に、FSC材というのが非常に普及したんですね。ですからこれを、天竜の活性化の起爆剤にしたいなと思っています。

渡邊議員:

そうですね。その時に働く人がいないとね。需要はあるのに、木を出す人がいないと。

市長:

林業で稼げるということになると、おそらく就業者は、若い人も含めて増えてきます。

須藤議員(司会):

よそからね、「きこり」という言い方をしてとか、林業に関心のある方が浜松に来てらっしゃる方も、数は少ないんですけれどもいらっしゃるようですけれども。やはり浜松は森林の部分が非常に大きいですね。

市長:

7割が森林ですからね。

須藤議員(司会):

ですので、使うことももちろん大切ですが、木を育てるというと、非常に時間がかかることですので、そこにもぜひ力を注いでいただきたいと思います。

市長:

林業関係者に言わせると、ここのところずっと木材が低迷していたので、育てすぎでいると。結局、使ってまたさらに植林をしてという、このサイクルをうまくやっていかないと、どんどん育っちゃったのはいいけど、これをどうしていくのか。

須藤議員(司会):

植林するにも、木の種類もいろいろあると思うので、そういうことも考えながら、政策的に展開していただければと思います。
若い人って、そういう分野の、就労関係については、興味があるのかないのか。馬塚さん、若い方たちの働く雇用関係とか、どんな仕事に就きたいという思いを、わりと一番近くで聞いてらっしゃるかな、そんな話がもしあれば。

馬塚議員:

そうですね。私の同級生は、ほぼ浜松にいないんですよね。東京とか、大阪とか、大学のときに都市部に移ってしまう。そこで就職をしてしまう。なので、どうしてもそこの近い方と結婚したりするっていうかたちが、流れになっています。でもすごく浜松は魅力的、温暖ですし、食べ物もおいしいし、海も山も川も湖も、いろんな環境が整っているのに、戻って来ない理由は、やはり働く場所とか、買い物だとか、そういう娯楽ということもあるんですけれど、でもやっぱり「働く場所が」というのを言われるので、どうしても静岡市だと大手企業があるんですけれど、浜松はなかなか限られてしまう。産業という意味では、車だったり、音楽関係だったりというところが、大きい会社があるので、それ以外だと、浜松が戻ってくる選択肢の中に入らないっていうのがあって、すごく住みやすいところだから、戻って来たらいいのにって言うんですけどね。台風もなかなか上陸はしないですし、いつもすごく感じるのは、九州のほうとか大変なことになっていても、浜松は、あれ、台風あったのっていう感じの、それだけの被害なので、ほんとに住みやすいからって言うんですけれど。

平野議員:

離れてこそ良さが分かるっていうか、恵まれすぎているような気がします。
私は秋田の、雪国で育っているので、ほんとにこの四季折々、お花があって、野菜もつくれて、こんなすごいところはないと思ったの。畑が休まないというのは、すごい贅沢なことだと思う。四季折々の花が冬にも咲くって、この景色はなかったですから。

市長:

転勤族の人がだいたい口をそろえて、「ここは非常に住みやすくていい」って言いますね。これはわれわれが言うんじゃなくて、外から来た人が。だから比較的航空自衛隊の人たちなどが、退官した後、浜松を終のすみかにするケースが多くて、そういうことでうまくアピールをしていく必要があるなと思います。
浜松はわりとUターンは多いんですよ。まだ大手企業も比較的、雇用吸収を大量にしてくれますので、今は細かく年代別に、しっかりと調査するように指示を出しています。
細かくどのような人の移動があって、どういう人が流入してくるかなど、ちゃんと実態をつかまないときちんとした対策も取れないので、今それを市でやっています。
社会的な移動の中で人口が減っていくという中でも、いろいろなケースがあって、京都は比較的人が入って来るんですね。周辺から入って来るんですが、出生率が極めて低くて、逆にそれで人口が減っていく。
北海道なんかは、比較的出生率が高くても、人がどんどん出て行ってしまうという、社会的移動で人口が減っていく。人口減の理由にしても、その地域によって少しずつ特性が違ってるんですね。浜松はいったい何だということですが、まずはちゃんとつかまないと、有効な手が打てないということですね。

須藤議員(司会):

一般的には浜松、静岡県は女性が流出しているというふうに言われていますね。若い女性が。

市長:

女性にとって魅力的な働き場所がないかもしれませんね。そういう意味では。

須藤議員(司会):

もしかすると、産業もそうなんですけど、働き方というのも、一つ大きなキーワードになっていくのかなと思うこともあるんですが、どうですか。
例えば、ワークシェアですとか、子どもを育てるのは、女性だけの仕事ではないので、家族が分担し合って、仕事も家事も育児も分担し合って、働いていけるようなスタイルを提唱していく、浜松スタイルといことで、そういうふうにやっていくか。そんなのはどうですか。働く場所、働き方、働く時間。

平野議員:

でも、大企業はそういうことに対応しやすいですが、やっぱり世の中の9割は中小企業ですので、中小企業を元気にしなきゃいけないのはすごく思うんですよね。

市長:

実はそこが問題です。

小黒議員:

中小企業の中でも、ほんとに労働者の少ない零細のところまでしっかりね。

須藤議員(司会):

正規ではない働き方が多いとなると、非正規雇用でいくつも抱えてしまってというところもあるでしょうし、浜松ならではの働き方の提言みたいな。

市長:

京都の市長とお話をしててがくぜんとしたんですが、実は京都市は今、世界でも権威の旅行雑誌(TRAVEL+LEISURE)でも、世界で最も行きたい都市ということで、今ものすごく観光客が増えてるんですね。この前、京都で政令指定都市の市長会議があったので、久しぶりに行ったんですが、ものすごい人ですよね。だけど市の税収は、リーマンショック前に戻っていない。
確かに京都は、観光客は大勢来ますが、意外と宿泊業や飲食業など、大手はではないところは、7割、8割が非正規の雇用で、少々潤っても税収にそれがすぐはね返らない。

小黒議員:

非正規はあまり税収上がらないですよね。

市長:

京都は観光のまちだと思われているんですが、意外に村田製作所とか京セラとか、ものすごい大企業がいっぱいあるんですね。今まで京都の税収を支えていたのは、そういう大企業の法人税や固定資産税、従業員の住民税、そういうものが主で、意外と観光収入はないそうです。
ですから、そういう大企業の、生産拠点が海外へ移転するとか、空洞化してくると、これだけ人が来ていても、意外と京都市財政は潤っていないという話を聞いて、私は観光業も構造的な部分、働く人がちゃんとした収入を得られるというように生産性を上げていかないと、「観光、観光」と言っても、人が来ても働く人が潤うかどうかというと、この前京都へ行ってがくぜんとしました。

小黒議員:

福祉のまちづくりはどうですか。福祉分野というのは人を必要としますし、特に女性というところが出てきますし。

平野議員:

ただ賃金が安いということで。辞めやすいんですよ。転々としますよね。

小黒議員:

そこは選択をレベルアップしていかないとね。

平野議員:

一番頼りにしたいところなんだけど、重労働で。

市長:

そうなんですよ。意外と賃金が安いものですからね。

須藤議員(司会)

賃金がというか、みんな生活していく上で一番必要な部分ですので。

市長:

今いろいろ介護ロボットが開発されていますし、介護の分野もこれからそういう意味での生産性が上がって、一人あたりの賃金水準が上げられる状況になってくれば、もう少し魅力ある職場になってくるんではないかと思います。今はいかんせん、極めて労働集約型の職場になっていて、たくさんの人手がいるんだけど、介護の収入というのは決められていますから、どうしても人件費にしわ寄せが来ざるを得ないというようになってしまうものですから。

渡邊議員:

今静岡県の最低賃金が、765円だったのが13円上がったっていうことなんですけど、それでもまだ780円いかない。なので、全国レベルからいくと、やはり東京のほうに流出するというと、賃金最低宣言とか、そういうふうに賃上げをしていかないと、静岡は低いなっていう。募集を見てもね、800円とかがざらですもんね。

市長:

冨山和彦さんという産業再生機構をやっていた方の著書で、PHP新書の『GとLの経済(成長戦略)』という、これを読まれると面白いんですが、どういう内容かと言うと、日本の場合は、国際社会で戦っている国際企業というのは、非常に生産性が高いんですね。海外の企業より、むしろ日本の企業のほうが生産性が高くて、国際競争にも打ち勝っていけるんですが、実は国際経済とまったく関係のない、例えばまちの商店や、先ほど言っていたような介護の仕事、レストランなど、そういういわゆるサービス産業という、グローバル経済じゃない、ローカル経済というのが、実は日本の経済の7割、8割で、雇用吸収率もそうなんですね。
ところがそこの生産性を見ると欧米の半分、結局それは賃金にも反映されてしまうんですね。だからここの生産性をいかに上げていくか。ここを上げないと、少々輸出が増えたりしても、日本の経済は強くなっていかない。非常に面白い問題提起をしてるんですね。
そのローカル経済をいかにもっと生産性を高めて、賃金水準を上げていくかということで、その時の冨山さんが言っているのは、もう最低賃金を上げてしまう。それでやっていけないところは、市場から撤退してもらう。
そうすると、それを十分やっていけるところに、また労働力が移転する。ただ、その時に問題は、必要なき労働移転をしないといけないという、そういうことは考えていかないといけないんですが。冨山さんは、ローカルな会社を引き受けて、全部再生させているんですね。地方の企業で、600万の賃金であれば、東京で1千万以上給料をもらっている人よりもいい生活ができる。だからこれからは、東京並みまで行かなくても、その7、8割の賃金水準で、ちゃんと一家を支えられるだけの賃金水準があれば、田舎のほうがよっぽどいい生活ができる。そういうふうにしていかないと、地方創生なんていうのはできない。ということが、その本に書いてあります。

小黒議員:

この前の金子勝先生のお話も、まさしくそこでした。地方発、分散型の産業ネットワークを、集中型ではなくて分散型。それでそれぞれの地方とネットワークを組みながら、地方ならではのところをどう活かしていくかという、そういうお話が基で、なるほどなと、本当にそう思いましたけれども、今の5都市集中を、どうやって地方がそこをやっていくか、担えるかという。

市長:

日本はあまりにも中央集権でやり過ぎてきたので。アメリカはあれだけ分権型社会ですから、大企業なんて全国土に分散してるわけですね。
日本もそろそろ、すべての権限や財源が東京に集中してるというのは、やめないといけません。

須藤議員(司会):

地域を、地方をけん引できる人材を、浜松がどうやって育てていくかというのが、今後の課題なのかもしれません。私たちの力が試されることかもしれませんし、市長から私たち女性に期待していただけることもまた、これから聞かせていただければ、ありがたいと思います。

4.まとめ

馬塚議員:

この浜松女性議員の会では、初めての顔合わせを7月21日にした際に、女性議員としての抱負などについて意見交換をしまして、せっかく今回女性議員が増えたのだから、もっと女性の声を聞き、その声を市政に届けることを目的として、活動を進めていこうと話し合いました。
そして今後、それぞれの価値観の違いを尊重しながら、互いに啓発し合う活動を行っていこうと確認し合いました。
会としての活動は、まだ始まったばかりで未知数ではありますが、今のところは、今からお話します3つの活動を考えております。
まず1つ目は、情報交換会です。これはさまざまな課題、個々の抱えるテーマや課題について、立場やアプローチの違いを尊重しながら、意見交換を行うものです。
2つ目は、勉強会の開催です。それぞれが所属する会派や個人でも勉強会を行っているんですけれども、地方自治法や議会基本条例など、女性の視点を活かすという切り口で考えてみたいと思います。また、ワーク・ライフ・バランスや女性の人材育成についても、客観的な視点で考えていきたいと思います。
3つ目は、懇談会の開催です。テーマを決めた上で、市民活動団体との懇談や、ゲストをお迎えしての懇談会、例えば、もう終わりなのに話が盛り上がってきたというように、もう少し時間のゆとりがあるときに、また市長と語り合う会など設けて、計画をしていきたいとも考えております。
その他、メンバーの要望に添った活動も、今後検討していきます。
こうした活動を通して、生活に密接な関わりを持つ女性の声が浜松市政に反映され、市民がより暮らしやすい浜松市になるように、そして市民の皆様に、この浜松市政をより身近に感じていただけますように、浜松女性議員の会を発展させていきたいと考えておりますので、今後とも、女性議員9名おりますけれども、よろしくお願いいたします。

市長:

今日は、ご参加ありがとうございました。
本当に限られた時間ではありますが、大変有意義な懇談ができたと思います。今、もう少し時間を取って懇談会をというご提案をいただきましたので、またあらためていろいろな機会で、皆さんと意見交換をさせていただきたいと思いますし、こうして女性議員の方がたくさん増えたということは、冒頭申し上げましたとおり、議会の雰囲気も変えていくと。あるいは男性議員にも、いい影響が出てくればと期待をしておりますので、ぜひまたご活躍をいただきたいと思います。
どうもありがとうございました。

 

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