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更新日:2023年4月21日

共通対策編 第1章 総則 第7節 過去に発生した主な災害と予想される災害

【総括部】

  • この計画において想定する災害とは、暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波その他異常な自然現象により生じる被害だけでなく、大規模な火事又は爆発等大規模な被害の発生を伴う人為的原因により生じる被害のすべてを含むものである。
  • 具体的には、次のような過去に発生した災害の状況及びそれに要した応急対策並びに復旧状況に基づき、気象、地勢等その特性によって起り得る災害の危険を想定するものである。

1 過去に発生した主な災害

(1)風水害(※1)
○ 昭和34年9月26日 台風15号(伊勢湾台風)

死者 5人
負傷者 56人
行方不明者 1人
住家 全壊 441戸
半壊 1,635戸
流失 11戸
床上浸水 403戸
床下浸水 1,688戸
非住家 4,192戸
流埋 52ヘクタール
34ヘクタール
冠水 1,810ヘクタール
1,522ヘクタール
  • 台風は硫黄島西方海上で第一級の台風に発達し、北北西から北に進み、26日18時30分ごろ紀伊半島南部に上陸した。
  • この時の中心気圧は929.5ヘクトパスカルであったが上陸後もあま り勢力が衰えず岐阜付近を通り高田の西方を経て秋田沖に去った。
  • 26日夕刻ごろから風雨が強まり最大風速は浜松で南南西毎秒26.4メートルを観測し、所々に突風があった。
  • 雨は26日16時から24時にかけて強く降り山岳方面で1時間雨量は30~35ミリに達し、天竜川中流域で200~350ミリであった。
  • 台風の最も接近した時刻が満潮時と一致したため、海岸では高潮や高波が起こった

○ 昭和46年8月31日 台風23号

死者 1人
負傷者 8人
住家 全壊 15戸
半壊 65戸
一部損壊 174戸
床上浸水 1,458戸
床下浸水 9,446戸
非住家 116戸
流埋 14.5ヘクタール
26.5ヘクタール
冠水 4,836ヘクタール
768ヘクタール
道路 501箇所
68箇所
河川 213箇所
がけ崩れ 358箇所
通信施設 836箇所
  • 南鳥島付近に発生した台風は、九州の南海上で急に発達し、中心気圧は915ヘクトパスカルとなった。
  • 台風は九州の大隅半島に上陸した後、進路を北東に転じ、次第に衰えながら四国の土佐湾から淡路島付近、志摩半島、静岡県南岸を通過するときは985ヘクトパスカルとなったため、風による被害は少なかったが、雨は静岡県下全域に150ミリ~300ミリ、多いところで400ミリとなった。そのため被害はほぼ県下全域に発生した。

○ 昭和49年7月7日 台風8号及び梅雨前線による集中豪雨(七夕豪雨)

死者 44人
負傷者 241人
住家 全壊 241戸
半壊 350戸
一部損壊 152戸
床上浸水 26,452戸
床下浸水 54,092戸
非住家 2,221戸
流埋 846ヘクタール
516ヘクタール
冠水 8,082ヘクタール
2,151ヘクタール
文教施設 72箇所
道路 3,381箇所
210箇所
河川 2,933箇所
砂防 77箇所
水道 92箇所
がけ崩れ 4,299箇所
鉄道 7箇所
船舶 12隻
通信施設 1,791回線
  • 沖の鳥島付近の近海で発生した台風は、次第に北上して7月7月夕刻ごろには対馬海峡を通過し、日本海中部に達した。
  • 一方、梅雨前線は東海地方西部にあったが、台風8号の北東進にあわせ同日夕刻ごろには静岡県西部県境に達した。
  • 梅雨前線の動きは非常に遅く、静岡県内を通過するのに7~10時間を要した。
  • 時間雨量50~70ミリの強雨が継続し、24時間降雨量は508ミリという気象台創設以来の記録となり、県下各地で山・がけ崩れ、河川洪水による冠水などの被害が発生した。

○ 昭和50年10月7日、8日 低気圧と前線による大雨

死者 6人
負傷者 18人
住家 全壊 4戸
半壊 11戸
一部損壊 49戸
床上浸水 2,864戸
床下浸水 16,572戸
非住家 45戸
流埋 53ヘクタール
24ヘクタール
冠水 4,769ヘクタール
773ヘクタール
道路 918箇所
86箇所
堤防 707箇所
がけ崩れ 428箇所
船舶 7隻
水道施設 50箇所
  • 上海沖から東進してきた低気圧は、7日に瀬戸内海西部に達した。この低気圧から東にのびる温暖前線により静岡県では7日の夜半を中心に沿岸部で強風となった。
  • 低気圧は進路を東から北東に変えて日本海に入り、その後も北東進した。
  • これにより温暖前線は8日6時には、静岡県の北方に去り、強風はおさまったが、後続する寒冷前線が通過するまでは降雨があり、大きな被害をもたらした。

○ 平成16年10月9日 台風22号による大雨と台風

死者 5人
負傷者 100人
行方不明者 1人
住家 全壊 130戸
半壊 277戸
一部損壊 3,913戸
床上浸水 310戸
床下浸水 1,041戸
非住家 1,343戸
流埋 3ヘクタール
204ヘクタール
冠水 3ヘクタール
42ヘクタール
文教施設 86箇所
病院 1箇所
道路 1,128箇所
橋りょう 17箇所
河川 310箇所
港湾 6箇所
砂防 3箇所
水道 3,823箇所
清掃施設 6箇所
がけ崩れ 708箇所
鉄道不通 6箇所
船舶被害 15隻
電話 2,800回線
電気 135,920戸
ガス 1戸
ブロック塀 8箇所
  • 10月4日フィリピンの東の海上で発生した台風22号は、沖の鳥島の南海上で「非常に強い台風」となり、中心気圧920ヘクトパスカル、最大風速毎秒50メートルまで発達し、その後も非常に強い勢力を保ったまま、9日16時に、伊豆半島へ上陸した。
  • 静岡県内は9日午後に暴風域に入り、石廊崎では最大瞬間風速秒速67.6メートルの非常に強い風を観測した。
  • また、台風の北上に伴い東海地方から関東地方にかけて停滞していた前線の活動が活発となり、御前崎では9日15時に1時間89ミリの豪雨を記録した。

(2)地震(※2)

  • 浜松地方に影響を与えた大地震の震源地は、大別すると東海道沖(※3)と南海道沖であるが、そのうち静岡県西部地域に大きな被害を与えたのは、次のとおりである。

≪県西部地域に被害を与えた主な地震の震央≫
主な地震の震央
≪県西部地域に被害を与えた巨大地震≫

 

発生時代 震央規模 被害概要
西暦 和暦 経度(E) 緯度(N) 地域名 マグニチュード
887 仁和3 135.0 33.0 南海道
東海道沖
8.6 津波あり死傷者多し
1096 永長1 137.3 34.2 東海道沖 8.4 駿河津波による民家等400余流出
1361 正平16 135.0 33.0 南海道沖 8.4 沼津、阿波に津波
1498 明応7 138.0 34.0 東海道沖 8.6 浜名湖今切決壊
1605 慶長9 134.9 33.0 南海道沖 7.9 浜名湖口橋本で100戸中80戸流失
死者多数、船が山際まで打ち上げ
1707 宝永4 135.9 33.2 東海道
南海道沖
8.4 死者及び潰家多数
富士山噴火、宝永山が生ず

 

 

安政東海地震 (1) 発震時 嘉永7年(1854年)12月23日 9時頃
(2) 震央 東経137.8度 北緯34.0度(遠州灘沖東部海底)
(3) 規模 マグニチュード8.4
(4) 安政東海地震の震度分布は、下図のとおりである。記録によれば沿岸全般に大津波が起り潰焼失家屋約30,000戸、死者2,000~3,000人を数え、記録に残る地震災害では西部地域に最大の被害を与えた地震であるといわれている。(※4)
(5) 東海道の各宿場は、壊滅的な被害を被っており、家屋の倒壊は軟弱地盤の低地に留まらず台地上でも生じており、浜松も人家の過半がつぶれたと記録されている。


安政東海地震の震度分布
安政東海地震の震度分布

 

 

東南海地震 (1) 発震時 昭和19年(1944年)12月7日 13時36分
(2) 震央 東経136.6度 北緯33.8度(東南海沖)
(3) 規模 マグニチュード8.0
(4) 震度 浜松5
(5) この地震による震度分布は下図に示すとおりで、被災地域を通じての被害は、死者1,223人、負傷2,864人、住家全壊17,611戸、半壊36,565戸であった。(※5)


東南海地震の震度分布
東南海地震の震度分布

 

2 予想される災害

(1)地震・津波

  • 今世紀前半には、前回発生から100年を迎える東南海地震や南海地震について、その発生の可能性の高まりが指摘されており、このまま東海地震が発生することなく推移した場合、東海地震も含め、これらの地震が連動して発生する可能性や、時間差を持って連続して地震が発生する可能性も考えられる。
  • 平成23年3月の東日本大震災の教訓を踏まえ、静岡県が公表した第4次地震被害想定(※6)によれば、本市では駿河トラフ・南海トラフ沿いで発生するレベル2の地震・津波では、最悪2万3千人を超える死者数が想定されている。

(2)複合災害・連続災害

  • 1つの災害が他の災害を誘発し、それが原因となって、あるいは結果となって全体の災害が大きくなることを意識し、より厳しい事態を想定した対策を講じることが必要である。
  • 本市の場合、南海トラフ巨大地震などの大規模災害の発生に伴い、大規模事故などが複合的に起こるなど、最悪の事態を想定する必要がある。
  • また、デジタル技術の発達により、AI、IoT、クラウドコンピューティング技術、SNSの活用など、災害対応業務のデジタル化の促進とともに、災害対応に必要な情報項目等の標準化や、システムを活用したデータ収集・分析・加工・共有の体制整備、津波を含むあらゆる災害に関する防災教育、訓練、避難の確保等におけるデジタル技術の活用など、効果的・効率的な防災対策を行う必要がある。

 

※1 被害件数はいずれも県内の総数。
※2 被害件数はいずれも県内の総数。
※3 遠州灘沖
※4 被害数値は「静岡県史 別編2 自然災害誌」(静岡県)による。
※5 被害数値は飯田(1985)「昭和19年12月7日東南海地震の震害と震度分布、飯田汲事教授論文選集 東海地方地震・津波災害誌」による。
※6 駿河トラフ・南海トラフ沿いと相模トラフ沿いで発生する海溝型の地震について、発生頻度が比較的高く、発生すれば大きな被害をもたらす地震・津波(以下、「レベル1の地震・津波」という。)と、発生頻度は極めて低いが、発生すれば甚大な被害をもたらす、あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震・津波(以下「レベル2の地震・津波」という。)(以下、2つのレベルを併せて「レベル1・2の地震・津波」という。)に分けて、自然現象の想定、人的・物的被害の想定等を行なったもの。

 

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浜松市役所危機管理監危機管理課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2537

ファクス番号:053-457-2530

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