緊急情報
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更新日:2017年1月10日
開催日時:平成28年9月29日(木曜日) 午後1時30分~3時25分
開催場所:浜北区役所 3階 大会議室
次第
(川上正芳 会長)
事情により、議案の順番を変えて、(2)協議事項の「ア 浜松市空家等対策計画(案)のパブリック・コメント実施について」から行います。
≪市民生活課から説明≫
~空家対策に関する市の取り組みを体系的に整理し、総合的かつ一体的に推進するために作成している「浜松市空家等対策計画」の案について説明~
(竹内佐織 委員)
空家の情報があってから、特定空家と認定されるまでにどれくらいの期間がかかるのでしょうか。また、中古住宅の流通という点において、固定資産税の軽減や取得税の軽減措置等は考えられているのでしょうか。
(市民生活課)
認定までの期間についてですが、まず、情報提供があると職員が現場に行き確認を行います。その後2ヶ月に1回開催している庁内会議において検討をしますので、認定までには2~3ヶ月かかると思います。また、代執行を行う場合は、法に定められた手続きがあり、1年以上はかかる見込みです。
2点目の中古住宅の流通について、税制度については一定条件の下、相続した空家を売却した場合に3,000万円の特別控除があります。軽減措置等については、まだ把握をしていません。補助金等についても検討段階です。
(土田一仁 委員)
区別の空家数が浜北区だけ8.4%と低くなっていますが、この要因について、何か分析は行われているのでしょうか。
(市民生活課)
このデータについては国の調査による統計上の推計値であるため、データ分析は十分に進んでいません。
(村松弘彦 委員)
日本人は固定資産に固執する傾向がありますので、行政側が指導をするというのはなかなか難しい話だと思います。例えば、税の話がありましたが、住宅用地の特例があり、土地に住宅が建っていることで通常よりも税金が安くなっていますが、空家になったら極端に言えば「住居」とは言えないわけですから特例を適用させないという方法もあるかと思いますし、取り壊す費用がないなら、そういったところを支援するという方法もあると思います。
また、都市計画課で出している立地適正化計画がありますが、建物を集約していく中で空家についても何か方策がとれるのではないかと思いますので、そういった計画とも連携しながら進めていただきたいと思います。
(市民生活課)
計画の5ページに「計画の位置づけ」という項目があり、関連計画を示しています。都市計画マスタープランをはじめ、住生活基本計画や中山間地域振興計画など、他の計画とも連携をしながら進めていこうと考えています。庁内会議についても関係課に出席をお願いし、情報交換あるいは協力連携ということで行っていますので、そういった形で十分に連携をとりながら進めていきたいと思います。
(鈴木隆幸 委員)
代執行をした場合、それにかかった費用は所有者に請求するということでしたが、必ず回収できるとは限りません。そうなると空家対策に係る費用が、将来的に膨大になるのではと懸念します。
(市民生活課)
おっしゃるように、代執行については費用請求を行っていきますが、実際には回収はなかなか難しいと考えられます。その点も考慮して、空家の利活用や発生予防が重要になってくると思います。現状では、啓発が中心となりますが、今後、関係課及び関係団体とも連携しながら新しい方策を考え、進めていきたいと考えています。
(川上正芳 会長)
他に意見はありますか。
ないようですので、委員から出た意見を参考に計画の策定を進めていただきたいと思います。
それでは順を戻して、(1)諮問事項の「平成29年度浜北区役所費予算要求の概要」についてお諮りします。
≪区振興課から説明≫
~平成29年度の浜北区役所費の予算要求について、現区役所解体工事費などを含む410,238千円について説明~
(本間清子 委員)
地域力向上事業の中の、第2種協働センターを核とした地域課題解決事業について、説明の中で、協働センター単位などの区よりも小さな単位での地域課題解決を図るとありますが、例えば、介護保険制度の改正などで今後、地域においても介護等の問題が課題となってくると思います。そういった関係の事業も対象に含まれているのでしょうか。
(区振興課)
この事業につきましては、平成27年度から実施をしていまして、昨年度は中瀬今昔物語という事業を中瀬協働センターで行い、中瀬地域の昔の地域資産や写真、書物などを展示し、周辺住民の方にご覧いただいたり、地元にゆかりのある人物による講演会を行ったりしました。このような事業が対象であると考えていただければと思います。
(鈴木隆幸 委員)
地域力向上事業のはまきた名所めぐりウォーキング事業ですが、昨年度までははまきた歩け歩け運動という事業でした。例年、体育協会が中心となって進めていまして、毎年300人ほどの参加者があります。来年度はリニューアルして新たに525千円の予算をつけていただきました。今後も続けていけるように、多くの方にご参加いただきたく、スポーツ推進員でも声かけを行っています。
年々、スポーツに関する事業に予算がつかなくなってきていますが、こういった事業がなくならないようにお願いしたいと思います。
(まちづくり推進課)
はまきた名所めぐりウォーキング事業ですが、今年から始まる事業で、11月3日に行われます。今までのはまきた歩け歩け運動は1コースでしたが、今回からは実行委員会形式にしたことで、まち並み巡りコースと森林満喫コースの2コースを設定しています。従来のように出発式を行って全員でスタートというわけではなく、時間内で各自のペースでスタートして歩いていただくという形にしました。ぜひご参加ください。
(竹内佐織 委員)
来年はいよいよ井伊直虎のドラマが始まりますが、浜北区ではそれに合わせて何か事業を行う予定はあるのでしょうか。
(区長)
浜北区では井伊直虎に関係する場所があまり多くありません。南北朝時代に大平城というものがあり、現在は城跡として看板が設置されていますが、行くまでの道に雑草等が生えていてなかなか車で行くのが困難だということで、担当課にそちらの整備をお願いしているところです。
(まちづくり推進課)
補足ですが、浜北区で関連しているのは、大平城跡のほかに、宮口にある興覚寺があります。興覚寺には井伊家の寄進状がきたという記録も残っています。また、尾野にある大宝寺は井伊家が寄進した土地があるという記録があります。本庁には、関連するところに看板を立てていただきたいという話をしているところです。
また、新東名高速道路のNEOPASA浜松からは大平城跡がよく見えます。サービスエリア内に見晴台があるので、そこに城跡の説明看板を設置したいということで調整をしていますが、今はまだ具体的な話にはなっていません。
(村松弘彦 委員)
自治会振興事業の防犯灯設置維持管理助成事業ですが、防犯灯のLED化は平成29年度で終了するかと思います。取換件数は昨年の予算要求時から377灯減っています。補助金額に灯数をかけて計算するとおよそ8,000千円程度の減額になるかと思いますが、資料では13,999千円の減額となっています。LED化による電気料金の減額を加味しても、減額率が大きいと思います。
また、今までLED化を進めるにあたり、新設灯数を抑えてきたため、新設待ちの件数が非常に多くなっています。ここで予算を減らしてしまって、来年度も同じ新設灯数の予算しかないとなると地元の人に説明がつかないので、そこを考慮していただきたいと思います。
(区振興課)
積算の中はLED化にかかる費用以外に電気料金や維持管理費等も含まれていますが、LED灯の割合が増えたことで電気料金が昨年度に比べ4,800千円程度減額となりました。これにより、昨年度より大幅な減額となっています。
防犯灯のLED化は5年間の計画で、来年度に一旦終了となりますが、それ以降はまた別途、必要なところに予算をつけていくという形になると思います。
(川上正芳 会長)
新設灯数は何灯ですか。
(区振興課)
90灯を見込んでいます。内訳は共架式が81灯、独立式が9灯となっています。
(川上正芳 会長)
その灯数は要望などがあって、それを勘案した数ですか。
(区振興課)
昨年度と同数ということで出しています。
(川上正芳 会長)
村松委員の意見は、LED灯に取り換える経費がかかるから新設灯数を減らしていたのであるなら、今回LED化にかかる費用が大幅な減額になるならば、新設灯数を増やしてもいいのではないかという意見だと思います。
(村松弘彦 委員)
LED化を5年間で進めていく計画の中で、新設灯数はある程度抑えられており、その間、新設については要望に対して3割程度でしか実施してきませんでした。持ち越した分が相当な数になっているので、取り換え件数が減ったことに伴う減額をもう少し抑えて、その分を新設に回してもらえないかという要望です。例えば、来年は新設を120灯くらいに増やせば、防犯上でも有効ではないかと思います。
(市川孝雄 委員)
90灯というのは浜北区全体の数だと思います。それを5地区に割振り、さらに地区内で各町内会・自治会に割振られます。以前は、新設の要望があればどんどん対応してもらえましたが、LED化が始まり、そちらに予算が回るため新設は非常に抑えられてきました。私の自治会では、新設は2灯しか割り当てられず、15灯以上が新設待ちとなっており、それも限界にきています。村松委員の言うように、減額分を新設に回してもらえると、地域としても非常にありがたいです。今年の予算要求で難しいようなら、来年度に今まで抑えていた新設分を予算措置していただきたいと思います。
(区振興課)
その点については、検討し、次回に結果をご報告します。
(川上正芳 会長)
他に意見はありませんか。
ないようでしたら、委員の皆さんから出た意見を参考に事務局で答申案を作成し、次回、答申となります。よろしくお願いします。
≪区振興課から説明≫
~平成28年度浜北区地域力向上事業として提案された「中瀬にツリーを立てよう」について、提案者、事業目的・効果、提案内容、予算内容、課長会議検討結果などを説明~
(川上正芳 会長)
幹線道路沿いで危険もあり、区の補助事業として行うのは不適切ということで不採用という結果になりましたが、これは中瀬地区の事業ということで長谷委員から何か意見等はありますか。
(長谷喜代治 委員)
この件に関しては自治会にも話がありましたが、検討結果にあるようなことを自治会からも提案者に伝え、改善して出した方がいいという意見は言いました。それが改善されぬまま出てしまい、このような残念な結果になったのだと思います。
(内山雅彦 委員)
一度不採用になった事業は、改善して再提出しても採用されないのでしょうか。
(区振興課)
内容を改善していただいて、またご提案いただければ採用ということもあります。ただ、この事業については今年度の再提出は期間的に難しいかなと思います。
(川上正芳 会長)
他に意見はありますか。
ないようですので、内容を再検討していただくということで、不採用という区の方針を承認します。
≪まちづくり推進課から説明≫
~麁玉地区において地域の歴史的資源を再発見する宮口地域の「宝物再発見」事業と、赤佐地区において根堅遺跡や浜北人など地域に残されている資源の重要性を知る「根堅遺跡および浜北人に関する講演会」事業について説明~
(村松弘彦 委員)
麁玉協働センターを核として行う「宝物再発見」については、麁玉地区全体ではなく、宮口地域に限定ということでいいですか。
(まちづくり推進課)
麁玉協働センターの範囲には宮口以外にもありますが、その範囲の中での地域課題解決ということで、たまたまこの事業を行っていただく方が宮口に関する事業をやってみたいということでしたので、こういった事業内容になっています。
(村松弘彦 委員)
「根堅遺跡および浜北人に関する講演会」についてですが、根堅遺跡の周りには鍾乳洞や岩水寺などの観光資源もありますが、そういったものには触れず、根堅遺跡と浜北人に限定した講演会や展示を行うということですか。
(まちづくり推進課)
今回の事業は根堅遺跡と浜北人に限定しています。講演会も浜北人骨の年代測定に携わった先生にお願いをし、説明をしていただきます。この事業を行っていただく方の考え方としては、せっかく浜北区に「本州唯一のもの」があるのに、最近では近くの人も知らないのではないかということで、まずは子供たちに身近にこういったものがあると知ってもらうために、中学校で行いたいということです。
(内山雅彦 委員)
小学生ではなく中学生を対象にした理由はありますか。
(まちづくり推進課)
実は昨年にも、同じ先生を招いて根堅遺跡と浜北人に関する講演会「よみがえれ浜北人」を開催しました。私も聴講しましたが、やはり話としては難しいものになります。中学生でも、もしかすると難しいかなという感じです。先生には、中学生でもわかるようにお話していただきたいと伝えてありますが、専門的な話になるため小学生には難しいという判断だと思います。
(川上正芳 会長)
他に意見はありますか。
この事業については、これからそれぞれの地域で様々な課題が挙がってくると思います。それらを踏まえて事業を進めていただきたいと思います。
≪区振興課から説明≫
~なゆた・浜北の改修工事が終了し、10月11日(火曜日)から区役所業務が開始されることと、民有地を取得し来客用駐車場を確保したこと、また旧勤労青少年ホームが浜北文化センターの追加施設として10月1日(土曜日)にオープンすることを説明~
(渡邊健一 委員)
地下駐車場と平面駐車場は、満車かどうかを事前に案内するような看板はあるのでしょうか。
(区振興課)
地下駐車場については、すでに満車の表示が出るようになっていますが、資料の地図において、赤い四角がある場所に新たに駐車場案内看板を設置する予定です。そちらで地下駐車場が満車かどうか確認していただき、満車の場合は平面駐車場に行っていただくという形になります。
(市川孝雄 委員)
地下駐車場の入口ですが、152号線沿いの西側入口は引き続き利用できますか。
(区振興課)
利用できます。ただし、北側から来て左折で進入する場合は可能ですが、南側から来て右折で進入することは警察から適当でないと指導がありましたので、右折進入禁止の表示を目立つように直すことを検討しています。
(本間清子 委員)
平面駐車場の東側に細い通路がありましたが、そこは今までどおり通行することはできるのでしょうか。
(区振興課)
通行することはできます。ただ、そこから道路を渡ってなゆた・浜北へ行く際は横断歩道をご利用いただくようお願いします。
(市川孝雄 委員)
駐車場の料金体系はどうなりますか。
(区振興課)
料金体系につきましては基本的には地下駐車場も平面駐車場も、今までのなゆた・浜北地下駐車場の料金体系と同じです。
ただし、平面駐車場についてはしばらくは舗装されていない状態なので、その間は料金はいただきません。
(渡邊健一 委員)
普通二輪やスクーターの駐輪場はありますか。
(区振興課)
建物の周辺に自転車の駐輪場がありますが、そちらを少し増やしていきますので、そちらへ停めていただくことになります。
(川上正芳 会長)
この辺で意見を打ち切ります。
今後、現地を見て気になるところがあればご指摘いただければと思います。改善点があれば速やかに対応をお願いします。
~次回の会議について、平成28年10月13日(木曜日)の午後1時30分から浜北区役所大会議室(なゆた・浜北3階)にて開催することを確認~
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