ホーム > 市政情報 > 監査 > 定期監査・行政監査結果 > 定期監査(工事監査)(平成22年2月19日)1

ここから本文です。

更新日:2013年9月1日

定期監査(工事監査)(平成22年2月19日)1

監査の方法

平成21年度において施工中の建設工事のうち、建築工事、電気設備工事、機械設備工事を各2件及び土木工事を3件抽出し、その計画、設計、施工等が、適切かつ効率的に執行されているか工事関係書類を審査するとともに、工事現場の実地調査を行った。
なお、工事の適正性、安全管理に対する適切な執行等に関する書類審査及び現地調査を社団法人大阪技術振興協会に委託し、その意見を参考とした。

第1 平成21年度浜松市消防へリポート格納庫・事務所新築工事(建築工事)

工事担当課 建築住宅部公共建築課

工事主管課 消防局警防課

進ちょく率 59.4% (平成21年9月30日現在)

1 監査の期間

平成21年8月28日から平成21年10月2日まで

2 工事の概要

工事場所

浜松市浜北区四大地地内

工事概要

敷地面積 :7,446.97平方メートル

建築面積 :689.917平方メートル

延べ床面積:882.187平方メートル

各階の構成:1階 格納庫、部品庫、仮眠室、休憩室、浴室等

2階 事務室、会議室、書庫

その他 格納庫内に訓練施設及び航空機給油取扱所設置

請負契約金額

156,450,000円

請負人

株式会社五島組

契約日

平成21年5月19日

完成期限

平成21年11月30日

契約方法

一般競争入札(総合評価落札方式・簡易型)

3 監査の結果等

(1) 工事の目的

平成17年の市町村合併により拡大した市全域の消防力を強化し、併せて市民サービスの向上を図るとともに、県内の災害をはじめ他都市で起きた大規模災害時に緊急消防援助航空隊として一躍を担い、活動することを目的として、消防航空隊の設置及び消防ヘリポートの整備が計画された。当工事は、消防航空隊の基地として、消防ヘリポート格納庫・事務所を建築するものである。
(2) 計画・設計・施工等の状況

ア 本施設は、消防航空隊のヘリポート基地として、格納庫・事務所を整備するものであり、航空法に抵触しないことを基本に計画され、施設規模等も事業目的に合致している。

イ イニシャルコストの縮小策として、自家発電設備を建物内に取り込むことによりコストダウンを図っているとともに、ランニングコストについては、断熱化と空調効率を向上させる設計となっている。また、室内の環境対策としては、シックハウス対策が検討され、すべての材料は法で求められた機械換気が可能な設備となっているなど、コスト縮減、環境に配慮した施設である。

ウ 特記仕様書(構造図)には、ひび割れ防止対策についての記載がない。コンクリートのひび割れは、床スラブのたわみや外壁からの漏水などにより、重大な瑕疵につながることが多いため、特記する必要がある。

エ 構造計算書は、ダブルチェックをしており、躯体は通常より揺れに強い構造となっている。

オ 積算・入札・契約関係については、いずれも適正かつ公正に行われている。

カ 品質管理については、第三者機関による試験や品質証明書により確認されており、適正である。

キ 基礎下の軟弱層を深層地盤改良しており、その結果、測定では設計強度の7.7倍の強度が出ていることから問題はない。

ク 安全面については、足場・落下飛来防止・片付けの状況等問題はなく、安全パトロールも良好である。
(※下線部については、用語説明ページ参照。以下同じ。)

(3) 監査の結果

監査した結果、おおむね適正に処理されていると認められたが、一部において改善を要する事項が見受けられたので適切な措置を講じられたい。
なお、軽易な事項については、その都度、関係者に改善等を指示したので、記述を省略した。

ア 1階仮眠室の間仕切壁の仕様は、石膏ボード厚さ12.5ミリの両面張りで、スラブ下の高さまで張ることになっているが、この仕様では空間遮音性能が低く、隣室での電話や通常の会話等が聞こえる状況である。さらに、仮眠室の隣には、食堂・休憩室等があることから、間仕切壁の遮音性能を上げるよう改善されたい。

第2 平成21年度浜松市消防へリポート格納庫・事務所新築工事(電気設備工事)

工事担当課 建築住宅部公共建築課

工事主管課 消防局警防課

進ちょく率 16.0% (平成21年9月30日現在)

1 監査の期間

平成21年8月28日から平成21年10月2日まで

2 工事の概要

工事場所

浜松市浜北区四大地地内

工事概要

高圧受変電設備、自家発電施設、電灯幹線設備、動力幹線設備、電灯・コンセント設備、照明器具設備、動力設備、放送設備、電話配管設備、インターホン設備、テレビ共聴設備、自動火災報知設備、防犯配管設備

請負契約金額

62,685,000円

請負人

誠興電機株式会社

契約日

平成21年5月19日

完成期限

平成21年11月30日

契約方法

一般競争入札(総合評価落札方式・特別簡易型)

3 監査の結果等

(1) 工事の目的

平成17年の市町村合併により拡大した市全域の消防力を強化し、併せて市民サービスの向上を図るとともに、県内の災害をはじめ他都市で起きた大規模災害時に緊急消防援助航空隊として一躍を担い、活動することを目的として、消防航空隊の設置及び消防ヘリポートの整備が計画された。当工事は、消防航空隊の基地として整備する消防ヘリポート格納庫・事務所新築工事における電気設備工事一式である。

(2) 計画・設計・施工等の状況

ア 設計にあたっては、基本的な設備容量の決定経緯及び機器の選定理由を明確にし、記録しておく必要がある。

イ 積算基準及び歩掛は、国土交通省の積算基準に基づいており、数量については、積上げによることを基本として計算書が作成されていることから、積算及び数量根拠は明確である。

ウ 施工計画書は、施工方法、品質管理、安全管理など、必要項目について作成されており適正である。

エ 現場においては、KY活動新規入場者教育、安全パトロールなどを実施し、関係書類も作成されており、安全管理は適切である。

オ 現場の施工状況は、総体的に良好な施工状態であり、特に問題となるような施工は見当たらない。

カ 電気事業法で定められている避雷器については、電力会社の高圧架空電線路から供給を受ける引込口に設置しているが、本施設は電気事業法で避雷設備の設置が望ましいとされている丘の上の建築物に相当するものと考えられるので、他の避雷対策についても、今後の状況を見た中で検討する必要がある。

(3) 監査の結果

監査した結果、おおむね適正に処理されていると認められた。
なお、軽易な事項については、その都度、関係者に改善等を指示したので、記述を省略した。

第3 平成21年度浜松市消防へリポート格納庫・事務所新築工事(機械設備工事)

工事担当課 建築住宅部公共建築課

工事主管課 消防局警防課

進ちょく率 21.0% (平成21年9月30日現在)

1 監査の期間

平成21年8月28日から平成21年10月2日まで

2 工事の概要

工事場所

浜松市浜北区四大地地内

工事概要

給水設備工事、排水設備工事、給湯設備工事、衛生器具設備工事、消火設備工事、LPガス設備工事、空調機器設備工事、空調配管設備工事、換気機器設備工事、換気ダクト設備工事、ヘリコプター給油設備工事、舗装撤去・復旧工事

請負契約金額

91,875,000円

請負人

いけや空調・配管株式会社

契約日

平成21年5月19日

完成期限

平成21年11月30日

契約方法

一般競争入札(総合評価落札方式〔第2回〕・特別簡易型)

3 監査の結果等

(1) 工事の目的

平成17年の市町村合併により拡大した市全域の消防力を強化し、併せて市民サービスの向上を図るとともに、県内の災害をはじめ他都市で起きた大規模災害時に緊急消防援助航空隊として一翼を担い、活動することを目的として、消防航空隊の設置及び消防ヘリポートの整備が計画された。当工事は、消防航空隊の基地として整備する消防ヘリポート格納庫・事務所新築工事における機械設備工事一式である。

(2) 計画・設計・施工等の状況

ア 関連機関との事前協議については、上下水道部・消防局との協議が行われ、その記録も作成されていることから適正である。

イ 設計計算において、バルク貯槽・湯沸器・グリストラップの各機器類の容量決定の経緯及び給油装置の設備能力が確認できないため、それぞれの容量計算書類の整備が必要である。

ウ コンプレッサーについて、使用目的及びその設備容量選定の理由を明確にする必要がある。

エ 発電機は、停電時に72時間(3日間)対応できる設計となっており、給水タンクについても500リットル貯水できるなど、緊急時における発電及び水の確保は適切である。

オ 空調・換気設備、給排水設備、給湯設備及びLPガス設備について、系統図が作成されていないため、整備する必要がある。

カ 給水について、自動給水装置には20Aと50Aの2つの給水系統があり、50Aの方には緊急遮断弁が設置されていることから、地震時など給水タンクの貯留水を確保するうえで賢明な処置といえる。

キ 現場調査では、目視できる空調室内機の機器取付、配管工事の施工状態を調査したが、総体的に良好に施工されており、特に問題となるような施工は見当たらない。

(3) 監査の結果

監査した結果、おおむね適正に処理されていると認められた。
なお、軽易な事項については、その都度、関係者に改善等を指示したので、記述を省略した。

第4 平成20年度道路改築(交通連携2B)事業(国)152号道路改良工事に伴う遠州鉄道高架工事(ゼロ国)

工事担当課 土木部浜北土木整備事務所

進ちょく率 30.0% (平成21年9月30日現在)

1 監査の期間

平成21年8月28日から平成21年10月2日まで

2 工事の概要

工事場所

浜松市浜北区新原地内

工事概要

RCラーメン高架橋 n=4基

ジオテキスタイル補強土壁 L=130メートル

H=1.38メートル~2.7メートル

橋台工(A1) n=1基

逆T型直接基礎橋台 H=4.2メートル W=5.4メートル

請負契約金額

153,195,000円

請負人

山吉建設株式会社

契約日

平成21年3月31日

完成期限

平成22年1月20日

契約方法

一般競争入札

3 監査の結果等

(1) 工事の目的

(国)152号浜北~天竜バイパス(計画延長 7,900メートル)は、平成24年度に供用予定の新東名高速道路浜北IC(仮称)と浜松中心市街地とをアクセスするとともに、北遠地区中心部の慢性的な渋滞解消を図ることを目的としている。
本工事は、遠州鉄道西鹿島線と(国)152号との交差部において、交通の円滑化と踏切道削減を目的に鉄道施設を高架化するものである。

(2) 計画・設計・施工等の状況

ア 工事施工に伴う公害対策あるいは鉄道高架化完成後に生じると予測される環境問題について、十分に検討されており適切である。

イ 構造物の選定にあたっては、高架橋をRC構造とし、軌道はロングレール、道床にはバラストを採用するなど、列車走行に伴う騒音、振動による被害を最小限にするよう考慮されている。

ウ 遠州鉄道の営業線に近接して施工するため、工事施工に伴う保安及び接車事故防止対策について、鉄道事業者と市との間で覚書が交わされている。

エ 硬質地盤クリアによる土留め工、高架橋の防水工、列車の運転保安確認及び接車事故防止のために設置された線路防護柵について、施工計画書と現場の施工状況が整合しないため、変更後の具体的な施工手順を施工計画書に明記する必要がある。

オ 生コンクリート承認願について、製造工場から所在地及び製造工場から現場までの所要時間が記載されていないが、この所要時間は工場選定にあたり重要な項目であるので、承認願に添付する必要がある。

カ 高架橋等の基礎底面高さの確認及び平板積荷試験による結果については、いずれも良好である。

キ 現場では、ラーメン高架橋の土留め用鋼矢板を施工中であったが、ラーメン高架橋のフーチングの天端高及び寸法について、実測確認するとともに補強土壁工の出来栄えについて目視により確認した結果、おおむね良好に施工されていた。

ク 安全管理について、現場における建設業の許可証、労働保険関係成立票、作業主任者一覧表等の掲示とともに、重機持込み時の定期点検記録の確認、新規入場者教育等も実施されており、良好であった。

ケ 本工事箇所の線路側に設置されている線路防護柵について、強風が予測される場合は、線路側に倒壊し電車運行に支障をきたさないよう、倒壊防止対策を講じておくことが重要である。

(3) 監査の結果

監査した結果、おおむね適正に処理されていると認められた。
なお、軽易な事項については、その都度、関係者に改善等を指示したので、記述を省略した。

第5 平成21年度浜松市立青少年の家改築工事(建築工事)

工事担当課 建築住宅部公共建築課

工事主管課 こども家庭部次世代育成課

進ちょく率 76.10% (平成21年12月1日現在)

1 監査の期間

平成21年10月19日から平成21年12月8日まで

2 工事の概要

工事場所

浜松市中区住吉地内

工事概要

敷地面積 :2,572.88平方メートル

建築面積 :ホール棟869.98平方メートル

ピロティ棟127.60平方メートル

延べ床面積:ホール棟1,222.93平方メートル

ピロティ棟127.60平方メートル

各階の構成:1階 大ホール、事務室、和室、食堂、厨房等

(ホール棟) 2階 研修室、和室、相談室、談話室等

請負契約金額

155,400,000円

請負人

株式会社中村組

契約日

平成21年6月30日

完成期限

平成22年1月15日

契約方法

一般競争入札(総合評価落札方式・簡易型)

3 監査の結果等

(1) 工事の目的

本工事は、築後39年を経過し、老朽化が著しく、耐震性の問題がある浜松市立青少年の家を、次代を担う青少年の健全な育成を図る拠点施設として、全面改築するものである。

(2) 計画・設計・施工等の状況

ア シックハウス対策について、換気設備設置状況、工事中の揮発性有機化合物(VOC)の管理方法、換気及び竣工時の清掃やワックス掛けに関する注意など、適切に計画されていた。

イ 玄関周り床及び浴室床のタイルの防滑性能が、特記仕様書及び仕上げ表に記述されていない。滑りが問題となる床材の選定にあたっては、防滑性を確保するために、滑り抵抗値を指定して選定することが望まれる。

ウ 主要な使用材料について、設計VEを実施するなどして初期費用を縮減するとともに、維持管理費用、修繕費用を合わせて検討した上で決定しており、適切な手法でライフサイクルコストを縮減するための検討が行われている。

エ 施工計画書は、すべての工種ごとに作成されていたが、元請業者が自ら提出した「技術的所見」について、契約後に施工計画書を提出するよう定められているにもかかわらず、提出されていなかった。このことは、契約における重要な条件であることから、監督員は適切に対応すべきである。
また、公共建築工事標準仕様書に定めのある「総合施工計画書」についても提出されていない。本現場特有の条件である狭あいな敷地内で、土工事、型枠・コンクリート工事、鉄骨工事、材料の搬入・保管をどのように進めていくのかなど、最初に計画内容を提出させ、監督員はその妥当性を確認しておく必要がある。

オ 既存建物を除去したことにより、支持地盤が新設基礎より深くなり軟弱になっている所は、ラップルコンクリートを打設して基礎を構築しており、適切な措置が施されていた。

カ 1階トイレに配管ピットを設置し、配管作業やメンテナンスをやり易くしているとともに、大ホール天井の照明器具として昇降式照明器具を採用し、電球の交換を安全化するなどの対応策がとられている。

キ 和室の造作材について、指定された「タモ」ではなく「杉」が使用されているが、建具枠や押入れの枠などに死節が見られる。また、鴨居の溝の中が毛羽立っていて、見苦しい所があることから、木材の質を点検し、見栄えが適切になるよう処理しておくことが望ましい。

(3) 監査の結果

監査した結果、おおむね適正に処理されていると認められた。
なお、軽易な事項については、その都度、関係者に改善等を指示したので、記述を省略した。

戻る次ページへ

監査のトップに戻る

このページのよくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所監査事務局 

〒430-8652 浜松市中区元城町103-2

電話番号:053-457-2391

ファクス番号:050-3730-5218

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?