緊急情報
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更新日:2022年4月21日
開催日時:令和4年3月24日(木曜日)午後1時30分~午後2時50分
開催場所:浜北区役所3階大会議室
次第
開会
議事
(1)協議事項
浜松市デジタルを活用したまちづくり推進条例(案)のパブリック・コメント実施について【資料1】
(2)報告事項
令和4年度浜北区役所費の当初予算案及び主要事業の概要について【資料2】
その他
(1)その他
(2)次回開催日程について
閉会
(大石静夫 会長)
初めに、本日の会議の会議録署名委員を、金井真吾委員、川島隆夫委員にお願いします。
≪デジタル・スマートシティ推進事業本部から説明≫
(大石静夫 会長)
ご説明いただきました内容について、ご意見ご質問がありましたらお願いします。
(岡田正利 委員)
浜松市デジタル・スマートシティ構想及びそれについての条例について、様々な配慮や大事なポイントは押さえてありいいと思います。問題はトラブルにならないようにバックアップを取る等は当然のことですが、何十年も前からコンピューターの世界では必要であり当たり前の事が実現できていません。
現に大手銀行でもトラブルが発生しても何が原因かもわからない状態にあり、PCRの申し込みにおいてもサーバーがおかしくなる等、考えられない状況です。デジタル・スマートシティ構想の考え方はいいと思いますが、そのやり方については非常に工夫してやらなければいけないと思います。「デジタル・スマートシティ」という名前が先行してしまい、ベースを忘れがちであると感じます。浜松市だけではなく、もともと日本が遅れているので急ごうという気持ちはわかりますが、地道にひとつずつきちんと着実にやっていただきたいと思います。
また、「デジタル化」という言葉をよく使っていますが、本当は「ICT化」であり、情報通信技術を使ってデジタルデータを有効に使うということです。 使う人間はアナログで、人間はいろんなトラブルを起こします。子供やお年寄り等のいろんな世代に対応できる仕組みが必要になるので、全部デジタルでなくてもいいし、デジタルを使えない人でも生活できることが本当の意味のデジタル・スマートシティだと思います。それを、ぜひ忘れないようにお願いしたいと思います。
私は、浜名地区の連合会長、染地台の自治会長をしており、昨年からICT化を進め染地台の公民館をネットワークで結びたいと思っておりますが、忙しく一人ではできなかったため来年度は実践しようと思っております。また浜名協働センターにルーターは入りましたが、その次のステップが何もないため、使おうと思っても使えないです。ルーターでWiFiに繋がるだけではICT化、デジタル推進とは言えないと思います。協働センターにルーターを入れる等は市民サービスだと思いますが、自治会としてもICT化を進めたいと思い、5、6年前に自治会のシステムつくりを市民協働へ提案しましたが断られました。市としてサポートができないのなら自分でやっていくしかありませんが、デジタル・スマートシティ推進事業本部ではそういったサポートは対象外になるのでしょうか。
(デジタル・スマートシティ推進事業本部)
最初の二点はご意見ということで承ります。
ご意見の主旨は十分承知をしております。条例への反映も、ご満足頂ける水準ではないかもしれませんが、配慮して条例案を作成しました。また、協働センターへのWiFi環境の整備について、協働センターにルーターを設置した意味は、コロナの影響や協働センターで実施される各種事業において、ICT化の利用活用や、インターネット回線の利用活用によるオンラインの講座等の配信を想定し配置させていただきました。
ご質問の「その先」の使い方についてご要望は承りたいと思います。協働センターへのルーター配置については昨年の5月から順次配置しましたが、新年度4月以降の予算の中で、協働センター等に公衆無線のWiFiスポットを整備する予算案を提案しています。
岡田委員のご質問にあったように、地域の中において地域の皆様にご利用いただく環境についても整理していく必要があると考えます。自治会活動については、お話にありました通り、市民協働地域政策課が所管ですが、この協議会でご意見いただいたことを伝え、自治会のICT化は今年度の予算から市民協働地域政策課で進めております。私どもとしては、条例の主旨にもあるように、例えばスマホを使いお孫さんと連絡が取りたいけどもなかなか使いかたうまくわからない等の対応として、スマホの使いかた教室等を今年度の事業として実施し、60代以上の方が全体の七割超で約400名以上の方にご利用いただきました。今後もそういった取り組みを通じて、利用できるような環境や、それを支援する環境作りを進めていきたいと考えます。
(岡田正利 委員)
先ほど言い忘れましたが、私がやりたいと思っていることは、自治会としてコロナ禍でもできる敬老会の開催です。一箇所に何十人も集まれませんが、染地台では町内会に公民館があるので、各公民館に5~10名くらいなら密にならずに集まれます。それをネットワークで結んでZoomを使って敬老会等をやりたいと思っています。コロナ禍で全く集まれないことに、お年寄りは非常に寂しさを感じておられるので、数名でもいいから集まり同じ話を聞いたり、違う場所にいてもエンターテイメントを楽しみ合うというようなことをやりたいと考えています。
もう一つは自治会の会議ですが1か所に30名近い人が集まるのではなく、各町内会の公民館に4、5名ずつ集まりZoomで繋ぎ会議をすれば密を避けることができます。また、防災訓練についても、例えば公民館に人の受け入れスペースの有無の連絡は、昔だったら自転車を漕いで伝令していましたが、今は本部とネットワークで繋ぎZoomやTeamsで確認をし合うことができますので、そういったことを染地台の中でやりたいと考えています。デジタル化において、そういうことも考えているようでしたら染地台をベースにやったらどうかと市民協働に提案しましたが返事はありません。
(デジタル・スマートシティ推進事業本部)
所管からきちんと返事をするよう伝えます。私が、今、承知している範囲内ですと、今、伺った内容での具体的な予算措置は令和4年度の中にはありませんが、例えば敬老会などについてはどのような形態で想定しているのかきちんと把握していきたいと思っております。
(川島隆夫 委員)
コロナ禍になり、デジタル化の方向でいろんな物事が流れていると思います。「浜松市デジタルを活用したまちづくり推進条例(案)解説」の基本原則第3条(3)「情報通信技術を用いた情報の活用において、個人情報が保護され、及び個人のプライバシーに配慮されるとともに、情報の収集及び活用の主体、目的及び内容に関する透明性が確保されること」とありますが、総務省が推進しているマイナンバーカードの普及は、マイナポイントを付与する等の施策をしても中々普及が進まないのは、アナログでずっと生きてきた人間にとってはアナログが安全だと考えているからだと思います。例えばAmazonで1回でも買い物をするとビッグデータによってその人が欲しいであろう物の宣伝広告が続々と出てきます。そうなった時に個人のプライバシーがどのようにして守られるのか、デジタル化の発達とともに脅かされるマイナスの部分があるという事に目を向けていただき、もっと安心して生活していける社会を考えて進めていただきたいと要望します 。
(デジタル・スマートシティ推進事業本部)
ご要望として承りたいと思います。この条例の「デジタルを活用したまちづくりの推進に対する基本的な考え方」の中に、先ほどの岡田委員のご意見の中にもあったように、今、世の中にあることをすべてデジタル化しようとするような条例ではありません。デジタル化を人に強いるものでもありません。デジタルを利用したくないという人には、今までと同じように窓口サービスを提供できるようにしておく必要があり、利便性の高いデジタルで住民票を取りたい方への対応も進めていくことが、今のデジタルを活用したまちづくりの推進の方向性だと考え、そういう中で対応して進めてまいります。
個人情報等の関係については、国の法律の「個人情報保護法」や浜松市が所有する市民の皆様の個人データについては、同じく「個人情報保護条例」の中で規定をしております。ただ民間事業者の方々が所有する個人情報のデータについては、国の法律に基づいて対応されていますが、先ほどの事例(Amazonでの買い物)になると、基本的にはご本人の同意を元に個人情報を利用しているということになっております。その個人情報に同意した覚えがない、あるいはそういうような説明が非常に長文で小さな文字での表示でわかりにくいということはあると思います。それは、浜松市だけではなく、国としてもそれらの対応や、わかりにくさに対する対応が必要だと考えます。
(大石静夫 会長)
この辺で質問・意見を打ち切ります。委員の皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。
≪各課より説明≫
(大石静夫 会長)
ご説明いただきました内容等について、ご意見・ご質問ありましたらお願いします。
(室内久芳 委員)
天竜川の浜北大橋の南北にある天竜川運動公園に関連する道路についてですが、西側の堤防沿いの道路が大変通行しにくい状態になっているので、安全に通行できるようにしていただきたいと思いますが、今後もこのような状態が続くのか、わかれば教えていただきたいです。
(東・浜北土木整備事務所)
天竜川の河川敷については国土交通省の管理になります。ご意見、ご要望があったことをお伝えします。
(室内久芳 委員)
是非、現場を一度見ていただいて、日常の中で車が往来している中、非常に危ないところがありますので、話をつなげていただき早急にに対策をしていただきたいと思います。
(大石静夫 会長)
東・浜北土木整備事務所から所管に伝えていただき、できるだけ早く対応していただきたいと思います。
(西村恭一 委員)
資料2-5「都市計画道路美薗線の整備」について、この計画ができたのは10年以上前で、すぐにできるような話だったと記憶していますが、延々と今でも工事中で完成していませんが、いつになったらできるのか、また、交通の便についてもそうですが、西美薗を中心とした地域一帯の冠水が、毎年、自治会の方からもどうにかならないのかという話が出ます。土地の買収等もあると思いますが、いつになったら完成するのか目途はいかがでしょうか。
(東・浜北土木整備事務所)
美園線ですが資料には未整備区間880mとなっています。その内350mの事業整備が完了し、残りは500mです。500m区間は今年度として各道路の事業認可をいただいたので、来年から具体的に設計、測量、用地買収に入っていきます。市街地の用地買収があり、皆さんに利権をお願いしながら進めていくので、短期間で500mを仕上げることは難しいのですが、例えば天竜浜名湖線の寺島まで進んでいる区間を1km整備するのに10年を要しているので、用地を買いながらだと5~10年ぐらいかかるのではないかと考えます。また周辺の冠水対策ですが、皆さんから要望をいただいている中で、美薗線とその周辺の市道についても何か対策できないのかということで、検討業務の別途発注をかけており、来年には課題や整備する手法を定め、皆さんの協力を得ながら工事が着手できるところがあれば対策を進めていく予定です。
(西村恭一 委員)
天竜馬郡線は延々とやっていますが、美薗線はすぐできるようなことを、当時、公に言っているのに、それが今まで延々と伸びているので何とかしていただきたいと思います。道路は全部ができないとなんにもならないので、早急に対応をお願いします。また、浜北文化センターについて、来年度に設計業務委託が予定されているようですが、大規模改修は何ヵ年計画の予定になっていますか。
(まちづくり推進課)
浜北文化センターの大規模改修は、建て直すわけではなく、建物内の改修になりますので現計画では1ヵ年の予定ですが、実際に設計を組んでみないと正確なものは分からないのが現状です。中がどれくらい劣化しているかという調査を今年やりましたが、実際に詳細の設計をしてみないと、14カ月かかるのか、2年近くになるのかは未定です。まちづくり推進課としては1年を目途にしたいと考えております。
(波多野友美 委員)
資料2-3「令和4年度地域力向上事業・区大事業について」の「協働センターを核とした地域課題解決事業」の事業内容に「協働センター単位などの区よりも小さな単位での地域課題解決を図るための事業を実施する」とありますが、毎年どのような事業がおこなわれているのか具体的に教えて下さい。
(区振興課)
中瀬協働センターでは交通安全の関係で、中瀬地区の危険個所のマップの作成をする事業が行われました。また麁玉協働センターでは灰木地区でホタルの講演会等を行う予定でしたが、コロナ禍の影響で中止となっております。北浜南部協働センターでは、寺島地区の歴史の資料の製本や講演会を開催しました。
(波多野友美 委員)
次の年のやりやりたいことが決まっていて予算に編成がされているのでしょうか。
(区振興課)
浜北区の4つの協働センターで60万円の予算を計上していますが、浜北区の課題について事業を行っていただける方に委託する形をとっており、協働センターの職員等が関与し事業を進めております。
(波多野友美 委員)
均等に分配されているわけではなく、この年はこの協働センターでいくら使いたいといった要望を出して進めているのでしょうか。
(区振興課)
基本的には60万円の予算を4協働センターで均等に分けると15万円ずつになりますが、事業の規模により調整し実施していただくという形になっております。
(平松昇 委員)
今日の資料にはない件ですが、浜北区から北区への道路の通行で渋滞が起きている箇所への要望を出しています。その中で、サンストリートから西方面へ上がる道路で、遠鉄ストアの先の北区側が通行止めになっています。浜北区側は完成しており北区側が未完成ですが、開通の見通しが分かれば教えて下さい。ここが開通すると渋滞解消につながると思います。
(東・浜北土木整備事務所)
浜北区側は工事が終了しておりますが、担当課の北土木整備事務所に確認したところ、北区側は令和5年度の開通と聞いております。
(大石静夫 会長)
令和5年度の中でという事は、令和6年3月末までには開通予定という事ですね。
(平松昇 委員)
以前の情報ですと、本年度中にと伺っていたので、今月中に何とか完了する予定なのかと思って期待していましたが、まだ、先の話になるという事ですね。
(大石静夫 会長)
先ほど西村委員からもありましたが美薗線について、多分これからの大型交渉になると思いますので、しっかり予算を確保し進めていただきたいと思います。とくに排水問題が悪く、非常に重要な路線だと思うのでご尽力お願いします。
この辺で質問・意見を打ち切ります。委員の皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。
(区長)
前回の区協議会で「同報無線の機能改善について」の要望書の提出について、ご指摘いただいた箇所を訂正し、3月1日に危機管理課へ提出しました。3月22日に浜北区自治会連合会からも同様の要望書をいただいており、危機管理課へ提出いたしますが、この要望書に対する市の考え方等について4月または5月の区協議会で説明をさせていただくように調整しているとのことです。
(区振興課)
人権啓発センターから「浜松市人権を尊重し多様性を求めあう差別のない社会づくり推進条例(案)」パブリック・コメント意見公表の遅延について、条例案の修正等を検討していく中でスケジュールの見直しをすることになりました。意見公表については準備が整い次第ホームページ等で告知させていただきます。
また、前回の区協議会で内藤委員からご質問がありました、美薗線の歩道の街路樹の影響で歩道が危険な状態になっている件について、東・浜北土木事務所に依頼し、現場等を見させていただく中で、雑草が生い茂っているところや、採石が歩道に入ってしまっているところ、街路樹の根の影響で歩道が凸凹しているところについては、予算の中で整備をしていく予定とのことです。
~次回の会議について、令和4年4月21日(木曜日)の午後1時30分から浜北区役所大会議室にて開催することを確認~
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