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更新日:2013年9月1日

定期監査報告書(工事監査)(平成19年2月20日)

浜松市監査委員告示第1号

地方自治法(昭和22年法律第67号)第199条第1項及び第4項の規定に基づき定期監査(工事監査)を執行したので、その結果を同条第9項の規定により次のとおり公表する。

平成19年2月20日

浜松市監査委員:古橋 勝男
浜松市監査委員:飯尾 浩之
浜松市監査委員:石川 勝美
浜松市監査委員:酒井 基寿

定期監査(工事監査)結果公表

第1 監査対象工事

平成17年度(仮称)浜松B区役所新築工事(建築工事)
進捗率 38.01%(9月末現在)
平成17年度(仮称)浜松C区役所新築工事(建築工事)
進捗率 51.29%(9月末現在)
平成17年度(仮称)浜松E区役所新築工事(建築工事)
進捗率 40.24%(9月末現在)

第2 担当課

政令指定都市推進部 政令指定都市推進課

第3 監査の期間

平成18年10月17日から平成18年10月18日まで

第4 監査の方法

平成18年度において施工中の建設工事のうち、建築工事3件を抽出して、その設計、施工、監理等が、適切かつ効率的に執行されているか工事関係書類を審査するとともに、工事現場の実地調査を行った。
なお、調査実施にあたっては、専門的見地から工事の適正性及び安全管理に対する適切な執行等について監査するため、社団法人大阪技術振興協会に委託し、3工事それぞれに、調査遂行に必要な専門的知識を有する者の派遣を求め、書類審査及び現地調査を実施し、その意見を参考とした。

第5 監査の結果

3工事の技術調査を実施した結果、積算基準について、今回同時に3区役所の建設が実施されるため政令指定都市推進課によって「浜松市区役所整備事業積算要領書(建築工事)」を定め、各区役所工事で積算業務に差違やバラツキが発生しないよう業務の統一化及び適正化を図っており、大変よい進め方をしている。
また、シックハウス対策について、使用材料は施工計画書に記載させるとともに材料の成分表や品質証明を添付させ、シックハウスへの影響がないことを確認し、必要に応じて詳細なサンプルを取り寄せているなど大変入念な方法で材料選択をしている。
なお、3工事それぞれの結果は次のとおりである。
軽易な事項については、その都度関係者に改善等を指示したので、記述を省略した。

1 平成17年度(仮称)浜松B区役所新築工事(建築工事)南区役所

本工事の技術調査を実施した結果、工事現場仮囲いは周辺の学校の児童生徒により絵が描かれており、工事現場の雰囲気を明るくして地域への配慮がよくされている。
しかし、一部において改善を要する事項が見受けられたので適切な措置を講じられたい。

(1)施工管理

ア 実施工程表は、ネットワーク手法で表現されているが、クリティカルパスの表示を行い合理的な工程管理をされたい。

イ 工事進捗状況は、週間工程表及び月間工程表で管理を行なっているが、実施工程表に実際の進捗状況を記載し、全体的な工程との乖離が確認できるものとされたい。

ウ 技能士の確認について、技能士資格証明書の写しを施工計画書に添付し、元請業者が現場で直接確認を行なっているが、技能士の工事への従事は特記仕様書で指示している事項であるので、施工者による確認をされたい。

(2)品質管理

ア躯体のコンクリート強度を推定するために行なう現場水中養生・4週圧縮強度試験は、建物の性能試験の中でも重要なものであることから、公的機関により実施するよう検討されたい。

イ.屋根防水の性能試験は、雨天時における目視確認を予定しているが、屋根防水の欠陥にはドレーン周りからの漏水が多いことから、ドレーン部の水張り試験を行なわれたい。

ウ.シンナーにはVOCのトルエンやキシレンが含まれているので、引火、盗難、シックハウス対策に注意を払うとともに、廃液は適正な処分をするよう指導を徹底されたい。

(3)現場施工状況

ア コンクリートの打設において、ごく一部にジャンカが見られたので、調査をして適切な補修をされたい。

イ 2階EPSの東側の壁に錆汁が付着している箇所があったので、原因を調査し適切な処置をされたい。

ウ 2階のX5-Y2柱とEPSの間には煙感連動防炎垂壁が設置されるが、EPS側の壁に余分な欠き込みがあり、漫然とモルタルで埋めるなどすると将来塗継部に亀裂が入ったり剥離してくる恐れがあるので、鉄筋の防錆処理をしたうえで剥落防止措置をとられたい。

エ 4階西壁に電気配線用の鞘管が入れられているが、壁の断面欠損が多く、将来のクラック発生につながる懸念があるので、調査し適切な対策をとられたい。

オ 4階西壁南端PS塔屋において、4階用壁筋の差筋位置がずれたことにより、差筋アンカーが打たれているが、コーナー部分は補強のためにD13が4本配筋されるので、その部分の差筋も打設しておかれたい。

カ 吹き抜け部分の足場は、労働安全衛生法第88条に基づく届出が規程の期日を過ぎても労働基準監督所長にされていないので、速やかに届出をされたい。

キ 4階壁等の差筋に、養生がしてないものがあるので、事故防止のため安全キャップをするなど適正な養生をされたい。

2 平成17年度(仮称)浜松C区役所新築工事(建築工事)東区役所

本工事の技術調査を実施した結果、水平ルーバーとエアフローウインドを採用することにより、建物全体で省エネルギー効果に努め、また良好な室内環境を提供するなどよく検討されている。
しかし、一部において改善を要する事項が見受けられたので適切な措置を講じられたい。

(1)施工管理

ア 実施工程表はネットワーク手法で表現されているが、クリティカルパスの表示を行い合理的な工程管理をされたい。

(2)品質管理

ア 砂利地業には再生砕石が利用され、設計図では厚150mmとなっているが、(社)公共建築協会仕様書では厚60mmとすることになっているので、厚150mmとした理由を明確にしておかれたい。

イ 屋根防水の性能試験は行なわないようであるが、屋根防水の欠陥にはドレーン周りからの漏水が多いことから、ドレーン部の水張り試験を行なわれたい。

ウ タイル工事について、伸縮調整目地の施工計画は、監理指針に従った方法とされたい。

エ 休憩室の床根太の仕上げ代について、躯体との不陸調整代を考慮した変更の必要性が認められるので、設計変更を検討されたい。

オ 玄関庇については、現状納まりでは雨漏りの恐れがあるので、施工図を含めて詳細の検討をされたい。

カ 内装工事について、ホールの床が磁器タイルでビニル巾木としているが、床タイル目地ビニル巾木の隙間対策及び床清掃時の下地石膏ボードの浸水予防について検討されたい。

(3)現場施工状況

ア コンクリートの充填不良部分については、モルタル等で表面的に隠すような補修でなく、将来鉄筋の腐食を引起さないように適切な補修をされたい。

イ 塔屋の床段差の打継部分で、差筋がない所があるので適切な施工をされたい。

ウ 安全協議会は毎月開催されているが、出席状況の記録がされていないので、出席予定者と当日の出欠席状況を記載するよう徹底されたい。

エ 製作図、仕上げ施工図において、原図に監理者の確認印及び日付がないものが見受けられたので、確認印及び日付の記載を徹底されたい。

オ 東西妻面の斜めに取り付くアルミサッシの抱き回りは直接雨かかりとなるが、コンクリート抱きによる納まりではなく、詰めモルタルによる止水に頼る納まりとなっているので、タイル下地モルタル施工前にナルファルト等の塗布防水材を使用した止水処置をされたい。

カ 地下ピット内の型枠打ち込み断熱材について、脱型時の傷が目立つので補修されたい。

キ 床のダメ穴(墨だし、荷揚げ、設備用)は、脚立などの転倒事故を未然に防ぐため、速やかに閉鎖及び養生をするよう徹底されたい。

(4)その他

ア  吹き抜けは建物南側への配置となっているが、今後の設計においては条件の良い南側に受付窓口等を配置して、市民サービスと職場環境を考慮したものとされたい。

3 平成17年度(仮称)浜松E区役所新築工事(建築工事) 西区役所

本工事の技術調査を実施した結果、設計段階での関係法令の適合性を設計図書に「対応チェック表」や「検討表」としてまとめており、関係者との協議内容について一目瞭然に理解できるよう工夫されている。
しかし、一部において改善を要する事項が見受けられたので適切な措置を講じられたい。

(1)施工管理

ア 工事の進捗度は、バナナ曲線を利用して出来高管理をしているが、ネットワーク手法を用いたクリティカルパスの表示を行い合理的な工程管理をされたい。

イ 鉄筋工事・ガス圧接工事について、施工計画段階での材料承認メーカーと規格証明書とに不一致があるので、変更届を提出させる等適正な対応をされたい。

ウ 玄関庇について、コンクリート躯体と鉄骨梁の取り付けアンカーは防錆処理がないが、将来的に断面欠損の心配もある場所なので対策を検討されたい。

(2)安全管理

ア 工事監督職員は、現場に出向いた時には自らの目で現場を確認・指導し、当該工事の監理への関与が浅くならないように心掛け、特に災害防止協議会等への参加など、労働安全衛生法における建設工事の発注者としての立場で、積極的に関与を深めていかれたい。

別記 監査対象工事一覧表

工事名

平成17年度(仮称)浜松市B区役所新築工事(建築工事)

工事場所

江之島町地内

工事概要

鉄筋コンクリート造 4階建 延べ床面積 3,693.59平方メートル
免震構造

請負契約金額

591,150,000円

請負人

須山建設株式会社

契約日

平成18年2月6日

完成期限

平成19年1月31日

契約方法

一般競争入札(落札率80.59%)

工事名

平成17年度(仮称)浜松市C区役所新築工事(建築工事)

工事場所

流通元町地内

工事概要

鉄筋コンクリート造 4階建 延べ床面積 3,769.36平方メートル
免震構造

請負契約金額

555,450,000円

請負人

株式会社林工組

契約日

平成18年2月6日

完成期限

平成19年1月31日

契約方法

一般競争入札(落札率76.64%)

工事名

平成17年度(仮称)浜松市E区役所新築工事(建築工事)

工事場所

雄踏町宇布見地内

工事概要

鉄筋コンクリート造 3階建 延べ床面積 4,097.79平方メートル
免震構造

請負契約金額

598,500,000円

請負人

株式会社中村組

契約日

平成18年2月6日

完成期限

平成19年1月31日

契約方法

一般競争入札(落札率78.01%)

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浜松市役所監査事務局 

〒430-8652 浜松市中区元城町103-2

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ファクス番号:050-3730-5218

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