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更新日:2024年1月1日

第4章 改定戦略の目指すべき将来像と基本方針

目指すべき将来像

2013戦略に引き続き、「海から山まで多様な生きものと人々の暮らしが共存する都市~はままつ~」を目指すべき将来像として掲げ、取組みを推進してきます。

また、各地域ごとの将来像のイメージは以下のとおりです。

(1)遠州灘沿岸砂丘

  • 砂浜と松林が連続し、白浜青松の景観が形成されています。
  • アカウミガメをはじめとする多様な生きものが生息・生育しています。
  • 砂浜や海岸は市民の憩いの場をして利用されています。

(2)浜名湖・周浜名湖低地

  • 湖と水田や水路などの農地、斜面林が一体となった里海・里地環境が広がっています。
  • 自然環境に配慮した農水産業の展開により、生態系のバランスが保たれた豊かな自然環境が形成されています。
  • 豊かな農水産資源が維持されているとともに、多様な生きものが生息・生育しています。

(3)天竜川

  • 清涼な水が流れ、川の上流と下流そして川と海とのつながりが保たれた河川環境が形成されています。
  • 川と海とを行き来する魚や水辺の鳥などの多様な生きものが生息・生育します。
  • 河川敷などは市民の憩いの場として利用されています。

(4)三方原台地~扇状地

  • 住宅地や道路、公園、企業所有地などに緑が増加し、身近に豊かな自然が存在する市街地が広がっています。
  • 市民や事業者など様々な人々が取組みに関わり、豊かな自然が育まれるとともに、交流が盛んに行われています。

(5)引佐丘陵地~低山地

  • 水田や畑地、果樹園と森林、集落が混在した里地・里山環境が広がっています。
  • 自然環境に配慮した農業の展開により、生態系のバランスが保たれた豊かな自然環境が形成されています。
  • 地産地消が推進され、農業の担い手が育成され、活発な農業活動が行われています。

(6)天竜川中流山地

  • 都市から離れた山地部には、手入れされているスギやヒノキの植林が広がっています。人
  • の力と自然の力により、多様な生きものが生息・生育する森林が形成されています。
  • 林業の担い手が育成され、活発な林業活動とともに、自然環境に配慮した森林づくりが行われています。

(7)北部山地自然林

  • 生態系のバランスが保たれた自然性の高い自然環境が守られています。
  • 市民の自然の理解を深める場、やすらぎを与える場として利用されています。
  • 南アルプスの山並みから天竜川の渓谷の険しさを併せ持つ広大な森林を含み、三遠南信地域の交流拠点の1つとなる地域です。

基本方針

2013戦略では、目指すべき将来像の実現のために、本市における生物多様性の課題をふまえて、3つの基本方針を設定しましたが、2018戦略でも引き続き掲げていきます。

この基本方針に基づく取組みは、市はもちろん、市民・市民団体・事業者・専門家などを含むすべての関係者の連携や協力のもと行っていかなければ達成できないものです。また、生物多様性保全は、環境分野だけで取組みを進めるということでなく、経済や社会の観点からの取組みによる問題解決が必要であるという視点で進めていきます。

基本方針1 多様な生きもののすみかをしっかりと守っていきます

  • 生物多様性を保全するために、希少種の保護、外来生物への対策などを行います。
  • 農林水産業の中で育まれる生きものがたくさんいます。里地・里山・里海などの生態系を保全していく視点を持った、生きものに配慮した農林水産業を推進します。
  • 都市部では緑地が孤立・分断されています。また、河川などの水域も分断されています。緑地や水辺のネットワークを回復・育成し、生きものの生息・生育場所をつなげていきます。

基本方針2 地域の生物多様性を守るための仕組みをつくります

  • 生物多様性の保全を推進するために、市だけでなく、市民や市民団体、事業者、専門家などの多様な主体の円滑な連携を進めます。
  • 施策を効果的・順応的に推進していくためには、市域の自然環境の動向や動植物の状況を継続的に把握していくことが必要です。そして、これらの情報を整理・蓄積し、過去の開発事例などの反省をふまえて活用していくための仕組みづくりを行います。

基本方針3 豊かな自然と恵みを将来につなぐための人を増やしていきます

  • 田園・森林・水域の生態系を支えるための、農林水産業を担う後継者の育成、育成支援を行います。そして、街中のみどりを支える人材や、環境保全活動の大切さを伝えていく人づくりを進めます。
  • 生物多様性の重要性を社会に浸透させ、将来に引き継いでいくためには、市民一人ひとりの生物多様性保全への理解と行動が望まれます。そのために、市民、市民団体、事業者への啓発や、活動支援などを行います。

 

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浜松市役所環境部環境政策課

〒432-8023 浜松市中央区鴨江三丁目1-10 鴨江分庁舎

電話番号:053-453-6146

ファクス番号:050-3606-4345

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