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更新日:2022年7月21日

令和4年度 第3回浜北区協議会 議事要点

開催日時:令和4年6月23日(木曜日)午後1時30分~午後3時30分

開催場所:浜北区役所3階大会議室

次第

開会

議事

(1)協議事項

浜松市中央卸売市場再整備基本構想(案)の パブリック・コメントの実施について 【資料番号1】

(2)報告事項

協働センターを核とした地域課題解決事業について(1件)【資料番号2】

その他

(1)その他

(2)次回開催日程について

閉会 

開会

(大石静夫 会長)

初めに、本日の会議の会議録署名委員を、野本剛良委員、波多野友美委員にお願いします。

議事

(1)協議事項

浜松市中央卸売市場再整備基本構想(案)のパブリック・コメントの実施について

≪中央卸売市場から説明≫

(大石静夫 会長)

ご説明いただきました内容について、ご意見ご質問がありましたらお願いします。

(川嶋弘美 委員)

普段知らない施設ですが大切な施設だと思うので何点か教えてください。この施設は業者が取引するための仮置き場のようなもので、そこで取引をし、小売業者を通じて私たちの手に届くという駅のようなものと思っているのですがよろしいでしょうか。

(中央卸売市場)

ありがとうございます。お手元の基本構想(案)の2ページ目の浜松市中央卸売市場と生鮮食品の絵図をご覧ください。点線で囲まれている部分が市場になり、浜松市中央卸売市場は卸売業者で出荷者から荷物を集める形で、青果物で2社、水産物で2社ございます。そういった方々が出荷者から荷物を買ったり預かったりして、卸売業者から仲卸業者や売買参加者に販売されます。仲卸業者には卸売業者からせり、商談による相対取引によって販売されます。市場外の八百屋・魚屋が競り場に来て欲しいものを買うというのが、売買参加者になります。次に買出人ですが、飲食店の営業の方たちが市場の中の仲卸業者に仕入れに来て加工して皆さまに出しています。

仲卸業者は、他にも地元のスーパーなどに配送し販売しています。売買参加者は八百屋や魚屋で、市場の外に自分の店を構えていますので、自分の店に持っていきながら市民に販売するという流れになっています。荷物を全国世界から集めて市場内で販売し、仲卸業者が分荷して、小分け・パッケージングしてスーパーなどに販売し、消費者の皆さまが買い求めできるようになっています。絵図の下に卸売業者・仲卸業者・買出人等々書いてありますが、こういった方々が浜松市長の許可、承認を得て市場へ入場しています。

(川嶋弘美 委員)

ありがとうございます。施設規模・配置や、現状の取扱量からコンパクト化するとのことですが、地場産品の集荷を増やすことや、食料需給アップを担うような施設を目指すということから、施設をコンパクトにして大丈夫でしょうか。

(中央卸売市場)

市場敷地は約165,000平方メートル、建物面積が約68,000平方メートル位なのですが、現在、売場は、平屋で建てております。それを高層化することによって敷地を有効に使えるという手法もございます。基本構想の段階ですので決まっていない状態ですが、物品が流れやすい施設配置をしながら、基本計画で検討していきたいと思います。コンパクト化は現在、市場取扱量は、年々、減少傾向にあり、取扱量に応じた適正規模にすることや、農林水産省では、昭和54年開設当初、中央卸売市場の卸売取引は、すべて市場に物品を入れ、販売するよう卸売市場法で規定されていましたが、平成30年の法改正により、(令和2年6月施行)取引規制を緩和し、卸売市場の産地直送、市場を介さない取引も可能となりました。このため、市場施設規模を見直すことが可能となりコンパクト化を目指すというものです。

(川嶋弘美 委員)

ありがとうございます。確かに分散型の時代で自分も産地直送を利用したことがあるのでそのようなことを忘れていましたが、学校給食などには使われていると思うので、未来の子供たちが使いやすいようなコンパクトで素敵な施設になるようにしてください。 

(野本 剛良委員)

2点ほど質問させていただきます。先ほどご説明いただいたA3判の裏面になりますが、市場用地全体のゾーニングに関することと、市場再整備スケジュール に関することで、先に市場用地全体のゾーニングの方ですが、施設の北側に市場施設、南に余剰地または別のパターンがありますが、これに関しては、市場に入っている業者さんと検討した中で最終的にどちらの方を選択するかという形になってくるのかということと、一番下の市場再整備スケジュールのところで設計・建設に関しては2026年度以降ということになっていますが、この間の市場の運営に関しては、市場を一旦ストップして請け負ってもらうのか、既存の施設を回しながら別の場所に新施設を作って、新施設が完成したら旧の施設から移行するのかお答えください。

(中央卸売市場)

市場用地全体のゾーニングの方ですが、土地利用につきましては、あくまでもイメージでございます。決まったものではありません。令和2年に市場事業者へのヒアリング、アンケート調査、また、専門の民間事業者へのサウンディング型市場調査などを実施し、市場再整備にはどのような手法があるかご意見をいただいた中に、南と北側に余剰地を設ける意見をいただきイメージとして載せています。実際には余剰地ができるかどうかも分かりませんし、先ずは、市場機能をしっかり補完した上で、余剰地が発生した場合を示しています。次に市場の稼働ですが、もし全面建て替えをするのであれば、代替地が公有地でこれだけの規模の土地がございませんので、現在地での全面建て替えで、ローリング手法という既存の敷地を利用しながら新しいものを建てて移動し、抜けたところを潰していくというやり方があります。市場は24時間稼働で、絶えず継続して安全安心な食料品を市民の皆さまに供給しなくてはならない使命がありますので稼働を止めることはできません。稼働しながら工事を進める手法があり有効と考えます。ローリング手法でなくても、整備事業者の方で準備できる広大な土地があれば、仮移転地として青果・水産のどちらかを仮移転させる方法も考えられます。今は、基本構想の段階で現地での建替えを目指していく考え方と、どういった浜松市中央卸売市場にするかを市民の皆さまに公表し、基本計画で細部を決めていきます。

(川島 隆夫委員)

イメージが湧かなかったのですが、オリンピックの時に築地から豊洲の方に移動しましたが、あのようなイメージからすると、より活性化するとか、市民の為になるとかが前面に出されて業者が大変な中移動しました。イメージとしては、そういうことでしょうか。それとも全く違った移転になるのでしょうか。時間が経って古くなったから建て替えるというイメージではなくて、もっと開かれたものになる、周知される、市民のためになる事業にしていただきたいと思います。

(中央卸売市場)

区の協議会での説明は5区目になりますが、一般の方には中央卸売市場の認知度は低いと言われてまいりました。元々の中央卸売市場の在り方自体が一般消費者を入れない物流の組織として構築されたものでした。国の許可という卸売市場法の規定に基づき一般消費者への取引は行わないという形態でした。しかしながら、東京の豊洲は内面的には同じですが、高層階に関連棟を設置し、一般の人が入れるようになっています。皆さんに近い市場ということを前面に出す形であれば、それも一つの案だと思います。市場をコンパクト化する際に、市場機能を補完した上で発生した余剰地には加工処理施設、物流施設、冷凍冷蔵施設など市場に関係する機能や、一般消費者向けの食育の施設、飲食、地場産業販売施設などの施設も考えられます。実際にそのような意見もいただいております。今後、基本計画の中で検討していきたいと思います。

(大石静夫 会長)

生産者と消費者との間が、経済の中で大変重要な要だと思います。輸送もあり、市場もあり、経済が落ち込むこともありますが、そういった中でも生産者と消費者を繋ぐプラットホームのような重要なものになってくると思いますのでよろしくお願いしたいと思います。

この辺で質問・意見を打ち切ります。委員の皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。

協働センターを核とした地域課題解決事業について(1件)

≪まちづくり推進課から説明≫

(大石静夫 会長)

ご説明いただきました内容等について、ご意見・ご質問ありましたらお願いします。

(村木惠子 委員)

今回の事業の予算額と内容はほぼ委託料でよいか教えてください。もう一点、事業内容に「むかし話の聞き取り調査を行う」とありますが、調査したむかし話の発表や公開の手法はありますか。

(まちづくり推進課)

予算につきましては30万円を予定しており、協働センターから「遠州山野辺の道の会」へ委託をします。むかし話の件につきましては具体的には決まっておりませんが、できれば協働センターなどでの発表会をしたいと考えております。 

(村木惠子 委員)

地域遺産の調査、認定プレートの作成、むかし話の聞き取り調査やガイドウォーキング等、全て「遠州山野辺の道の会」に委託して行うのですか。

(まちづくり推進課)

原則「遠州山野辺の道の会」に委託して、協働センターなどで発表会、ガイドウォーキングのツアーなどをやっていただくことを考えています。

(平松昇 委員)

赤佐・中瀬地域等もありますが、そのなかで麁玉地域を選択した理由を教えてください。

(まちづくり推進課)

区内で現在165件、地域遺産に認定されております。地域別には、浜名地域25件、北浜地域45件、中瀬地域25件、赤佐地域48件、麁玉地域については21件となっており、他地域に比べ認定件数が比較的少なくなっているため、認定に至っていない文化財が発掘されるのではないかということで、今回は麁玉地域を選定させていただきました。 

(金井真吾 委員)

私も平松委員と同じで、なぜ麁玉地域を選択したのか疑問に思いましたが、納得できました。麁玉協働センターからの発案ではなく、所管となる、まちづくり推進課の発案で始まった事業ですか。

(まちづくり推進課)

この課題解決事業は、地域の皆さまと一緒に地域の課題を見つけるということになっています。昨年も3件ほど事業を実施させていただきました。今回も「遠州山野辺の道の会」も含めて麁玉地域から提案がございましたので、それに応じて実施をする考えでございます。

(金井真吾 委員)

麁玉地域の方たちから、他の地域と比べ地域遺産が少ないので色々発掘していきたいと発案があり実施するのですか。

(まちづくり推進課)

はい。その通りです。

(金井真吾 委員)

既に地域遺産が多い地域もあるようですが、麁玉地域にとどまらず、区内全体の事業になると良いと思います。

(西村恭一 委員)

市の文化財と市の認定文化財とでどのような違いがありますか。認定文化財になった際、助成はあるか等教えてください。

(まちづくり推進課)

文化財を認定する制度が各種ございまして、指定文化財・登録文化財・選定文化財、あと今回の認定文化財がございます。認定をする組織が違いまして、文化財保護法で定められたもの、静岡県文化財保護条例・浜松市文化財保護条例で指定されているもの以外が認定の対象になります。浜松市地域遺産認定制度実施要綱のなかで定められたランクとすると地域の皆さまにより近いものが今回の対象になってきます。あと予算的な措置は基本的にはございません。

(晝馬るみ 副会長)

今回、提案されているのは文化財に関することですが、他にどのような事業がありますか。予算についても教えてください。

(まちづくり推進課)

昨年度ですが、麁玉協働センターで実施した「ホタルの里再生プロジェクト」で地域の環境整備も含めたホタルの里を再生しております。同じく昨年度、中瀬協働センターで「交通事故のない安全な中瀬地区を目指して」ということで、危険箇所マップを作成しました。また、もう一件、「寺島地区の歴史学びを基にした郷土愛の育成」という事業を北浜南部協働センターで実施しています。歴史をテーマにした地域の皆さまとの共存のなかで継承を基にしたものであったり、より現代的な交通事故関係のものであったりと年度によって様々でございます。

(晝馬るみ 副会長)

区から協働センターに予算措置され、毎年、まちづくり推進課でテーマを選定しているのですか。

(まちづくり推進課)

まちづくり推進課で特に選定するわけではなく、協働センターと地域の皆さまで決めております。予算総額につきましては年間60万円でございます。昨年度は3つの事業提案があり、それぞれ15万円ずつの予算を組み45万円執行しましたが、今回は規模が大きいので30万円の予算を設定させていただきました。

(波多野友美 委員)

地域課題解決事業の内容ですが、地域遺産を発見し、プレートを付けたあと地図を作成する、また劣化防止のために予算を組む、維持するため保護の対象にする等の予定はありますか。

(まちづくり推進課)

今回の指定につきましては、主に個人所有のものになります。通常の道路拡幅などで、それが条件ということではありません。プレートについては、地域の皆さまがガイドウォーキングで使ったり自治会の皆さまが使ったりするもので、劣化することを所有者の方に了解していただき付けさせていただいています。経年劣化で見にくくなる事実もございます。

(波多野友美 委員)

経年劣化が予測されるものなので、保護の対象にならず、認定プレートを付けるまでの事業になりますか。

(まちづくり推進課)

今回の委託事業のなかでは、現時点で指定等を受けていない文化財になり得るものが対象になります。日頃から身近に存在していても、貴重な場所やものであることを地域の皆さまのなかで分かっていらっしゃる方が少ないというものを、まずは地域遺産に認定をしてもらったうえで案内プレートを設置し地域の皆さまに知っていただくことを目的の第一歩として始めています。事業のなかでは地域遺産に認定された場所とか、むかし話の聞き取り調査などによるゆかりの地などを巡るガイドウォーキングといったものもやっていきたいと考えております。単年度だけだとそこまでで終わってしまうのですが、認定されることによって浜松市の地域遺産としてホームページ等に公開され、地域遺産センターなどでの展示、パネルでの紹介等も受けられるようになるので、そのような意味で周知を図っていくという目的であります。保護等につきましては、基本的には全てに所有者・管理者があるものになりますので、それらの方の同意がないと認定に挙げることもできません。認定書は所有者・管理者に届きますが、プレートというものはありません。今回の事業で、それを知っていただくためのプレートを作成し現場に設置して、地域の皆さまに知っていただくものになります。遺産のように、そのもの自体の保護に向けて具体的にこの事業を市が保護していくようなことはないのですが、広く知っていただいて地域でそれを守っていただく、後世に継承していただく目的で取り組むものでございます。

(大石静夫 会長)

認定プレートの件数は、どのくらいになるか想定されていますか。

(まちづくり推進課)

件数の想定はしていません。調査を進めていくなかでということになります。

(川島隆夫 委員)

浜北区には地域遺産がたくさんあると思うので、区の再編により範囲が大きくなる前に限られた時間・予算で少しでも多くの地域遺産を残してほしいと思います。

(岡田正利 委員)

浜北区全体で考えた方が良いと思います。今回の事業はこのままで良いですが、全体に渡るものと、地域固有のものを切り分けると良いと思います。資料2の「麁玉協働センターを起点として、地域住民と共にむかし話の地を巡るガイドウォーキング等を行う」とありますが、現在、コミュニティバスが麁玉西コース・東コースの2コースを走っており、ウォーキングコースがいくつかあり浜松市のホームページにも載っています。コミュニティバスで近くまで行き、そこから徒歩で巡るのも良いと思います。コミュニティバスをぜひ利用してほしいです。巡る際、今回の事業の認定プレートだけではなく、認定済の物件全体も見ていけるような対応をしていただきたいと思います。

(大石静夫 会長)

この辺で質問・意見を打ち切ります。委員の皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。 

その他

(1)その他

(大石静夫 会長)

次に「その他」です。区長から報告があります。

(区長)

コロナウイルスワクチン4回目接種について、皆さんご周知のことかと思いますが、前回質問もございましたので説明させていただきます。対象の方につきましては、3回目接種完了日から5か月を経過した人で、(1)60歳以上の人(2)18歳以上59歳以下で基礎疾患を有する人、または基準(BMI 30以上)を満たす肥満の人、重症化リスクが高いと医師が認めた人でございます。18歳以上59歳以下の人は該当しない方もいらっしゃるということでございます。基礎疾患については、慢性の呼吸器の病気・慢性の心臓病(高血圧含む)・慢性の腎臓病・肝臓病等を有している方でございます。ワクチンの種類はファイザー社製とモデルナ社製の2種類になります。接種開始時期ですが個別接種は医療機関ごとに異なりますので各医療機関にご確認をお願いします。集団接種につきましては、2会場が予定されていまして、ザザシティ浜松西館2階と浜北プラザホテルの会場となります。予約ができる期間は、いつまでかは決まっておりませんが、ザザシティ浜松は6月24日(金曜日)から、浜北プラザホテルは7月2日(土曜日)から始まります。浜北プラザホテルの接種日は、原則として(水曜日)(木曜日)(土曜日)(日曜日)でございます。予約接種券に関してですが2022年1月末までに3回目の接種を完了した方については5月31日に発送済でございます。2022年2月末までに3回目の接種を完了している方は6月22日から順次発送を始めております。以下順次発送となります。基礎疾患の有無にかかわらず3回目を接種した18歳以上の方に個別通知を発送することになりますが、18歳から59歳の人は基礎疾患を有する方のみが対象となりますのでお気を付けください。予約の方法ですが集団接種か個別接種かで異なりますので接種券が届き次第、接種可能となる日、対象者であるかを確認のうえ以下の方法で予約をお願いいたします。接種当日の持ち物については接種券一体型予診票に記入していただいたもの、本人確認書類(マイナンバーカード、免許証等)、お薬手帳(持っている人)をお持ちいただきます。その他につきましては、他のワクチン等との接種制限、予防接種健康被害救済制度等ございますのでご覧ください。また、「対象でない人も接種券を捨てないでください!」と書いてございます。今後、国が示す対象者の範囲が拡大した場合などに対象となることがございますので、届いた接種券は捨てずに大切に保管してください。

(大石静夫 会長)

説明が終わりました。何かご意見ありますでしょうか。

3回目接種の時には強い要請がありましたが、4回目になってきますと接種するか皆さん悩んでいるのではないかと思います。市からの要請はありますか。

(区長)

接種するかどうかはご本人の意思により決めていただくことになりますが、国からも接種勧奨がありますので接種していただければと思います。

(波多野友美 委員)

1回目2回目の接種は優先される方や医療従事者の優先枠がありましたが、4回目は基礎疾患のある方等のみが対象なのですか。

(区長)

今回は医療関係者等の枠は特にないので、60歳以上の人・18歳以上59歳以下で基礎疾患を有する人で5か月経過した人となっておりますので、医療関係者だけ先に接種するといったことはございません。

(波多野友美 委員)

国の指定した範囲に準じて浜松市も行いますか。

(区長)

その通りでございます。

(大石静夫 会長)

よろしいでしょうか。

引き続きまして、北部都市整備事務所長から浜北中央北地区の住宅(区画数)や商業施設について説明があります。

(北部都市整備事務所長)

4月の第1回区協議会でご質問のありました、小林駅周辺において現在進められております浜北中央北土地区画整備事業及び関連の公共施設整備事業についてご説明いたします。主に市街地整備課が所管する事業でございますが、浜北区内の事業ということでございますので、都市整備部の北部都市整備事務所が説明をいたします。

小林駅周辺の現状でございますが、教育施設や医療・福祉施設があり、交通結節点の小林駅を有する地区であるため、宅地需要の高い地区となっておりますが、道路などの都市基盤が未整備のため有効な土地利用が図れず、市街地の形成が困難な状況となっております。

次に課題でございますが、本地区は、都市計画マスタープラン及び立地適正化計画において、主要生活拠点に位置付けられておりますが、交通結節点の小林駅は駅前広場の未整備による安全性・利便性の問題を抱え、また、地区西側においては道路網をはじめとした基盤整備が遅れていることが課題として挙げられます。

続いて整備方針ですが、3点掲げてあります。1点目は都市計画道路を骨格とした都市基盤整備により、市民の身近な生活サービスを提供できる都市機能を集積し、居住促進を図ることで住みやすいまちづくりを進めます。2点目はアクセス道路整備及び周辺道路における歩行者空間を確保すると同時に、踏切拡幅により歩行者が安全に通行できるまちづくりを進めます。3点目は駅前広場及びアクセス道路の整備により、交通結節機能の強化やアクセス性の向上による駅の利用促進を図ることで魅力ある快適なまちづくりを進めます。

次に事業概要1の土地区画整理事業ですが、別添の資料1の図面を合わせてご覧ください。茶色の線で囲った範囲が土地区画整理の区域でございます。事業名は浜松都市計画事業 浜北中央北土地区画整理事業です。施行者はこの事業区域内の土地の所有者など権利者で組織します浜松市浜北中央北土地区画整理組合でございます。この地区は業務代行方式により、事業が進められます。業務代行者は(株)フジヤマ、イオンタウン(株)、(株)一条工務店の3社による共同企業体でございます。業務代行方式については、下段の※をご覧ください。業務代行方式とは、保留地を対価に土地区画整理事業の業務を代行するものです。業務代行者は、保留地の売却と事業完了を責任を持って行います。また、大街区への施設誘致や土地活用の支援などを行います。また上に戻っていただきまして、面積でございますが、19.1ha、期間は令和3年度から令和12年度、事業費は62億円となっております。平均減歩率は40.94%となっております。経緯と今後の予定ですが、令和3年3月に都市計画決定がされ、令和3年11月に組合設立と土地区画整理事業の認可がされました。令和4年度は組合単独費により調査設計等が行われ、令和5年度には補助金が投入されます。そして、仮換地指定、建物移転、工事が行われる予定となっております。仮換地指定ですが、区画整理により新たに土地を配置し直すことで、道路などインフラ整備が出来上がった箇所から土地利用ができるようになります。なお区画道路といいまして、茶色い幅の広い道路ですが、これ以外の街区内の6メートルの細い道路につきましては換地の割り込み、それぞれ区画を割り込んでいくという設計がされていきますが、それによりまして道路の配置等が変わってくる可能性がございます。市の土地区画整理事業に対する役割ですが、令和5年度から投入する補助金による支援と組合に対する指導監督等が市の役割となり所管が市街地整備課となっております。この事業に対する問い合わせ先が、浜松まちづくり公社、業務代行者の(株)フジヤマとなっております。

図面の中央、赤十字病院の右側に大きな区画がありますが、こちらにつきましては、業務代行者が商業施設を誘致すると聞いておりますが、まだ具体的な計画については聞いておりません。図面中央の道路、本通り線と小林駅に向かう小林駅前線という2本の都市計画道路がありますが、これにつきましては道路用地を区画整理により、この区域の権利者の皆さまの土地を提供していただきまして、道路整備工事につきましては、関連公共施設整備事業により市街地整備課が施行いたします。また緑色の線で囲っております3か所の公園につきましても、用地については区画整理で生み出していただき、整備工事は市の公園課が行います。

続いて2の関連公共施設整備事業でございますが、資料2をご覧ください。施行者は浜松市、所管は市街地整備課になります。黄色の線で囲ったところが区画整理の区域でございます。青色の箇所、都市計画道路小林駅前線(駅前広場)でございます。駅前広場につきましては、区画整理の区域外となっておりますので用地に関しましては、市が用地買収をして事業を進めてまいります。道路延長は約290m、駅前広場の面積は約3,850平方メートルでございます。赤色のところですが都市計画道路本通り線でございます。こちらの南北の取り合いのところ、区画整理の区域外がございますので、区域外につきましては用地買収方式で事業を進めてまいります。道路延長は約1000mとなっております。緑色のところ、市道改良3か所ですが、取り合いと踏切拡幅の予定となっております。経緯と今後の予定につきましては令和4年3月に街路事業認可を受けまして、令和4年度は測量設計調査、駅前広場の用地買収を進めてまいります。令和5年度から6年度は駅前広場と本通り線の用地補償を進めてまいり、本通り線の工事もできるところから進めていく予定です。令和7年度からは駅前広場の工事と本通り線の工事を進めていく予定です。

最後に事業効果見込みでございますが、小林駅周辺整備事業を行うことにより小林駅の乗降人員を1日当たり400人の増加を見込んでおります。また定住人口については820人の増加を見込んでおります。土地区画整理事業により整備される区画数についてですが、まだ現在、仮換地指定前のため未定となっております。それぞれの区画につきましては土地の所有者の土地利用の意向などもあるために具体的に何戸計画されているかは分かりません。

(大石静夫 会長)

説明が終わりました。何かご意見ありますでしょうか。

(平松昇 委員)

赤く塗られた本通り線が突然上に伸びていて、おそらく飛龍街道まで繋がるのではと思いますが、この整理事業では赤く塗られたところまでの範囲で、これに付随して延長上の道路が狭くなっているので、そこも別の事業で拡幅して飛龍街道まで繋がるのではと思っているのですがいかがでしょうか。

(北部都市整備事務所長)

今回の小林駅周辺整備事業につきましては、赤いところまででございます。その先につきましては、歩道はついておりませんが、現道、約8m位あり飛龍街道(152 号)まで繋がっておりますので、将来の計画としてはご指摘のあったような整備も検討していかなくてはならないと思いますが、現時点ではこの先についての計画はございません。

(平松昇 委員)

分かりました。ありがとうございました。

(川嶋弘美 委員)

今、航空写真を検索してみましたが、畑などがあるゾーンに道ができる感じですか。将来的にはここに家がたくさん建つのでしょうか。

(北部都市整備事務所長)

現在は土地利用のほとんどが畑、農地のところが多く、今まで市街化区域ではなく調整区域で、令和3年3月に都市計画の変更で市街化区域に編入されました。

もともと市街化調整区域ということで市街化を抑制するような区域になったため、農地が広がっておりました。今回、市街化区域に編入されまして土地区画整理事業をすることにより、広い道路もできまして都市的な利用が活用しやすくなりますが、土地の所有者さんの意向もありますので、どのような土地利用になるのか、戸建て住宅になるのか集合住宅になるのか商業施設になるのか、一概には言えませが、小林駅を中心とした拠点として発展していくというように考えています。

(川嶋弘美 委員)

街づくりをする話を身近で聞けるのは貴重な機会なので気になりました。ありがとうございました。

(池谷敏 委員)

先ほど、日赤病院の東側の大きな四角のところが商業施設というお話でしたが、どのくらいの面積なのか教えてください。

(北部都市整備事務所長)

今、現時点の四角で囲った大街区が約2.9haとなっております。ただし、仮換地の割り込み状況によっては大街区の右側の道路の位置が変わる可能性もありますので、2.9haというのが決定しているわけではありません。

(大石静夫 会長)

この辺で質問・意見を打ち切ります。委員の皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。

次に不発弾処理に伴う交通規制について、副区長からお話があります。

(副区長)

お手元の資料は6月5日の広報と一緒に全戸配布されたものでございます。実施日が6月26日(日曜日)になり、改めてお配りしたものになります。磐田市の小立野というところで約500ポンド・220kgの不発弾が発見されました。こちらを6月26日(日曜日)午前8時から作業を開始するということで、国道1号、新天竜川橋と県道磐田細江線、天竜川橋を通行止めにするということでございますので、裏面にありますように、迂回をお願いいたします。国道1号線につきましては、西区の坪井ICのところから環状線を回っていただいてかささぎ大橋、また掛塚橋、その南の遠州大橋等を渡っていただくようになります。平日ですと80000台ほど通るということですが、日曜日にいたっては65000台ほどで少し減っているということもあり日曜日に実施すると磐田市で決めたものであります。迂回にご協力いただくことと、外出を控えていただくことをお願いしたいと思います。

(大石静夫 会長)

ご説明いただきました内容等について、ご意見・ご質問等ありますか。

皆さんの方から全体的なご意見等ありますか。

(小栗ひで 委員)

先日、新聞で新区名募集の記事を見ました。現行区名を除く考えのようだということが載っていて、浜北の名が消えてしまうという印象を受けますが、誰もが受け入れることができ、納得できるように進めていただきたいと思います。

(区長)

6月17日に市議会の特別委員会が開催されました。担当の課ではないので十分なご説明ができるか分かりませんが、これまでの経緯を少しお話させていただきます。5月27日にも特別委員会で協議が行われて、今後、行政区画等審議会で区域と区の名称の2つについて審議が行われるということでした。スケジュール的には、それぞれ6月下旬の審議会で諮問されて、その後、区域については7月中旬、区の名称については10月下旬から11月上旬に答申されるとなっております。区の名称については7月下旬から8月下旬にかけて区名 募集が行われて、9月下旬から10月中旬に区名投票のアンケートが行われます。その後、来年2月の議会で条例案の議決が予定されているということでございます。6月17日の特別委員会では、行政区画等審議会の資料の案が示されて、今後の区名の決定の進め方・市議会の各会派の考え方も示されたので、それを行政区画等審議会に示して、あわせて特別委員会の協議概要を説明することになっています。また情報がありましたら、こちらの方からお伝えしていきたいと思います。

(小栗ひで 委員)

ありがとうございます。そういった気持ちがあることをお伝えしておかなければならないと思いました。

(大石静夫 会長)

特別委員会のなかで議論は残っていたようですが、前区名を除外して公募するというかたちになりますと、北区、浜北区、それぞれの区で受け入れ難いという思いがあると思います。将来的には一緒になっていくので、しこりを残さないようなかたちで進めていかなくてはならないと思います。これから協議会・自治会に対する説明会等のプロセスを踏んで進めていただきたいと思います。

(池谷敏 委員)

どのような区名になったとしても、浜松市〇〇区於呂というかたちになりますか。今の北区の方たちはどのような住所なのでしょうか。

(区長)

住所のことですが、平成17年に合併し、19年に政令指定都市に移行したときに区の名前がついて、浜北区については浜北市○○から浜北区○○になりました。現在の北区につきましては北区引佐町○○、北区細江町○○となっていて、今までの引佐町の前に区の名前がついたので、仮に区の名前が変更になった時に、その後の字名をどうするかは今後の議論になるかと思います。

(池谷敏 委員)

区になったときに浜北の名はなくなり、引佐の名は残るのですか。

(区長)

まだ決まっておりません。

(池谷敏 委員)

浜北区・北区など前区名を排除するのは反対で、どのような区名になっても、しこりは残らないと思います。

(西村恭一 委員)

6月27日の自治会連合会の正副会長会で、副市長が再編後の区名について、説明し意見を求めることになっていますが、区の協議会の会長を集めた会というものはあるのですか。

(大石静夫 会長)

6月27日に区協議会会長会議が予定されております。

(西村恭一 委員)

一緒にやるのですか。

(大石静夫 会長)

一緒になると思います。

(西村恭一 委員)

その会議にあたり、事前に浜北区協議会としての意見調整をしておかなくて良いのでしょうか。

(大石静夫 会長)

区の協議会委員においても色々な意見があると思いますので、それを一つにまとめた意見というのは、発信するのが難しいですが、現状出ている意見を踏まえまして、浜北区協議会の意見はお伝えします。場合によっては、私個人としての意見を申し上げることになるかもしれませんが、区協議会としての意見を求められることにはならないと思います。ここで委員の皆さんが話し合って結論を出すのであれば、区協議会の意見として申し上げることはできますが、それぞれ違う意見が出ている状況で浜北区協議会の意見としての発信はできません。

(西村恭一 委員)

市側が自治会の連合会長と7区の区協議会長で意見聴取するというのは、会長個人の意見を求めているわけではないと思います。それぞれの区の協議会・自治会連合会がどのような意見をもっているのかという判断をされると理解しております。

(大石静夫 会長)

本日も意見が多々ありましたので、伝えていきたいと思っております。区協議会長としての意見を求められた際には、個人の意見を申し上げたいと思っております。それを区協議会としての意見として、捉えられることはないと思います。

(西村恭一 委員)

再編区のA・B・C区を決める際には非常に丁寧に各区の協議会・自治会連合会で説明をされ皆さんの意見を聞きましたが、区名を決めるのには説明の予定はないと聞いています。決まった後に区協議会への意見聴取はないので、ある程度皆さんの意見を聞いておかず、会長会議で個人の意見を求められると会長自身も大変な責任を負われることになるので、時間をかけて皆さんの意見を聞いた方が良いのではないでしょうか。

(大石静夫 会長)

おっしゃる通りだと思いますので、皆さんに意見をお伺いします。他にどのような意見がありますでしょうか。

(西村恭一 委員)

区の再編について市側は非常に丁寧なプロセスを経てやってきてくれました。仕上げの区の名称を決める段階にきて、急いで決めようという感じを受けます。区の再編で7区を3区に減らし、異なる地域を一緒にしようとしているので溝や対立が生じるのは仕方のないことですが、それを承知のうえで少子化社会などの問題を踏まえ、行政の合理化やスリム化が必要ということで始めた事業だと思いますので、この段階で現行区の名称を省いて公募するということは考えられません。皆さんの意見を聞いたうえで出席されるべきだと思います。

(大石静夫 会長)

私も特別委員会のなかの様子を見ています。自民党案とその他で議論はまだ残っている状況です。市側は自民党案が良いのではないかと発表し、今回のような状況になったと思います。会長会議でどのような意見が求められるのか分かりませんが、皆さまからいただいた意見はしっかり伝えていきたいと思っています。よろしくお願いします。

(川嶋弘美 委員)

会長が全ての意見を集約して一つにまとめなくても良いと思います。各委員から出された意見を伝えていただければ良いと思います。私は、今まで色々な地域に住んだこともありますが、浜北区ほど地元を大好きだと公言する人が多い地域は今までなかったので大事にしなくてはならないと思いました。歴史の転換として7区を3区にするというときに、皆さんが関わりたいという気持ちを大事にした方が良いと思います。個人的には長くなっても良いので「浜松市〇〇区浜北西美薗」のようなかたちにしても良いと思います。

(大石静夫 会長)

ほかでも、上に「浜北」をつければ良いのではないかという意見は出ています。最終的にはどのような形になるか分かりませんが、お伝えしたいと思います。

(波多野友美 委員)

私は、浜北区生まれ浜北区育ちですが、政令市になったときに浜北市が浜北区になっただけでも抵抗がありました。長くなっても良いので、「浜北」の名は残してほしいと思います。

(大石静夫 会長)

分かりました。伝えておきます。

この辺で質問・意見を打ち切ります。委員の皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。

(2)次回開催日程について

~次回の会議について、令和4年7月21日(木曜日)の午後1時30分から浜北区役所大会議室にて開催することを確認~

閉会

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