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更新日:2021年3月11日

令和2年度 第9回浜北区協議会 議事要点

開催日時:令和2年1月21日(木曜日)午後1時30分~午後3時20分

開催場所:浜北区役所3階大会議室

次第

開会

議事

(1)協議事項

ア浜松市デジタル・スマートシティ構想(案)のパプリック・コメント実施について

イ浜松版MaaS構想(案)のパプリック・コメント実施について

その他

(1)その他

(2)次回開催日程について

閉会

開会

(大石静夫 会長)

初めに、本日の会議の会議録署名委員を、室内久芳委員、山下勝康委員にお願いします。

議事

(1)協議事項

ア 浜松市デジタル・スマートシティ構想(案)のパプリック・コメント実施について 

≪デジタル・スマートシティ推進事業本部から説明≫

~浜松市デジタル・スマートシティ構想(案)のパブリック・コメント実施について説明~

(大石静夫 会長)

委員の皆さんからご意見・ご質問等ありましたらお願いします。

(佐藤滋美 委員)

素人的な質問になりますが、4月にデジタル・スマートシティ推進事業本部が発足されたのは、今回の新型コロナウイルス感染拡大がきっかけとなったのか、または以前からこのような話が出ていたのか、出だしはいつからになるのか、デジタル庁やマイナンバーカード等が話題になっていますが、その陰には必ずプライバシーの問題があり「充分注意します」と言われても心配が残り何かあったときに補償等はつくのか、新型コロナウイルスのワクチン接種において、マイナンバーと紐付けされる場合の懸念は大丈夫なのか、最近話題になっている区の再編について、浜北区は独自でやっていけると仰る方がいましたが、特に山間部ではデジタル化は早急に進めなければいけないことであり、そのようなことも含めた今回の構想なのか、また、この構想のゴールはどこなのか、以上お答えできる範囲で教えてください。

(デジタル・スマートシティ推進事業本部)

令和元年12月に新型コロナウイルス感染症が中国の武漢で確認されましたが、その前の令和元年10月31日に浜松市はデジタルファースト宣言をしました。日本ではIT基本法が約20年前にできていましたが、何も進まないまま新型コロナウイルス感染症が拡大し海外に比べ日本は遅れていると認識されました。国のデジタル手続法が令和元年5月に公布された中で、浜松市は比較的早く対応し、デジタル・スマートシティ推進事業本部は、令和2年4月のコロナ禍の中で設置していますが、発足する方針はコロナ禍の前から決まっておりました。

セキュリティについては大変重要な問題でありますが、令和3年9月に設置されるデジタル庁は2割の民間人を入れ500人規模で推進していくとの事です。そこできちっとセキュリティをグリップしてくれればいいのですが、浜松市としても「浜松市デジタル・スマートシティ官民連携プラットフォーム」に参加される114団体の中の専門事業者と連携し、デジタル庁の動きもよく見ながら議論していきたいと考えています。

ワクチン接種におけるマイナンバーの使用について、2日程前に平井デジタル改革担当大臣が「ワクチンの接種については『マイナンバー』で管理していくといいのでは」という発言があったと認識しております。国の具体的な方法等の詳細は決まっておりませんが、浜松市としては結論を待つだけでなく、予約システム等に関し、保健所と連携し進めて行きたいと考えます。

構想のゴールについては、デジタル化によって何をどのように便利にしていくかのニーズは時代と共に変わっていくものと考えており、10年後の予想は難しいため5年区切りで進めて行きますが、みなさんが生活していく上での幸福度・満足度に関してゴールがないのと同じで、こういった取り組みに対してもより良いものを求め追及しゴールを決めず続けていくものと考えます。

(川嶋弘美 委員)

私はデジタルがあまり好きではなかったのですが、このコロナ禍の中で、多くのセミナーを受け、子どもは学校の勉強でほぼ習得し使いこなせるようになりました。これからの災害時にも役立つし、また、不登校のお子さんもインターネットやタブレット等の環境が整えば、自宅や保健室でリモート授業を受けることができるのかなと思いました。配信コンサートも観ましたが、配信されるものが良くても、家の音響環境が良くないとテレビを見ているのと同じになってしまうので、売りにするのはどうなのかなと思いました。Zoomの話も出ましたが、まずは、この浜北区協議会からZoomにして欲しいと思っています。

このままデジタル化が進んでいく上で怖いなと思ったことは、先ほどドローンの話が出ましたが、いつも頭の上にドローンが飛んでいて、どこまでも追いかけてきて、いつも個人情報を狙われているような気になるのかなと想像し、私だけでなく小さいお子さんは、鳥でない変な物体がずっと飛んでいると不安になり、強い電波が出ると思うので子どもの成長にも良くなく、健康被害にもなるのではないかと思いました。また、パスワードがわからなくなることがありストレスになると思いました。「やらまいか」で進めていくのもいいのですが、資料のどこにもマイナス点は書いてなく、いいことばかりが書かれていますが、20年後の子どもたちの未来も考え、人や自然に触れ合う体験やぬくもりを感じる機会がなくなってしまうことの寂しさや、デジタル化についていけず寂しい思いをする方のことも考えて慎重に進めて欲しいと思います。

(デジタル・スマートシティ推進事業本部)

区協議会のZoom配信について、みなさんそれぞれのご意見があると思いますが、可能であれば是非取り入れていただきたいと考えます。

本日が区協議会で説明させていただく初日でありスタートとなります。構想通りに進めて行くということではなく、多くの皆様の色々なご意見を伺い、固定観念に縛られることなく、柔軟に取り組んで行くことが「アジャイル型まちづくり」と考えます。令和3年1月25日からパブリック・コメントが始まりますが、期間終了後も皆様からご意見をいただき取り組んで行きたいと考えます。来年度からは出前講座を取り入れシニアクラブ等回らせていただき、スマートフォンを持っていない方のお声や様々なご意見を伺い、今後、構想案に肉付けし進めてまいりたいと考えます。

(川島隆夫 委員)

デジタル庁ができ、浜松市でもデジタル・スマートシティ構想が始まり、中国では色々な情報を集め国の政策を進めていく等デジタル化が進んでいるようです。数年前にAmazonで買い物をしたことがあり、その購入履歴から「あなたへのお勧め」がインターネットを使うたび提示されたのを見て驚き、こちらが意図しない方向に誘導されていくような懸念を感じました。浜松市デジタル・スマートシティ構想(案)P6の「3.透明性/プライバシー」について、個人情報の管理等に対して心配する声が聞かれますが、情報が一括で管理・処理されることへの不安や、昔、哲学者が「いずれ世の中は監視社会になる」と予言していたことが現実化するのではという懸念があります。今後、今までとは違う流れになったときに、多様な社会を目指すことを根源にし、目指すゴールが無いとはいえ、目指す社会が狭まることがないように検討し進めていただきたいと思います。

(デジタル・スマートシティ推進事業本部)

個人情報は一番懸念されているところで、例えば浜松市でも多くの方の健康情報を集めデジタルを使って健康水準を高めることを推進してまいりますが、その場合に個人情報として、個人の住所・氏名を除く匿名にしてまいります。個人の氏名・住所を使用するときは必ずご本人の同意を取ることが共通のルールになっております。いただいたご意見は真摯に受け止め進めてまいりたいと考えます。

(大石静夫 会長)

今後スマートフォンの時代が進んでいくにあたり、予算の問題等あると思いますが、区役所等の公共施設にWi-Fiの環境を増やし整える予定はありますか。

(デジタル・スマートシティ推進事業本部)

Wi-Fiの環境については、例えば「なゆた浜北」の施設に入ればだれでも自由に使えるWi-Fi環境と、区の協議会のような会議を浜北区民の方に発信しWebで見ていただくためのWi-Fi環境の2種類があります。浜松市では、誰でも入れるフリーWi-Fiは観光客に向けて浜松市を発信するという意味で観光施設に設置しておりますが、基本それ以外は設置しておりません。今後の方針としては、NPO団体からの要望もあり会議等で使用できるようなWi-Fi環境を整えたいと考えており、スモールスタートですが、協働センターやふれあいセンターの一部の部屋に環境を整えることを考えており調整中です。また、浜松市にあるアクトシティ音楽ホール・浜北文化センター・サーラ音楽ホール等の音楽ホールについても配信する設備を整える要望があり検討に入っております。

(大石静夫 会長)

この辺で質問・意見を打ち切ります。この件については、委員の皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。

 

イ 浜松版MaaS構想(案)のパブリック・コメント実施について

 ≪デジタル・スマートシティ推進事業本部から説明≫

 ~浜松版MaaS構想(案)のパブリック・コメント実施について説明~

(大石静夫 会長)

委員の皆さんからご意見・ご質問等ありましたらお願いします。

(平松昇 委員)

国のデジタル庁の国策や、各都道府県のデジタル化構想があると思いますが、「浜松市デジタル・スマートシティ構想(案)」「浜松版MaaS構想(案)」について、「浜松版」「浜松らしい」と使われており、浜松市が日本を引っ張っていく最先端のデジタル化を進めて行くかのような感じに取れましたが、日本版MaaSとの整合性のようなものがあるのか、また、裾野市が未来都市を作るということで、川勝知事がテレビで宣伝していましたが、県との整合性があるのか教えてください。

(デジタル・スマートシティ推進事業本部)

国や県の計画と浜松版MaaSの整合性については、国は「骨太の方針」を毎年出しており、「浜松版MaaS構想(案)」のP1「構想策定の背景」の「関連動向」に、国の成長戦略として「日本版MaaSの推進」等の取り組みが位置付けされており、「1.地域における移動手段の維持・活性化、2.モビリティと物流・サービスとの融合、3.新しいまちづくりとモビリティ、4.データ連携の加速」があり、こういったことも押さえながら浜松市として取り組んでいきますので、国の政策と違う方向へ行くわけではなく、大きな方向としては同じになります。

ほかの都市について裾野市のお話が出ましたが、手法としてはデジタル・スマートシティに近い形になりますが、トヨタの資金力があり何もないところから作る「グリーンフィールド」で一部のエリアをデジタル・スマートシティにするという構想です。それに対して浜松市がやろうとしているのは、今あるまちの姿のままデジタル・スマートシティを目指し、浜松市全体で進めていく構想です。デジタル・スマートシティの取り組みが進んでいる地域が全国に4、5か所ありますが、中でもMaaSについては経済産業省と国土交通省が実験的に取り組みをしており国が資金を出し全国的に推進しています。国土交通省の取組は2年目になりますが30以上の地域から希望があり、浜松市の水窪地区では自動運転の実証実験を行いました。経済産業省で採択された事業では、春野町で実施されている医療MaaSなど全国16か所で実施され、県内では静岡市・伊豆地方等で実施されております。全国の動向を押え情報を把握し状況を見守りながら進めていこうと考えております。

(晝馬るみ 委員)

私は民生委員として2期目になり高齢者の方と接することが多いのですが、浜松市の現状と課題は、人口減少と高齢化による交通・生活の課題が深刻化していると感じます。高齢者の方は免許返納で買い物するにも不便を感じておられるのを身近で見てまいりましたが、このような構想に取組んでいただけることに明るい兆しが見えたようでうれしく心強く思います。その中で、取り組みとして2020年から2024年の5年間の内すでに1年が過ぎましたが、進捗状況と「浜松版MaaS構想(案)」P8の「異なる交通手段の連携やデマンド型の運行等を活用し移動の効率化を促進」について詳しく教えてください。

(デジタル・スマートシティ推進事業本部)

一部浜松市内でオンデマンド型の地域バスとして「要求に応じてバスのルートを変える・時間を変える等」実施している地域があり、検証し横展開して行けるように検討しております。異なる交通手段の連携については、現在、主に1事業者が多くの部分に関わり担っていただいています。交通部門において地域交通政策の全体を担う最新の計画が現在策定中であり本年度末に策定完了し正式な公表になりますが、その政策の中で位置づけされており検討していきます。遠州鉄道のアプリにはルートや使い方の案内があり、電車やバスの乗り場番号や路線番号等が表示されますが、それを一括で予約し料金の決済をすることには至っておりません。

(大石静夫 会長)

この辺で質問・意見を打ち切ります。この件については、委員の皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。

その他

(1)その他

(大石静夫 会長)

その他、委員の皆さんからご意見・ご質問等ありましたらお願いします。

(区長)

1月23日・24日浜北文化センターにて「合同文化フェスティバル2021」が開催予定でしたが、静岡県で緊急事態宣言が発令され1月20日に中止が決定しましたのでお知らせいたします。

(川島隆夫 委員)

新型コロナウイルスワクチンの接種について報道されていますが、浜北区として何か準備はされていますか。

(区長)

新型コロナウイルスワクチンの接種については、国がワクチンの確保にあたり3社と契約を締結しました。アストラゼネカ社6,000万人分、モデルナ社2,500万人分、ファイザー社7,200万人分(昨日正式契約)、計約1.5億人分を確保しております。今示されているスケジュールについては、医療従事者全国で400万人への接種が2月下旬から始まり、内、浜松市の医療従事者は2.4万人、次に65歳以上の高齢者3,600万人への接種が3月下旬から始まり、内、浜松市の65歳以上の高齢者は23万人、その次に基礎疾患を有する方、高齢者施設等の従事者への接種が4月以降から始まり、終了次第それ以外の方への接種となります。浜松市内の接種会場についてはまだ協議中で、区としてはどのような施設が接種会場として適切か検討しているところです。

(大石静夫 会長)

静岡県も緊急事態宣言が発令されたということで、私も含め皆さま方におかれましても、会合等への出席があると思いますが、感染予防をしっかり対策し十分に注意していただきたいと思います。

(2)次回開催日程について

~次回の会議について、令和3年2月25日(木曜日)の午後1時30分から浜北区役

所大会議室にて開催することを確認~

閉会

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お問い合わせ

浜松市役所浜名区区振興課

〒434-8550 浜松市浜名区貴布祢3000

電話番号:053-585-1141

ファクス番号:053-587-3127

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